ウォーター

第百二十五部

 

「一枝ちゃん、どう?痛くない?」
「う・・うぅ・・・だ・・いじょうぶ・・・・」
「痛かったら抜くよ」
「いや・・・・抜かないで・・・・」
宏一の指は入り口の肉門で指の付け根が強烈に締め付けれられているが、指の先の方は処女特有のぶつぶつとした突起に包まれ、あちこちから包まれて複雑に押されている感じだった。
「少し慣れてきたら、だんだん感じてくるからね」
宏一は優しく言いながら、下向きに尖った乳房を軽く撫で上げた。
「も・・・もう、感じてる・・・みたい・・・」
一枝は少し息を弾ませながら正直に白状した。
「感じてくれてるの?」
「なんか・・・感じてる・・・と思う・・・」
一枝がそう言ったとき、宏一の指を包んでいる一枝の肉壁がゆっくりと動き始めた。まだ肉壁自体が固いので、宏一の指にはかなり強烈な刺激になっている。そして、少しずつ指の周りの潤いが増してきたようだ。
「どんな感じ?」
「は・・・恥ずかしいけど・・・・・気持ち良いの」
「いい子だ。正直に感じてくれたからご褒美をあげないとね」
そう言うと、宏一は一枝の乳房を優しく揉み始めた。
「ああん、そんな、ああぁぁ、・・・・ああぅ、どっちも・・・どっちも感じるぅ」
一枝は今の自分の姿を想像すると恥ずかしくて仕方なかったが、乳房を揉まれるだけで、快感が胸から宏一の指を受け入れている身体の奥深くに響き、そこからも快感が湧き上がってくる事に驚いた。
「いい子だ。もっともっと感じてね」
そう言うと宏一は、一枝の背中にも唇と舌を這わせる。
「はあぁぁっ、そんな、そんなことぉ、き、気持ちいいっ」
「まだまだだよ。もっと感じないと」
乳房を交互に揉んでいた宏一は、さらに乳首も指先で丁寧に可愛がり始めた。
「す、凄い・・・・は・・あ・あ・あ・あぁぁ・身体中が・・・感じるぅ」
一枝は生まれて初めて受け入れた宏一の指で感じていることが嬉しく、その嬉しさが恥ずかしさを覆い隠していくことで全裸で四つんばいになっているということも気にならなくなってきた。それほど宏一の与えてくれる快感は優しく、強烈だった。
「もう少しだよ」
「もう少し?・・はぁぁ、ううぅん、なあに?」
宏一は一枝の乳房を可愛がり続けながら項の辺りで囁いた。
「もう少ししたら、もっと気持ちよくなれるよ」
「どうすればいいの?」
「このまま感じていれば良いんだよ」
「だいぶかかるの?」
一枝は感じながらも、そろそろ体力の限界に近づきつつあることに気付いていた。確かにとても気持ち良いのだが、この姿勢を保ち続けるのはかなりしんどい。腕が疲れていて、ちょっと気を抜くと直ぐに身体全体がベッドに沈み込んでしまいそうだった。
「それじゃ、ちょっと早いかもしれないけど、試してみるかな」
そう言うと宏一は乳房を可愛がっていた左手で一枝の腰を下からしっかりとホールドした。乳房が開放されたことで、一枝は顔を枕に押し付け、上半身はべったりとベッドに沈んでしまった。
宏一はそれにかまわず、一枝の腰をしっかりと左手で固定して肉壁に包まれている右手の指をゆっくりと出没させる。まだ潤いが十分ではないので、慎重に、ゆっくりと指を使う。
「ああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
一枝は突然腰からの快感が何倍にもなり、枕にしがみつきながら声を上げた。
「痛いの?」
「ああぁぁっ、はあうぁあぅぅぅっ、くあぁぁぁぁ」
「気持ち良いの?」
「ああぁぁううぅぅぁぁぁ、はうぅぅぅぅーっ」
宏一が声をかけても一枝は顔を枕に擦り付けるばかりで何を言っているのかわからない。どうやら本人は頷いているつもりらしかったが、快感が強すぎて話ができないらしい。宏一は一枝が嫌がっていないことだけを確認したかったので、慎重にゆっくりと指を使って一枝に出没の味を教えていった。
「感じてる?」
一枝は何度も顔を枕に擦り付けて頷いている。
「この姿勢で感じたときはこうするんだよ」
そう言うと、宏一は左手を一枝の肩の下に当てて、ゆっくりと上半身を起こし、手を伸ばした四つんばいの姿勢にした。一枝が少しよたよたと身体を起こすと、優しく両手の間隔を開いて身体を安定させてやる。
