ウォーター

第二百十五部

 

『ううううっ、いやぁぁぁぁぁ』香緒里は目を覚まそうかどうしようか迷った。しかし、ここで目を覚ませば更に激しい事をされそうな気がする。『やっぱり起きていたんだね?今までずっと寝たふりしてたの?気持ち良かった?』と言われたら何と言えばいいのか分からない。香緒里が迷っている間に、今度は宏一のもう一方の手がパンツをお尻からずらして脱がせ始めた。
『そんなぁぁっ、あああっ、前と後ろから同時なんて、そんなの卑怯よぉっ』香緒里はそう思ったが、逃げ場の無い状態で一番恥ずかしいところ露わにしてくる宏一のやり方に心のどこかで感心しても居た。『こんな風にされたら逃げられないじゃないの。女の子にこんな格好させるなんて、三谷さん、すごく嫌らしい、三谷さんの思い通りにされちゃってる』そう思うと、この宏一のやり方が自分には一番合っているのかも知れないと思った。
しかし、宏一の手は香緒里が動けない間も香緒里のパンツはどんどん下ろされ、とうとう膝まで下げられてしまった。香緒里は腰を落としたいのだが、宏一の左手が茂みをすっぽりと包んで下から支えているのでぺたんと腰を落とせない。
『ああん、いやぁぁぁ、脱がされたぁ。素っ裸になったぁ。いやぁ』香緒里はどうしようも無い恥ずかしい格好でパンツを下ろされてしまった。脱がされるのを防ぐには足を開けばよかったのだが、さすがに宏一の目の前でパンツを下ろされて足を開く勇気は無かった。香緒里は足を開かなかったので宏一はあっという間にパンツを膝から抜き取った。
『こんな格好、いやぁぁ、絶対いやぁ』香緒里はそう思っていたが、目を覚ましたりはせず、枕をしっかりと握り締めて顔を埋め、じっとしていた。
宏一は香緒里を四つん這いの姿勢のままパンツを脱がすと、香緒里の秘部をじっくりと観察する事にした。香緒里の後ろに回って香緒里のお尻を見てみる。すると、ぽってりとした秘部がお尻からはっきりと出ていた。しかし、秘唇そのものはそれほど分厚くないし、完全に下付という訳では無く、秘唇は香緒里のお尻から前の方へと続いており、暗い部屋の中でも秘部が濡れているのが何となく分かった。足を開いていないのに秘唇の中に半分隠れた秘核が光っており、何と言うか、一言で言えば『とてもそそられる』秘部だった。
『うわ、凄い。香緒里ちゃんのここはこんなになってるんだ。足を閉じてるのにこんなにはっきり見える。びらびらが嫌らしくてすごく可愛い』そう思うと、宏一の顔は引き寄せられるように秘部へと近づいていく。香緒里の秘部には小さな襞襞が飛び出しており、敏感な秘核を半分ほどそっと隠している。宏一は自然にそこを探検したくなってきた。香緒里の秘部に顔を埋めてみたいという欲求が急速に強くなった。
香緒里は突き上げたお尻の方に宏一の顔が近づいてきたのが何となく分かった。『あっ、後ろから見てる。いやっ、そんなとこ見ないで。お願いっ、ああん、いやぁ、ああぁぁぁ、息がかかってるぅ、あああっ、だめ、そんなとこに息を掛けないで。あうっ、そんな近くで見ないで。だめっ、こんな事しないで。いやっ、ああっ、だめっ、うそ、ああっ、感じるぅッ、いやぁっ、こんな格好で感じさせないで、だめぇっ、ああっ、でもいいっ。こんな嫌らしい格好で感じさせられてるぅっ』香緒里は四つん這いでお尻を突き上げた背徳的な姿勢でじっくりと息を掛けられ、恥ずかしさの余り枕に顔をぎゅっと押し付けて身動きできなかった。しかし、秘部には宏一の熱い息が何度も掛けられ、その度にぎゅっと枕を握り締めないと声が出てしまいそうだ。とにかく息をかけられるだけでとてつもなく気持ち良い。
こんなことは初めてだった。もともと香緒里はいろんな方法を試してみたいと言う欲求はあったのだが、彼氏は普通のやり方をしたがったし、香緒里も偶に自然に違う方法ができそうになっても、いざとなると嫌がったりしたので裸で四つん這いになって愛されるなどしたことが無かった。高校生が自宅で昼間にするのと違って幸いにも部屋は薄暗いので何とか我慢できる状況だ。香緒里は恥ずかしくて仕方なかったが、それでももう少し先まで冒険してみることにした。
すると、とうとう香緒里の秘部に温かくてヌメヌメしたものが押し当てられた。
