ウォーター

第二百六十九部

 
一枝の言葉に由美は宏一の膝の上から立ち上がった。宏一はあまり由美が感じないように愛撫を弱くしていたのだが、由美が立ち上がったので嫌がったのかと思った。しかし、由美は宏一の前に跪くと、宏一の膝を開いて肉棒を口で扱き始めた。それも、大きく頭を前後に動かす容赦のない奉仕だ。
「んんん・・・・・・・んん・・・・・・・・」
最初、一枝は微かに聞こえてくるのがなんの音なのか分からなかった。
『それじゃゆん、今は何をしてもらってるのか教えなさい』
肉棒を口から抜かないと話せないので返事にはタイムラグがある。
「・・・・・・・・・・ううん、私がしてるの」
それだけ言うと由美は再び宏一の肉棒を深々と銜え込んで頭を前後させる。会話の最中にしては本当に気合いの入ったフェラチオだ。
『ゆんから?どういうこと?宏一さんの上に座って可愛がってもらってるんじゃないの?』
「・・・・・・・・・・ううん、今は座ってない」
由美は会話の時だけ口から肉棒を抜いたが、一枝に返事をすると直ぐにまた再開する。しっかりと扱くので宏一の肉棒はたちまち力強く反り返ってきた。
『それって・・・・この音・・・もしかして、ゆんが口でしてるの?』
「・・・・・・チュッ・・・そうよ」
その返事を聞いた一枝の方が電話の向こうで真っ赤になった。一枝は由美が如何に宏一と濃厚な時間を過ごしているのかを思い知らされた。少なくとも一枝は自分から自発的に肉棒に奉仕しようと思ったことなど無いからだ。『ゆんにとって宏一さんのあれは本当に身近にあるんだ。して欲しいときには自分からしちゃうんだ』と思うと、宏一にリードされながらしか奉仕したことのない自分が子供に思えた。
『うわ、そう言うこと。いきなり口でしてるんだ』
「・・・・・・・・・・んん・・・・ン・・・ン・・・んんん・・・チュパッ・・・宏一さん、どうですか?気持ち良いですか?」
微かに宏一の声が聞こえたが、何を言っているのかは分からなかった。ただ、口でしているとすれば、その後にすることは決まっている。
「はい・・・」
由美の声がまた聞こえた。
『入れてもらうのね?』
一枝はそう言ったが、由美は答えなかった。しかし、直ぐに聞こえてきたのは予想通りだった。
「ああんっ・・・そんなぁっ、ああんっ、いやぁ、ちゃんと入れて下さい、ああんっ」
一枝は由美がどうしてそんなことを言っているのか分からなかった。しかし、自分もかつて宏一にされたことを思い出した。
『ゆん、答えなさい。どっち向きなの?後ろから?』
「そうっ、ああぁぁぁ、もっとぉっ、ああんっ、あうぅっ、後ろ向きで座ってるっ」
「やっぱりね」
一枝は自分が同じ事をされたのを思い出していった。
「ああっ、それはっ、いやぁぁ」
『何をしてるの?』
「ああぁぁ、ああんっ、これはいやぁ」
由美の甘い声に、一枝は電話だと由美の様子が分からない事に苛ついた。由美の声だけでは二人がどうなっているのか分からないのだ。そこで一枝は由美に言った。
『ゆん、スピーカーに切り替えて横に置いてよ。宏一さんの声も聞きたいから』
「宏一さんはダメ、ああぁぁぁ、もっとぉ、ああんっ、おっぱいはもっと入れてからにしてぇ、ああん、半分はいやぁ」
『ゆん、早く切り替えなさい』
「いやぁ、宏一さんは違うんだからぁ、ああぁぁぁ、ううっ、あうっ」
由美は宏一を会話に入れたくないらしい。しかし一枝は更に言った。
『感じてきたらスマホだって持っていられなくなるでしょ?切り替えて横に置いたら?その方が楽よ』
