ウォーター

第二百三十二部

 

「美味しい?」
「うん、美味しい」
確かにデパートで買ってきただけあって、ローストビーフサラダもハンバーグも美味しかった。しかし、だんだん撫で回されている乳房の感覚を無視できなくなってくる。身体がまた熱くなってきた。
「ああん、そんなことすると食べられないぃ」
「こうされるの、いや?」
「そんなことないけど・・・・・・・」
洋恵はあの感覚が沸き上がってきたとき、きちんと嫌がらなかった。だから乳房には更に焦れったい感覚が溜まってくる。
だんだん洋恵の箸が動かなくなってきた。気持ち良くなってきて、それが気になって、食べるどころではなくなってきたのだ。じっとしているだけで身体が気持ち良くなってくるのだから、洋恵はその感覚にゆっくり飲み込まれていく。
「あれ?もういいの?」
洋恵の箸が余り動かなくなってきた。
「・・・・・・・・・」
「お鮨もあるよ」
宏一は握り寿司のパックを引き寄せたが、洋恵は何も言わない。
「・・・・・・・・・・」
「洋恵ちゃん?」
洋恵は身体の力が抜けてきたので、箸を置くと、身体を宏一に寄りかからせてきた。
「もういいの?」
「・・・・・はぁ・・・・はぁ・・・はぁ・・・」
洋恵は熱い息を吐くだけでじっとしたまま何も言わない。
「こっちもしてほしいのかな?」
宏一は左手で左の乳房も撫で始めた。洋恵はもう少し身体を傾けて宏一に預けてきた。
「甘えたくなってきたのかな?」
宏一がそう言うと、洋恵は熱い気を吐きながら小さな声で言った。
「するならちゃんとして」
そう言うと、より掛かっている宏一を潤んだ目で見上げた。宏一は洋恵にキスをしながら胸の膨らみを少し強く撫で回し、指先で乳首の上をかわいがり始めた。
「んふっ、んんっ、んんぁぁん・・・・んっ・・・・・」
洋恵は『だめ、また始まっちゃった。早く止めないと』と思ったが、気持ちよくて身体が言うことを聞かない。宏一の手は乳房を撫で回すと言うより揉み回す感じになり、時折ブラの上から乳首の辺りをコリコリと可愛がってくる。こうされるとどんどん気持ち良くなってくるのだ。
「んあ、んっ、ああん、こんな事しちゃだめ、ああ、だめ、センセ、帰れなくなる」
「大丈夫。まだ時間はあるよ」
「ああん、だめぇ、我慢できなくなるぅ、んんっ、んあぁ、あぁぁぁ」
洋恵はいけないと思いながらも拒むことができなかった。余りに身体が宏一に馴染んでおり、身体がもっと可愛がって欲しがっている。洋恵の足が擦り合わされるようになると、洋恵自身、もうどうしようも無いと思った。こうなったらもう一度最後までするしか無い。このままブラジャーの上から乳房を揉まれているだけでは進むことも止めることもできない。
「だめ、そんなにしたら、ああん、だめぇ」
「いやなの?」
宏一が聞くと、洋恵は何も言わない。嫌では無いのだ。更に宏一が乳房を揉みながら可愛がっていると、とうとう洋恵は我慢できなくなった。
「ああん、早く・・するならちゃんと・・・・して」
洋恵が熱い息を吐きながらそう言うと、宏一は、
「うん、それじゃ、ベッドに行こうね」
と言って洋恵を横抱きにしてお姫様だっこをしようとした。しかし洋恵はここで嫌がった。今度こそベッドはしっかりと拒むべきだと思ったのだ。
「だめ、もうベッドは良い」
