ウォーター

第百四十八部

 


「ああんっ、またそれをするぅッ」

「だって、おねだりを聞きたいもん」

「私がそう何度も言うわけない・・・、あぅぅっ、そんなことぉっ」

「恵美さんが言ってくれるから俺だって嬉しいんだよ」

「こんなに感じてるのにぃ」

「ちゃんと言ってくれるともっとはっきり分かるから」

宏一はそう言って乳房の周りから乳首に向かって残酷な愛撫を続けた。

「早く、さっきみたいにして」

「さっきみたいって?」

「宏一さんが私の胸にしたこと、あぅ、はぅッ、早くぅっ」

宏一はこれ以上焦らすのを止めた。恵美には余り露骨なおねだりは似合わないと思ったのだ。

「こうかな?」

そう言って恵美の乳房を両方とも一気に揉み上げ、乳首を優しく指先で転がす。

「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーっ」

恵美の透明な声が小さく響いた。恵美は自分の胸がこれほど感じるとは知らなかった。自分でも胸は大きい方だと思っていたので、大きいと感覚が鈍くなる、と言う俗説を半分信じて納得していた。しかし、今は乳房が大きい分だけ多く快感が生まれているような気がした。揉まれても揉まれてもどんどん敏感になる。そして宏一の口が乳首を捉えると、宏一の頭を抱きしめて更に声を上げた。

「ああぁぁぁんっ、感じちゃう、感じちゃうっ、ああぁぁっ、感じちゃうぅーっ」

恵美は乳房からの快感で我慢の限界を超した秘核を慰めるために足を擦り合わせながら宏一の手がゆっくりと秘部へと移ってくるのを待った。しかし、宏一の指は恵美の茂みでいったん止まり、なかなかその奥へと降りてこない。恵美は気が狂いそうだった。しかし、宏一は恵美の乳房を何度も何度も愛してくる。宏一はまずここでたっぷりと乳房を愛してから先に進みたかったので時間を掛けたのだ。

「ああぁぁぁ、宏一さん、ああん、胸ばっかりぃ、ああんっ」

「恵美さんのおっぱい、とっても素敵だよ」

そう言うと宏一は更に恵美の乳房を楽しんだ。

「そこは、ああぁ、まだ感じるぅ、ねぇ、ああん、そっちばっかりぃ、ああっ、ねえっ」

さすがにまだ恵美は、初めての宏一の手を取って茂みに導くことはできなかったので、その分身体を捻って茂みを宏一に擦り付けることで我慢していた。宏一は恵美がたっぷりと焦れたのを確認してからやっと手を茂みの方へと伸ばしていった。

「恵美さん、触るよ」

「ああぁぁ、早くぅっ」

宏一の指がやっと茂みの奥へと入っていくと、そこは宏一の想像以上に熱くたっぷりと濡れていた。

「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーっ」

恵美は思いっきり仰け反ってその快感を貪ろうとした。しかし、宏一の愛撫は優しく、ゆっくりと中を掻き回すだけで強く刺激してこない。宏一は既にねっとりとしている恵美の秘唇の中を優しく掻き分け、探り、そっと擦っていた。

「あんっ、ああんっ、はうぅっ、ねぇっ、そんなぁっ、はうぅぅぅーーっ」

猛烈に気持ち良いのに更にその先が欲しくなってしまう。恵美は宏一に指で掻き回されながら更に先を欲しがった。

「ああんっ、宏一さん、もっとしても大丈夫よ」

恵美は思わずそんなおねだりをしてしまい、ハッとしたがもう遅かった。

「それじゃ、こうしてあげる」

宏一は恵美の足を開くと、秘部全体に手を当て、入り口に少しだけ指を入れて秘核と一緒に細かく刺激した。一気に快感が恵美の身体の中で爆発する。

「ひぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・」

恵美は両足を開いたまま思いっきり仰け反って声を上げた。それは恵美が完全に宏一に全てを許した証でもあった。カールした髪、ツンと先が尖った大きめの乳房、綺麗にカーブした腰、そして小さめで濃い茂みが宏一の脳裏に焼き付く。宏一はそのまま乳房に吸い付き、恵美から更にたっぷりと声を搾り取った。恵美は快感を受け止めるのに精一杯で、既に自分の格好まで気にしていなかった。

