ウォーター

第二百七十一部

 
「さっきは由美ちゃんの方が疲れただろ?あんなに激しく動いたんだからさ。本当にすごかったよ。由美ちゃんの腰がクネクネと動いて・・・」
由美は宏一の言葉を遮った。
「宏一さん、そういうこと、女の子に言うもんじゃありませんよ」
由美のクリクリした目にじっと眺められると何も言えなくなる。
「ごめん」
「私は本当に夢中であんまり覚えてないんです。それに恥ずかしいからわざわざ教えてもらわなくても・・・・。でも、宏一さんは本当に疲れてないですか?」
「それじゃ、ベッドで確かめてみようね」
「はい」
由美は恥ずかしそうに頷いたが、笑顔のままなので安心した。結局二人は多めに頼んでいた食べ物や飲み物を少し残しただけでほとんど平らげてしまった。
「それじゃ、ごちそうさましようか?」
「はい、ごちそうさまでした」
「お腹いっぱいになった?」
「はい、いっぱいです」
「よかった」
「あの、これは片付けるんですか?」
「そうだね、でも、まだ少し飲み物とか残ってるからそのままにしておこう。明日の朝、部屋の外に出せばいいよ」
「はい」
「それでさ、由美ちゃんはどうしたい?明日の朝もルームサービスにする?それともレストランに食べに行く?」
「わたしはどっちでも・・・・・・。宏一さんが決めてください」
「そうだね、それじゃ、とりあえずどんなレストランがあるのか調べてみようか?」
「はい」
そう言うと宏一は、部屋に置いてあるパンフレットを手に取り、さらに荷物からA5ノートを取り出してネットに繋いだ。由美は自然に宏一の膝に横座りして一緒に見始めた。このように何も言わなくても自然に由美が来てくれるのは心から嬉しい。
「そうか、要するに、ルームサービスだとセットメニューしかないんだ。で、レストランに行くと、バイキングスタイルでいろいろ楽しめるってことみたいだね」
「そうですね・・・・・・それだと・・・・」
「由美ちゃん、レストランの方がいいかな?」
「でも・・・・・やっぱりお部屋でゆっくりしたいし・・・・。宏一さんは?」
「うーん、考えちゃうけど、やっぱりルームサービスかな?」
「そうしましょう」
「いいの、それで?」
「はい、レストランの食事ならほかの時でもできるから」
「うん、そうしよう。それじゃ、ルームサービスを少なめにしておいて、お腹が足りないようなら後でレストランに行こうか?」
「はい」
「それじゃ、朝食を注文しておくね」
そう言うと宏一は、由美を下ろして部屋に備え付けの用紙にコンチネンタルブレックファーストを二人分記入すると、部屋の外のドアノブにかけておいた。
「宏一さん・・・・・早く・・・」
宏一が部屋に戻ってくると、由美は気持ちを抑えきれないという感じで宏一に抱きついてきた。
「どうしたのかな?甘えたくなった?」
まとわりついてくる由美を軽くいなして部屋のライトを落とし、由美を抱き上げてベッドに運ぶ。由美は目を閉じたまま静かにベッドに横たわると、両手を挙げて枕をつかんだ。早く宏一に愛されたいというサインだ。
宏一は由美のバスタオルを外して全裸にして由美の全身を眺めた。きれいなプロポーションをたっぷりと楽しむ。乳房も茂みも全てが可愛い。ベッドの上では由美も全裸を晒すことにためらいはなく、静かに全身で宏一の視線を受け止めている。 ライトの落とされた部屋の明かりで由美の身体は妖霊な雰囲気を醸し出しており、身体のラインには大人と少女の間で揺れる微妙な雰囲気がよく出ていた。宏一は静かにキスから始めた。
「んん・・・んん・・・・んん・・・・」
ねっとりと舌をたっぷり絡めて由美が満足するまでキスを楽しむ。由美の小さな舌は一生懸命宏一の舌を追いかけて二人の口の中を動き回った。由美は身体が熱くなってくるのを感じながら、これからの時間を誰にも邪魔されずに過ごせることを喜んでいた。
宏一とキスをしながら、一切の不安がなく抱かれるのはどれだけぶりだろうと思った。跡は疲れるまで抱かれて、疲れたら寝ればいいのだ。そして、起きてもまだ宏一が一緒にいてくれる。だから感じたいだけ感じればいい、その安心感と安らぎは由美の心の奥深くまで染み渡っていた。
やがて宏一の口が由美の項へと移ると、由美は軽く喘ぎながら言った。
「今日は少し変なんです。ああんっ、とっても感じるって言うか、ああぁぁぁ、身体が喜んでて、ああぁぁん、なんか、素敵」
「わかってるよ。喜んでるのは身体だけ?」
