ウォーター

第二部


「そっとするからね」
含めるように言うとスカートの中に手を入れ、太股の付け根あた
りを撫で始めた。洋恵は乳首を口の中で転がされる感覚に溺れそ
うになりながら、
「いや・・・いや・・・」
と小さい声で抗議を続ける。しかし、ここでやめるわけには行か
ない。そぅーっとパンツの中心のあたりを指で撫で上げる。
「くぅーっ」
洋恵の体を新しい感覚が突き抜ける。
宏一は、そのまま指で何度も撫で上げながら、
「ほら、気持ちいいだろ、もっと感じてごらん」
そう言いながら秘丘全体を揉み上げたり、中心を指で押したりし
て洋恵を大きな渦の中に巻き込んで行く。さらに首を支えている
左手はうなじを愛撫し、舌で乳房をなめ回し、時々乳首を口の中
で転がす。
「先生、ああーん、こんなに、ねえ、いいの?こんなに、あん、
気持ちいいっ。こんなに、いっぱい、されたら、はーっ、忘れら
れなくなっ、あっ、だめ、こんな同時に、待って、あーっ」
洋恵は体の全てで感じているような、新しい感覚に飲み込まれて
いった。

「はーっ、ううっ、あんあん、先生・・・・自分でするより、ずっ
といいっ」
思わず、とんでもないことを言ってしまった自分に驚き、
「いやっ、見ないで、だめっ」
と手で顔を隠しながら感じ続ける。宏一は、そうだったのか、も
う自分でもするようになったんだ。子供だとばっかり思っていた
のに、と少し感心して、
「僕にしてもらう方がずっといいだろ。ほら」
と唇で乳首を軽くはじく。
「あっ、先生が、いけないのよ、こんな、ううっ、こんなこと、
ああん、あん、教えるから、はぁっ、気持ちいいっ」
息を弾ませながら洋恵は、私は先生のものになるんだわ、と考え
始めていた。

 結局洋恵が帰ったのは、6時近くなってからで、4時間も感じ
続けていたために、帰る足元は少しふらついていたが、
「また今度ね」
と言うと恥ずかしそうに下を向き、コクンと頷いた。宏一も少し
疲れていたが、少女を自分の思い通りに出来た満足感に包まれて
いた。世の中にセーラー服の中学生をゆっくりと開発できる男が
何人いるだろうかと考えると、よし、完全に教え込んでやる、と
ほくそ笑んでいた。

 翌日から、木下部長の身辺調査を開始した。学生時代に少しだ
けやっていた布団の訪問販売のセットを引っぱり出し、会社の住
所録で部長の住所を調べると、さりげなく近所の主婦から情報を
仕入れて回った。
 近所の主婦たちは、珍しく若い男が愛想を振りまいてくれるこ
とに口が軽くなり、宏一が、
「どうしてももう少し売りたいんですけど、お宅がだめならあそ
この木下さんはどうでしょうね」
と水を向けると、自分が買わなくてもいいのなら、と色々な情報
を喜んで提供した。その結果、一日足らずの間でほしかった情報
のほとんどが手に入った。

 木下部長の家は夫婦と娘の三人家族で、妻は体があまり丈夫で
はないために、ほとんどの家族生活は父と娘の二人でこなしてい
るらしい。妻は、朝食と軽い夕食を作る程度で、父と娘は二人で
時々外食などではめを外しているようだ。帰宅時間は、父は平日
はだいたい八時半頃、娘は六時から八時半頃であり、この前、宏
一が尾行した時間とも一致している。
また、娘は私立の有名進学校に通っており、進学塾も週に三回程
度通っている。近所の主婦の一人は、
「かなり成績はいいみたいですよ。ボーイフレンドはいないみた
いだけど」
とよけいなことまで教えてくれた。