「ダメよぉ、ああぁぁぁ、宏一さん、このままはいやですぅっ」
由美はそう言って抵抗したが、宏一の声が少し聞こえると素直にスピーカーホンに切り替わった。
「一枝ちゃん、これでいいかな?」
突然、宏一の声がはっきり聞こえた。
『宏一さん、うん、良く聞こえる。ゆんを可愛がっているのね?』
「そうだよ。あんまり一枝ちゃんと話せないかも知れないよ、由美ちゃんが一番だからね。我慢してね」
『はいはい、分かってる』
一枝はいきなり宏一に二の次だと言われてちょっとショックだったが、由美との意地の張り合いから降りるわけにはいかないので先を促した。
『ゆん、聞こえる?半分しか入れてくれないのね?』
「あああぁぁ、聞こえるぅ、そう、もう少し、あああぁぁ、もっと欲しい・・・・・ああんっ、あんっ、あんっ、だめぇ、身体がぁ、もう少しぃ」
一枝は由美が入れられながらも焦らされていることにちょっと驚いた。一枝は宏一にロストの相手をしてもらったが、あの時は入れられること自体が自分にとっては凄いことで、入れられても満足できずに更に欲しがるなど考えたこともなかった。しかし、由美は明らかにもっと欲しがっている。一枝は、あの大きな宏一の肉棒をもっと欲しがる由美の身体と自分の違いを思い知らされた気分だった。
「ああんっ、そんなに開いちゃ嫌ですぅ・・・・・・あんっ、あんっ、あんっ、あんっ、あんっ、あああぁぁ、おっぱいは止めちゃいやぁ」
「もっと足を開いて腰を動かしなさい」
はっきりと宏一の声が聞こえた。
「はい、ああん、あんっ、あんっ、あんっ、あんっ、あんっ」
一枝は二人の状況が分かったので黙って会話を聞いていた。
「由美ちゃん、俺はおっぱいを揉んでいて手が塞がってるから、自分で可愛がりなさい。腰を止めちゃダメだよ」
「嫌ですぅ、宏一さんがして下さいぃ、ああん、あん、あん、あん」
「おっぱいを止めても良いの?」
「胸は私がしますからぁ、下は宏一さんが可愛がってぇ」
一枝は由美の『私がする』という意味が分からなかったが、口を挟めない。
「胸や下、じゃないでしょ?」
「ああん、おっぱいは私が揉みますからぁ、おまんこは宏一さんが可愛がってくださいぃ」
「もう、わがままなんだから」
「ああぁぁっ、いいっ、そんなぁっ、ああっ、ああっ、ああっ、ああっ、ああっ・・・」
由美の声に一枝はやっと少しずつ分かってきた。『最初宏一さんはゆんの胸を揉んでいるから手が塞がってるって言ってて、ゆんが胸は自分でするからあそこを可愛がってって言ったんだから・・・・、そうか、今のゆんは自分で胸を揉んでて、宏一さんがあそこを可愛がってるのね。凄い・・・前にそれをゆんがしてた時は、私にわざと見せつけようとしてるんだと思ったけど、あれはいつも二人が普通にやってることだったんだ・・・・』一枝は二人の会話に顔が真っ赤になった。『ゆんたら、どこまで宏一さんに仕込まれてるんだろう?クラスの男子が聞いたら腰を抜かすわね。あのゆんがあんなこと言ってるんだから。ゆんをオカズにしてる男子が知ったら絶望するわ』一枝は、由美がまるで一枝の知っている由美とは別な女の子のように思えた。学校ではかなり大人しい可愛い普通の女の子であまり男子とは話さないのに、宏一に抱かれている時の由美はまるで違う大人の女のようだ。
「ああぁぁン、宏一さん、このままいくのは嫌ですぅ、前からが良い、前から入れてください」
由美の声が聞こえると、少し由美の声が途切れ、少しすると再び由美の声が聞こえてきた。
