ウォーター

第百二十一部

 

宏一はこの段階での仕上げに、少しずつ胸を強く揉みながら舌で一枝の胸元を愛し始めた。
「ああぁんっ、こういちさんっ。そんなに強くしたらぁっ」
「痛い?やめたほうが良い?」
そう言って宏一が顔を上げると、
「いじわるぅ」
と宏一の頭を抱きしめて再び自分の胸へと導いた。そして宏一が与える極上の感覚に酔いしれていく。そしていつの間にかしっかりと乳房を揉み込まれてもそれに応じて快感が身体に溢れる様になっていった。『さっきまではこんなに感じなかったのに、どうして?アン、私の身体、開発されてる?凄い、宏一さんて』一枝は宏一の大人のテクニックに喜んだ。そして『あのゆんがあそこまで開発されたのも分かる気がするな』と思った。そして『もしかしたら私もゆんみたいにあんなに激しく感じるのかな?』と胸をドキドキさせながらこっそり思った。
宏一は一枝がやっと夢中になってきたことに満足したが、まだ脱がすつもりはなかった。これから裸の身体はたっぷりと楽しめる。そう思うと、もう少しこの乱れた制服姿を楽しむことにした。
少し一枝の身体の反応が鈍くなってきたときに一度たっぷりとディープなキスをして区切りを付けると、身体を起こして一枝を見下ろす体勢になる。今の一枝は息を弾ませながら左右に大きく開いた制服を気にするでもなく、横を向いてじっとしている。
宏一がスカートに手を掛けると、一瞬びくっとしたが、それ以上に嫌がることはなかった。
「少しだけこっちも触るね。そっとするから」
そう言うと、乱れているスカートを捲り上げて中に手を入れ、腰の三角の布地の奥へと指を進めていく。一枝は少し不安だったが、さっきはちゃんとソフトに感じられたので、もう激しく嫌がることは無い。
宏一の指が両足の付け根の奥へと進むほんの少しの間だけ怖かったが、すぐにあの感覚が湧き上がってきた。
「ああんっ、宏一さんっ」
「感じてごらん、おっぱいをたっぷりと可愛がったからこっちも敏感になってるでしょ?良いんだよ。いっぱい感じて欲しいんだ」
そう言いながら宏一は優しく撫で上げる様に一枝の敏感な部分を愛撫していった。
「あぁぁぁぁっ、こ、こんなにっ!」
一枝は最初よりもしっかりと触られたために何倍にもなっている快感に驚いたが、今度は素直に受け入れることができた。しかし、宏一に見下ろされているので感じているのに夢中になれない気がする。
「宏一さん、恥ずかしいの。部屋を暗くして」
「一枝ちゃんをしっかりと見ないと良く分からないでしょ?感じてるのか嫌がってるのか」
「もう大丈夫だからぁ」
「ダメ。このままだよ」
「アン、恥ずかしいよぅ」
「恥ずかしくても良いんだよ。そういうものなんだから」
「でもぉ、暗いほうがぁ・・・ああんっ、ああうぅぅっ」
一枝は宏一が秘核の周りを丁寧に撫で上げるだけでシーツを握り締めて小さく仰け反った。しかし、まだパンツの上から触っただけではそれほど潤っているような感じはしない。やはり経験が無いので、感じてもそれほど直ぐに身体が反応しないらしい。経験の浅い男はバージンを相手にすると、少し感じただけですぐに先へと進もうとするが、本当はもっとじっくりと感じさせないと挿入の時に痛みばかり感じさせてしまう。女の子の身体は五分や十分で変わったりしないのだ。宏一は挿入を焦るつもりは無かったので、もっと一枝が恥ずかしそうに悶える姿を楽しみたいと思っただけだったが、それは一枝にとっても正解なのだ。