「私も、私も嬉しくて・・・ああぁぁ、熱くなってきた・・・・」
「後は好きなだけ甘えていいからね」
「だから宏一さん、いっぱいしてください・・・・あんなにしてもらったのにごめんなさい・・・・・でも・・・・・・ああぁぁぁ、宏一さんが欲しい・・・」
宏一は一瞬、高校一年生の言う言葉ではないと思ったが、それだけ純粋に好きになってくれていると思うとやはり嬉しい。そして、この状況だからこそ聞ける言葉なのだと思った。
「嬉しいよ」
宏一は唇を離すと、指先で形良く盛り上がった乳房の裾野から愛し始めた。ここは定番のやり方が一番だ。
「いいかい?おねだりしたくなったら言うんだよ?」
「ん・・・はい・・・・・」
由美はそう答えたが、いつまで我慢できるか自信がなかった。今日はなぜだかとても感じるのだ。それでも、宏一は我慢している自分を見るのが好きなのはよくわかっているので、できるだけ頑張ろうと思った。ただ、あまり濡れているあそこを見られるのはやはり恥ずかしいので、それだけがほんの小さな不安だった。
今の由美は、最早宏一に全てを頼り切っている状態になっている。それは、恋もそうだし、親に内緒でやりくりしている家計の財布もそうだった。ただ、今の由美はこの宏一に支えてもらっている状況を喜んでいた。宏一を好きになればなるほど、家庭の辛い状況から抜け出せると信じていたからだ。だから、真剣に宏一を好きになることに何のためらいもなかった。
宏一はキスと項への愛撫で由美の反応をたっぷりと楽しんでから、いよいよ胸に取りかかった。横になっても全く高さの変わらない乳房の裾野から乳首へと向かって指を刷毛のように使ってそっと何度も撫で上げていく。これは定番の愛撫だ。
「ああぁ、ああぁん、ああぁぁぁ、ああんっ、あぁんっ」
由美の可愛らしい声が小さく部屋に流れ始めた。
「由美ちゃんが感じてる声はとっても可愛いね」
「ああぁぁ、宏一さん、そんなに丁寧にしないでください。ああぁぁ、ああん、声が、声が止まらない。ああぁぁ、いやぁ、ああん、素敵すぎますぅ、ああぁんっ」
由美は次第に感覚が盛り上がってくるのに耐えようと、少しずつ身体を左右にねじり始めた。しかし、宏一は自分が焦れているのを見るのが好きなのだ。だから焦らされている自分が嬉しかった。
「だあめ、たっぷりと丁寧にするからね」
宏一の指先は乳首のギリギリまで来るが、絶対に乳首には触らない。わかってはいても、由美はどうしても我慢できなくなって身体を捻ってしまう。
「んあぁぁぁっ、そ、そこっ、ああんっ、やっぱりいやぁ、ああんっ、んあぁっ」
由美は身体を捻ることで宏一の指先が乳首に触れるようにしたいのだが、宏一は絶妙なタイミングで指を離してしまう。
「そうら、焦れったいだろう?可愛いよ。もっともっと焦らしてあげる」
「ああぁぁっ、そこぉっ、んあぁぁぁ、ああんっ、宏一さん、我慢できません」
「何言ってるの。まだ始まったばかりだよ」
「いやぁ、ああぁぁ、おねだりしたいですぅ」
「今日はおねだりはしないんじゃなかったの?」
「そんなこと、とっくに無効です。ああぁっ、あうっ、んあぁぁっ、早くぅっ」
「だあめ。まだ」
宏一は由美が思ったとおりに焦れてきたことに満足し、さらに追い込んでいく。
「ほうら、ここまでかわいがってあげるよ。どうかな?我慢できるかな?」
宏一はわざと乳首の周りだけを指先でそっと円を描くようにかわいがり続けた。由美が一番焦れるやり方だ。
「んんぁ、それはやぁっ、んああぁっ、あんっ、んんっ、やぁっ」
由美はどうしようもなく声を上げながら身体を捻りながら悶えている。宏一はプルプル震える乳房の上に乗った可愛らしい乳首に触らないように周りを丁寧に愛撫していった。由美は身体を捻っても全く変わらないギリギリの愛撫にさらに焦れていく。もう、頭の中が沸騰しそうになってきた。
「どうかな?おねだりをしたくなったかな?」
「します、しますからぁっ、んあぁっ、あうう、お願いですぅっ」
由美は首で仰け反り両手でしっかりと枕を握りしめ、小ぶりの乳房を左右に振って悶えながら言った。
「それじゃ、ちゃんとおねだりしてごらん?」
由美は『ちゃんと』という意味がよくわかっていた。だから宏一が喜ぶように言った。
「由美はおっぱいをたくさん揉んで欲しくて我慢できませんっ。早くおっぱいをいっぱい揉んでお口で乳首を食べてくださいっ。はやくぅっ」
