ウォーター

第二百三十一部

 

宏一はもう少しだったが、これほどの肉壁の締め付けなどめったに経験できるものではない。これは洋惠だからこそだし、その洋惠の肉壁の最高の瞬間だからこそなのだ。とにかく出没するのが気持ち良い。あまりの気持ち良さに、宏一は我を忘れて快感にのめり込んだ。
「洋惠ちゃん、もう少しだけっ」
宏一はいったばかりでぐったりと被さってきた洋惠を下から抱きしめると上下を入れ替え、今度は上になって思い切り腰を使った。
「んあぁっ、いやぁっ、だめぇーっ、いやぁぁぁっ、あああっ」
絶頂を迎えて身体が敏感になったところを激しく出没され、洋惠は嫌がった。しかし、すぐにまた強烈な快感が洋惠を包み込む。
「んあぁぁっ、またぁっ、だめぇぇっ、あああーっ、ああぁぁっ、またぁっ」
洋惠は強烈な快感に宏一にしがみつき、自然に足を思い切り大きく引き上げて足の裏で宏一の腰を挟み込むように巻き付けてきた。少しでも肉棒を深く収めようとする洋惠の女としての本能だった。
「洋惠ちゃん、出すよ、出すよぉっ」
宏一はもう夢中だった。強い締め付けに対抗して力づくで肉棒を激しく押し込み、洋惠の肉壁の全てを楽しむ。
「あーっ、壊れるっ、壊れちゃうぅっ、あうぅっ、あうぅぅっ」
「だすよ、ほうらっ、ほうらぁーっ」
宏一が意識を解放すると、肉壁に強く締め付けられている肉棒の先端がぐっと開いて洋惠の狭い肉壁を強く擦った。
「んあぁぁぁぁっ、出るっ」
「あうぅーっ、ううぅっ」
肉棒がどっと精を吐き出し始めると同時に、洋惠も歯を食いしばって同時に絶頂した。ドクッドクッと精が洋惠の奥に注ぎ込まれていく。洋惠の身体を凄まじい快感が貫いた。
「はうぅーっ」
そのまま二人はしっかりと深くつながったまま動きを止めて二人だけに与えられた最高の瞬間に溺れた。
「んあぁぁ、あ、あ、あ、・・」
「はうぅっ・・・はうぅっ・・・はうっ・・・はうっ・・・」
宏一が放出の快感に浸っている間、洋惠は宏一に下からしがみつき、何度も身体を痙攣させていた。
宏一の肉棒が精を吐き出しながら小さくなっていく間、洋惠の肉壁は強く肉棒に絡み付きながら更に精を搾り取っていく。宏一は肉壁が締め付けたままねっとりと絡みついて搾り取っていく間、陶然となって余韻に浸っていた。
『凄い、洋惠ちゃんが凄いのは分かってたけど、こんなにも凄いなんて、出した後もこんなにずっと気持ち良いなんて・・・・、最初より良くなってる。まったく、なんて子だ』宏一はしっかりと洋惠を抱きしめながら何度も腰を動かし、大量の精を放って小さくなりながら力を失っていく肉棒の余韻に夢中になっていた。
やがて洋惠の中から小さくなった肉棒が押し出されると、宏一は洋惠の横に身体を横たえて洋惠を抱き寄せた。洋惠はまだ時折小さく身体をビクッと痙攣させ、息を弾ませながらぼうっとしている。
宏一はその洋惠の髪を優しく撫でながら、背中から腰を優しく愛撫していた。
「あん・・・・もうだめ・・・・・動けない・・・・」
洋惠は宏一の胸に顔を押し付けながら微かな声で言った。
「ありがとう。疲れたね。少し休もうね」
「うん・・・・このままがいい・・・」
洋惠も体力の全てを使い果たしたようだ。ぼうっとした意識のまま『まだ指先が痺れてる。凄かったぁ、死んじゃうかと思った。センセ、やりすぎ。あんなに凄いことになるなんて、もう・・・・、センセのおちんちんが全部・・・あんな奥まで来て私の身体がセンセでいっぱいになって・・でも私の身体、こんなに感じるんだ・・・・本当に凄かった・・・・・。やっぱり彼じゃ、子供じゃだめなんだ・・・・・センセにしてもらわないと、こんなにはなれない・・・やっぱり私・・・』洋惠は身体の隅々まで満たされた喜びにうっとりとなって宏一に抱かれていた。
もう、最初この部屋に来たときは最後まで許すつもりは無かったことなどどうでもよくなっていた。そして『やっぱりセンセには全部許してもいいんだ。安心できるし。それに、優しく脱がせてくれて、いつの間にか夢中にしてくれて。全然嫌じゃないし痛くない。それに、夢中になっても大丈夫だし・・・・・・。あんなことまでしちゃったし・・・・・』と宏一の上に跨って自分から腰を打ち付けて肉棒を貪ったことを思い出していた。あんな格好でするなど考えたこともなかったが、宏一のリードなら夢中になれる。
『上になって、おっぱいをしてもらいながらお尻を押し付けると・・・・ああん、あんな恥ずかしくて気持ち良いことになっちゃうんだ・・・・・。あぁ、まだ声が耳に残ってる・・・・』