「こうすれば、こうしてあげられるからね」
そう言うと、再び左手で乳房を揉み始めた。今度は先程よりもかなりしっかりと揉んでやる。
「あああぁぁぁーーーーーーーっ」
一枝は先程より、乳房も身体の奥からもずっと強い快感が身体を走りぬけたので、思わず大きく仰け反りながら乳房を揉まれる快感を味わった。頭の中で電気がスパークしたような感じがして、一瞬何がなんだかわからなくなっていた。一枝が強く感じ始めたからか、宏一の右手の指を包んでいる肉壁からは徐々に愛液が出てきて潤いを増していく。しかし、まだ肉壁の中で潤いのある部分と足りない部分が混在している感じだ。しかし、一枝にはきつい姿勢だったらしく、しばらく感じて声を上げていたが、とうとう、
「だめぇ、もうだめえぇっ」
突然そう言うと、ぐったりと身体をベッドに沈めてしまった。
「ご、ごめんなさい・・・・少し、少しだけ・・・休ませて」
一枝は激しく息を弾ませながら宏一に懇願していた。
「もうだめ、動けないよぉ」
息も絶え絶えに休憩を求める一枝を見ていた宏一は、少しやりすぎたかな、と思うと、自分も一枝の横になって、一枝の身体を優しく抱き寄せ、そっと髪を何度も撫でながら、
「少し急ぎすぎたかな?ごめんよ」
と少女の身体を労わった。
「・・・ごめんなさい・・・もうできないの・・・ごめんなさい」
一枝は宏一の思い通りにできない自分が申し訳なく、息を弾ませながら何度も謝った。
「良いんだよ。少し休憩すれば直ぐに元気になるさ。どう、喉乾いた?」
一枝はうんと頷く。そこで宏一は冷蔵庫からウーロン茶を取り出すと、一枝に渡そうとしたが、一枝は腕がうまく動かないらしく、受け取るのが大変なようだった。そこで宏一は自分が一口飲んでから、一枝にも口移しで飲ませた。最初、一枝はどうやって飲んで良いのかわからずに少し溢したが、何度か練習してからは宏一の口からごくごくと美味しそうにウーロン茶を飲むことができた。
喉を潤した一枝は、やっと一息つけた気分だった。宏一に抱き寄せられながら、怖がりの自分が裸で宏一に抱かれていることが不思議で仕方なかった。まだ身体中がだるさと快感で痺れている様な気がする。一枝は宏一に優しく髪を撫でられながら、『男の人に抱かれるって、こんな凄いことだったんだ』と思いながら、同時に『とっても安心できる気分だな』と思った。
そのまま一枝はしばらく宏一に寄り添って抱かれていた。一枝の息が落ち着いてくると、宏一の手は一枝の髪だけでなく、肩や背中も優しく撫で上げてくる。
「少し落ち着いてきた?」
宏一が尋ねると、一枝は小さく頷いた。身体中が充実感に満たされている感じで、あまりしゃべりたくなかった。
しかし、さらに宏一に身体を撫でられていると、又あの感覚が身体から湧き上がり始めた。身体を撫でられているだけなのに、なぜかとても気持ち良くなる。身体が再び反応を始めたのだ。一枝はどうしていいのかわからず、しばらくはそのまま大人しく抱かれていたが、少しずつ宏一の愛撫に身体が敏感に反応するようになる。宏一は一枝の身体が愛撫に反応して少しだけ動き始めたことに気がついていたが、一枝がどうするのか興味があったのでそのまま愛撫を続けた。
だが、この撫でられている時の感覚は、気持ち良くなると同時に身体がもっと先のことをして欲しいと焦れったくなっている感覚とも同じだった。少しずつ息が上がってくる。
「はぁ・・・・はぁ、はぁ・・・・・はぁ」
「一枝ちゃん?」
「また、身体が・・・反応して・・」
一枝は自分から『感じている』という言葉を飲み込んだ。身体を軽く抱かれ、優しく撫でられているだけなのに『感じている』とは言い難かったのだ。
「はぁ・はぁ・はぁ・はぁ・・・・」
「一枝ちゃん、可愛いよ」
「こ・・・宏一さん・・・」
「どうしたの?」
「なんか、変なの・・・・身体が、熱くなって・・・・」
宏一は一枝の背中をツーっと撫で上げたり、脇腹の裏側を軽く撫で回したりして、一枝を可愛がり続けた。一枝は身体が感じ始めたことがよくわかった。息が荒くなって、身体が次の刺激を欲しがっている。

