ウォーター

第十九部

 

 足下のふらつく由美の腰に手を回し、腕を組んで歩き出した二

人は誰が見ても親密なカップルだった。もともと由美は15才にし

ては大人びて見える方だったから、宏一と歩いていてもつり合い

は良かった。由美は、一度頂上を迎えてすっきりしたとはいえ、

身体の中はまだ十分熱かったので早く全裸になって宏一と愛し合

いたかった。

「宏一さん、早くホテルに行きましょう。やっぱりちゃんと愛し

て欲しいです」

耳元で甘くささやく由美は、宏一の望んだ通りの少女になってい

た。二人は、時々物陰でさっと抱き合い、唇を交わして腰をこす

りつけあった後、再び何もなかったかのように歩き続けた。

 明治時代の町並みの一角に、Tシャツをプリントする屋台が出

ていた。宏一が、

「由美ちゃん、Tシャツをプリントしてくれるらしいよ。覗いて

みよう」

と足を止めた。

「お二人の記念写真をお撮りして、すぐにTシャツにプリント致

します。記念にいかがですか?」

女性が笑顔で語りかける。

「せっかくだから、記念に作ってもらおうか?」

「恥ずかしくて着れませんよ」

いやがる由美を強引に引っ張り込み、一人ずつのものをそれぞれ

一枚ずつ。二人のものを二枚作ってもらった。写真を撮るときは

いやがっていた由美も、できあがってきたのを見て、

「これからは、家で寝るときも宏一さんと一緒ですね」

と結構嬉しそうだ。レストランで冷たいものを飲みながら、二人

はどんなときに二人で写ってているTシャツを着ようか話し合っ

た。しかし、結局出かけるときに着るのはあまりに趣味が悪いの

で、部屋に写真代わりに飾っておこうと言うことで話がまとまっ

た。

 「そろそろ11時過ぎだね。もう、見たいものはないかい?」

「はい、一通りは見ましたね。あとはいくつか見たいアトラクシ

ョンがありますけど、予定があるならいいです。もうどこかに出

かけるんですか?」

由美がオレンジジュースを飲みながら問い返す。今回の旅では、

どのような予定になっているのか由美は全く知らない。宏一の後

をくっついていくだけだ。その方が面白そうなので逢えて聞く

ことはしなかった。

「そうだね、お昼のことを考えなくちゃいけないんだけど、狭い

部屋で二人だけでお弁当を食べるのと、広いお店でちゃんとした

食事をするのと、どっちがいい?」

「うーん、何のことかよく分かりませんけど、せっかくの食事で

すから、ちゃんとしたお店の方がいいです。お金なら私、少し持

ってきましたよ」

「お金の事じゃないよ、心配しなくていいよ。それじゃ、そろそ

ろ出ようか」

「分かりました。でも、もう一回だけ行きたいところがあるんで

す。時間はかかりませんから、いいですか?」

由美が少しまじめな顔をして言うので、

「もちろんいいよ。急がなくたって時間はあるから」

「いいえ、時間はかかりません。最初の3Dシアターに行ってみ

たいんです」

出入り口の近くのシアターまで由美は宏一の手を引っ張るように

して行くと、中に入った。映画はちょうど中間ぐらいなので、ほ

とんど出入りする人はいない。由美はそっと入ると宏一を一番後

ろの角に連れていった。

「まだいい席はいっぱい空いているじゃない」

不思議そうに由美を見つめる宏一に、

「いいんです、こうしたかっただけですから」

そう言うと、宏一の腕に手を回し、唇を押し付けてきた。『なる

ほど、映画館の一番後ろなら人目に付くことはないわけだ、音

も大きいから少しくらいの声は聞かれる心配もないし、由美は結

構大胆になってきたな』宏一が感心しながら由美の細い身体を抱

きしめ、身体をまさぐりながらディープキスで応えた。

由美は、身体を小刻みに宏一にこすりつけながら、唇からうなじ

に愛撫を受けていった。

やがて、満足した二人が離れると、そのまま外に出てきた。由美

は、宏一の耳元で、

「大胆なことするって思ってませんか?」

