ウォーター

第二百十七部

 

最初は遠慮がちなキスだったが、やがて濃厚な舌を絡め合うキスが始まった。キスをしていると香緒里の身体がだんだん熱くなってくる。やがて、たっぷりと舌を絡め合うのに満足した二人が口を離すと、既に香緒里からは熱い息が出始めていた。
「ああん・・・・・朝から、起きて直ぐにこんな事するなんて・・・はあぁぁ・・・んんん・・・・そんなに優しくされたら・・・・・」
「どうなるの?」
宏一の指が香緒里の背中をツツーッと滑った。
「んんんっ・・・そんな事言えない」
「それじゃ、香緒里ちゃんは男の人と朝になったら、どんな事するの?」
「そんな事した事無い。これでも真面目なのよ、私」
「そうなんだ」
「だから初めて。こんなのは」
「それは光栄だね。うれしいな」
「私も。自分でもこんな事してるの、不思議」
香緒里はそう言いながら宏一に顔をすりすりした。その時になって香緒里は、自分の下になっている宏一の肉棒が固くなっている事に気が付いた。だから香緒里は我慢していた感覚を解放する事にした。
「ああん、三谷さん、そんなに丁寧にしないで。我慢できなくなるから」
「我慢できなくなるとどうなるの?教えて?」
「だからそれは言えない。三谷さんが確かめてみて」
「どうすれば良いのかな?」
「わかんない、ああぁぁ、あうぅぅぅ・・・・ああああ、いやぁ、変な声ばっかり出るぅ」
「それじゃ、こうするかな?」
そう言うと宏一は上下を入れ替え、香緒里を下にして両手を枕の上に上げさせた。
「どうするの?」
「手は上げたままにしておいてね。こうするととっても綺麗だよ」
そう言うと宏一は香緒里の乳房に取りかかった。
「いやぁ、明るいところでこんな格好するなんて。そんなに見ないで」
「だめ、香緒里ちゃんの素敵なおっぱいをたっぷり見ちゃうよ。いっぱい感じて欲しいからね」
「だめぇ、見られたって感じないから」
「そうかな?」
宏一はそう言うと、両手の指を使って香緒里の乳房の裾野からゆっくりと撫で上げ始めた。最初はとても弱い愛撫だ。
「香緒里ちゃんのおっぱいは、とっても形が良いよね。それに寝ていても全然形が崩れないし」
「そんなに冷静に観察しないで。でも、嬉しい」
香緒里は自慢の乳房を褒められて喜んだ。大きさよりも形が良いと思っているのは自慢なのだ。友達にも美乳と言われている。
香緒里はその乳房を丁寧に可愛がってくれる宏一の愛撫を受け入れる事にした。しかし、恥ずかしい事に変わりは無い。
「んん・・・ねぇ、やっぱり恥ずかしい」
「大丈夫。綺麗だよ。少しずつ感じてきたみたいだね」
「感じたって言うか・・・・・んんん・・・・・何か変な感じが・・・・・」
「それで良いんだよ。もう少し待っててね」
宏一はそう言うと、裾野から乳首ギリギリまで撫で上げ始めた。途端に香緒里の反応が変わった。
「あっ・・・んんっ・・・それっ・・・・あっ・・・・」
乳首ギリギリまで愛撫するが乳首には絶対触ってくれない宏一の焦らしに、香緒里は昨夜のことを思い出した。あの時の身体の感覚を覚えていたのだ。
「んっ・・・・そんなことっ・・・・・んんんっ・・・・・・いじわるしないで・・・・・・んあっ・・・・・」
「いじわるなんかしてないよ。ほうら、だんだん感じて来たろう?」
「んんーっ・・・・・こんな事しないで・・・・・・んーっ・・・・・いや・・・我慢できなくなるっ・・・・・」
「それじゃ、我慢できなくなったら教えてね?」
「そんなッ・・・・言えないっ・・・・あっ・・・・ねぇっ・・・・・・はうっ・・・・」
「だめ、ちゃんと言いなさい」
「が、がまんできないっ」
「それなら、香緒里はおっぱいを優しく食べたり揉んだりして欲しくて我慢できません。って言ってごらん?」
「そんな事言えないっ」
「だめ、言いなさい。それがご褒美だよ」
香緒里は話している間もどんどん乳房が敏感になっていくのに気が付いていた。今はもう、宏一の息がかかっただけでも甘い感覚が走る。しかし、香緒里は元々女の子に恥ずかしい言葉を言わせる男なんて最低だと思っていた。だから宏一の言うとおりにはできないと思った。
「だめ、そんな事言わない。だから、あっ・・・・んんっ・・・・・」
