ウォーター

第百九十部

 

目の前で一枝が愛されるのを目の当たりにしている由美にとっては、だんだん高まってくる身体を押さえて何が何でも耐えなくてはいけなくなってきた。もし、ここで由美が達してしまえば、直ぐに自分の代わりに一枝が肉棒を欲しがるのは目に見えていた。それは、今肉棒を身体の中に納めている由美としては絶対に譲れない所だった。しかし、じっと腰を動かさずにいることなど最早できないし、動き続けていれば、由美が欲しいほどではないにしても宏一が腰を突き上げてくる以上、少しずつでも必ず高まっていく。

「こ、宏一さんっ、少し緩くして、このままじゃ・・・ひゃうぅっ、あうっ、あうっ、あうっ、そんなぁっ、ああぁぁっ」

由美はそう言って、腰の動きを緩くして耐える体勢に入ろうとした途端、宏一はグッと強く腰を突き上げてきた。今までよりも更に深く大胆に肉棒が出入りする。

「ああぁぁっ、許して下さいッ、自分でがんばりますからぁッ、ああっ、ああぁぁっ」

由美が再び腰を動かし始めると、宏一の突き上げは少し緩くなった。

「あぁぁっ、宏一さんっ、ああんっ、良くなってきました。あんっ、あんっ、あんっ、自分からこんなに動いてるなんて、ああぁっ・・」

由美は自分で腰をくねくねと前後に動かしながら、だんだんと高まっていくのを受け入れるしかないと思った。由美は気付いていなかったが、由美の腰の動きはどんどん大胆になっており、今まで以上に嫌らしく肉棒を出没させている。しかし、身体がどんなに夢中になっても目の前に一枝がいる以上、ギリギリまで我慢する気持ちは変わらない。だから、自分から乳房に手を当てることはしなかった。しかし、我慢しようとすればするほど由美の腰は更に妖しくくねくねと動き、締まり始めた肉壁で宏一の肉棒をゴシゴシと擦って二人に快感を与えていく。

一方、乳房を揉まれながら乳首を舐め回され、更に指を出没されている一枝とて由美と状況は似たようなものだった。ただ一つ違うのは挿入されていないと言うことだけだ。宏一の指が激しく出入りしているので猛烈な快感が身体中を駆け巡っている。

「宏一さんっ、このままじゃ、ああぁぁぁっ、ダメッ、このままじゃいっちゃうっ」

「いって良いんだよ。上手にいってごらん」

宏一はそう言ったが、由美が挿入されながら感じているのに、自分は指だけでいかされるのは嫌だと思った。

「いやぁっ、指はいやぁっ、ちゃんと、ああぁぁっ、お願いッ」

さすがに由美を下ろしてとは言えなかったが、由美が終わるまで待てるかどうか全然自信がなかったし、このままはもっと嫌だった。

「まだ由美ちゃんが終わってないからね。もう少し待ってね」

しかし、どんどん快感は高まっていく。一枝は髪の毛が逆立つような快感の中でとうとう我慢できずに由美に声を掛けた。

「あうっ、あっ、はぁっ、ゆん、お願い、早く終わって、早く、ねぇっ」

「一枝ちゃん、このまま終わって良いのよっ、私はもう少しぃっ、ああぁっ、ああっ、いいっ、いいのぉっ」

一枝は進退窮まった。由美はまだ直ぐには終わりそうにない。きっと、このままだと自分の方が先にいってしまうと思った。

「ぁぁああぁぁっ、宏一さん、もうダメ、アーーーーーっ、このままいっちゃうぅ」

一枝はとうとうこのまま終わると思った。もう視線が定まらない。とにかく気持ち良い。もう指でも何でも良いと思った。

「一枝ちゃん、お口の上においで」

突然、宏一がそう言って指を抜き、一枝の身体を引き寄せた。一枝は何が何だか分からなかったが、宏一に言われるまま身体を起こし、ゆっくりと引き寄せられるように宏一の顔を跨いだ。秘部を自分から宏一に差し出すのはさすがに恥ずかしかったが、宏一に言われたことだし、この体勢は由美から宏一が喜ぶと教えられていたので躊躇いはなかった。大きく足を開いたのでタイトなスカートは自然に捲れ上がってしまう。