とささやいた。

「由美ちゃんにしては、結構大胆だったね」

「誰かさんのせいですよ。刺激的なことばかりするから・・・」

「気に入ってくれると思ってしたんだけどなぁ、刺激があった方

がいいだろ?」

「刺激がありすぎですよ。こんなことされたら、誰だって少しく

らい大胆な事しますよ。」

「そうかな?ま、いいんじゃないの?まだ刺激はあると思うよ」

「そうなんですか?もう、少々の事じゃ驚きませんよ」

宏一は得意げに大人ぶってみせる由美をタクシーに乗せると、京

都駅に向かった。

「京都はもう終わりですか?大阪にでも行くんですか?」

不思議そうに言う由美に、

「ほら、刺激があるだろ?」

とニヤリと笑ってみせる。

「分かりました。もう聞きません。お任せします」

由美は少々プライドを傷つけられたかのように外を向いてしまっ

た。しかし、そっと手を握ってくるあたりは宏一に嫌われたくな

い気持ちが素直に出ている。

 京都駅に着くと、新しい駅ビルの目玉の大階段をエスカレータ

ーでゆっくりと上がって11階のレストラン街を目指す。由美は巨

大な駅の中の4階から12階まで一直線に延々と続いている巨大な

階段に唖然としている。

「昨日着いたときはすぐに外に出ましたからこんな風になってい

るなんて気が付きませんでした。すごいですね」

「見物客のために屋根の近くにガラス張りの歩道も付いているん

だよ」

ほら、と頭上を指すと、天井近くに通っている空中経路が見えた。

しかし、エスカレーターを乗り継いで上に上がって行くと、空中

経路も実際は天井からかなり離れていることが分かってきた。

 そのまま11階のレストラン街に入って行く。夏休みの週末なの

で、かなりの人手で混雑している。いくつか店を廻ったが、由美

の気に入るような店は見つからなかった。

「ごめんなさい、狭くても二人でゆっくりお弁当を食べた方が良

さそうです。どの店も込んでいるし、ゆっくり食事できそうにあ

りませんね」

残念そうに言う由美に、

「じゃあ、名店街でちょっと高級なお弁当を買っておこう。お土

産はいいの?」

「親には内緒ですから買って行く訳にはいかないけど・・・、そ

うだ、一枝ちゃんに一つ買っていかなきゃ、和菓子がいいですね」

「それだったら、両親にも京都の出店があったと言って買ってい

けばいい」

「そうですね。宏一さんて、さすがに頭の回転が速いですね」

由美は嬉しそうにお土産を選び始めた。宏一は弁当の担当と言う

ことになり、京都の名物の野菜の炊き合わせが美しく盛られた松

華堂弁当とボリュームたっぷりの幕の内弁当を買った。その他に、

飲み物をいろいろ買ったりしているうちに時計は12時を廻り、由

美が新作の和菓子を選び終えてニコニコする頃には、列車の時間

が近づいてきた。

「そろそろ時間だからホームに出ようか」

「はい、こんなにいろいろ買っていただいてありがとうございま

した」

しおらしくペコリと頭を下げる由美に、

「由美ちゃんが喜んでくれて嬉しいよ」

とほっぺたにキスをすると、お返しに由美もチュッとキスをして

くれた。しかし、宏一が改札を入ってから東海道方面の上りホー

ムに入って行くと、由美は『もしかしたらこれで帰るのかしら、

でも、帰るのは明後日だから、新幹線じゃなくて普通電車に乗る

のかな、楽しかったけど、まだ帰りたくないわ。もう少し宏一さ

んに抱かれていたかったのに』と、すこし寂しくなってきた。

 やがてホームで待っていると、由美には聞いたことのない列車

名のアナウンスがあり、電気機関車にひかれて派手な緑色車体に

黄色のストライプの入った列車が入ってきた。

「これって、もしかしてブルートレインですか?」

由美はテレビでしか見たことのない寝台車に真昼の京都で出会う

とは思わなかった。目の前をゆっくりと動いて止まった列車の行

き先表示を見て由美は驚いた。『札幌』と書いてあった。

 

