ウォーター

第二百七十七部

 
「由美ちゃんが好きなようにしてあげる。入れて欲しい?」
「宏一さんの好きにしてください・・・・・。私が上になりますか?」
「それなら、もう少しこうしていようか?」
「はい」
二人は抱き合って身体をくっつけたまま、宏一が指で軽く由美の項や肩、背中などを愛撫しながらその時がやってくるのを待つことにした。
「ねぇ、宏一さん、教えて?」
由美にしては砕けた口調で甘えてきた。
「どうしたの?」
「どうして二人になると、こうやって裸で抱き合って、こんなことするの?」
「なんだい、いきなり?」
「ううん、何でも無いけど・・。ちょっと聞いてみたかっただけ。二人だけの時間にすることって、どうしてこういうことなんだろうって思って」
「こう言うことって?」
「キスして裸になって、可愛がってもらって感じて、そしておちんちんを入れて・・・・って、そうすると、とっても幸せな気持ちになるのがどうしてなんだろうって・・・」
「そう言われてみればどうしてだろうね?こうしなさいって誰かが決めたわけじゃないのにね」
「そう、だからちょっと聞いてみたんです・・・ふふふっ?」
「よく分かんないけど、人間としての本能なのかも知れないし・・・・、それに・・・」
「それに?」
「普段他の人に見せない、触らせない部分を相手に許すことで特別な人って実感できるんじゃないのかな?」
「そうか・・・・だからなのか・・・・・・ふふっ、嬉しい」
由美は宏一に身体を擦りつけながら、自分が幸せに感じている理由に納得した。
「嬉しいの?」
「はい、わかりました。だから、こうやって裸になって抱いてもらってるのが幸せなんだなぁって」
「そう、俺も由美ちゃんの裸が見られてとっても嬉しいからね」
「それも男の人の本能ですか?」
「そうなんだろうね。見るだけでも幸せになれるし、触ればもっと・・・・ほら」
そう言うと宏一は由美を抱き寄せて、軽く由美の乳房を可愛がった。指先で由美の乳首を可愛がる。
「あん、ああぁぁぁ、だめぇぇ」
「だめ?」
「ううん、だめじゃないけど、ああんっ、そんなにしたら話せないぃ、だからだめぇ」
「だめじゃないけどだめ?」
「そうですぅ、あぁぁん、いじわるぅ、気持ち良くなっちゃうぅ」
「気持ち良くなるなら良いだろう?」
「良いけど、ああん、またして欲しくなっちゃうからぁ」
「何をして欲しくなるのかな?」
「そんなこと言えません。ああぁぁん、宏一さんは知ってるからぁ」
「そうなの?俺は知ってるの?」
「とぼけちゃいやぁ、ああん」
「とぼけてないよ。それじゃ、由美ちゃんは俺が何をしたいか分かる?」
「分かりますぅ、けど分かりません」
宏一は由美を抱き寄せたまま、乳首だけでなく首筋から背中まで由美の上半身全体を指で可愛がり始めた。
「あああああ、ああぁんっ、気持ち良いぃですぅ」
「由美ちゃんは分かってるんでしょ?」
「分かってますけどぉ、アアァァン、それはいやぁぁぁ」
「どうして嫌なの?」
「だって、あれは恥ずかしいからぁ」
「でも、恋人同士は二人の時には恥ずかしいことをするものだよ。そうでしょ?」
「そうだけどぉ、ああぁぁん、だってあれはぁぁ、あああん、そんなにされたらぁぁ」
宏一の指が由美の背中を這いまわると、由美は熱い息を吐きながら甘えてきた。どうやら由美には宏一が何をしたいのか、はっきりと分かっているようだった。だから宏一はそれを由美にしてみようと思った。しかし宏一には由美の考えていることが分からないので、由美自身にはっきりと教えてもらわなくてはいけない。
「由美ちゃん、ほうら、だんだん我慢できなくなってきたんじゃないのかな?」
宏一は更に愛撫を施して由美をその気にさせていった。
「あああああ、だめですぅ、あああん」
「由美ちゃんが俺のしたいことをしてくれたら、俺は由美ちゃんがして欲しいことをしてあげるよ?」
「そんなぁぁぁ、あああん、だってぇ、ああん、朝からなんてぇ、くうぅっ、いじわるしないでくださいぃっ、ああああぁぁ、だめぇ、我慢できなくなるぅ」
由美は宏一に身体を擦りつけて悶えた。由美の乳房の膨らみの感覚や淡い茂みが擦りつけられる感覚が楽しい。
「良い子だ。ほうら、どんどん我慢できなくなりなさい」
「ああぁぁんっ、結局宏一さんの思い通りになっちゃうぅ」
「思い通りになるのは嫌なの?」