 さらに細かい準備に二日ほどかかったが、準備が整ったところ
でいよいよ計画をスタートした。まず、娘が帰宅した時間を見計
らって木下部長の家に電話した。
「はい、木下です」
若い声で返事が聞こえた。よし、これでほぼ成功だ。宏一は、
「もしもし、木下営業三課部長のお宅でしょうか、私、東京食品
サービスの常務補佐の三谷と申します。少しご相談したいことが
あるのですが」
と話し始めた。
 由美は、お父さんの会社の人みたいだけど何かしら、と不思議
に思いながら、
「はい、どの様なことでしょうか」
と答えた。
「実は、木下部長の営業を管理するソフトから不正が見つかりま
して、内々にご相談したいことがあるのですが、二、三十分程お
時間をいただけないでしょうか。ご家族にご相談させていただく
のが一番良いと思いまして、お電話させていただきました。明日
の六時に目黒駅の近くのエリーゼという喫茶店にお越し願えませ
んか、こちらでお宅様を見つけますので来ていただければ結構で
す」
と用件を切り出した。

 この店は由美の通学路にある喫茶店なので必ず知っているはず
だ。由美には、何か仕事のトラブルらしいと言うことはわかった
が、何故、自分が出ていかなければいけないのかわからずに
「はぁ、父とも相談しまして伺う事にさせていただきます」
と答えた。
「いえ、木下部長にはお話にならない方が良いと思います。実は
木下部長はまだご存じ無いのです。いま、下手に部長に動かれま
すと事が公になりますので、私としても内々に処理することが出
来なくなってしまいます。部長に話されるのはそちらの自由です
が、私としてはあまりおすすめしません。どちらでも結構ですが、
明日、詳しくお話しさせていただきます。それでは失礼いたしま
す」
と一方的に話して電話を切った。

 由美は困ってしまった。今まで父に内緒で何かしたことなど無
いのだ。ましてや父の仕事のトラブルらしい。母に相談しようか
とも思ったが、心配させるだけなのはわかっているので今回はと
りあえず話だけでも聞いてこようと思った。
 明日は、塾の日だが、仕方ないから休むことにした。その日、
とうとう父には話さなかった。自分も父の役に立ちたいというけ
なげな心が災いすることとなった。
宏一は、電話の様子から間違いなく由美はくると確信していた。
どうせ塾の日なのだから、出かけても問題ないはずだ。進学塾な
ど何日休んでも塾は確かめることなどしないものなのだ。金を納
めていれば、出席しようとしまいと個人の自由であるというのが
たいていの塾の方針である。

 翌日、約束の時間の五分前に喫茶店に入った。すでに由美は来
ていた。店の中程のボックスで心配そうに外を見つめている。宏
一は、さあ、始めるぞ、と気合いを入れると由美の向かいの席に
座った。

 「初めまして。本日はお越しいただきまして申し訳ございませ
ん。改めてご挨拶させていただきます。私、こういうものです」
とパソコンで作った名刺を差し出す。由美は名刺を受け取ると、
「監査課の三谷さんですか。あの、父が何かトラブルにでも関わっ
ているのでしょうか」
と心配そうに尋ねた。
「はい、実は、こちらをごらんになって下さい。先週の臨時営業
監査でこのようなものが見つかりました。これは、営業活動を管
理するソフトですが、こことこの部分に実際には存在しないはず
の計算式が入っており、こことここに一定の割合で販売間接費を
操作した結果が現れます。この金額は特定の口座に振り込まれる
ようになっています」
と大型の角封筒から取り出した資料を並べて説明を始めた。

 由美には、何のことかわからなかったが、説明を聞くうちに次
第にこのソフトを使って横領が行われていることは判ってきた。
そこで思い切って聞いてみた。
「で、父とどの様な関係があるのでしょうか」
宏一は一呼吸置くと、
「この口座番号を知っているのは木下部長お一人なのです。つま
り、このソフトを作れる人は部長以外にいないのです。残念なこ
とです」と言った。
「父が不正を働いているなんてしんじられませんが・・・」
と絶句してしまった。何故、父が・・・、仕事にあんなに打ち込
んでいるのに・・・そんな思いが頭の中を駆けめぐっていた。

 「理由は解りませんが、ほかにも証拠はあります。ここに書い
てある番号は各営業マンのIDとパスワードですが、この番号の
全てを知っているのも木下部長だけなのです。例えば、これは先
週の記録ですが」
と言って、別の封筒からバサバサとプリントアウトを取り出した。
「先週の金曜日に、この口座に臨時短期倉庫使用料の名目で4万
5千円が振り込まれています。金額的には大した額ではないので
すが、銀行に問い合わせた結果、即日引き出されていることが分
かりました。何か、心当たりはありませんか」
と、さも何も知らないと言った風に尋ねた。