洋惠は時折身体を宏一に擦り付けながら余韻に浸っていた。まだ絶頂の感覚が残っているのか、髪を撫でられているだけで吐息が出るほど気持ち良いし、身体を擦り付けると身体全体から甘い感覚が湧き上がる。洋惠は時折キスをおねだりしてねっとりと舌を絡めながら余韻を楽しんでいた。
そしてふと、考えてみた。もし、宏一がこのまま、自分が望んだ時にこうやって抱いてくれるのなら、彼に中途半端に抱かれたとしても不満を感じる必要はないのではないか・・・?と。それなら、彼に抱かれても余計な期待はしなくていいし、たぶん、もっと優しく可愛く受け入れることができる。
『入れた途端にあっという間に終わっちゃっても、それを何回繰り返したって、後でセンセの所に来ればいいんだ。彼の気持ちはわかってるんだから・・・』そう思うとふっと心が楽になった。実は、一番辛かったのは彼が何度もすぐに終わってしまうことではなく、自分の身体が感じ始めたのに直ぐに中断されてしまい、その不満を彼に悟られないようにしなくてはいけないことだった。
中断されても不満を感じなくて良いなら、ずっと甘えていられるし、終わったばかりの彼にお代わりをねだる必要もない。彼が終わっても可愛らしく抱かれていられそうだと思った。
洋惠は髪を撫でられて宏一の指が背中をツツーッと這っていくのを感じながら、きっとそれが一番良いような気がしていた。
もちろん、彼に内緒で宏一に身体を任せることに少し心が痛んだが、ずっと不満を彼に隠して我慢するのと比べればこの方が良いと思った。『だってセンセとはずっと前からなんだから仕方ないし、ここに来なくても良いくらいに感じられるようになれば良いんだから』と頭の中では整理されていた。
もちろん、宏一には洋惠が抱かれながらそんな風に考えていたことなど分からない。思い切り出して最高の放出感を楽しめたことで肉棒が少し痺れているような感じに完全に満足していた。あれだけ素晴らしい放出感は洋恵以外では絶対に得られない。それに、前回の洋惠は挿入は許してもベッドに入ろうとしなかったので少し不満が残ったが、それも今日は許したのだからもう何の不満もない。もし、何か足りないものがあるかと考えれば、それは宏一が洋惠を抱きたくなった時に洋惠が来ないことだが、さすがにそこまで望もうとは思わなかった。
「あん・・・・センセ・・・・また・・・・ああん・・・」
しばらく休憩していたので、洋惠の身体が再び反応を始めた。
「ん?どうしたの?」
「ああん、ねぇ・・・・また身体が・・・・あん・・・そんなに優しくしないで・・・」
洋恵の身体が宏一に絡み付き始める。
「止めた方が良いの?」
「そんなこと言われたらぁ・・・・・でもぉ・・・ああん・・・・」
「もう一回したい?」
「またしたら疲れちゃうぅ、夜、勉強できなくなっちゃうぅ」
「それはだめだね。それじゃ、終わりにしようか?」
「いやぁ、そんなこと言っちゃダメ。でもぉ、ああぁん、どうすればいいの?」
「疲れないようにすればいいの?」
「中途半端はいやぁ、優しくされたら絶対最後までして欲しくなるぅ」
「それじゃ、少しこれで遊んでいなさい」
そう言うと宏一は洋惠の手を小さくなった肉棒に導いた。
「これ?ちっちゃくなったの?」
洋惠は宏一の肉棒を恐る恐る掴んだが、小さく柔らかいことに驚いたようだ。
「そうだよ。洋惠ちゃんは最高だからいっぱい出してちっちゃくなったんだ。最初にお口に出したのに、洋恵ちゃんの中が気持ち良くていっぱい出ちゃったよ」
宏一は肉棒に洋惠の指が絡みつくのを感じながら、これならもう一度できるかもしれないと思った。感覚として洋惠の指で弄られるのが気持ち良いのだ。さっき洋惠の中に全て完全に出し尽くしたと思ったが、これならまた直ぐに回復しそうだ。
「ねぇ、どうすればいいの?」
「どうもしなくていいよ。そうやって遊んでればいいから」
「こうやってると、どうなるの?」
洋恵は肉棒を指でいじりながら聞いてきた。
「またおっきくなるかもしれないね」
「おっきくなったらどうなるの?またしたくなるぅ?」
「どうかな?したくなるかもしれないけど、あんまりおっきくならないかもしれないし、おっきくなってもしたくならないかもしれないよ」
「そんなぁ」
「洋惠ちゃんはどうなの?俺がもっとしたくなった方が良い?」
「わかんない。でも、おっきくならないのはなんかいやぁ」
「どうして?」
「だってぇ・・・・、センセのはいつもおっきいから・・・・・」
「でも、少しおっきくなってきたんじゃないの?」
宏一は肉棒の感覚が少し変わってきたことに気が付いた。
「なってきたけどぉ・・・・・まだ・・・・」
「おっきくしたいのならお口ですればいいよ。やり方は知ってるでしょ?」