「嫌じゃ無いけど、でもなんかいやぁ、ああん、どんどんエッチな子になっちゃうぅ」
「二人でいる時はエッチになって良いんだよ?」
「でもぉっ、ああああ、宏一さんは可愛い子が好きなのにぃ、恥ずかしがる子が好きなのにぃっ、あああぁんっ、いやぁぁ、我慢できないぃ」
「我慢しなくて良いよ?してごらん?」
「そんなぁぁぁ、あああんっ、もう我慢できないぃ、あああぁぁっ」
「さぁ、してごらん?」
宏一がそう言うと、由美は我慢できなくなった身体を起こした。
「もう、宏一さんたら。結局こうなるんだから」
そう言うと、由美は宏一の上に四つん這いになって乳房を宏一の口に持ってきた。宏一の唇と舌が乳首に絡み付く。
「んああぁぁぁぁっ、いいっ」
「これが俺のしたいことなのかな?」
「この次ですぅっ、アアァァン、でももっとぉ、あああぁぁ、気持ちいいぃ」
「もちろんもっとしてあげるからね」
そう言うと宏一はねっとりと、少し強めに由美の乳首を口の中で転がし、舌を絡め、更に唇で挟んで喜ばせた。
「あああああああああ、とっても気持ち良いですぅぅぅぅ」
由美は左右の乳房を交互に宏一の口に運び、四つん這いのままの姿勢で喜んだ。更に宏一は乳房を手で揉み解して喜ばせる。
「ああんっ、ああっ、それまでされたらぁっ、ああぁぁっ、んんんああああぁっ、気持ちいいっ」
「どうなるのかな?」
「あああああ、宏一さんの思い通りになっちゃいますぅっ」
「思い通りになってごらん?」
「でもそれはぁっ、くうぅぅっ、ああんっ、宏一さん、もっと触ってくださいっ、優しく触ってぇっ」
乳首を舐めながら乳房を揉んでいた宏一は口を離して聞いた。
「え?どこを触って欲しいの?」
「んああぁぁ、早くぅっ、ああんっ、我慢できないのぉっ」
「お口と手じゃだめなの?」
「そうじゃなくてぇ、あああんっ、やっぱりやりたくないぃ、許してぇ」
「なんのこと?」
「胸ばっかりされたらぁっ、ああああ、だめぇ、あそこが、ああんっ、もうだめぇ」
「ちゃんと言わないとしてあげられないでしょ?」
はぐらかす宏一の会話に、とうとう由美は我慢の限界を突破した。
「ああっ、もうっ、やっぱり我慢できないっ」
由美はそう言うと、起き上がって宏一の顔の両側に足を突いて立つと、ゆっくりと腰を下ろし、宏一の顔の前で膝を大きく開いた。
「もう我慢できません。宏一さん、優しく食べてください」
宏一の目の前に由美の秘部が差し出された。淡い茂みの下にパクっと控えめに開いた秘唇の中にぽつっとピンク色で敏感な秘核が顔を出して宏一を待っている。
「手をこっちについて、そう、そして膝をもっと高く」
宏一は由美の手をベッドのヘッドボードに掴まらせると、膝の位置を高くして完全にしゃがみ込んだ姿勢にした。由美は上付きなので、こうすると宏一から秘核の向こうの秘口も見えるくらいになる。更に膝を限界まで大きく開く。宏一の口元で由美の秘唇が更に大きく開いた。
「うん、可愛いね」
「はうぅっ、息を、息を掛けないで、ああああ」
「これが俺の思い通りになることなの?」
「宏一さんが昨日またしようって、二人の時にまたしたいって言ったから・・・だから、恥ずかしいけど・・・んんんっ、そんなに近くで息を掛けられたら・・・・」
「でも、由美ちゃんからしてくれて嬉しいよ。ほうら、由美ちゃんのおまんこが嫌らしく動いて、早く早くって言ってるみたいだ。それに、キュッて萎むとおちんちんの入り口からお汁が出て、うわ、嫌らしい。ほら、何度も次から次に出て・・・」
「ああぁぁ、もう解説は良いですからぁっ、あああんっ、声が響いて、もう我慢できません、限界ですぅっ」
「でも、昨日は由美ちゃんに俺の頭を持って、抱え込むように押し付けなさいって言ったよね?だから由美ちゃんからしないとだめだよ」
「そんなに側でしゃべらないでぇ、あそこに凄く響いて、あああん、それまでさせるんですか、ああぁん、そのままお口で、お願いですぅ、気が変になりそうですうっ」
「明るい部屋で見ると、凄くエッチに見えるね」
「お願いですからぁっ、あああっ、早くぅっ」
「さぁ、思い切り楽しんでごらん?手をこっちに・・・・・」
宏一は限界になっても更に渋る由美の手をヘッドボードから自分の頭に持ってきた。
「あああっ、そんな・・・・・もう・・・あああぁ、やっぱりさせられるなんて・・・」