「ああんっ、そこから手をどけてぇ、恥ずかしいよう、宏一さあん、ああんっ、私の身体をどうするつもりぃ?」
心の中で『こんな事言っちゃった』と思いながら一枝は胸を突き出して大きく仰け反る。最初宏一の手が入ってきたときは何度かスカートの裾を直そうとしていたが、快感が強くなってきてからはそれどころではないらしく、スカートはすでに大きく捲り上げられたままだ。制服が左右に大きく開かれてスカートが捲れ上がっているので、優しく見下ろしている宏一にはすでに半分以上脱いでいるも同然だった。全裸の少女も綺麗だが、普段の制服姿のまま乱れている姿も可愛らしい。
宏一は乱れて感じている一枝の姿を眺めながら、次の開発の仕方を考えていた。その視線を感じながら小さく声を上げている一枝にとっては堪ったものではなかった。なまじ快感が同じレベルなので、恥ずかしさのほうが強くなってくる。
「ねぇ、宏一さん、恥ずかしいの、もう見ちゃいやぁ」
「こんなに可愛らしいのに、もっと感じてごらん」
「いやぁ、もうだめぇ」
一枝はとうとう堪らずに身体を反転させてうつ伏せの姿勢をとった。こうすることで少しだけ宏一の視線と愛撫から休憩を取りたかったのだ。
それを見た宏一の目が光った。一枝に教えたいことがはっきりとしてきたのだ。
「す、少し休ませて・・・・」
とうつ伏せで囁いている一枝のうなじを掻き上げると、後れ毛の辺りにそっと唇を這わせる。
「どうしたの?いやになったの?」
「ああんっ、そ、そんな・・」
一枝がびくっとして身体を硬くした。
「なあに?こうされるのはいや?」
宏一が囁いて唇と舌をうなじに軽く這わせるたびに一枝の身体の中を電流が走りぬける。
「ああんっ、あうんっ」
「これなら恥ずかしくない?」
一枝は素直に頷いた。確かにこの体勢なら見られる恥ずかしさはほとんど無い。
宏一は一枝が受け入れたので、さらに先へと進むことにした。軽くスカートを捲り上げると、先ほどから刺激されて敏感になっている部分をめがけて、今度は尻の方から指を進める。
「はあはぅ、だめぇっ!」
一枝は一瞬可愛らしいお尻を硬くして激しく拒絶したが、うつ伏せになっていては宏一の手が見えないので防ぐことはできない。簡単に宏一の指が尻の方から差し込まれ、布地の上から敏感な部分を刺激し始めた。
「それはっ、ダメえっ、変になるぅっ」
今まで一枝はこの体勢で感じたことは無かった。自分でそっと触るときは必ず仰向けだったから、こんな格好で感じること自体予想すらしていなかった。しかし宏一の指は的確に一枝の感じるポイントを探り当て、そっと優しく刺激してくる。強く触られれば無視することもできるのだが、そっとされると刺激自体は弱いものの、どんどん感覚が鋭くなっていく。
「宏一さん、ダメ、この格好はいや、ああんっ、許して」
「一枝ちゃん、これなら恥ずかしくないだろ?感じたいだけ感じて良いんだよ」
「こんな格好なんてぇ、いやぁ、やっぱり恥ずかしいよぅ」
「自分が一番安心して感じられる格好が一番なんだよ」
宏一は言葉巧みに一枝がこの体勢を受け入れるように仕向けた。一枝にとっても今は信頼できる宏一の言葉なので、嫌がりながらも少しずつ宏一の施す新しい愛撫を受け入れていった。
一枝は由美よりは少し下つきらしく、洋恵程ではないが後ろから愛するのも楽だ。おまけに秘唇がぽっちゃりとしているのですぐに秘核の位置を指で探り当てることができる。一人上手が好きなのか、秘核の感覚自体は結構開発されているようで、パンツの上から撫でるだけでポツッと飛び出したところがはっきりと分かる。そうっと繰り返し撫で上げると我慢できなくなる程感じるらしい。宏一は一枝にこの体勢を教え込もうと、時々秘唇から秘核を撫で上げるだけでなく、秘核の近くの感じやすい部分を指でくっと押し込んで一枝の身体に小さな稲妻を走らせた。