「それは・・・・・知ってるけど・・・・・・」
洋惠は戸惑った。もちろん洋惠だって口ですれば肉棒がどうなるかくらいわかっていたし、やってあげたい気持ちはあった。しかし、できれば口に全部入れて丁寧にするのは彼だけにしたかった。それが彼に黙って宏一に抱かれる洋惠の小さな贖罪だった。
彼と二人の時に彼が口でして欲しいと言った時、洋恵はほとんど演技に近かったが、恥ずかしがって恐る恐る口の中に全部入れ、おずおずと舌を絡め、わざと下手に口でズボズボしてあげた。すると彼はとても気持ち良いと言ってくれたし、最後に口の中で果てた時、彼はすごく喜んでくれた。洋恵にはそれがとても嬉しかったし、口の中にちょうど収まる彼のおちんちんがとても可愛らしく思えた。だから、できれば口でするのは彼のために取っておきたかった。だからさっき宏一から求められたとき、口にはわざと先端しか入れずに手でしたのだ。
しかし、まだ宏一の肉棒は手でするほど大きくはないから、するなら口に全部入れなくてはいけない。それが洋恵を躊躇わせていた。
「センセ、これ以上はおっきくならないの?」
「さっき、すっごく気持ち良かったから、まだおっきくならないんだよ。大っきくしたければお口でしてくれればなると思うよ」
宏一は涼しい顔でそう言ったまま、抱き寄せた洋恵の身体を優しく指先で愛撫している。みずみずしい肌の感触は15歳の女の子ならではだ。
洋恵は背中や肩、髪を優しく撫でられながら、だんだん身体の感じ方が強くなってくるのに戸惑っていた。このまま終わりにして帰れば何の問題も無いのは分かっているが、身体が既に感じ始めている以上、ここで終わりにしたくは無い。さっき、すごくいったのでもう余り悶々とすることは無いだろうとは思ったが、それでもこのまま終わりにしたくは無いのだ。
「ああん、なんかまた・・・・あん・・・身体が・・・・・あん・・・」
「洋恵ちゃんの身体がまた感じてきたんだね。お替わりが欲しくなってきた?」
「それは・・・・ああぁぁ・・・・・とっても気持ち良くて・・・・あぁん・・・ねぇ・・・」
「どうしたいの?」
宏一に聞かれても、さっきあれだけいったばかりなので、さすがに自分からまた欲しいとはなかなか言えない。しかし、このまま愛撫されていれば絶対に我慢できなくなると思った。
「だめぇ、こんな事してたら切りが無いからぁっ、もうだめっ」
洋恵は思い切ってここで止めることにして身体を起こした。
「あんまり居たら遅くなっちゃうから」
洋恵がそう言い訳すると、宏一は手を伸ばして洋恵の乳首を軽く可愛がった。
「そうなの?」
「あんっ」
洋恵の身体に快感が走った。
「可愛いよ」
「もう、そんなことばっかりして」
洋恵は宏一の胸に飛び込みたい気持ちを我慢して起き上がると、下着を着け始めた。宏一も諦めたのか、起き上がるとパンツを履いた。
「お腹、減ってない?デパートで美味しいのをいっぱい買ってきてあるよ」
宏一は洋恵をベッドに引き戻す気持ちなど無いかのように、冷蔵庫から買ってきたものを取り出した。洋恵は宏一が優しくベッドに戻してくれないのを少し不満に思いながら、『分かった。センセがそう言うことなら本当に帰っちゃうから』と思った。
「何か少し食べていったら?ほら、美味しそうでしょ?」
宏一が買ってきたものを並べると、洋恵は少し興味を示した。しかし本当は食欲があった訳では無く、もう少しここに居たかっただけだった。そこで、下着姿でちゃぶ台の上に出されたものを少しだけ食べることにして箸を取った。
「好きなものを食べてごらん」
宏一はそう言いながら洋恵の左隣に座ると、手を回して洋恵を軽く抱き寄せ、そのまま右手でブラジャーの上から右の膨らみを撫で始めた。一瞬、洋恵は嫌がろうとかと思ったがそのままにした。ただ、いって直ぐに撫でられているので感覚が強い。
「くすぐったいぃ」
洋恵はそう言ったが宏一は全く気にしていないようだ。
「ローストビーフサラダは好き?」
「こんなにたくさんのお肉がサラダの上なんて、こんなの食べたことない」
「美味しいよ。ドレッシングは他にも冷蔵庫にあるけど、どうする?」
「このままでいい」
そう言って洋恵が食べ始めると、宏一は他にも勧めてきた。
「ハンバーグも美味しそうだから買ってきたんだ。温める?」
「ううん、いい。このまま食べる」
洋恵は乳房から少しずつ湧き上がり始めた感覚を無視するかのようにサラダを口に運び、ハンバーグにも手を付けた。

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