「んんっ」
香緒里の身体がピクッと震えて少し声が出た。『ああっ、いやっ』もちろん香緒里は宏一が何をしたのかはっきりと分かっていた。宏一が顔を近づけてぬめぬめしたものを押し当てたのだから答は一つしかない。
『後ろから舐めてるぅっ。こんなことっ』香緒里はかろうじて嫌がるのを抑え込んだ。その間にも宏一のぬめぬめしたものは秘核の周りを丁寧に包み込んで優しく刺激してくる。香緒里は何となく『舌の先じゃなくて全部で舐めてるっ』と分かった。『んんんっ、声が、声が出ちゃうぅっ、くうぅっ、こんなに嫌らしいことされるなんてぇっ』香緒里はあまりに嫌らしいことをされ、じっとしているのが精いっぱいだった。
秘核の周りでほんの少し舌が動いているだけなのに、次々に強力な快感が与えられる。
『んあぁっ、ああっ、んんっ、だめっ、いやっ』香緒里は声を必死に堪えて思い切り枕を握り締め、ひたすら宏一の愛撫に耐えた。『こんなに嫌らしいやり方があるなんて。こんな恥ずかしい格好で感じさせられるなんて』香緒里の頭の中では『いやらしい』『恥ずかしい』『感じてる』と言う言葉が渦巻いている。そこで声が出ないように顔を枕に埋めてとにかく我慢することにした。
ただ、心の底ではこのやり方を受け入れて喜んでいる自分が居る事も分かっていた。こんなのを彼にして貰う事など絶対無理だし、この姿勢なら香緒里は表情を見られる心配が無い。香緒里にとっては、この背徳的な姿勢で舐められる事よりも、それに感じている自分の表情を見られる方がずっと恥ずかしかったのだ。
宏一の舌は秘核をゆっくり舐め回していた。香緒里の秘部はねっとりとした液体を出しており、宏一はチロチロ舐めるよりもヌメヌメと全体を舐め回し、更に優しく閉じた秘唇の間に割り込んでそっと中を舌で包んで蠢いている。その宏一の舌の動きは香緒里の脳裏にはっきりと刻まれていた。『んあぁぁっ、そんなに、ああぁぁ、嫌らしく舐めないで。あああ、くうぅぅ、声が出ちゃうぅ、あああぁぁ、そこをそんなに舐めちゃだめぇぇ、すごく感じるぅ』香緒里はゆっくりと舌で秘核の回りを舐め回され、あまりの快感に声を上げそうになる自分が恥ずかしくて仕方なかった。頭の中を掻き回されるような壮絶な快感だ。香緒里は身体をぴくぴくと震わせながら、宏一の与える初めての快感に飲み込まれていった。
彼に舐めてもらったことはあるが、彼のは十分に感じる前に無理やり口で強く舐め回すだけなので少し痛いし、時間も短い。しかし、宏一は舌を広く使って全体をゆっくり優しく舐めてくるので舌の動きが良く分かるし、とにかく気持ち良い。はっきり言えば、自分の指で触るより気持ち良かった。
『ああぁぁぁ、こんなのだめぇ、私、もっともっとして欲しくなるぅ、ああぁぁ、こんなに恥ずかしい恰好してるのに、これはだめよぉ』香緒里はそう思いながらも、あまりの気持ち良さに、自然に少しずつ足を開いていった。『ああぁぁっ、だめっ、足が開いちゃうっ、ああっ、ちょっとでも開くと気持ち良いっ、だめっ、開いちゃだめっ、あああっ、もっと舌に当たるぅっ。足が勝手に開くぅっ』香緒里は枕をギュッと握りしめて顔を埋めながら、勝手に足が少しずつ開いていくのを止められず、宏一の巧みなテクニックに翻弄されていった。
『三谷さん、なんて上手なの。女の子の身体をよく知ってる。こんなの、最高っ。抵抗するなんて絶対無理っ、こんなことされて嫌がれる女の子なんて絶対いない。ああっ、どんどん良くなるぅっ、ああぁぁっ、うそ、え?うそっ、身体がっ』香緒里は夢中になって感じていると、あの感覚が近づいてきたことに気が付いた。『嘘でしょ?舐められるだけでいきそうになってる?ああっ、あああぁっ、だめっ、それだけはだめっ、こんなのでいっちゃったらっ、だめっ、見られたくないっ』香緒里は今までいったことはほとんどなかった。彼と二人でとても気持ちが載っていた時に一度あっただけだ。
『いやぁ、こんな格好でいかせないで。あああああ、だめぇぇ、そんなにしないで。あうっ、ああん、そんなに嫌らしく上手に舐めちゃいやぁぁ』