しかし、宏一は冷静に軽い愛撫を繰り返しているだけなので、自分だけがどんどん感じているみたいでなかなか宏一に次のおねだりはできなかった。
それでもどんどん身体が感じてくると、一枝は何とか我慢しようと身体を宏一に軽く押し付け、その刺激で満足しようとした。
「はぁ・・はぁ、はぁはぁはぁ・・・はぁはぁはぁ」
「気持ちいい?」
「う・・うん・・・はぁはぁはぁはぁはぁ・・」
一枝はもっと大胆に身体を擦り付けたかったが、それでは宏一に自分が我慢できなくなっていることが知られてしまう。宏一がそれをどう思うのかわからなかったので、一枝は何とか身体を横から宏一にぴったりくっつけるだけで我慢しようとした。
すると、宏一は腕枕を兼ねて一枝の背中に回した左手の背中への愛撫だけでなく、右手で一枝の乳房の周りをそっと撫で始めた。
「ああっ、こ、宏一さんっ」
「どう?」
「だ、だめぇ・・・・・ああんっ、そんなことしたらぁ、ううっ」
「そんなことしたら、どうなるの?」
あくまで宏一は冷静だ。
「ああんっ、だめぇ、そこをされたらぁ」
一枝は『我慢できなくなる』という言葉をかろうじて飲み込んだ。
「どうなっちゃうのかな?」
「わ、分かんないっ、ねぇっ、ああうぅっ、はあぁっ、くぅっ」
「そうなの?分からないんだ。それじゃ、もう少ししたらわかるかな?」
一枝は宏一がわざと焦らしている事に気が付いた。しかし、今更自分からおねだりなどできるものではない。
「そんな、宏一さん、ねぇ、ねぇっ、宏一さんっ」
「可愛いよ」
「お願い、宏一さん、ああん、また、またぁっ」
宏一はそろそろ先に進むことにした。まだ感じ始めたばかりの一枝には、これ以上のことはできないだろう。
宏一は一枝の身体を仰向けにそっと横たえると、改めて乳房から愛撫を始めることにした。一枝の表情に安堵の色が浮かび、目をつぶってこれから起こることを期待している。
宏一はゆっくりと乳房の周りを指でなぞり始めた。弱い刺激だが、感じ始めたばかりの一枝にはちょうど良い愛撫だ。一枝は早く宏一が乳房をもっと大胆に愛してくれないかと、そればかりを思いながら目をつぶってじっとしていた。

トップ アイコン
トップ


ウォーター