「んあああぁぁぁ、あん、やっぱりこれがいいです」
一枝は由美がソファに座った宏一の上に正対して肉棒を入れたのがわかった。
『ゆん、前から入れてもらったのね?いい?わかってるわよね?いっちゃだめなのよ。忘れてないわよね?』
「ああああ、いっちゃん、分かってるぅ。わかってるけど、まだ聞きたいのぉ?」
『当たり前でしょ?それとも、恥ずかしいから切りたいの?正直に言ったら?』
「そんなのどうでも良い、ああぁぁぁ、宏一さん、あああ、やっぱりだんだん、あああ、動いても良いですか?我慢できなくなってきました。ああぁぁぁ、やっぱり前からだと深いぃ、ああぁん、お臍の上まで入ってますぅ」
「まだダメだよ。もう少し我慢しなさい。まだ我慢できるよね?」
「あん、でも、まだできるけどぉ・・・ああああ、でもぉ・・・・」
「なんだい?」
「我慢できなくなったら・・・ああああぁ、奥まで全部入ってて、あああ、もう・・・ああああ・・・・・動きたい・・・ああん、我慢できなくなって・・・いっちゃんと約束したのに」
「何を?」
『ゆんは私と電話してるの。だからいっちゃだめって言ったの』
一枝が口を挟むと、宏一が答えた。
「由美ちゃん、一枝ちゃんがいっちゃだめって言ってるよ。それでも動きたいのかな?」
「ああぁぁ、だめぇ、もう我慢できない、ああぁぁっ、ああっ、ああっ、ああんっ」
どうやら由美は我慢できずに自分から宏一の上に跨がって動き始めたようだ。すると、由美の声の調子が突然変わった。明らかにステージが上がったのだ。
「ああっ、ああっ、ああっ、あっ、はうぅーっ、んあっ、いーっ」
由美の声が高くなった。明らかにさらに感じている。
『ゆん、答えなさい。どうしたの?』
「んあぁっ、胸を口と手で、ああぁっ、いっ、だめぇ、そんなにしたらいっちゃいますぅっ、素敵すぎるぅっ」
『上も下も同時にしてもらってるのね?ゆん、どうなの?ちゃんと我慢しなさいよ』
「んああぁぁっ、だめぇっ、我慢できないぃ、んあぁぁぁ、もうだめぇ、許してぇ」
由美の声は明らかに切羽詰まってきている。
『だめよ。ゆん、約束でしょ?我慢しなさい』
「んあぁぁぁぁ、だめぇぇぇ、あああっ、もう、もうっ、お願いぃ」
『だめよ。絶対に』
そこで由美がどうにもならないと思った宏一は乳房から口を話して一枝に言った。
「一枝ちゃん、由美ちゃんは我慢できなくなってきてるんだ。いきたくなったらいかせてあげても良いだろ?」
宏一に言われると一枝もダメとは言い難い。それに、だんだん電話で由美のセックスを聞いているのも馬鹿らしくなってきた。由美が一枝を気にして感じるのを我慢しているのは楽しいが、聞けば聞くほど由美と宏一の深い繋がりを思い知らされるだけだ。
『ゆん、そろそろ電話を切りたくなってきたんでしょ?』
「いっちゃん、ああああ、ごめん。もう、もう我慢できないぃ」
由美が敗北を認めたことで、一枝も気持ちにけりを付けることにした。
『分かったわ。これは一つ貸しよ。良いわね?宏一さん、もうゆんを泣かさないでね。大切にしてよね』
「うん、わかった。一枝ちゃん、ありがとう。それじゃあね」
宏一はそう言うと通話を切った。その途端に由美が言った。
「あああぁ、もう我慢できません。いっても良いですかぁっ?」
「良いよ。由美ちゃんが好きにしなさい」
そう宏一が言った時には既に由美の腰はクネクネと激しく動き始め、肉棒に絡みついた肉壁が肉棒をゴシゴシと強烈に扱き始めた。実は電話を切るまでは、我慢できないのを慰める程度にセーブして腰を動かしていたのだが、それがセーブしなくてよくなったので思い切り楽しみ始めた。