「エッ、札幌って北海道の札幌ですか?」

「そうだよ、他に札幌なんてないよ。早く乗らないと出発しちゃ

うよ」

由美は宏一にせき立てられて列車の中に入った。最後尾の車両だ

ったので、他に乗る人も見あたらない。中に入ると、昨日乗った

新幹線のような個室になっていた。由美は『もしかしたら、また

グリーン車かしら』と不思議そうに見回しながら通路を進んで行

く。

 「この部屋だよ、さあ入って」

宏一に案内された部屋に入って由美はまた驚いた。何と簡単な造

りだが2部屋になっている。入り口の部屋は居間になっており、

奥にはベッドルームがある。

「すごいですね、オリエント急行みたい」

最初は呆気にとられていたが、やがて由美は嬉しくなってはしゃ

ぎだした。発車してすぐに車掌が来て、検札をしてからカードキ

ーを渡してくれた。

 二人用の応接セットに座り、買ってきた懐石風の弁当と飲み物

を取り出して食べ始める。

「お店でちゃんと食事をした方が良かったかな?」

「そんなことありません、こっちの方が何倍も素敵です。こんな

綺麗なお弁当、見たことありません。それに、こんな列車に乗れ

るなんて初めてです。本当に北海道の札幌まで行くんですか?」

「もちろん行くよ。この列車は日本一の走行距離があるんだ。ず

っと日本海側を通って行くから、由美ちゃんには珍しいと思うよ。

今日は天気もいいし、日本海に沈む夕日が見れるんじゃないかな?