由美はそう言ったが、特に抵抗はしなかった。そのまま宏一の頭をがっしりと両手で掴ませられる。
「いつでも良いよ。始めなさい」
「あああ、私から始めるなんて、ああぁぁ、いじわるぅ、こんな事教えられるなんて、ああんっ、だめぇっ、もう我慢できないっ」
宏一は由美が頭を秘部に押し付けると思った。しかし、実際には由美の秘部の方から宏一の顔の上に乗ってきた。自分で身体を前にずらしたのだ。
「んああっ」
べちゃっと宏一の口が由美の秘部でべたっと覆われた。そこから先はあっという間だった。由美の両手に凄い力がかかり、宏一の頭をグッと持ち上げて更に秘部に押し付けると同時に秘部がゆっさゆっさと前後に動き、秘唇全体で宏一の顔覆い尽くした。こんな小さな秘部がどうして宏一の顔をこれほど大きく覆い尽くすのかと思うくらい大きく顔が覆われる。
「あーっ、あああっ、だめぇーっ」
由美がグッと仰け反りながら大きなストロークで秘唇が宏一の顔の上を前後に大きく擦りつけた。更に由美の両足が少し前に動いて両足がべったりとベッドに付き、身体を安定させてズリッズリッと秘唇が前後に大きく宏一の顔の上を行ったり来たりする。もう完全に宏一の顔の上にしゃがみ込んだ格好だ。
「んああぁーっ、だめぇっ、んああーっ」
由美が声を上げながら秘唇を擦りつけ始めたことに満足した宏一が両手を伸ばして由美の乳房を下からグイグイ揉み上げる。もちろん由美が喜ぶように指の間で乳首を挟んでいるので由美には凄い快感だ。
「あーっ、そのままぁーっ、もっとぉっ、もっと強くぅーっ」
由美は乳房に与えられる快感に喜んだが、我慢に我慢を重ねた後だけにもっと強くしないと秘核から湧き上がる快感とバランスが取れないので夢中になってもっと強い快感を欲しがった。由美から強くして欲しいというのは珍しいことだ。
宏一は由美の秘唇が完全に鼻と口を塞いで息ができなかったが、それでも由美が喜ぶなら限界まで我慢しようと息を止めたまま更に強く乳房を揉み上げた。強すぎるかと心配したが、由美にはちょうど良かったようで更に声が上がった。
「良すぎるぅっ、壊れちゃうぅっ」
由美は宏一の顔に秘部を擦りつける快感を身体に刻みつけながら一気に駆け上がっていく。もう何も止めるものはなかった。
「ああっ、もっとぉーっ、もっとしてーっ、もっと強くぅーっ、いっちゃうからぁーっ」
完全に夢中になっている由美は、自分でも何を言っているのかよく分からなかった。とにかく凄い快感なのだ。もちろん、仰向けになって秘部を舐められている時にも自分から宏一の頭を押し付けたりはするが、自分の体重がもろにかかっているこの姿勢とは根本的に違う。普通なら強すぎて痛みさえ感じるほどの強さで擦りつけているのに、今の由美は完全にスイッチが入っているので快感しか感じない。
「ああぁぁーっ、壊れちゃうーっ、全部壊れるぅっ」
いつもの『いっちゃういっちゃうっ』と言う宣言もしないうちに、激しく秘部を前後に擦りつけながら由美は一気に絶頂した。
「はうーっ、はうぅぅーっ、まだぁぁーっ」
由美は身体がビクンッビクンッと激しく痙攣してもまだ秘部を擦りつけようとしたがいってしまった身体を自由に扱うことなど無理だ。宏一の上で身体を何度も大きく痙攣させながら、由美は目の前が真っ白になるほどの快感に動けなくなった。
「はうぅっ・・・・はうぅっ・・・・・はうっ・・・はうっ・・・・ううっ・・・」
更に何度も痙攣を繰り返しながら、由美はぐったりと宏一の上に崩れ落ちてきた。宏一は息が続かなくなるギリギリで呼吸することができた。ぐったりと被さってくる由美の下で大きく何度も息を吸い込む。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・」
由美はまだ快感が身体中を駆け巡っていた。とにかくすごい瞬間だった。我慢できなくなって擦りつけ始めたところまでは覚えているが、その後は記憶が無い。本当は可愛らしく感じたかったのに全てを忘れて夢中になってしまった。なんとなくだが、激しく自分から擦りつけたような気がする。由美はまだ指先が痺れていたが、なんとか宏一に抱かれようと身体をずらして宏一の胸に顔を埋めようとした。しかし、宏一はまだ満足していなかった。


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