「ああぁぁぁぁぁぁん、いきなりこんなぁぁぁっ」

恵美は自分が一気に仰け反っていることを少し恥ずかしがった。しかし、快感が強くて身体が上手く動かない。宏一はしばらく恵美の身体が満足するまで秘唇をいじり続けたが、今まで焦らし続けてきたので恵美の身体が満足するまで相当時間がかかった。

たっぷりと恵美を感じさせた後、宏一は恵美の顔を半分隠している豊かな髪をかき上げて耳元で囁いた。

「恵美さん、それじゃ、今度はもっと恥ずかしくて気持ち良いことしてあげるね」

そう言うと宏一は指をさっさと抜いてしまい、恵美の下半身へと回った。

「何するの?」

恵美は少しの間ぼうっとしたまま宏一に聞いた。

「足をもう少し開いてごらん」

「それってもしかして・・・・」

宏一は恵美の足を開くとその間に顔を埋めた。宏一にされるがままに足を開いた恵美だったが、さすがにこれからされることが何かは分かった。

「ダメ、それは嫌なの」

恵美ははっきりと嫌がった。ただ、下半身が猛烈に疼いているので強くは嫌がらない。このまま宏一に身を任せてみたいという気持ちも確かにあった。だから、

「嫌、宏一さん、私、そんなこと、あんまり経験が無いの」

と付け足した。

「大丈夫。優しく感じさせてあげる」

宏一はそう言うと更に大きく足を開き、敏感になっている秘部の目の前に口を持って行く。ハッとした恵美はその頃になって慌て手足を閉じようとしたが、既にどうしようもなかった。

「イヤッ、それは嫌、お願い、本当にそんなことしたこと無いの、上手くできないから」

「大丈夫。恵美さん、ゆっくり感じさせてあげるから」

宏一はそう言ってゆっくりと舌を伸ばしていった。

「いやっ、いやぁぁぁぁ、それはいやぁ、ああぁぁーーっ、あーーーーっ、あぁーーっ、あぁーーっ」

恵美の声が一段と高くなった。恵美はこれまでに余り秘部を舐められて感じたことがなかった。十分に感じていない時に舐められると快感もあるがどちらかと言うと痛いのだ。身体の中で一番敏感なだけに痛みも感じやすいのだから当たり前なのだが、今まではそれを上手にリードしてくれる相手には巡り会っていなかった。しかし、宏一の舌の先が恵美の敏感なカバーを捉えると、それまで宏一の頭を押し出そうとしてもがいていた恵美の抵抗がぴたりと止まり、逆に足を開き始めた。

「ああぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーっ」

恵美は一気に夢中になった。宏一の舌は恵美の秘核をカバーごと優しく舐め上げ、更にその下の部分から秘唇と一緒にゆっくりと何度も形を確認するかのように往復した。それは恵美に生まれた初めて舐められる幸せを味わわせてくれる、嫌らしくて気持ちの良い舐め方だった。

「ああぁっ、はうぅっ、あうぅぅっ、あうぅっ、ああぁぁっ、くうぅぅっ・・・」

宏一のねっとりとした舌で秘部を丁寧に舐めあげられていく感覚が恵美を夢中にした。

恵美は必死になって宏一から与えられる快感に耐えた。いつの間にか自分から大きく足を開いていたが、恵美自身は全然気が付かなかった。

更に宏一が恵美の乳房へと手を伸ばしてくると、恵美は乳房を揉まれながら秘核を舐め上げられる喜びに夢中になり、頭を左右に振ったり手で口を押さえたりして快感に耐えていたが、最後は涙を流して喜びの声を上げていた。

「はあぅっ、あうぅっ、ああんっ、もっとっ、あうっ、あうっ、あうっ、いやぁっ、はうぅッ、そ、そこぉッ、ああぁっ、凄いっ・・・」

宏一の愛撫はそれほど恵美を夢中にした。あまり強くないので、次も次もと求めてしまう。そしてどんどん自分が夢中になっていく。そして最後はあまりの快感の強さに泣き出したのだった。