 あっ、と由美は驚いた。金曜日と言えば、父に喫茶店でお小遣
いを1万5千円もらった日なのだ。確か、株の配当が出たとか言っ
ていたが、こんなお金だったとは。さらに宏一は、
「木下部長は社内ではパソコンのことは何も知らないと言った風
を装っていますが、部長の提出されたレポートを調べた結果、か
なり高度な処理が行われていることが判っています。とても素人
に作れるレポートではないのです」
と残念そうに言った。

このことにも由美には心当たりがあった。昨年は、半年以上夜中
までパソコンの勉強を続けていたのに、この前自宅にかかって
きた電話では、
「わしがパソコンのことを何も知らないのをいいことに、みんな
パソコンの難しい用語を並べて説明する」
と言っていたのを聞いて、去年お父さんだってパソコンを買って
夜遅くまでだいぶ使っていたじゃないの、変だわ、と思ったこと
を思い出したのだ。
 由美は目の前が真っ暗になる思いだった。宏一が、
「心当たりがあるんですね」
と言うと、由美はつい頷いてしまった。宏一はタバコに火を付け
ると、
「やはり、そうでしたか」
とイスに改めて深く座り、由美をじっくりと眺めた。

本当に美しい。ほとんど理想的と言っていい。特に少し小さめだ
が、ぷくっと膨れた胸の大きさや腰のラインなどは大人と子供の
中間だが、宏一の好み通りのラインを描いている。この細いうな
じをなめ回したらどんな声を出すのだろうと考えながら、じっと
由美が話すのを待っていた。
「どれくらいのお金なんですか・・・」
由美は何とか自分で出来る金額であればいいと思いながら、宏一
に尋ねた。実は、宏一にはそんな細かいことは分からない。該当
する全ての記録を調べるのは、本当に監査をやってみないと分
からないからだ。
「現在分かっているだけで、二百七十三万二千円ですが、最終的
には五百万を越えると思われます」
と何も書いていないメモ帳を見ながらゆっくりと答えた。
「そんなお金、家にはありません」

由美は自分の家の経済状態をある程度は知っていた。今の家は3
年前に新築で購入したのだが、購入直後から母の体調が崩れ、大
学病院に定期的に通うようになった。入院も二度ばかりあるが、
父は母の言葉も聞かず個室の広々とした部屋を借りた。その支払
いを由美がしたのだが、三百万を越えていたのだ。
近頃、父が車を手放したことからも用意に経済状態は推測できた。
「どうすればいいんでしょう」
最後に口から出たのは悲しみと困惑の言葉だった。
「本当は、この金額を返していただければ、それで内々に処理す
るつもりでご相談したのですが、困りましたね」
「父に正直に相談してみます」
由美にはそれだけしか言う言葉が見つからなかった。ここで宏一
は噛んで含めるようにとどめの言葉を出した。
「お話になるのはご自由ですが、ここで下手に部長が動くと返っ
て注目を集めることになります。最悪の場合は、私の外で問題に
なる可能性もありますので、部長の進退が問われる事にもなりか
ねません。その場合、私が内々に納めようと思っても法的処置を
執らざるを得なくなるでしょう」

 由美の頬を涙が伝わった。もう、どうしようもない。この家族
は崩壊してしまうんだわ、そう思うと心の中が真っ白になった。
宏一は、十分由美が落ち着くのを待って、そっと切り出した。
「先ほどから伺っていると、実に同情する点もあります。こんな
かわいらしい娘さんを泣かせるのも私の趣味じゃない。どうです。
私が個人的にご相談に乗ってもいいですよ」
由美は、
「どういうことですか」
と少しだけ興味を示した。
「じつは、私は五年前に妹を交通事故で亡くしまして、それ以来、
未だに独り身です。貯金もあります。もし、あなたが、妹の役を
演じてくれるなら私が、少しずつですがお役に立ちたいと思いま
す。どうです。私の妹になっていただけますか」
と最後のカードを出した。由美には選択の余地はなかった。ただ、
言われたとおりにするだけである。宏一の指示が終わると、
「よろしくお願いいたします」
と頭を下げ、重い足取りで帰宅した。
 
