ウォーター

第百十一部

 


「あんっ」

「凄いよ」

「あんまり見ちゃいや。こうしてるだけでも恥ずかしいのに。んんっ、息を掛けないで」

「感じるの?」

「わざとしちゃいやぁ」

「とってもいやらしく動いてる・・・」

友絵の秘口はゆっくりと収縮を繰り返しており、宏一の目の前にトロリとした液体を何度も吐き出していた。

「やぁ、そ、そんなこと・・・言わないで・・・・」

「食べちゃうよ」

「や・・・・・・・はい・・・・」

宏一は目の前に剥き出しになっている部分に顔をゆっくりと埋めていった。

「んんんんっ、んんぁあああぁーっ、んあっ、んあっ、んあっ、んあああぁ、あぅぅっ、ううっ、くうぅぅっ」

宏一ががっしりと友絵の腰を掴んで顔を埋めているので、友絵は腰を動かして自分から動くことができなかった。宏一は最初はゆっくりと時間をかけて舐めている。友絵は思いっきり仰け反りたいのだが、膝を抱えていてはそれもできない。もとより今日は宏一の望むように愛されるつもりで、さっきから必死に声を抑えているのだが、どうしても声が出てしまう。友絵の肉壁は既に活発に動いており、秘心からは止め処もなく液体が流れ出ていた。

こんなにも不自由で恥ずかしい格好なのに友絵は幸せだった。それほど今は自分を優しく受け止めてくれた宏一が好きだった。

好きなだけ秘唇を舐め上げ、声を必死に堪えている友絵に宏一は更なる快感を与えて友絵がまだ我慢できるのか試してみた。腰を抱え込んでいた手を伸ばして、小さな膨らみを優しく揉み立てて指で乳首を転がす。

「うあっ、あうぅぅぅーーっ、くううぅーっ、あぁぁーっ」

友絵は首だけを仰け反らせ、それでも必死に宏一の言いつけ通りの姿勢を保っていた。胸からも快感が押し寄せてきたので、膝を抱えている手は殆ど気力だけで支えていた。

宏一は更に舌の先で友絵の秘核をもて遊び、胸へ伸ばした手の指先で乳首をからかって友絵を我慢の限界へと追いつめていく。

「ううっ、ううっ、うううぅぅっ・・・」

それでも友絵は絶対におねだりをしなかったし、手を離したりしなかった。

次第に友絵は自分が今、宏一に愛されているという実感が涌いてきた。今までにない愛され方で感じている自分は新しい自分のように感じる。宏一に教えられるまま、友絵は宏一の顔に自分から秘部を擦り付ける事に熱中していった。

「ああっ、あんっ、宏一さん、恥ずかしいのに、嬉しいっ」

友絵は自分から一番恥ずかしい部分をさらけ出すことができたことに満足していた。そしてそれは、友絵の快感をさらに高めることに役立っていた。

宏一は友絵が十分満足するまでたっぷりと秘部を舐め続けた。以前から感じていた友絵を縛っている束縛から開放してあげたかった。あどけない女子社員でありながら、どこか暗い影を持っている友絵を変えてみたかった。それが今のセックスできっかけになるなら、友絵の望むようにしてみたかった。

やがて友絵が十分に満足すると、両手で押さえていた宏一の頭を離した。

友絵は次には挿入してもらえるものと思って両足を開いたままだったが、宏一は友絵の横に横たわると友絵を抱き寄せた。友絵はまだ息を弾ませているが、話ができないほどではない。

「宏一さん、どうしたの?」

「ううん、少し休憩、と思って」

「私が嫌らしいから呆れたの?」

「まさか。そんなことあるわけないよ」

「だって・・・・・」

そう言いながら友絵は宏一の胸に手を当て、ゆっくりとなぞっていく。

「『だって』なあに?」

そう言いながら宏一は友絵の手を肉棒へと導いた。友絵の指がそれを探し当てるとすばやく絡みつき、ゆっくりと愛撫を始める。

「そうじゃなくて、こう動かすんだよ」

宏一は友絵にしごき方を教えた。

「だって、こんな格好でしたことなんてないから・・・」

宏一は『それじゃぁ、どんな格好でしたの?』と言いそうになって、あわてて言葉を飲み込んだ。

「もう、こんなこと言わせないで」

そういうと友絵は肉棒をしっかりとしごき始めた。

「お口ではしてくれないの?」

「上手じゃないの、知ってるくせに」

そう言いながら友絵は身体を起こすと、肉棒を口に入れた。宏一はそのまま友絵の足を移動させてシックスナインの体勢に入る。

「今日はそっとして。今宏一さんにされたらすぐにいっちゃうから」

そう言うと友絵は熱心に口を上下させ始めた。宏一は目の前にある友絵の秘唇に息をかけながら、

「少しだけならいい?」

と聞いてみる。友絵は肉棒を一度吐き出してから、

「少しだけにして。今いきたくないの。ね?お願い」

と言ってから、今日は宏一が満足するように愛されると決めたことに気がつき、少し後悔した。

友絵の口が再び肉棒をしごき始めると、宏一は軽く秘唇を愛撫した。

「んんんっ、んぐっ」

それまでたっぷりとなめられて敏感になっていたのに、途中で中断されたために友絵の秘唇は更に敏感になっていた。友絵自身も秘部が熱く感じられたくらいだから、実際にはとろとろになっていたのだろう。宏一の舌に敏感に反応する。

