ウォーター

第二百七十三部

 
「宏一さん、気持ちいいですか?」
「うん、とっても気持ちいいよ。全部入ってるからね。由美ちゃんが根元をしっかりと締め付けてるのに、真ん中をざらざらと擦り付けてくるんだ。先っぽの周りも由美ちゃんが擦り付けてくるんだよ。ほら、また始まった。由美ちゃんも気持ちいい?」
「すごく気持ちいい、ああぁぁ、また、ああぁぁン、んんんーっ」
由美は喘ぎながらも両足を交互に宏一の足に絡め、肉壁を肉棒に絡み付かせる。しかし、由美自身はもういくらも耐えられないことがわかっていた。それでも由美は宏一に気持ち良くなって欲しいと足を上手に使って肉壁を動かしていく。
「ああぁぁぁっ、宏一さん、もっと気持ち良くなって。私の中で気持ち良くなってぇ」
由美はだんだん高まってきたのを感じながらも、もう少し我慢しようとした。もう由美の中は全体にかなり締まってきている。
「とっても気持ちいいよ。凄く嫌らしくて気持ちいい」
「もっと、もっと気持ち良くなって。ああぁぁっ、また、ああっ、んんーっ、まだいやぁっ、んんーっ、んんっ・・・はぁ、はぁ、はぁ、あああ」
由美は全てを押し流そうとする快感の波が盛り上がってくると、必死に宏一にしがみついてギリギリで快感に耐えた。どうやら今回も我慢できたようだ。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・ああん」
「良い子だ。ちゃんと我慢したね。でも、もう一回は我慢できなるよね?」
宏一は由美をしっかりと抱きしめながら由美の髪を撫でて更なる我慢を求めた。
「え?ああ、そんな・・・・はい・・・・します、ああぁぁ、でも、ああぁぁ、しますからぁ、ああン・・・・素敵だから・・・こんな風に・・ああぁぁ、あああぁ」
「良い子だ」
宏一が由美を抱きしめたまま髪を撫でると、由美は更に我慢しようとした。しかし、もうギリギリまで来ている。呼吸すら安定しないし、直ぐにでも快感に押し流されそうな中で、由美は本当にもう一度我慢できるかどうか全く自信がなかった。と言うか、次は無理だと感じていた。しかし、なんとかもう一回我慢して宏一に褒めて欲しい。自分の中で宏一に喜んで欲しかった。しかし、肉壁を絡み付かせれば当然その分だけ快感は強くなる。分かってはいたが、それでも由美は両足に交互に力を入れ、少しでも宏一に喜んでもらおうと肉壁を絡み付かせていった。
そして再び快感の波が由美を押し流そうと包み込んできた。
「ああぁあっ、またきたっ、ああぁぁっ、くうぅっ」
「由美ちゃん、とっても気持ち良いよ。頑張って。もっと気持ち良くなろうね」
「んああぁぁっ、うううっ、ううーっ、んああぁっ、くぅぅぅっ」
由美は全力で我慢した。しかし、今度の波はなかなか引いていかない。
「んんーっ、うーっ」
由美は必死に宏一にしがみついて耐えた。宏一は由美が凄い力でしがみついてきたので驚いた。同時に由美の中がぎゅぎゅっと締まって肉棒に絡みつき。宏一は、締め付けながらザラザラと絡み付いてくる肉壁を感じながら、このまま少しだけ出没したらどんなに気持ち良いだろうと思った。肉棒の裏側にも細かいブツブツがぎゅっと押し当てられているのだ。
「うううっ、うううう、ううっ、はぁ、はぁっ、はぁっ、はぁっ」
由美は永遠とも思える一瞬の時間を耐え抜き、やっと引いていく快感の波を感じながらなんとか我慢できたと思った。本当にギリギリで我慢したのだ。快感の波がゆっくりと弱くなっていく。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ、我慢、しました」
由美は宏一が褒めてくれると思ってそう言った。しかし、その途端、由美の中で肉棒が動き始めた。
「由美ちゃんっ、我慢できないっ」
そう言うと宏一はぐっぐっと腰を押し付け始めた。しっかり遠くまで先端が入ったままの肉棒が由美の中で肉壁を押し付けていく。
「あっ、あっ、あっ、あっ、宏一さん、待って、あっ、あっ、ああっ、だめっ」
ぎゅっと締まった肉壁がわずかだが肉棒を擦り上げる。動きはほんの少しだが全体の締め付けが強いのでとてつもなく気持ち良かった。
「おっ、すごいっ、これいいっ、いいよっ」
宏一はグイグイ腰を押し付けてきた。しかし、限界まで我慢したばかりの由美にはもう耐える力が残っていなかった。宏一に褒めて貰えると思って全力を使い果たし、気を抜いた直後なのだ。
「ああっ、だめっ、だめぇっ、あああぁーっ、ああっ、ああっ、ああっ、いっちゃうっ」