 翌日の夜、洋恵の家庭教師として一時間ほど勉強を教えた後、
宏一はいつものように両手を服の裾から入れて洋恵の乳房の形を
楽しんでいた。まだ洋恵は勉強を続けていたが、短時間の愛撫で
すでに洋恵の乳房は堅く膨らみ、乳首の突起が指の感覚を楽しま
せていた。相変わらずバストの下側のラインは素晴らしい。洋恵
は、
「はっ、はっ、はっ、はっ」
と息を弾ませている。洋恵がすでにその気になっているのは十分
分かっていたが、宏一はまだじらすことにした。
「ほら、ここは現在完了を使うんだよ。そう言えば分かるだろ、
もう一度考えてごらん」
と、あくまで勉強を要求した。
「せ、先生、だって、よく考え、られない、はっ、ねえ、お願い」
洋恵は我慢の限界が近づいてきたことを察するといつも通りにお
ねだりを始めた。
「じゃあ、これが出来たら優しくしてあげる。ほら、がんばって」
と突き放した言い方をする。洋恵はどうにか助動詞と動詞を変化
させ現在完了形にしたが、どうにも我慢できなくなってきた。

「先生、お願い、して」
と胸を左右に振りながらねだる。
「仕方ないな、じゃあ、洋恵のおっぱいを揉んで下さいって言っ
てごらん」
宏一は耳元で恥ずかしい言葉を要求した。
洋恵は、
「そんなの、いや、ね、お願い、優しくして、早くぅ」
と抵抗していたが、体はどんどん快感を要求してくる。
ついに我慢できなくなると小さな声で、
「洋恵のおっぱいを揉んで下さい」
と言った。

宏一が両手をぎゅっと絞り込むと胸の膨らみから快感が洋恵の体
を駆けめぐった。
「はぅーっ、いいーっ、あーっ」
と絞り出すような声を上げると膝を激しく擦りあわせる。膝が机
の下に当たってがたがたっと音を立てた。宏一が、あわてて手を
緩めると、
「いやっ、まだいやっ、先生、もっと」
とおねだりする。宏一は、
「もっと、なーに?」
とじらすと
「もっと、揉んで、もっと」
と恥ずかしそうに言う。
「じゃあ、今度はこうしてあげよう」
そう言うと、洋恵のシャツの胸元のボタンを外すと左手を差し込
み、ブラジャーの中の乳房を手のひらに包むと、右手をスカート
の中に入れて両足を少し開かせ、パンツの上から割れ目をなぞる
ように愛撫し始める。
「ああん、せんせっ、あん、あん、ううっ」
と体を左右に振りながら我慢できないと言った風に小さく声を上
げる。
「ほーら、気持ちいいだろ。この前の土曜日の復習だよ。ちゃん
と復習しなきゃね」
と言って、両手で少女には刺激的な快楽を造り出す。

 左手で包み込んでいる乳房の中心にぽつんと飛び出している乳
首を二本の指で挟んだり軽く押し込んだりすると、洋恵は体をぴ
んと伸ばして
「もっと復習して、もっと、こんな復習ならいっぱいする」
とかわいらしい声で宏一を喜ばせた。そして、しばらく楽しんだ
後、宏一が両手をゆっくりと抜くと、少し息を弾ませながら
「ねぇ、予習はしないの?」
と恥ずかしそうに聞いた。

「予習は洋恵ちゃんにはまだ難しいから、僕の部屋に来たらゆっ
くりと教えてあげるよ。今度の土曜も来てくれるね」
と誘いをかけた。
しかし、
「土曜日と日曜日はクラブで隣町の中学校に遠征なの」
と残念そうに答える。
「じゃあ、来週の土曜日は?」
と聞くと、
「二時でいい?」
と言ったので、
「早めにおいで、少しでも一緒に長くいたいから」
と答えると洋恵はうれしそうに頷いた。
 これで、しばらくは楽しめそうだな。そして、明日からは由美
も手に入る、忙しくなってきたぞ。と心の中でニヤリとした。



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