宏一はここでベッドを嫌がる理由が分からなかった。先程徹底的に放出したせいで、まだ肉棒は完全に回復していない気がしていたから、洋恵の協力が欲しいと思っていたのだが、ベッドに入れないなら仕方ない。そこで宏一は洋恵のブラジャーをはずそうとしたが、洋恵は、
「ああん、それはもう良いから・・・早く」
と乳房から再開するのも嫌がった。
「このまま直ぐして欲しい?」
宏一が聞くと、洋恵がコクンと頷いた。洋恵にしてみれば、早くすることをしたいだけなのだ。またベッドに入って最初に乳房を可愛がって貰って・・・とやっていると挿入までだいぶ焦れったい思いをしながら待たなくてはいけない。
「それならこのままおいで」
宏一はそう言うと、素早くパンツを脱いで洋恵を自分の上に導き、洋恵のパンツも脱がせた。洋恵はもう乳房を可愛がって欲しいと言うより、とにかく直ぐに入れて欲しかったので何も言わずに横たわった宏一の上に被さってきた。
「おいで」
宏一がそう言うと、洋恵は宏一の上で足を開いて位置を合わせ、後ろに下がって肉棒を収めようとした。
「もっと前に来て、膝を前に出した方が良いよ」
「ああん、うまくできないぃ」
洋恵は秘口の位置を合わせて入れようとするが、膝を前に出してもなかなか肉棒は入っていかない。肉棒は大きくなってはいるが、まだ完全な固さではないので洋恵の固く閉じた肉門をこじ開けるだけの力が無いのだ。
「ああん、やっぱり入っていかないぃ」
洋恵は何度も入れようとするが、入り口に当てると秘口から1センチくらい入りはするものの、肉門に阻まれてグニュッと逃げてしまう。秘部から快感がわき上がってくるが、あの入り口を押し分けられる感覚が無いのだ。
「ああん、いやぁ」
洋恵は何度も飛行を押しつけてきたが、肉棒はグニュグニュと逃げてしまう。
「ごめんね。もう少し固くならないとだめみたいなんだ。ちょっとお口でしてくれる?」
宏一がそう言うと、洋恵は素早く宏一の上で身体を反転させた。ここまで来て止めることなどできない。洋恵は宏一の肉棒を握り締めると手で扱き始めた。同時に宏一は洋恵の秘部を舐め回し始める。
「んあぁっ、お口はもう良いっ、もう良いからぁッ」
「洋恵ちゃんもしてちょうだい。お口が一番大っきくなるんだよ。洋恵ちゃんのお口はとっても気持ちいいから。それとも俺が手でおっきくしようか?」
宏一は洋恵の秘部をなめ回しながら言った。
「んんんぁんっ、だめ、ああんっ、私が大っきくするぅっ」
洋恵は肉棒を手で扱こうとしたが、舐められる快感が大きくて上手にできない。しかし、このままだと入れる前に宏一に口でいかされてしまう。洋恵は思わず肉棒を口の中に入れ、思い切り頭を動かして扱き始めた。こうすれば確実に肉棒を大きくできる。
宏一の肉棒のボリュームを口で感じた途端、『あっ、しちゃった』と思った。口だけは彼のためにとっておくはずだったのだ。しかし、してしまったものは仕方ない。洋恵は半分灼けになると大胆に宏一の肉棒を口で扱き始めた。その容赦の無い奉仕に肉棒は直ぐに反応し、洋恵の口の中で大きなボリュームと固さになった。
『やっぱりセンセのは凄い。口の中がおちんちんでいっぱいで入りきらない。まだこんなに残ってる』洋恵はそう思いながら更に奉仕を続けていると、宏一がブラジャーのホックを外して両手で下向きに小さく尖った洋恵の乳首を可愛がり始めた。途端に更に快感が走り回る。今度は洋恵も嫌がらなかった。
「うん、良いよ。気持ち良い」
宏一がそう言うと、洋恵の口の中で肉棒の根元がもう少し固くなり、口の中に入れているのが大変になってきた。