「んはあっ、宏一さん、やっぱりだめ、それ以上されたら簡単にいっちゃうっ」

「一回いってごらん」

「いやぁ、宏一さんのこれが良いの。お願い、宏一さぁん」

友絵は宏一の肉棒をしごきながらおねだりをした。

「入れて欲しくなったの?」

宏一はダメ押しをするように言う。

「お願い、今日は宏一さんとひとつでいたいの」

そう言うと友絵は宏一を誘って挿入のために足を開いた。宏一は挿入の体勢をとって肉棒をあてがいながら、

「それじゃ、おねだりしてごらん」

とさらに友絵を焚きつけた。

「なんて言えばいいの?」

「して欲しいことをちゃんと」

「宏一さんが欲しい・・ああん、焦らさないでぇ、はやくぅ」

「おちんちんが欲しいんでしょ?」

「もう、そんなこと言わせないで・・・・でも、おちんちんが欲しいの。私の中に」

「ゆっくり入れるよ」

宏一はそう言うと、友絵の中に入っていった。すでに友絵の中は十分以上の潤いに満たされ、何の抵抗もなく入っていく。もともと友絵の締め付けは強くないが、今日はいつもよりもさらに弱い感じがした。しかし友絵の反応は強い。

「ああぁぁぁぁ、はいってくるぅぅぅ。宏一さん、おっきいっ、ああ、奥までくるの」

「どう?」

「いっぱいになってる。宏一さんでいっぱいなの」

「どんな風に動いて欲しい?」

「いっぱいがいいの。激しくなくても良いからいっぱい感じていたいの」

友絵はそう言うと、くっと腰を小さく左右に振った。

宏一は友絵の希望を叶える為に、友絵の足を持って大きく広げ、少しまんぐり返しのように胸のほうに折り返して肉棒をさらに深く挿入した。二人の茂みがピッタリと重なる。

「うぐぐぐぅぅっ、す、すごいっ、突き抜けちゃうぅぅ」

友絵は大きく仰け反って声を上げた。

宏一はその体勢のまま、ゆっくりと円を描くように腰を送り込んだ。

「ああぁぁーーっ、深いーっ、はううぅっ、だめえぇーっ」

「深すぎる?抜こうか?」

「いやあっ、抜いちゃいや、このままして、宏一さぁん」

ほとんど出没していないのに、宏一の肉棒の長さと太さは友絵に圧倒的な快感を与えていた。友絵はあまりの快感にすぐにいってしまうと思った。

「ほうら、こうすれば気持ち良いだろ?」

「だめぇっ、宏一さん、すぐにいっちゃうっ」

「やめた方がいい?」

宏一は少しだけ腰を引き気味にした。

「抜いちゃいやぁ、もっと、もっとぉっ」

待ちに待った挿入に友絵はいつになく積極的だった。実は舐められているときからずっと挿入を待ち続けていたのだ。想像以上の快感に友絵の理性はほとんど飛んでしまっていた。

「それじゃぁ、ほうら、こうすればいいだろ?」

宏一はぐりぐりと腰を動かしたり、密着させたままさらにぐっと押し込んだりを繰り返した。友絵にとっては堪ったものではなかった。いきなり最高の瞬間がどんどん近づいてくる。それは、できるだけ長く挿入を実感していたいと言う気持ちとは裏腹に、すぐそこまで最後の瞬間が近づいてきてしまった。声を上げながら宏一から逃げようとするかのように仰け反っていた友絵は、もう持たないことを悟ると宏一に両手を伸ばしてきた。

「ああぁぁっ、抱いて、宏一さん、抱いて、抱きしめて、いっちゃうぅっ」

「よし、いってごらん」

宏一は友絵に被さると、しっかりと抱きしめてやる。友絵の足は宏一の腰にしっかりと絡みつき、両手は宏一の背中に下からしがみついてきた。

「キスしてっ」

そう言って唇を重ねては見たものの、友絵はキスをするどころではなかった。唇は重ねたが、舌を絡める前に絶頂が友絵を最高の瞬間に押し上げる。

「うぐぐぐぐぅぅぅっ、ううぅぅーーっ」

宏一の肉棒が根元でぴくぴくっと締め上げられ、柔らかい肉壁がしっとりと絡みつきながら肉棒を何度も撫で上げた。

「くぅぅぅーーーっ」

歯を食いしばった友絵は息ができず、たまらずに顔を振ってキスから逃れた。友絵の身体をしっかりと抱きしめていた宏一は少し身体を起こし、友絵の硬く膨らんだ乳房をぎゅっと握って乳首を指で挟んでやる。普段だったら痛いくらいの強さだったが、絶頂を極めている友絵には壮絶な快感だった。

「あうぅぅーーーーっ」

さらに一度友絵は絶頂を極めた。友絵の頭の中が真っ白になり、一瞬上下の感覚がなくなる。

「はぁぁーーっ・・・ううぐっ・・・うっ、・・・・あうっ・・・」

友絵の身体はさらに何度か痙攣を起こし、そのたびに肉棒の根元が締め付けられた。

「はぁっ、はあっ、はあっ、はあっ、はあっ」

しばらくの間、友絵は話ができなかった。それくらい最高の瞬間だったのだ。友絵はぼうっとした頭の中で、こんな強烈なセックスをされて、宏一を拒むことのできる女の子がいるのだろうか?とぼんやり考えていた。そして、宏一に完全にのめりこんでいる自分に気がついた。

「一回抜こうか?」

宏一が優しく言った。まだ肉棒は友絵の中に入ったままで、十分な硬度を保っている。

「そのままでいて」

「動いたほうが良い?」

友絵の中の肉棒は、すでに弱い快感を生み出し始めている。動かずにいれば自分から腰を動かしてしまいそうだった。

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