この列車の名前もトワイライトエクスプレスって言うんだ。黄昏

時が売り物だよ」

「素敵、素敵しか言葉が出てきませんね、おいしい食事を食べな

がら綺麗な景色を見られるなんて、そして宏一さんとずっと二人

きり」

由美は、何度か弁当の箸を止めて何かを考える仕草をしたが、や

がてにっこり笑うと、

「ありがとうございます」

と心を込めて言った。

 やがて、食事を終えた二人はベッドルームに入った。ベッドは

進行方向に向かって二つ並んでおり、ダブルとして使えるように

くっつけておいてあった。もともと新婚旅行用の部屋なのでこの

ような配置にしたのだろう。

由美がカーテンを閉めてから、宏一がベッドの脇に立つと由美は

跪いて宏一のファスナーを下げ、いつものように取り出して肉棒

を含んだ。

頭を器用に前後に動かしながらフェラチオを続け、あいている両

手でスラックスのベルトを外して宏一の下半身を脱がせて行く。

宏一が上半身の服を脱ぎ終わるころには、由美は最後の靴下を脱

がせていた。

 全裸の宏一はそのままベッドに腰を下ろし、時々由美の髪を撫

でながらゆっくりと一服した。由美は宏一に奉仕できることが嬉

しかった。由美の口の中で宏一の肉棒は堅さを増し、口に入りき

れなくなるほど太くなっていく。

『早く愛して欲しいわ、私ったらこんなにおっきく堅くしちゃっ

た』と思いながらも、宏一が満足している様子が分かるのでけな

げに口で愛し続けた。

「さあ、今度は由美ちゃんの番だよ」

由美が待っていた言葉だった。

「自分で脱ぐ?それとも脱がせて欲しい?」

由美は、恥ずかしかったが、

「脱がせて下さい、宏一さんの手で」

と言うと、立ち上がった。

今日の由美はTシャツとミニスカートである。宏一はゆっくりと

由美の肌を撫でながらTシャツを脱がしていった。くびれたウエ

ストから脇腹を撫で、ブラジャーを露わにする。由美はバンザイ

をして協力した。

きめの細かい白い肌をゆっくりと撫でながらTシャツを脱がすと、

指でブラジャーのカップの縁をなぞったり、カップの中心を指で

つついたりする。

 由美の吐息が次第に熱い、切ないものになってくるとフロント

ホックをパチンと外し、半球型の乳房を眺めた。昨日から何度と

なく揉み、舐め、転がしてきた乳首が、つんと宏一の目の前に突

き出してくる。まだ色も薄い幼さの残る乳首だが、既に感度は十

分に開発してある。両手で脇腹から乳房の周りまでゆっくりと撫

で上げて行くと、

「はーっ、宏一さん、早く全部脱がせて下さい、ベッドに行きた

いです」

と顔を横に向けて切なそうなと息を吐く。可愛らしい二つの膨ら

みは次第に堅く、さらに丸くなり、宏一に愛撫されるのを待ちわ

びているのがよく分かる。

「どんな風にして欲しいの?」

両手の指で乳房の下から弱くすくい上げるように愛撫してやると、

「あん、宏一さんにお任せします。だから、ベッドでして下さい。

でも・・いっぱいして・・・焦らさないで・・」

と目を閉じて答える。スカートのホックを外してジッパーを下げ、

スカートを足下に落とすと、ショーツの上から敏感な部分を一本

の指でゆっくりと撫で始めた。

 既に一度シアタービレッジでさんざん濡らされて乾きかけのと

ころに新たに液体がしみ出してきたので布地はねっとりとした感

触だ。秘核のあたりをゆっくりゆっくりと撫でてやると、

「宏一さん、お願いです、早く、許して下さい、もう、我慢でき

なくなってきました。アアン、もう、欲しくなって、アン、早く、

下さい」

再び体に火が付いた由美は、半分泣きそうになって宏一に許しを

請う。

「もう少しだけ、我慢できるね」

優しく命令すると、うわずった息のまま自信なさそうにコクンと

頷く。

「どうしても我慢できなくなったら言うんだよ」

そう言いながら、秘核のあたりから秘口のあたりをゆっくりと撫

で続け、由美の表情を楽しんだ。目を閉じて、息を荒げながらも

必死に我慢している少女の姿は官能美の極致といえる。口を少し

開けたり、きつく閉じたりしながらも由美は身体の中から沸き上

がってくる感覚に必死に耐えた。

 由美の目の下のあたりはぽっと赤くなり、身体の準備ができて

いることを教えている。また、乳房は尖って見えるほど堅く膨ら

み、乳首も宏一の舌を待って大きく突き出している。乳輪の部分

が小さい由美の乳首は、膨らむとほとんど突起だけになってしま

う。

やがて、由美の限界が近づいてきた。

「はあっ、宏一さん、もうダメ、我慢できません、早くっ」

せっぱ詰まった由美の声に、

「よし、脱いでから僕の上で四つん這いになりなさい」

と、宏一はベッドの上に上がって肉棒をそそり立たせて由美を待

った。

由美はショーツを急いでかなぐり捨てると宏一の上に四つん這い

になって宏一に被さり、唇を求めてきた。唇だけでは我慢できな

い身体は宏一にこすり付けてくる。

「ダメだよ、まずはオッパイから」

宏一が言うと、由美は左の乳房から宏一に含ませてきた。

「はうーっ、いーっ、右も、右も揉んでっ、早く手で揉んでっ」

由美が快感の中から宏一に可愛い声でせがんでくる。

「悪い子だね、こんなに感じるなんて」

宏一がその通りにすると身体を支えていられなくなったのか、両