やがて宏一がたっぷりと恵美を満足させて顔を上げた時、恵美は放心状態になっていた。

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・・・」

恵美の息だけが部屋の中に響いている。

宏一はもっといろいろなことをして楽しみたかったが、ふとベッドサイドの時計を見ると既に時間は零時半を回っている。

「恵美さん、大丈夫?」

「うん、凄かったの・・・」

「いっぱい感じてくれて、嬉しいよ」

「宏一さんたら、私が嫌がったのにあんなことして」

「怒ってるの?」

「バカ」

「ベッドの上の恵美さん、とっても可愛らしくて素敵だよ」

そう言うと宏一は再び乳房を両手でグイッと揉み上げ、乳首を舌で転がし始めた。

「ああんっ、まだそれをするのぉッ、はうぅぅーーっ、身体が敏感になってるからぁッ」

恵美が再び仰け反ると、宏一はそのまま挿入の体勢を作った。恵美も宏一の体勢から察すると受け入れる姿勢を作る。しかし、宏一は直ぐには挿入しなかった。何度も丁寧に乳房を愛しながら肉棒の先端で恵美の入り口を探る。

「ああんっ、はうぅッ、アンアンッ、それはぁッ、あう、だめぇ、宏一さん、お願い」

恵美は宏一の肉棒の先端が入り口に当たったのを感じると、宏一を求め始めた。しかし、宏一は入り口を刺激するだけで入ってこようとしない。

「そんなぁっ、ここまで来てまださせるのぉッ、宏一さん、早くぅぅっ」

「恵美さん、最後くらいはおねだりして?」

「ああん、早く入って来てぇ、ね?大丈夫だから。入って来てぇ」

恵美の言う『大丈夫』というのがどういう意味か分からないが、宏一はもう少しだけ恵美におねだりをさせたかった。

「恵美さん、『オチンチンを入れて』って言ってごらん」

「いやぁぁっ、早く、早く入ってきて、入れるなら早くぅっ、もう待つのはいやぁっ、ねぇっ、早くぅっ、入れてぇ」

恵美も入り口を刺激されながら焦らされたので、宏一の言うおねだりよりも凄いことを言っていることに気が付かなかった。しかし、宏一はまだ入れようとしない。

「恵美さん、小さな声で良いから。俺にだけ聞かせて」

宏一はそう言うと、恵美の項を舌で愛撫しながら恵美の言葉を待った。挿入の体勢で肉棒でつつかれながらでは恵美に勝ち目はない。恵美は小さな声で囁いた。それは子供の声のように幼く聞こえた。

「オチンチンを入れて」

「うん、ゆっくり入るよ」

「ああぁっ、おっ、おっきいぃっ、無理ぃっ」

恵美は自分の中に突然巨大な容積のものが入ってきたので驚いた。大きいだけでなく猛烈に固い。入り口に先端が入っただけで無理やりいっぱいに押し広げられた感じだった。

「だめ、これ以上は無理。壊れちゃう。宏一さん、入らないと思うの。これ以上はだめよ」

「そう?少しずつだけど入ってるよ」

宏一は無理をせずにゆっくりと時間を掛けて恵美の中に入っていった。恵美の中は身体の大きさに合う程度の広さしかなく、確かに宏一の肉棒を入れるには抵抗感が強い。しかし、入り口の狭い所を抜けると、中はさほどブツブツが大きくないので少しずつだが入っていった。

「うう・・うううう・・・ああぁぁぁ・・・そんな・・・・こんなに太いのに・・・・ああぁぁぁ・・・・」

宏一は全部入らないかも知れないと思ったが、ゆっくりと時間を掛けたからか、肉棒はかなり恵美の中に入ってしまった。恵美は入り口は狭くて小さいが、意外に奥は広く、入れてさえ終えば後は確実に入っていく、そんな感じだった。しかし、恵美にしてみれば一杯一杯だった。無理やり巨大なものを押し込まれているのだ。グッとシーツを握りしめたままじっと耐えるしかなかった。何とか宏一のものを納めてはいるが、身体から汗が噴き出してくる。

 

 

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