由美にとっては頭の中で何度も繰り返した精一杯の言葉だった。本当は宏一がしてくれるなら何でも良かったのだが、宏一が喜ぶのはこの言葉だとわかっていた。そして、こう言えばすぐに宏一はしてくれるはずだった。
しかし、宏一はさらに言葉を要求した。
「それだけかな?それだといつもと変わらないよね?今日の由美ちゃんの身体はいつもと違うんでしょ?」
そう言いながら、指先の愛撫をさらに少しだけ強くして乳首の周りをなぞり続けた。由美は驚いた。精一杯の言葉を言ったのだ。これ以上何を言えばいいのかわからない。
「んあぁぁっ、そんなぁっ、壊れちゃいますぅっ、んあっ、やっ、はやく、やんっ、はやくぅーっ」
「もう少しおねだりを聞かせてちょうだい」
「なんて言えばいいんですかっ、ああぁっ、もう、もう身体が壊れちゃうっ、早く、早くおっぱいを揉んでお口で食べてぇっ、我慢できないっ、早く好きにしてぇーっ」
その言葉に、やっと宏一は納得した。
「いい子だ。ほうらっ」
宏一は由美の両方の乳房を両手で一気にぎゅっと揉み寄せ、さらに乳首を指先で挟んでコリコリしてやった。乳房の弾力が心地いい。
「あぁーっ」
由美の透き通った声が響き、由美はグッと大きく仰け反ってブリッジを作り、宏一に乳房を差し出した。凄まじい快感が少女の身体を駆け巡り、両足が激しく擦り合わされる。
さらに宏一は由美の乳房に思い切り吸い付き、左右の乳首を交互に口の中で転がした。宏一の口の中で硬い乳首がぷるんぷるんと舌に絡み、ザラッとした舌に可愛がられた。
「んああぁぁぁぁっ、いいーっ」
由美はブリッジを崩さず、仰け反った姿勢のまま声を上げ続けた。
「んあぁーんっ、あうぅぅぅーっ」
身動きせずにじっと宏一に愛されていると、身体の中から小さな頂が吹き上がった。そして、宏一が気がつくと由美の身体が小さくビクッビクッと震えていた。
宏一が手と口を離すと、まだ少女の身体が小さく震えている。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ」
由美は息を弾ませながら宏一をじっと見つめている。
「由美ちゃん・・・・」
「ちょっと、いっちゃいました・・・・、はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ」
「おっぱいだけでいっちゃったんだ・・・・」
「はい・・・。だって、いきなりで訳がわからなくて、あっという間に・・・・ごめんなさい・・・・おっぱいだけでいっちゃうなんて・・・・私の身体・・・」
由美は潤んだ大きな目で宏一をじっと見つめている。見るとまだ由美の身体は小刻みに震えている。
「それじゃ・・」
「ちょっと待って・・・・・・まだだめです・・・・」
「どうしたの?」
「今は身体が敏感になってて・・・・・ちょっとだけ待ってください。・・・すぐに良くなりますから」
宏一が由美を抱こうとすると由美はちょっと待って欲しいと言った。それほど身体の皮膚感覚が敏感になっていたのだ。
「だいじょうぶ?」
「はい・・・・もういいです。ごめんなさい」
「それじゃ、由美ちゃんはどうして欲しいのか言ってごらん?」
「宏一さんの好きにして・・・・」
「うん、俺が好きにしていいんだろ?俺は由美ちゃんがして欲しいことをしてあげたいんだ。いいだろ?教えて」
由美は限界まで焦らされたときに何を言ったかよく覚えていなかったが、そう言ってくれる宏一の気持ちが嬉しかった。
「はい・・・それなら・・・・」
由美は両手を差し出して宏一を引き寄せ、そのまま宏一を自分の上に導くと足を開いた。
「このまま入れてください」
「お口でしなくていいの?」
「あれは・・・・感じるけど恥ずかしいから・・・・それに・・・やっぱり中に・・・だからこれがいいです」
そう言いながら由美は自分で入り口の位置を調整して宏一が入れやすいようにした。それに併せて宏一も自然に位置を決めて由美の中に入っていく。
「宏一さん・・・・入ってきて・・・・あん、ああああ、素敵・・・」
由美は上付きなのであまり膝を立てなくても宏一を迎え入れられるが、少し膝を高くしてそのまま足を宏一の足に絡めてきた。
「ああぁぁぁ・・・宏一さんが奥まで来て・・・・素敵・・・ああああん」
そのまま二人はしばらく濃厚なキスを楽しんだ。
やがて由美の肉壁が肉棒にしっかりと絡んで締め付け始めると、だんだん由美の反応が濃くなってきた。

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