ウォーター

第百三十部

 


ここで宏一が初めて自分で頭を動かし、舌で秘唇をなぞるように舐め始めた。もちろん、乳房を可愛がっている手はゆっくりと丁寧に揉み込んでいる。

「ああぁ、宏一さん、もう許して・・・、これ以上されたら・・ああぁ、だめぇ、はああっ、もうっ、ああっ、ほんとに死んじゃうぅっ、ああぁーーっ、いやぁーーっ」

由美は宏一の舌に敏感に反応する自分の身体をどうすることもできなかった。特に宏一の舌が秘核を下から上へと優しく舐め上げると、気が遠くなりそうな程の快感が体の芯を走り抜ける。今までの動きで疲れていた腰は、もう激しく突き上げられる事はなかったが、そんな事をしなくても宏一の舌は十分に由美の身体を燃え上がらせた。

「宏一さんっ、ああぁっ、だめぇっ、息が、息があっ、はうぅーーっ」

由美は何度か最後の力を使って宏一の頭を引きはがそうとしたが、快感が身体中を走り回っているので全く力が入らない。宏一は容赦なく、舌だけでなく口も使って由美の秘唇と秘核を舐め回し、舌で転がし、軽く吸い付いた。

「だめぇーっ、いやぁっ、死んじゃうぅっ、ああぁっ、こういっ、はあうぅっ」

由美は息も絶え絶えになりながらも、感じ、悶え、声を上げ続けた。嫌がりながらも由美の手は、宏一の頭を引き寄せたり、また、押し離したり、そしてまた頭を秘唇に擦り付けたり、と途中から夢中になって訳が分からなくなっている由美の状態をよく表していた。そして由美は軽く絶頂を極めた。

やがて宏一が由美を解放すると、由美は両足を大胆に全開にしたまま、激しく息を弾ませて空気をむさぼった。怠くて手も足も動かせない。とにかく、身体が回復するまでは恥ずかしい格好のまま居るしかないのだ。宏一の視線を秘部に感じながらも由美はじっとしているしかなかった。舐め上げられるだけでいったのは久しぶりだった。宏一の目の前で由美の入り口は小さくきゅっとすぼまる時に液体を少し吐き出した。

由美の可愛らしい声をたっぷりと聞いた宏一は、いよいよ挿入の時が来たと思った。ゆっくりとベッドを降りてから全裸になり、息を弾ませながら視線だけ宏一に合わせている由美に肉棒を見せつける。それは既に十分に反り返って固さを誇示していた。

宏一が由美に与えた休息の時間は長くなかった。何より宏一自身が我慢できなくなっていた。ゆっくりとベッドに上がってくる宏一を見て、由美は初めて宏一の肉棒に恐怖を覚えた。

「いや・・・まだ・・・待って・・・・まだ・・・」

まだ息を弾ませているので口の中がカラカラだ。足は全開のままなので、直ぐにでも挿入されてしまいそうだ。さんざん声を上げて悶え、身体がくたくたに疲れていた由美は本当に今挿入されたら快感に息ができなくなって死んでしまうと思った。頭の中を腹上死とか悶絶死とか言った言葉がよぎる。こんな状態で激しく出没されたら自分がどうなってしまうのか、全く予想できなかった。いつものような焦れったい前戯の後の挿入でさえ、宏一の激しい出没を受けると最後はくたくたになってしまう。ましてや既にくたくたになっている今挿入されたら・・・。『もし、耐えられなかったら・・・』そう思うと宏一の肉棒が恐ろしかった。

宏一は肉棒を誇示するように反り返らせながら、ゆっくりと由美の身体の上に四つん這いで覆い被さると、優しくキスを始めた。

「由美ちゃん、大好きだよ。心から大好きだ」

そう言いながら、まだ息を弾ませている由美の口から耳元、首筋へと優しい愛撫を施していく。

「はぁ、はぁ、はぁ、許して、はぁ、うううっ、ダメ、今はダメ、はうっ、入れないで、お願いです、少しだけ待って、はああぁぁ、だめぇ」

言葉では嫌がりながらも、由美は宏一の優しい愛撫を受けて、実は幸せだった。身体は絶対に無理だと言っているのだが、優しい言葉と愛撫を受けた心は宏一を受け入れたくて仕方がない。

宏一の肉棒が秘唇にあてがわれた。『あっ』と思った由美は一瞬、『もうダメ、入れられちゃう』と思った。しかし、宏一の肉棒は入り口から奥へとは入らず、宏一の手で支えられて秘口に差し込まれる事もなく、秘唇の周りで遊び回り始めた。『宏一さん、焦らしてる!』由美は一気に挿入されてしまった方が、よっぽど気持ちを一つにする事ができるのに、まだ肉棒に恐怖し続けなければいけない事に戸惑った。