「んあぁぁぁっ、んんんっ」
洋恵は秘部を舐めらながら乳房を揉み上げられる快感に声を上げ、なんとか意識を口での奉仕に集中したが気持ち良くてこれ以上は上手にできない。
「ああぁんっ、もうだいじょうぶ。おっきくなったぁっ、ああぁんっ、そんなにしないで、はやくぅっ」
「おいで。今度は大丈夫だよ」
宏一の声に全裸にされた洋恵は自分から身体を反転させると、再び宏一の上に重なって秘口の位置を合わせてきた。洋恵が位置を決めて身体を下げると今度はしっかりと肉棒が入ってきた。
「ああぁぁぁぁぁぁぁぁ」
洋恵が腰を下げると肉棒が肉門を押し広げ、どんどん洋恵の中に入っていく。あの圧倒的な挿入感が洋恵を包み込み、洋恵はそのまま肉棒を一番奥まで収めていった。
「んあぁっ、ああっ、きたぁっ、ああうっ」
「うん、上手だ。気持ち良いよ」
「あ・あ・あ・あぁぁ・・・・」
やっと挿入できた洋恵は、身体の奥深くまで肉棒が入ったことを感じると、直ぐにお尻を上下させて肉棒を楽しみ始めた。やはり身体の中が奥まで無理やり押し広げられる感覚は宏一でしか得られない。
「ああんっ、気持ち良すぎるぅっ、やっぱりこれが良いっ、ああンッ、あんっ、あんっ」
洋惠の動きに合わせて宏一も下から肉棒を突き上げる。一気に洋恵は最高になった。
「んあぁっ、あうっ、あうっ、ああっ、ああっ、あんっ、あんっ」
洋恵は欲しかったものが手に入り、一気に夢中になった。しかし、更にもっと気持ち良くなりたいのか、宏一は何も言わなかったのに今度は自分から膝を立てて足を床に付けてしゃがみ込む姿勢へと移っていった。
「ああっ、やっぱりこれすごいっ、あうっ、あうっ、あうっ、あうっ・・・・」
洋恵は自分から大胆にお尻を上下させ、夢中になって快感を貪った。洋恵がお尻を上下に動かすと肉壁はしっかりと肉棒を締め付けたままごりごりと扱いていく。
「ああンッ、あんっ、全部すごいぃっ、こんなの教えちゃいやぁぁっ、ああンッ、全部いいっ」
洋惠は声を上げながら腰を上下させ、肉棒全体を思い切り楽しんだ。好きなだけ出没できるこの体勢は猛烈に気持ち良い。
「すごいよ。洋恵ちゃん、最高だよ」
宏一はそう言いながら目の前でぷるぷる揺れている乳房を揉み上げ始めた。
「んあぁぁっ、いーっ、ああっ、あんっ、あんっ、あんっ、あんっ」
洋恵は最高の快感に夢中になって声を上げ、お尻を上下させている。さすがに宏一の肉棒は洋恵の中でまだ十分な余裕があるので宏一は大胆に肉棒を突き上げており、洋恵は乳房を支えられて身体が安定したので好きなだけ夢中になることができた。
「洋惠ちゃん、下を見てごらん、おちんちんがズボズボしてるのが丸見えだよ」
「いやぁっ、そんなの見ないでぇっ、ああっ、ああっ、見ちゃいやぁっ」
洋惠はそう言いながらも下をのぞき込んで自分の秘部に宏一の肉棒が突き刺さっている光景をしっかりと目に焼き付けた。
「ほうら、いっぱい入ってるだろう?奥まで入ってるだろう?」
「突き抜けちゃいそうっ、ああんっ、奥まで来てるぅっ、このままぁっ、いっちゃいそうっ」
「まだだめだよ。もっと我慢しないと抜いちゃうよ。我慢しなさいっ」
「いやぁっ、抜いちゃだめぇっ、ああっ、ああンッ、ああぁぁっ、我慢できないぃっ」
洋惠は深々と何度も肉棒で貫かれ、どんどん高まっていった。さらに肉棒の締め付けが強くなり、肉棒の裏の敏感な部分も先端もゴリゴリと激しく扱かれる。