「さぁ、おいで」

「宏一さん、優しくして・・・・」

そう言うと一枝はそっと熱く濡れそぼった秘唇を宏一の口に押し当てた。

「あうぅっ」

宏一の舌が一枝の秘唇の中をゆっくりと舐め始めると、一枝の身体の中心から快感が脳天まで突き抜けた。まだ一枝は自分からゴシゴシと擦り付けられるほどの動きはマスターしていない。ただじっと舌の動きを受け止めるだけだ。しかし、自分は全く動かないだけに宏一の舌の動きがはっきりと分かり、嫌らしい気分が更に増していく。

宏一は最初、ゆっくりと一枝の全体を舐め回し、一枝が感じ易い部分を探り当ててから猛然と舌を使い始めた。更に舌から手を伸ばして一枝の乳房をワシッと揉み上げる。

「ああぁぁぁーーーっ、いきなり来たぁーーっ」

一枝は身体が倒れないようにするのが精一杯で、ただただ宏一に与えられた快感を感じるしかできなかった。スカートが捲れ上がり、ブラウスも殆どはだけられた格好で一枝は乳房を揉まれ、秘核を舐め上げられて悶えた。更に宏一の舌は一枝の秘口の部分を突き、グッと中に入ろうとする。

「そんなぁーーっ、そこはぁーーーっ、あアァァーーッ、ダメッ、それをされたらぁっ、いやぁっ、あアァァーーッ、はうーーっ、入れないでぇーーっ」

一枝はそう言ったが、最早宏一の攻めから逃げようにも快感で身体が動かない。感じるしかないのだ。宏一の両手は由美よりも少し柔らかいがボリュームのある乳房を揉み上げ、乳首を指の間に挟んだり転がしたりして一枝を夢中にしていった。

由美は宏一が何をしているのかだいたい分かっていたが、それよりも自分の方が先にいきそうで必死に堪えていた。さらに、だんだんと腰が怠くなってきて動かせなくなってくる。腰が動きを止めてしまえば、宏一の腰が突き上げを始め、そうなると一気に達してしまうのは明らかだった。

「ああぁん、宏一さん、もうダメです。もう持ちません。お願い、我慢させて」

由美がそう言うと、宏一が一枝の秘心から口を外し、由美に向かって言った。

「由美ちゃん、それじゃ、一度足を持ち上げて足の裏をベッドに付けてごらん。足を開いてしゃがむ感じで」

「はぁ、はぁ、はぁ、え・・・こう・・はうぅっ・・ううっ・・・ですか?」

由美は言われた通りにしたが、まるでトイレに入っているような姿勢での挿入になるので宏一の視線があったらとてもできないような格好だった。

「宏一さん、この格好ははずかしすぎますぅっ」

「ほうら、がんばってごらん」

そう言うと宏一は口を一枝の秘唇に戻し、再び舐め始めながら腰を軽く突き上げ始めた。由美は下から突き上げられると膝のクッションが使えるので身体が簡単に上下に弾む。

「ああぁぁーーッ、凄いこれぇっ、恥ずかしすぎますぅっ、ああぁぁっ、これじゃ、持たないぃーーっ」

由美はもうこれ以上は無理だと思った。それに、この姿勢では足の裏だけで身体を支えているので身体が前後にフラついて肉棒に支えられるような感じになってしまう。しかし、自分から膝をついて最初の姿勢に戻れば直ぐに宏一が強く突き上げてきてイカされてしまうと思った。

そこで由美は身体をまず安定させるために、目の前で向こうを向いている一枝の肩に手を掛けた。ほんの少し肩に手を乗せるだけでもずいぶんと安定した。

「宏一さんっ、もうすぐいっちゃいますッ、もうダメですッ、ああぁっ、もう、もう、本当にぃッ」

由美は宏一の腰がバウンドする度に大きく身体を上下させ、肉棒をたっぷりと味わいながら最後の段階へと入っていった。

一方、一枝も猛烈に感じていた。由美との会話で中断された後、宏一は一気に仕掛けてきた。何度も乳房を揉み、敏感な部分を一気に舐めまくり、秘口に舌をねじ込もうとする。

「ああぁぁっ、そこを舐めちゃダメッ、ああっ、だめぇっ、変な感じになるぅッ、ああぁぁっ、だめぇっ、お願いーっ」

一枝は秘唇が変な感じになってきたことに戸惑いながらも、もうどうにもできなかった。そして、生まれて初めてはっきりと絶頂を意識した。

宏一は一枝がそろそろ達しそうだと感じると、一枝の乳房を揉んでいた手を外し、一枝の後ろの由美へと延ばした。すると、由美が思ったよりも身体を前に出していたので簡単に由美の乳房に届いた。その時、由美の手が一枝の方に伸びていることを感じると、由美の手を一枝の脇へと導き、そのまま自分は由美の乳房を両手で包んで揉み上げ始めた。猛烈な快感が一気に由美の身体で吹き上がる。