「女の子には恥ずかしい言葉だから抵抗があるだろ?だから、それを超えて言った時には凄く気持ち良くなるんだよ。だから、言ってごらん?」
「いやぁぁ・・・・やっぱり言えない・・・・・んんんっ・・・・・ああっ」
「大丈夫。香緒里ちゃんは可愛いし綺麗だよ。いっぱい気持ち良くしてあげる。だから言ってごらん?」
香緒里は徹底的な焦らしと宏一の言葉に、とうとう敗北した。香緒里は宏一の言葉を正確に覚えていた。
「香緒里はおっぱいを優しく食べたり揉んだりして欲しくて我慢できません」
「良い子だ」
宏一は香緒里の乳房を両手で揉み上げ、指先で乳首を可愛がった。
「はうっ、ああぁぁぁぁっ」
香緒里ははっきりと声を上げた。自分でもこんなに声が出るとは思っていなかったので自分が驚いた。そして、もの凄く気持ち良いと思った。
「んあーっ、朝からこんな事するなんてぇっ、あああっ、凄すぎるぅーっ」
香緒里は全身をくねらせながら快感に声を上げて悶えた。そして、思い切り感じる喜びを身体に刻みつけていった。
宏一は更に香緒里の乳首を丁寧に口の中で転がし、乳首に舌を絡めて更に香緒里から声を絞り出した。
「んあああああっ、だめぇっ、あああああっ、こんなに感じるなんてぇっ、あああーっ、どうしてこんなに、あああっ」
香緒里が喜びの声を上げている間、宏一も香緒里の乳房をたっぷりと楽しんだ。由美や友絵の乳房と違ってボリュームがあるが形が良く、それなのに弾力もしっかりとある香緒里の乳房は可愛がるのがとても楽しい。それに香緒里の反応もとても可愛いのだから宏一が夢中にならない方が不思議だった。
自分達の家でしかした事の無い香緒里はこれほど声を上げた事が無かった。しかし、声を出す事がとても気持ち良い事に気が付いた。本当に自由に感じる事ができるのだ。ホテルのコテージなのでどんなに声を上げても気にする必要が無い。
「あああぁぁん、こんなに声が出るなんてぇ。ああん、こんなに気持ち良いなんてぇ。ああん、素敵ぃ」
宏一は香緒里が声を上げながらも、大胆に足を擦り合わせている事に気が付くと、いよいよ下に移る事にした。
「それじゃ、今度はこっちだね」
そう言うと宏一は香緒里の足を開いて顔を秘部に近づけた。
「あっ、それはいやっ」
香緒里は慌てて足を閉じて抵抗した。明るいところでじっと見られるのには耐えられないと思ったのだ。
宏一は香緒里が足を閉じるのを止めなかった。それなら足を開くところから始めれば良いだけだ。
「香緒里ちゃん、恥ずかしいけど気持ち良いよ。さぁ、足を開いて」
「いや、開けない。指でして」
香緒里も恥ずかしいだけで可愛がられるのが嫌な訳では無いのだ。
「それなら、開けるようにしてあげる」
そう言うと宏一は、足を閉じた香緒里の茂みに顔を埋め、舌を茂みの奥に差し込んでいった。
「あっ、あっ、だめっ、そんな事しないで、あっ、あっ、足がッ」
宏一の舌の先が香緒里の秘唇をそっとこじ開け、奥にある秘核に僅かに届くと、香緒里の身体に電流のような快感が走った。
「やっ、足が勝手に、あっ、勝手に開くぅっ」
昨夜たっぷりと宏一の舌で可愛がられた快感を身体が覚えているのだ。香緒里の意思とは逆に、宏一が下を伸ばして先端をクイクイと動かし、両手で香緒里の膝を軽く押すだけで香緒里の足はどんどん開いていった。
「ああああっ、いやぁっ、見ないで。こんな明るいところはいやぁ」
香緒里の足はたちまち全開になった。そこには昨夜薄暗い部屋で見たとおりのぷくっと膨れた秘唇とはみ出たびらびらが現れた。既に半分開きかけており、潤いをたたえて宏一を待っている。そこに今度は宏一の熱い息と声がたっぷりとかかっていく。びらびらの奥から少し見えている秘核が敏感に反応し、香緒里に喜びを伝えた。
「ああっ、息が熱いっ、だめっ、いやっ」
「ほうら、こうやって息を掛けるだけで香緒里ちゃんのここは敏感に反応するよ」
「いやっ、話さないで。離れて。見ないで。ああっ、くうぅっ」
「でもほら、こんなに敏感に反応して、ほら、ゆっくり動いてる。香緒里ちゃんの中から何か出てきたよ」
「いやぁぁぁ、見ないで。お願い、あああぁぁ、我慢できない」
「我慢なんかしなくて良いよ。どうして欲しいのか言ってごらん?」