「んあぁっ、あうっ、あうっ、ああぁっ、やめちゃいやぁっ」
洋惠の動きが鈍くなってきた。締め付けが強すぎてうまく動けないのだ。宏一はそれを突き上げを大きくして補いながら、洋惠を絶頂へと連れていく。
「ほうら、洋惠ちゃん、最高になるよ。凄いよ、すごく気持ち良いよ。ほうら、もっと気持ち良くなりなさいっ」
「ああぁっ、もうだめぇっ、いっちゃう、ああぁぁっ、ああぁぁぁぁぁーっ」
洋惠はしゃがみ込んで肉棒を深々と収め、乳房を揉み上げられた姿勢で頭だけ大きく仰け反らせて絶頂した。
「うぐぅぅぅっ、うううーっ、・・・・あうっ・・・・あうっ・・・あうっ・・」
洋惠の身体が宏一の上でビクンッビクンッと大きく震え、頭の中が真っ白になった。そのままゆっくりと宏一の上に崩れ落ちてくる。
「すごい・・・・・んんっ・・・・・はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ、すごすぎ、はぁっ、はぁっ、はぁっ・・・」
洋惠は宏一の上で息を弾ませ、ぐったりとしていた。しかし、宏一はまだ終わっていない。宏一は上に乗ったままの洋惠に、下から肉棒を突き上げてさらに中を楽しんだ。終われそうで終われない中途半端な快感なのだ。終わるなら最後までしたかった。何度も大きく腰を突き上げる。
「んあぁっ、だめぁっ、ああっ、いまはだめぇっ、ああっ、ああぁっ、そんなぁっ」
洋惠は宏一に被さったまま、必死にしがみ付いて声を上げた。今度は角度が完全に合っていないので一番奥までは来ないが、敏感になっているので快感は大きい。
「んあっ、ああっ、すぐはだめぇっ、ああっ、ああっ、まただめぇっ、ああんっ、またぁっ、もうだめぇっ」
洋惠は嫌がりながらも身体は快感を追い求め、腕にあまり力が入らなかったが、それでも両手をついて上体を起こし、何とか少しでも肉棒を深く収めた。そして宏一の出没を深々と受け入れると無理やりいかされた。
「ああぁっ、ああんっ、ああんっ、ああんっ、はうぅーっ」
洋恵は一度グッと仰け反ると、身体をビクンビクンと震わせ、そのまま宏一の上に崩れ落ちた。
「はぁッ、はぁッ、はぁッ、はぁッ、もうだめ、死んじゃう、許して、はぁッ、はぁッ」
洋恵は激しく息を弾ませながら宏一の上から動けずにいた。宏一が肉棒を動かしてももう反応しない。宏一は中途半端のままだったが、仕方なく肉棒を抜き去り、そのまま洋恵を抱きしめた。
洋恵はそのまましばらく全く動かなかった。身体中の力が抜けてしまったのだ。
「洋恵ちゃん、大丈夫?疲れた?」
「うん・・・・ちょっとね・・・・・・」
洋恵はそれ以上余り話さず、しばらくすると起き上がって服を着た。まだちゃぶ台には先程の食事が残ったままだったが、もう洋恵は興味を示さない。
「帰るの?」
宏一が聞くと、洋恵はコクンと頷いた。そして静かに帰って行った。
洋恵は宏一の部屋を出ると歩きながら複雑な想いに戸惑っていた。後悔するほどではないが、明らかに『やっちゃった』感が強い。あそこまで激しくするつもりなど無かったのに、一度宏一に抱かれると、もっともっと、と際限なく追い求めてしまう。部屋に入った時は指と口で満足するつもりだったのに、最後は自分から宏一の上に乗って覚えたばかりのお尻を上下させておちんちんを扱くスタイルで一気にいってしまった。

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