「はぁ、はぁ、イヤ、はぁ、はぁ、ダメです、はぁ、はぁ、はぁ、お願いです、はぁ、はぁ、入れるなら、あうっ、いやぁ」

宏一は肉棒が秘唇や秘核に当たる時に、由美が見せる反応を楽しんでいた。肉棒が由美の敏感になった部分を突付いたり軽く擦ったりする度に、由美の表情が快感に流されそうになるのが良く分かった。

「いや・・・はぁ、ううっ、はぁ、はぁ、宏一さん、あんっ、今入れられたら、はぁ、はぁ、まだ息が、はぁ、はぁ、お願いです。んんっ、少しだけ待って、はぁ、はぁ、すぐ元気になりますから、はぁ、ああぁっ、お願いです、はぁ、はぁ、はぁ、少しだけ」

とうとう宏一の肉棒が由美の狭い入り口を見つけ、そこに入りかけた。先端がほんの少しだけ入り口を押し開ける。

「ああぁっ、そこはっ、宏一さんっ」

「由美ちゃん、どうする?」

宏一はそこで動きを止め、入れるかどうかを由美に任せた。

「そんな、宏一さんっ、ああっ、はいっちゃうぅっ」

由美は腰を突き上げたい欲求を最後に残った気力で抑え付け、宏一に懇願した。

「由美ちゃんはこれが欲しいの?」

宏一はさらにほんの少しだけ、先端を潜り込ませた。

「ああっ、入れられたらぁっ、ああんっ、だめ、我慢できなくなりますっ」

「由美ちゃんだって欲しいんじゃな・・・・」

「あああぁぁぁーーーーっ、だめぇぇぇーーーっ」

とうとう我慢の限界を超した由美の腰がぐっと突き上げられ、肉棒がズイッと由美の中に入っていった。もう由美にはどうすることもできなかった。体は疲れ切っているが、由美の身体の奥から湧き上がってくる肉棒が生み出す快感はそれを遙かに上回っている。由美の腰はぐんと跳ね上がって肉棒を飲み込んだかと思うと一気に吐き出し、また跳ね上がって肉棒を飲み込んだ。

 

「あぁぁっ、宏一さんっ、はああっ、はううっ、あうぅっ、あぁーーっ」

もう身体が止まらない事を悟った由美は夢中だった。体力の限界まで突っ走る以外に無い。しかし、宏一の腰の位置がまだ高いので、由美が思いっきり腰を突き上げても肉棒すべてを飲み込むことはできなかった。それは由美自身が一番良く分かっていた。

「宏一さんっ、もっと、もっとぉっ」

「おちんちんが欲しいの?」

宏一はそう言いながらゆっくりと腰を落としていく。

「それぇっ、おちんちんっ、もっとぉっ、ああぁーっ、いいぃーーーっ」

由美は更に足を全開にして腰を突き上げ、宏一の肉棒がすべて自分の中に収まるまで何度も腰を突き上げた。そして先端が一番奥に突き当たるのを待っていたかのように両手を宏一の首に巻きつけてしがみつき、両足は宏一の腰に巻きつけて、腰をぐりぐりとグラインドさせて秘唇が宏一の茂みに当たる感触に夢中になる。これは今まで由美がしたことの無い迎え入れ方だった。

敏感になっていたところを無理やり感じさせられた由美は、肉棒の快感がさらに強くなっていたので頭の中が真っ白になり、ただひたすら本能の命ずるままに快感を追い求めた。

宏一は由美に両手両足でしがみつかれた格好になり、ほとんど動くことはできなくなったが、腰だけは由美を満足させるように何度も動き続けた。

「ああぁっ、いいぃーっ、ああぁっ、あううぅっ、はうっ、ああっ、アーっ」

由美の中はすでにどろどろになっていたが、ぷりぷりとした肉壁は液体がたっぷりでも挿入の感触が鈍ることも無く、肉棒に最高のしごかれ感を約束していた。

由美にしても、無理やり感じさせられるとこんなに強烈な快感になるとは予想しておらず、夢中で新しい世界にのめり込んで行く。宏一はさらに大胆に肉棒を出没させようと、だんだんストロークを大きくしていったので、最後には肉棒を引いたときに完全に肉壁から吐き出されてしまった。