香緒里はあの感覚が小さく盛り上がっていくのを止めようがなかった。『こんなに簡単に、ああっ、だめ、もうだめ、ああっ、いやぁっ、だめっ、もう我慢できないぃっ』香緒里は何とか行くのを我慢しようとしたが、宏一の舌は容赦なく次々に新しい喜びを送り込んでくる。そして、香緒里の感じる部分を的確に刺激してくるのだ。どうしようもなかった。香緒里はとうとう我慢の限界に敗北した。『あああぁぁっ、だめぇぇっ、いっちゃうぅっ、見られちゃうぅっ、いやぁぁぁっ、ああっ、だめっ、いくっ』
香緒里の身体がぴくっと震え、小さな頂上を越えた。
「うぐぅぅっ、ううっ・・・・ううう・・・・・」
香緒里は声なのか息なのか分からない声を上げて小さな絶頂を越えた。『はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、嘘でしょ、こんなの、あり得ない。初めての人に少し口でされただけでいっちゃうなんて、それもいきなり後ろからよ』香緒里は弾む息を枕に押し付けて殺しながら、久しぶりに超えた頂上の感覚に驚き、実は楽しんでいた。『ああん、最高にしてもらったぁ。こんな素敵なことになるなんてぇ、なんて上手なの』香緒里は枕に息を吐きながら、しばらくの間陶然となっていた。
その間に宏一は香緒里の横に移動した。そして、高く突き上げられた香緒里の腰をそっと抱き込むと、膝立ちの姿勢で今度は指を使い始めた。
『んああぁぁぁっ、また始まったぁっ、あああっ、指でしてるっ、これもいいっ』香緒里は指で秘核の周りや平らになった部分を丁寧に刺激されて再び快感に耐えなくてはいけなかった。
しかし、宏一の指はずっと敏感な部分を撫でているわけではなく、快感の強い部分を少しだけ弄るとすぐに別の場所に移ってしまう。夢中になりたくてもすぐに快感が無くなるので、じっと次に快感が与えられる瞬間を待ち続けることになる。特に一番感じる部分は一秒くらいしか触ってこないので、夢中にはなれない。だから感じようとしても快感にのめり込めず、香緒里はだんだん強烈に焦らされることになった。
それでも一瞬の快感の後、少しするとまた快感が与えられるのでどんどん宏一の愛撫に夢中になり、次の瞬間を待ちわびてしまう。そして、どんどん敏感にされた身体はほんの少しでも感じる部分を撫でられると、一瞬だが身体がとろけるほど気持ち良い。香緒里はいつの間にか、一瞬だけの快感をじっと待ち続けるように躾けられてしまったのだ。
『どうして指でされるだけでこんなに気持ち良いの。私の身体、どうしてこんなに感じるの?どうして彼より気持ち良いの?あああぁぁ、もっと、もっと早く、すぐに次をして、そんなにゆっくりは嫌ぁ』香緒里は宏一の愛撫で身体が勝手にぴくぴく動くのが恥ずかしくて仕方なかった。愛撫が丁寧でゆっくりなので、身体が勝手に一つ一つの愛撫に反応してしまうのだ。
宏一の指は香緒里の秘核の周りのパーツを丁寧に愛撫していき、香緒里はその度に身体を小さく震わせる。『お願い、気が付いちゃいや、私の身体に気が付かないで』香緒里はそう思いながら熱い息を枕に吐き続けてじっと感じていないかのように耐えていたが、もちろん宏一には香緒里の身体が小さく震えているのが良く分かっていた。
やがて香緒里は我慢の限界にきた。もうとにかくもっとして欲しくて仕方ない。一瞬だけの快感の次を待ち侘びるのができなくなってきたのだ。無意識に顔を左右に振って枕に擦り付け、いやいやをする。だから今度だけははっきりと声に出しておねだりをしようかと思った。
すると、それが宏一に伝わったのか、宏一の愛撫が変わった。今度は指先だけではなく、指の長さを使って秘唇全体をゆっくり擦り始めた。それは今まで一瞬しか快感を与えられなかった香緒里に連続的で強烈な快感を与えることになった。
「んぁぁぁぁぁぁーっ、んんんんっ、んううぅぅぅっ」
抑えようもない快感が一気に吹き上がり、香緒里は枕に声を吐き出すしかなかった。宏一は決して強く触っているわけではない。どちらかと言うとそっと触っているし、比較そのものに触っているわけではないのだが、一瞬だけ気持ち良い愛撫で敏感にされた身体は優しい愛撫でも強烈な快感を生み出した。
「んあぁぁぁぁーっ、んんんんんっ、んうぅぅぅっ」