「由美ちゃん、いきたいんだろ?いってもいいよっ、だからっ」
宏一は容赦なく肉棒を更に由美の奥深くに押し込んでいった。肉棒を締め付けている肉壁から膨大な快感が噴出する。
「だめーっ、ああーっ、いやぁっ、いっちゃういっちゃうーっ」
由美は不意を突かれて対応できなかった。あっという間に壮絶な快感が由美を押し流していく。あまりの快感に由美は耐えるどころではなく、両手両足で宏一に必死にしがみつくしかなかった。そして頭を激しく左右に振って激しく嫌がる由美の中で今まで抑えに抑えていたとてつもない快感が爆発した。
「はうーっ、はうぅっ、はうっ・・・はうっ・・・・はうっ」
由美はあっという間に絶頂を極めた。ぎゅっと肉棒を締め付けたまま由美の身体が宏一の腕の中で大きく震えた。
「はうっ・・・・・はうっ・・・・はうーぅ・・・・はうっ、はぁっ、はうぅっ、身体がぁっ・・・・」
由美は身体が壊れたと直感した。とにかくいってもいっても波が引かないのだ。
「はうっ・・・はうぅーっ・・・・やぁっ・・・はうぅっ、からだがぁっ、うううーっ」
断続的に大きく身体を何度も震わせる由美は完全にいきっぱなしになった。このまま永遠にいき続けるのではないかという恐怖に由美は頭を激しく左右に振って嫌がった。
「はうぅっ、やぁーっ、いやぁぁぁっ、あああっ、はうぅっ」
しっかりと抱きしめた由美が繰り返し身体を震わせながらいくのを感じながらも宏一はまだ腰をグイグイ押し付けていた。
「気持ち良いっ、凄く良いよっ」
「しんじゃうぅっ、やぁぁぁーっ、はうぅっ・・・・はうぅーっ」
まだ由美はいき続けていた。
「はうぅっ・・・・はうぅっ・・・・・だめ・・・・・だめ・・・・・・・だめ・・・・・はうぅっ・・・・・・うううっ」
由美は宏一の下でまだ何度も身体を痙攣させていた。いきっぱなしの状態になってしまい、止まらないのだ。本当はずっと宏一の肉棒を収めて感じていたかったが、それだといきっぱなしが止まらない。由美は完全に感覚が壊れたと思い、とうとうギブアップするしかなかった。
「だめ・・・・・ぬいて・・・・だめ・・・・はうぅーっ・・・・お願い、抜いて、死んじゃう、はうぅーっ、抜いて、抜いて、はうぅっ」
由美の様子がいつもと違うので、あと一歩で終われると動いていた宏一は仕方なく肉棒を抜いた。
「大丈夫?」
宏一が由美を改めて抱き直すと、それだけで由美の身体は過剰に反応した。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ・・・ああっ、はうぅっ・・さわらないで・・・・はうっ・・・・・うううっ・・・・」
宏一は仕方なく由美の横で落ち着くまで待つことにした。
「由美ちゃん?」
「はぁっ・・・・はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ、ああんっ・・・はぁっ、はぁっ」
由美はしばらくじっと身体が落ち着くまで待っていた。とにかくじっとしている意外に何もできない。身体を動かすだけで敏感に反応してしまうのだ。それでも、少しすると身体が落ち着いてきた。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・・」
まだ息を弾ませていたが、やがて由美の方から宏一に身体を寄せてきた。
「そっとこのまま・・・・・何もしないで・・・・・そっと」
「大丈夫だった?」
「本当に死んじゃうかと思いました・・・・・身体が勝手に何度も・・・びっくりした・・・・・・」
「落ち着いた?」
「はい・・・・もう、大丈夫・・・・たぶん・・・・だからもう少しこのまま・・・そっと・・・」
「ちょっとやり過ぎだったかな?」
「ううん・・・・大丈夫・・・・でも、ちょっとびっくり・・・・身体がこんなに勝手に・・・」
「疲れた?」
「身体が上手く動かなくて・・・・たぶん・・・このままが良い・・・・」
「ごめんね、こんなになるなんて思ってなくて・・・・」
「ううん、嬉しかった。ちょっとびっくりしちゃって・・・・・」
ふと見ると、由美の頬に涙が流れている。
「泣いてるの?」
「ちょっと・・・・・でも悲しいわけじゃなくて・・・・・大丈夫・・・気にしないで・・・・このまま・・・・直ぐに落ち着くから・・・・」
「無理させちゃったね。このまま寝ようか」
「でも、宏一さんは・・・・」
「大丈夫。明日でもできるからね。今は由美ちゃんが一番大事だから」
「嬉しい・・・・」
「このまま抱いていてあげるから寝てごらん?」