「ああぁぁぁぁ、ああぁっ、ああっ、あんっ、あうっ、ああっ、ああんっ、はうっ」
「もっとおっぱいも可愛がってあげよう」
宏一が由美の乳房を再び可愛がり始めると、由美の腰は更にクネクネと動く。
「ああぁーっ、それもされたらいっちゃいますぅっ、ああんっ、あんっ、あんっ」
由美はセックスに集中できるようになったので、夢中になって快感を貪り始めた。宏一に跨がった少女の身体が妖しく蠢き、肉壁が喜びを表すようにしっかりと入り口を締め付けた上で中の肉棒をゴシゴシと扱き上げ、二人に強烈な快感を与えていく。
「あぁっ、由美ちゃん、これ、気持ち良いよ。凄く良いよっ」
宏一は由美の肉壁の締め付けに喜び、驚いた。
「ああぁーっ、私も良いですぅっ、あああっ、良いっ、凄くいぃーっ」
宏一は目の前の形の良い乳房と乳首を可愛がりながら目の前の少女が乱れる様をたっぷりと楽しんだ。しかし宏一は直ぐに、このままだと出してしまいそうだと気が付いた。すでに肉棒は最大になって更に強烈に扱かれている。しっかりと根元から先っぽまで扱かれているのだ。宏一はこの姿勢で自分が全く動いていないまま由美の中に出したことなど今までなかっただけに驚いた。
「由美ちゃん、このままだと出しちゃいそうだよ」
そう言って乳房から手を離すと、由美は嫌がった。
「いやぁ、止めちゃ嫌ですぅっ、このまま、このまましてぇっ」
由美は仰け反りながら宏一の頭を抱きしめて恥部谷押しつけて声を上げた。もちろん由美の腰は更に大胆にクネクネ動いて肉棒を強く扱き上げている。
「それだと出しちゃうよ。終わっちゃうよ。由美ちゃん、良いの?」
「このまま全部してっ、止めないで、全部が良いっ、ああぁっ、良くなって、ああんっ、良くなってきましたぁっ」
由美が夢中になっておねだりするので宏一は再び指で乳首を挟みながら小ぶりの乳房を円を描くように揉み上げ始めた。途端に由美が喜びの声を上げた。
「ああっ、ああっ、すごくいいっ、ああっ、このままぁっ、このまましてぇーっ」
由美の腰は嫌らしくクネクネと激しく動き、その動きで肉棒が更にゴシゴシ扱かれる。
「由美ちゃんっ、凄すぎるっ、ああっ、出ちゃうよっ」
あまりの扱き上げに宏一は堪らずに引き金を絞るしかなかった。しかし、由美も限界だった。グッと開いた肉棒の傘が肉壁を擦り上げ、由美もたまらなく絶頂した。
「私もぉっ、もうだめぇっ、いっちゃういっちゃうぅーっ。・・・うーっ」
由美の身体が大きく仰け反り、ビクンッビクンッと大きく激しく痙攣した。宏一は目の前に付きだされた半球形の乳房に吸い付き、揉みながら、由美の奥深くに思い切り二度目を放った。
「はうぅーっ、んああぁーっ、はうぅっ」
「うううっ、ううっ、すごいっ」
宏一は由美の腰を引きつけて奥に最後の一滴までたっぷりと放った。壮絶な快感だった。肉棒の根元がしっかりと締め付けられているので精がびゅびゅっと由美の中に注がれていく。宏一が注ぎ込んでいる間、由美は仰け反ったままでまだ痙攣を繰り返していた。
「うううっ・・・こんなに・・・すごい・・ううっ・・・・」
宏一がぐったりとした由美を抱き寄せて最後の一滴まで注ぎ込んでいる間、由美は何度もけいれんを繰り返すだけで全く言葉を発せず動かなかった。

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