手ががくがくと揺れているのが見える。

「さあ、お口で愛してあげる。上に来なさい」

「あぁ、イヤ、それは恥ずかしいです、今はイヤ」

口ではそう言いながらも、由美は身体を上に持ってきて、ベッド

のヘッドボードに手をつくと宏一の顔の上に座り込むように腰を

落としてきた。

「あーっ、あーっ、いいっ、恥ずかしいけど良すぎるっ、舐めて

っ、腰が、腰が止まりません」

宏一が何もしなくても由美の腰は前後に激しくグラインドし、自

分から造りだした快感の渦に巻き込まれて行く。

「あーっ、いや、良すぎます。こんなに強くしたら、すぐに、あ

あっ、止まりません。私、こんなことして、あううっ、もういっ

ちゃう、いっちゃう、まだ、止めて、まだいや、止めて下さいっ」

由美は自分ではどうにもできないといった風に宏一に助けを求め

たが、宏一が由美の腰を押さえたときには身体が硬直してしまっ

た。

「うううっ、ううっ、ううっ、ううっ」

宏一の目の前で由美の秘口が何度もキュッと激しくしぼみながら、

中から液体を絞り出すのが見える。

 宏一の胸の上に腰を下ろして、痙攣が収まるまで待っていた由

美は、

「このまま後ろに下がってオチンチンを入れてごらん」

と言うと、だるそうに体を動かしながらもゆっくりと腰を肉棒に

合わせるように後ずさりしていった。そして、

「アアン、やっぱりうまくできません、宏一さん、入れて下さい」

と腰の位置が決まらないのにじれてくる。

「ちゃんと自分で入れてごらん、あわてないでいいよ」

目の前で堅い乳房が揺れているのを見ながら宏一が言うと、何度

も苦労しながらやっと肉棒を自分の中に納めることができた。

「はううっ、入った、入りました。気持ちイイッ、いいっ」

由美の腰は生き物のように動き出す。宏一は由美の腰の位置を肉

棒の真上に持っていってから身体を押し上げ、騎上位で楽しむこ

とにした。宏一の肉棒を漁るようにあやしくゆっくりとうごめく

腰の上で堅い可愛い乳房が揺れている。

「はあっ、はあっ、はあっ、中が全部宏一さんでいっぱいになっ

てるっ」

髪を振り乱しながら悶える由美を見ていた宏一は、体を少し起こ

すと両手を伸ばしてぎゅっと三角形の乳房を揉む。

「あうっ」

白くて細い身体が弓のようにしなり、肉棒がきゅっと締め付けら

れる。由美のスラリとした白い身体が宏一の上で悶えている姿を

たっぷりと楽しんだ宏一は、

「最後は上になってあげるね」

と言うと、正常位で発射することにした。

「あーっ、うれしいっ、いっぱいしてください」

由美は宏一を迎え入れたまま身体を入れ替えて下になった。

 由美の中に入ったまま膝立ちの姿勢で肉棒を出没させていた宏

一は、ふと思い立って由美の両足を大きくV字に開いてみた。こ

の姿勢ではより深く入れることができる。

「はあん、深い、こんな恥ずかしいの、でも、いいっ、もっと、

深く」

あられもない声を上げて悶える由美は宏一の愛するペットである。

何度も深く入れては由美の高い声を楽しみ、何度も乳房を揉んで

は肉棒にからみつく肉壁の感触を楽しんだ。

 「どこが気持ちいいの?言ってごらん。言わないと抜いちゃう

よ」

「イヤ、抜いちゃイヤ、私の、あそこ、オ・・・、オマンコが気

持ちいいの、もっと入れて、オチンチン入れて、いっぱいして」

恥ずかしい言葉も何度も口にするうちに次第に抵抗がなくなって

きたようだ。由美の体がベッドの上で軟体動物のようにしなり、

宏一の肉棒を深く飲み込もうとする。

 夢中になっている由美は時々声を大きくした。あわてて宏一が

動きを止めると、

「いや、このまま続けて、やめないで、お願い」

と、自分から腰を持ち上げてくる。由美自身は声を大きくしてい

るつもりはないのだが、昨日から何度も挿入されているうちに自

然に声が大きくなってきたようだ。由美が尻に力を入れて腰を持

ち上げると、中の肉壁も宏一の肉棒を絞り込むようにしごくので、

宏一には最高の快感を与える。宏一は動いては止め、、止めては

動きながら由美の感触を十分に楽しんだ。既に何度も放出してい

るので宏一の持続時間はかなり長くなっている。

 何度も頂上の手前で引き戻されて、再び頂上に連れて行かれる

じれったさに夢中で腰を動かしていた由美だが、ついに由美は

「いいーっ、いきます、いきます、ああっ、あーっ」

と喜びの声を上げると、ブリッジを作って身体を硬直させた。

「ううっ、ううっ、うっ」

と痙攣する由美のブリッジの頂上の二つの膨らみをぎゅっと握る

と、

「あうっ」

と更にブリッジが高くなる。きゅっ、と締め付ける力が強くなっ

たのを感じながら宏一は由美の中に放出した。

 

 そのまま二人は何度も身体を繋ぎ、情熱をぶつけ合い、お互い

の身体を求めあった。由美は昨日から何度達したのか分からない

ほどだった。激しく身体を重ね、疲れると結合したまま眠り、目

を覚ますと再び求めあった。

由美は、激しいセックスに秘部が少しヒリヒリするようになっ

てきたが、それでも宏一に与えられる喜びはいささかも色あせな

かった。



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