「だめぇ、こんなになるなんて。ああああ、息が熱いっ、本当に我慢できなくなるぅッ」
「とっても可愛くて、いやらしくて、魅力的だよ」
香緒里はたっぷりと息と声で焦らされ、秘部全体が熱くて痒くて焦れったくてどうしようもなかった。とにかく何とかして欲しくて仕方が無い。
「お願い、このままはいや、何とかして、もう我慢できないっ」
「それじゃ、優しく舐めてあげるね」
「あああぁぁぁぁ、そんな事されたら・・・・あああぁぁ、でも我慢できないぃ。早く何でもして」
「わかったよ」
そう言うと宏一は舌の先を延ばして秘核の下にそっと当てた。それだけで十分だった。
「あああぁぁぁぁっ、ああっ、ああっ、ああっ・・・」
香緒里は何が起こったのか最初は分からなかった。しかし、猛烈な快感と共に腰が勝手に大きく上下に動いている事だけは分かった。しかし、気持ち良すぎて何もできない。
「いやぁぁぁぁっ、だめぇぇぇぇっ」
香緒里は自分だけが腰を動かしているので、あまりの恥ずかしさに宏一の頭をグイッと押し出した、つもりだった。
しかし、気が付くと両手で宏一の頭をがっしりと掴んで自分で秘部に押し当て、思い切り腰を上下させて宏一の顔に秘部全体を何度も擦り付けていた。
「ああっ、ああっ、ああっ、ああっ、ああっ、ああっ・・・」
とにかく猛烈に気持ち良い。腰を止める事など不可能だった。だから香緒里は夢中になって腰を動かし、秘部で宏一を楽しんだ。
「ああっ、ああっ、とまらないっ、ああっ、ああっ、ああっ」
香緒里は余りに恥ずかしい格好である事も忘れてたっぷりと宏一を楽しんだ。やがて宏一の頭を解放した後も、しばらくは両足を全開のまま放心状態だった。
宏一はぷりぷりとした秘唇と顔にべったりと貼り付いたびらびらをたっぷりと舐め尽くすと、シーツで顔を拭いて香緒里の上にゆっくりと重なっていった。
宏一が上に来ると、香緒里は顔を背けた。
「どうしたの?」
「・・・・・・・・・・」
「気持ち良かった?」
香緒里は恥ずかしそうに横を向いたままコクコクと頷いた。
「恥ずかしかった?」
再び香緒里はコクンと頷いた。そして、『こんな時、女の子って泣くのが普通なのかな?』と思った。しかし、今は身体の隅々まで快感で痺れているが悲しくは無い。嫌がってはいたが、本当に嫌なのでは無く、戸惑っていたに過ぎない。正直に言えば、素敵な事を教えて貰ったと思っていた。男の顔を秘部に擦り付けて声を上げるなど、同級生の彼を相手には決してできない事だ。そして、今の事で自分が何か少しだけ変わったような気がした。
宏一は正常位の体勢で香緒里の上に重なると、そっとキスをしながら肉棒の位置を合わせてきた。香緒里は舌を返しながら自分で位置を調整した。そして、頭の中で安全日である事を再度確認すると宏一の首に手を回した。
「入るよ」
そう言うと宏一は肉棒をゆっくりと進めた。
「んあっ・・・・おっきいっ・・・・」
香緒里は正直に声を上げた。
「香緒里ちゃんの中、たっぷり濡れててねっとりしてる。あっちこっちが飛び出してておちんちんに当たって気持ち良いよ」
「あ・あ・あ・あ・あ・・・・・長いっ・・・・凄く奥まで来るっ・・・」
「奥の方が狭くなってるね。とっても気持ち良いや」
宏一は奥まで肉棒を差し込んでから止めた。
「どう?」
「いっぱいいっぱいだけど・・・・なんか凄い・・・こんなにおっきくて長くて固い・・・」
「凄いね。とっても気持ち良いよ。香緒里ちゃんは?」
「気持ち良い・・・・けど・・・・・・」
「けど?」
「また我慢できなくなりそう・・・・」
「動きたくなったら動いて良いよ」
「そんな・・・・私だけなんて・・・・・ああぁぁ・・・・・本当にまた・・・」
「大丈夫。俺が良いって言ってるんだから。ほら、動いてごらん?」
宏一は香緒里に優しくキスをしてゆっくりと舌を絡めた。香緒里はそれに応えながら少しだけ腰を動かしてみた。もともと快感はあるが、動いた途端に腰がとろけるような大きな快感が湧き上がった。
「ああぁぁぁぁぁ」
唇を離した香緒里の口から甘い吐息が流れ出した。

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