「いやぁーっ、抜いちゃいやぁーっ」

由美はさらにしっかりと宏一を抱きしめて、両足に力を込めて宏一を引き寄せた。ちょうど同じタイミングで宏一が肉棒を押し込んだので、すごい勢いで肉棒が由美の一番奥まで突っ込まれた。

「ああぁぁーっ、ああぁぁぁーーっ、はうううーっ」

由美にはもう、何がどうなっているのか分からなかった。そのまま一気に絶頂へと駆け上がっていく。

「もうっ、もおぉーっ、ああぁぁーーっ」

由美がいきそうになっていることを察した宏一が、肉棒を一番奥へと入れたまま、腰をぐりぐりと押し付ける。いつもは由美がいった瞬間に施す性技だったが、宏一はわざと少しだけ早めに由美の奥を楽しんだ。

「ああぁぁーーっ、あーーーーーっ」

由美の入り口がびくっびくっと肉棒を締め付け、全体がきゅうぅっと小さくすぼまって、さらに宏一に快感を与える。

「ああぁっ、ああっ、ああっ・・・ああぁっ」

ついに由美が絶頂を極め、短い硬直の後にゆっくりと身体中の力が抜けていって、細い両手とスリムな両足がぐったりとベッドに落ちてゆく。まだ入り口は時折びくっと痙攣を繰り返していた。まだ終わっていない宏一の肉棒は固く由美の中に刺さっており、由美と宏一はこの一点だけで繋がっている。ビクッと由美の入り口が痙攣する度に固い肉棒がザラァっと扱き上げられる。由美と宏一にとっては最高の快感だった。

「はあっ、はあっ、はあっ、はあっ、はあっ・・・・」

由美はもう全く何もできなかった。絶頂を通り越したのに、まだ突き刺さっている肉棒から快感が生まれている。まだ痙攣している肉壁がびくっと動くたびに由美は、

「あうぅっ・・」

と声を上げた。

由美は朦朧とする意識の中で、これで終わりだと思った。もう、これ以上はできないと思った。もう、しがみつく力も残っていない。余韻だけでも十分すぎる気持ち良さだった。

しかし、宏一はまだ終わっていなかった。由美の両足が無防備に左右に大きく開かれたままなので、どんな出没でも可能だ。宏一はゆっくりと起き上がり、挿入されたまま息を弾ませてぐったりとしている少女の細い腰を掴むと、膝立ちの姿勢で再び出没を開始した。

「ああっ、ああぁぁっ、はうーっ、はああっ、あうああっ・・・」

もはや由美には抗議する力も無く、ただ宏一のするがままに愛される以外に無い。胸のぷくっとした膨らみは宏一の腰が当たる度にぷるっと震え、由美の顎がくっと仰け反る。ただ、由美の頭だけは挿入に抗議しているのか、あるいは凄まじい快感から逃れようとしているのか何度も左右に大きく振られ、その度に綺麗なストレートヘアーが由美の顔を隠した。

腰を激しく送り出しながら宏一は、今の由美は人形のようだと思った。両手も両足も全く由美の意思で動こうとしない。ただ宏一の腰の動きに合わせて由美の身体が揺れるので、それに合わせて機械的に動いているだけだ。しかし、その人形は高校一年生の極上の性人形だった。

ほどなく宏一にも最後が迫ってきた。これほど素晴らしい少女とセックスしていては、いくら宏一でも長持ちするはずが無かった。

「由美ちゃん、出すよっ」

そう言うと、宏一は由美に覆いかぶさって肘で両手を支え、プルプルと振るえる乳房を両手の中に入れ、人差し指と中指の間で小豆大の乳首を挟みながら一気に揉み立てて最後の腰を使った。どくどくっ、どくっと精が由美の奥深くに浴びせられる。宏一は再び肉棒を奥深くに差し込んだまま、ぐりぐりと腰を擦り付けて最高の瞬間をもぎ取った。

宏一はその瞬間に、さらに由美を愛した証としてキスをしようとしたが、由美の顎はぐっと大きく仰け反っており、その瞬間を逃した。

由美は朦朧とした意識と強烈な快感の中で宏一が果てたことを知った。そしてその瞬間、ぐっと大きく開いた肉棒の先端が自分を再び絶頂へと導いたことを知ったが、ただ無意識に仰け反る以外に何もできなかった。

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・」

しばらく二人はただ激しく息だけを弾ませていた。そして宏一が小さくなりかけの肉棒を差し込んだまま由美を抱きしめ、身体を反転させて由美を上にしたが、ぐったりとした由美は何も言わなかったし、宏一も激しく息をしたままで何も言わなかった。

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・」

しばらく二人の息だけが部屋の中に響いていた。

トップ アイコン
トップ


ウォーター