香緒里は宏一の指がゆっくりと秘核の両側を撫でているのが良く分かった。頭の中が真っ白になるほどの快感に耐えながら、『どうしてこんなに感じるの?私の身体、壊れた?とにかくむちゃくちゃに感じるっ。こんなにされたら声だって抑えられない。なんでこんなに気持ち良いの?とにかく凄すぎるうッ』香緒里は抑えられない声を枕に沁み込ませながら、これで完全に宏一にばれていると分かっていても目を覚まそうとはしなかった。
すると、宏一の指は秘核の両側だけでなく、とうとう秘口も可愛がり始めた。しかし、入り口でくりくりと円を描いたり、ほんの少しだけ指を入れて肉門の手前で止めたり、ほんの少しだけ肉門を開けかけて止めたり、と言うのを秘核の両側の愛撫に織り交ぜ始めた。
香緒里は最初、『いやっ、そこはだめっ、入れないで。だめっ、入れたらだめよぉっ』とお尻を小さく左右に振って嫌がっていたのだが、次第に肉門を何度も刺激されてその先が欲しくなってきた。
『だめっ、指を入れられたら絶対本物が欲しくなっちゃうっ。中はだめっ、このままじゃないとだめっ。入れちゃだめぇっ』そう思ってはいたが、すでに凄い恰好をさせられて頭の中が真っ白になるほどの快感を与えられているのでお尻を左右に振るくらいしか拒絶を示すことはできなかった。
そして更にそれも何度も肉門を刺激されているとだんだん我慢できなくなってくる。
『ああんっ、こんなので我慢させられるのはいやぁっ、いつまでこうしてなきゃいけないの?もう我慢できないっ、こんなことして楽しいの?もういやぁっ、ああっ、そこっ、またちょっとだけなんてっ、もうっ、入れるなら早く入れてぇっ。こんなことを続けるのはもういやぁっ』いつの間にか香緒里はお尻を最大限高く上げ、自分から少し足を開いて身体を安定させて宏一の指を受け入れやすくしていた。
香緒里はもう恥じらうどころではなかった。声こそ出さなかったが、はっきりと頭を何度も左右に振り、我慢の限界であることを示している。
それでも宏一は直ぐに指を入れたりはしなかった。さらに何度か指をとぷっと秘口に入れて、肉門を少しだけこじ開け、香緒里が期待に身体を硬くすると、すっと抜き去って秘口の両側の愛撫に戻ってしまう。
とうとう香緒里は限界を超えた。
「だめっ、嫌っ、早くっ、だめっ、早くっ」
小さな声ではっきりとおねだりを口にしてしまった。それは宏一にもはっきり聞こえた。しかし、実は香緒里自身には声を出したという認識は無かった。だから香緒里は目をつぶったままだった。
そこで宏一はとうとう香緒里の願いをかなえてくれた。
「指を入れるよ」
小さな声でそう言うと、中指をグググッと香緒里の中に押し込んでいった。
「ああああーっ、すごいいぃーっ」
今度ははっきりと声を出してしまった。肉門を刺激されるだけで声を抑えきれなかったところに指を一気に奥まで差し込まれたのだ。バージンではないと言ってもまだまだ経験の少ない香緒里にとって、身体の中から湧き上がる壮絶な快感は鳥肌が立つほどの凄まじいものだった。
宏一の指は香緒里の中にずっぽりと入ると、ゆっくりと中をかき混ぜ始めた。
「んああぁぁぁぁぁあああぁぁあああぁぁぁーっ、いやぁぁぁぁぁ」
香緒里は指を入れてゆっくり掻き回されるだけでは我慢できなかった。しかし、どうすればいいのか分からないので嫌がったのだ。
ゆっくりと宏一の指が出たり入ったりを始めた。
「はぁぁぁぁぁっ、うううぅぅぅっ、はぁぁぁぁぁーっ」
香緒里はやっと与えられた出没に夢中になって枕を握りしめ、ただ必死に声を枕に沁み込ませ続けた。とにかく気持ち良い。指を入れられたのは何度もあるが、こんなにじっくりと指で可愛がられたことなどなかった。更に、もっと指を早く動かしてくれればさらに気持ち良くなれることを既に知っているので、身体は更に指の早い動きを欲しがる。そして、宏一の指はそれを見越しているかのように少しずつだが動きを早くしていった。
「んんああぁぁぁぁっ、だめ、だめ、はあぁぁぁぁっ、んんーっ、だめ、だめ、あああああーっ」
香緒里は小さな満足と、直ぐに身体がもっと欲しがる不満足を次々に与えられ、何も考えることができずに快感の海の中に埋もれていった。

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