由美は宏一が何をさせたいのか理解した。ただ、その通りに自分がしているのかどうか、最早良く分からなかった。ただ、導かれるままに柔らかいものを両手に入れて揉み始めたが、それよりも自分の身体が最後の時を迎えていたのでそれどころではなかった。

「はうぅぅっ、もういっちゃいますぅっ、あぁぁぁーーっ、あああああぁーーーっ」

由美は自分の身体が限界を超えたことを知り、必死に抑えてきた感覚を解放した。物凄い快感が身体の隅々まで電気のように走り抜ける。思わず両手の中の膨らみを握りしめた。

一枝は最後の最後になって、力強い宏一の手が乳房から離れていったと思ったら、いきなりソフトな優しい手が後ろから伸びてきて乳房を揉み始めた事に驚いた。宏一に揉まれるよりも遥にしっとりとした揉み上げ加減で『ゆんの手だ』と思った時には既に身体が感じていた。もう、そのままただ突っ走るだけしかできなかった。一気に身体の中で快感が爆発していく。

「ああぁっ、だめぇっ、ゆん、壊れるっ、壊れるぅーーーっ、ああぁぁーーーーっ、だめぇぇーーーーっ」

一枝はバージンをロストした日に二度目の絶頂を迎えた。しかし、あまりに短時間での激しい変化に一枝の身体のコントロールが一時麻痺した。

「ああぁっ、いやぁっ、いやぁーーっ、ダメェーッ、止まらない、いやぁーーっ」

ピピッ、ピピッと液体が放出された。その下には宏一がいるのだ。しかし、分かってはいても止められなかった。

「お願い、避けて、いやぁーーっ、だめぇーーっ」

一枝は声を上げた。そして更に数回、ピピッと漏らしてからやっと止まった。

その時、宏一は由美の肉壁がぎゅぅっと締まった刺激で我慢できずに放出していた。その余韻を楽しむ間もなく、一枝から温かい液体が飛んできた。大した量ではなかったが、宏一も驚いた。

「いやぁぁぁぁ、ごめんなさい、ごめんなさい。がまんできなかったのぉ。ごめんなさい」

一枝は絶頂の余韻に浸るどころではなかった。しかし、身体はまだ麻痺しており動かない。

「お願い、下ろして、動かないのぉ、宏一さん、ごめんなさい」

重い身体を何とか動かして降りようとする。その時になって、初めて一枝は由美が後ろから寄りかかっていることに気が付いた。

「ゆん、お願い、離して。降りたいの、ゆん、下ろして」

一枝に呼ばれて由美はやっと意識がはっきりしてきた。結局、一番壮絶な絶頂を極めたのは由美だった。『宏一さん、終わったの?』由美は自分の中の肉棒が小さくなっており、かなりぬるぬるしていることから宏一が放出したことを知った。そして、その時は一枝が何故そんなに降りたがっているのか分からなかった。それでも、そっと一枝から離れて自分もゆっくりと宏一から降りる。

一枝はフラフラになりながらも宏一から降りると、あちこち掴まりながらバスルームに行き、タオルを絞ってから戻ってくると、宏一の口の周りを拭き始めた。

「ごめんなさい。宏一さん、怒ってる?ごめんなさい」

「大丈夫だよ。別に汚い訳じゃないし」

「本当にごめんなさい」

その会話を聞いて、由美は一枝が何をしたのかやっと分かった。

「一枝ちゃん、シャワーを浴びてきたら?」

「あ、うん、わかった」

そう言って一枝はバスルームに入った。

「宏一さん、大丈夫ですか?」

「うん、大丈夫だよ。ほら、それほど濡れてないだろう?」

宏一はそう言ったが、宏一が起き上がると、頭のあった場所には少しシミができていた。すると、バスルームから一枝が顔を出した。

「宏一さんもシャワー、浴びなくて良いの?」

「うん、そうだね。一緒に浴びようか?」

「うん、そうして」

バスルームから一枝は喜んで答えた。だが、宏一が、

「ちょっと狭いけど、由美ちゃんも入ろうよ。なんか、楽しそうだよ」

「え?3人も?」

「うん、どうせ立ってるんだし、3人くらい大丈夫だよ」

そう言うと躊躇っている由美をせかせてシャワールームに入った。一枝はちょっとびっくりしたみたいだったが、快く二人をバスタブに入れてくれた。

 

 

 

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