そして最初は嫌がって硬くしていた尻が、宏一の巧みな愛撫で少しずつ指を追いかけ始めると、自然に仰向けになっている一枝の尻が高く突き出され始めた。宏一が指の位置を少しずつ高くしているのだ。最初は全く気が付かなかった一枝だが、さすがにパンツが完全にシーツから浮き上がり始めると、宏一がどんな姿勢にしたいのかを悟った。
「はあっ、そんなぁっ、そんなことされたらぁっ」
「一枝ちゃん、もっと感じてごらん」
「いやっ、いやっ、こんな格好にしないで」
「一枝ちゃんが自分からお尻をあげてるんだよ。感じてる証拠でしょ?もっと感じて欲しいんだ」
洋恵は恥ずかしさに顔を枕に擦り付けながら宏一に与えられる快感に溺れていった。
「もっともっと感じてごらん」
「覚えちゃうぅ、こんな恥ずかしい格好なんて覚えたくないぃっ」
「ほうら、こっちも敏感になってるんじゃないのかな?」
宏一が下向きに膨らみきっている乳房をブラジャーの上から撫で回してやると、
「ああぁんっ、だめようっ、夢中に、夢中になっちゃうからぁっ」
「夢中になって欲しいんだ。もっと感じてごらん」
「まだ服も脱がされて無いのにぃっ」
夢中になっていた一枝は思わず本音を言ってしまった。
「大丈夫、恥ずかしくない格好でこんな風にもできるんだよ」
そう言うと宏一は、一枝の制服を捲り上げて背中を露出させると、その綺麗な背筋に唇を這わせた。
「あううっ!」
一枝は思わず背中を反り上げてしまい、自分からしっかりと四つん這いの格好になる。
「良い子だ。綺麗な背中だね。食べちゃうよ」
「ああうぅ、そんな事しないでぇ」
「ほうら、こうすると気持ちいいだろ?」
宏一はツーッと下を背骨に沿って這わせる。
「ああんっ、こんなことぉ、あああぁぁっ、だめぇぇっ」
「イヤなのかな?やめた方が良い?」
宏一は舌を這わせながら左手でブラジャーのカップをぱんぱんに膨らませている乳房を撫で回し、右手でパンツの中心部を丁寧に刺激しながらも、どの愛撫もあくまでもソフトに抑え、ゆっくりと焦らしながら一枝が快感を欲しがる状況を作っていった。
三カ所も同時に刺激されながら、全ての箇所で焦らされた一枝は堪ったものではなかった。
「そんな風にされたらいやぁ、宏一さぁん、ああぅぅ、いやぁ」
「イヤなの?やっぱりやめた方が良いの?」
「分かってる癖にぃ、宏一さん、ねえっ」
「ちゃんとおねだりしてごらん」
一枝は由美がどうして恥ずかしい言葉を平気で口にできるのか、今初めてその理由を知った。こんな風に仕込まれたら誰だって少しくらいおねだりしたくなる。一枝の身体はそのおねだりのご褒美に与えられるであろう快感を既に覚えてしまっている。『もう少しで我慢できなくなるぅ』洋恵の頭の中ではその言葉が渦巻いていたが、気をそらそうと思っても既に感じている状況から抜け出せるはずもなく、一枝にとってはだいぶ我慢したつもりでも、実際は十秒程度でその限界に来てしまった。
「宏一さんっ、お願い、してぇっ」
「おっぱいをモミモミしてって言ってごらん」
「いやああぁぁっ、そんなこと言えないっ、早くして」
「そうなの?言ってくれると嬉しいのになぁ」
「だめぇ、言えないの、言えないからぁ、ねぇ、早くぅ」
「大丈夫だよ、もうすぐ一枝ちゃんは上手におねだりできるようになるから」
「イヤ、イヤ、ならない、早く、ねぇ、もう、お願い」
「こっちだって、こっちだって、ほら、早く優しくして欲しくて待ってるんだよ。ちゃんとおねだりしてごらん?いっぱい優しくしてあげるから」
宏一はそう言いながら左右の乳房の先の敏感な部分を優しく、丁寧に、少し押し込むように撫で回した。

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