「でも・・・・・・」
「大丈夫。疲れただろ?」
由美は身体がぐったりとしていて動かなかったが、このまま寝てしまうのも残念だった。宏一との時間はそれほど貴重なのだ。
「宏一さん、もう一度入れてみて」
「え?だって・・・・」
「たぶん感じないと思うの。それでも宏一さんが入ってると嬉しいから」
「それじゃ、入れるだけね」
そう言うと宏一はそっと由美の足を開き、正常位で挿入した。確かに由美は全く反応しなかった。
「入ってる・・・・・嬉しい・・・・」
「感じない?」
「入ってるのは分かるけど・・・・・やっぱり感じない・・・・・」
「それじゃ、このまま寝ようか」
「はい・・・・・」
「由美ちゃんが下じゃ重いかな?」
「大丈夫です」
由美はそう言ったが、宏一は上下を入れ替えて由美を上にした。肉棒を入れたままぐったりと宏一に被さった由美はまるで布団のようだ。
「どう?」
「入ってます。でも・・・・なんか不思議な感じ」
「感じてる?」
「ううん、ただ入ってるって感じで・・・」
「そう・・・、わかったよ。庫のまま寝ようね」
「はい」
由美はそう言うと、軽く宏一にキスをしてきた。そのまましばらく二人はバードキスを楽しんだが、やがてそれも終わると由美はぐったりと宏一に被さったまま反応しなくなった。そして直ぐに小さな寝息が聞こえてきた。やはりかなり疲れていたのだ。
宏一は由美を上に乗せたまま、静かに目をつぶって眠りに入っていった。久しぶりに由美とのお泊まりだったし、あんなことがあった後だったので、今日の由美とはとても激しく濃い交わりだった。既に十分知り尽くした身体だったはずなのに、肉壁を絡み付かせる方法を発見したし、激しくいきっぱなしにすることもできた。そして何より今日の由美はいつもにもまして献身的だった。宏一は由美の気持ちがとても嬉しく、それに十分満たされたと自覚していた。そして、これからも由美との時間を過ごせる自分を心から幸せだと思った。
しばらくうとうとしてふと気が付くと、由美は自分の隣にいた。宏一はほとんど無意識に由美を抱き寄せると、ぷくっと膨らんだ乳房に吸い付いた。
「え?ああん・・宏一さん?どうしたんですか?あん・・・いきなりなんて、ああぁぁ、ああん、眠たいのにぃ、あああぁぁぁ」
由美はそう言いながらも宏一を自分の上に導き、自然に足を開いた。
「ああぁぁん、そんなにお口でしなくても、あん、ああぁ」
「感じてる?」
「感じてるって言うか、くすぐったいような気持ち良いような・・・・ああぁぁぁ、でも、だんだん気持ち良くなってきて・・・・あああんっ、お口の中で、ああんっ」
由美がだんだん感じて来たところで宏一は肉棒を由美の中に入れた。
「ああ・・・・・・・・・」
「どう?」
「なんか少しまだ小さいような・・・・・あああああ・・・・でも・・・・ああぁ、中でおっきくなってきて・・・・・ああぁぁぁ」
「そうだね。よく分かるね」
「だって、宏一さんのおちんちんだから・・・・・、ああああぁ、奥まで来ましたぁ」
「うん、そうだね」
「宏一さん、私の中、気持ち良いですか?」
「うん・・・・なんか・・・少し動き始めたかも・・・・」
「あん・・・あああぁぁ、どうですかぁ?」
由美は先程覚えたように両足に交互に力を入れているようだった。
「うん、確かに動いてるけど・・・・・なんかさっきほどじゃないかな」
「まだ上手くできません。あああぁぁ、でも、あん、あん、あん」
「良いよ。俺がするから」
そう言うと宏一は普通にゆっくりと出没を開始した。
「あああぁぁ、奥まで来たり入り口まで戻ったり・・・・・あああぁん、素敵ですぅ、あああっ、ぐって奥まで。ああんっ、ああっ、いいっ」
「このままするからね」
「はい、ああぁ、ああぁぁ、してぇ、このまましてぇ」
由美は両足を最適な位置に調節して宏一の肉棒を一番深くまで受け入れられるように調節すると、宏一が与える出没に意識を集中した。
「ああん、あんっ、ああっ、ああっ、ああっ、ああっ、ああっ、ああっ」
由美の声が少しずつ高まってきたことを教えると、宏一はペースを上げた。
「そのままいきなさい。いいね?」
「はい、ああっ、あんっ、あんっ、あんっ、あんっ、あんっ、ああっ、ああっ、いいっ、いいっ、ああっ、いきそうっ、あっ、あっ、あっ、いっちゃう、いっちゃういっちゃうーっ」
由美は全く我慢しなかったのであっという間にいってしまった。だから頂は低かったが、身体を一度ビクンッと大きく震わせた由美は幸せだった。

トップ アイコン
トップ


ウォーター