ウォーター

第二百八十三部

 
「んん・・んぁ・・んんっ・・・ん・・ううん・・・んんー・・・んっ」
洋恵の口が少し開いて熱い吐息が次々に漏れてくる。このまま洋恵はもっと気持ち良くなれると思った。
しかし、宏一は更に快感を与えることなく、再び指を引き抜くと洋恵の上半身を撫で始めた。
「はぁぁぁぁぁぁっ」
とうとう洋恵の口からはっきりとした声が出た。気持ち良さと焦れったさがたっぷりと混じった喘ぎ声だった。
「はぁぁぁぁぁ・・・んんぁぁぁ・・・んんんっ・・・はあぁぁぁぁっ」
洋恵は自分の声がはっきり出ていることに気がついてはいたが、それを止めることなど無理だったし、止めるつもりもなかった。とにかく気持ち良くて安心する。全裸になって太い肉棒を身体の奥まで入れられて激しく愛されれば気持ち良いのは当たり前だし、それはそれで夢中になれるから嬉しいのだが、こんな丁寧で優しい愛撫でもたっぷりと気持ち良くなれることが嬉しい。
ただ、このままでは秘核の焦れったさがどんどん増していく。だから洋恵は宏一の指がパンツに戻ると安心して足を開いて感じ始めた。
「んんんっ、んあぁぁん、ああぁぁぁ、んっ、んぁぁぁんっ」
洋恵は宏一の膝の上で仰け反りながら宏一の愛撫に身を任せていった。そして洋恵の気持ちに合わせるように宏一の指先は秘核の上をはっきりと可愛がっていった。洋恵は声が漏れるのを感じながら、パンツの上から得られる快感としてはこのあたりが限度だろうとわかっていたが、それでも洋恵はそのまま宏一にに可愛がられる喜びをたっぷりと味わっていった。いつの間にか感じることに夢中になった洋恵は、もう宏一の手の上にスカートを被せたりはしなかった。だから宏一から見下ろせば、洋恵の下半身はパンツまでまくれ上がっており、パンツから足まですべてはっきりと見えている。
洋恵が喜んでいるので、だんだん宏一も先をしたくなってきた。今日の洋恵は自分から誘うような仕草は見せないが、とても可愛らしく愛撫を受け止めている。まるでバージンの頃の洋恵のようだと思った。
そこで宏一は指の動きを強くした。洋恵の息が荒くなってくる。
「んんん、んあぁぁ、ああぁぁ、んんんっ、んんんっ、ああっ、ああぁぁーっ、んあぁぁっ」
洋恵の声が高まったとき、宏一は秘核を可愛がっていた指を取り去って再び上半身の愛撫に戻った。
「あああん、あああぁぁ、ああううぅ、はうぅあああんっ」
洋恵はワンピースの上から乳房を撫で回されて声を上げたが、その声はすでに喜びの声ではなく、残念な気持ちがたっぷりと含まれていた。しかし宏一は洋恵に残酷な愛撫を更に施して洋恵をたっぷりと焦らしていく。
「あああぁん、はああうぅ、あああん、あああぁぁぁ」
洋恵は再び身体を捻って宏一に背中を見せたが、やはり宏一はジッパーに手をかけないので、洋恵は残念そうに仰向けに戻った。
いつもの洋恵なら、もうとっくに宏一に先をして欲しいとおねだりしている頃だ。しかし今日の洋恵は何も言わなかった。もう我慢できなくなってはいたが、それでもこの優しい愛撫がもっと欲しかったし、宏一に優しくされるのが嬉しかった。それに、おねだりすればどうなるのか分かり切っていた。もちろん彼に対する気持ちもあったし、何より抱かれて挿入されるためだけに宏一のところに来るというのは違うのだと言う想いも強かった。
それでも宏一の手が再びパンツの奥に戻っていくと、洋恵は両足をピンと伸ばして感じる準備を整えた。そして、宏一の指が秘核の周りから愛撫を再開するとピーンと足を伸ばして喜びの声を上げた。
「あんっ、ああっ、ああうぅっ、あうっ、あうっ、ああっ、あっ、あっ」
つま先まで足をピンと伸ばして軽く仰け反りながら感じている洋恵はとても可愛かった。まるで感じているのを宏一に悟られないように内緒で感じていた頃のようだ。宏一は洋恵をもっともっと可愛がりたくなってきた。今なら洋恵を抱き上げてベッドに運んで裸にしても嫌がらないような気はしたが、それでは何より面白くない。もっと他の方法で洋恵を可愛がりたくなった。
そのとき宏一は、先ほどから洋恵が二度ほど身体を捻ったことが気になっていた。その意味が良くわからなかったのだ。『もしかしたらうつ伏せになりたがっているのかな?』と思ったが、はっきりと言ったわけではないのでそのままにした。『確かにこのままの体勢だと自分からうつ伏せにはなりにくいな』と思った宏一は、洋恵がうつ伏せにならざるを得ないようにしてみようと思った。
そこで宏一は、洋恵の声が再び盛り上がってきたときに、すでに丸見えになっているパンツの中にそっと指を差し込んで茂みへと指を伸ばしていった。それもいきなり茂みの奥へと指を進めていくのではなく、わざと茂みの上で指を止める。
「ああっ、それはだめっ」
洋恵が初めてはっきりと声を出した。
「だって脱がせてないよ。手を入れるだけだからね」
そう言った宏一の手はすでに洋恵の茂みをすっぽりと包んでいる。元々脱がされるのを嫌がる洋恵に対する宏一の常套句だ。
「それはだめぇ、あああん、ちょっとぉ」
洋恵は宏一が予想したように、洋恵は身体を大きく宏一とは反対側に捻ってうつ伏せの状態に移っていき、そのために宏一はパンツの前から差し込んだ右手は抜かざるを得なくなった。しかし、洋恵がうつ伏せになったことで今まで仰向けになっていた洋恵の首を支えていた左手が自由になった。その左手を洋恵の身体の下に差し込んでパンツの中へと入れていく。
「ああっ、だめだってぇ、せんせ、それはだめぇ」
洋恵はそう言っているが『嫌』とは言っていない。それは洋恵自身、喜んでいる証拠だった。だから洋恵は自分からお尻を持ち上げながら、逃げ出そうともしなかったし、はっきりと拒絶もしなかった。
久しぶりに服をきっちり着た洋恵を四つん這いにして可愛がる体勢に入った宏一は、ワンピースのスカートを腰の上まで捲り上げ、パンツどころか胸の近くまで洋恵の身体をむき出しにした。
「あ、だめ、だめぇ」
洋恵は手でワンピースを直そうとしたが、うつ伏せになっているので片手しか使えないし、宏一の左手は更に茂みの奥へと入ってくるのが気になって上手く嫌がれない。ただ、四つん這いになっているので自由に手を使えないこの体勢を洋恵は心の奥では嫌がってはいなかった。この体勢は恥ずかしいが宏一にたっぷりと可愛がって貰えるし顔を見られないので思い切り感じても気にする必要が無い。だからワンピースを捲り上げられてもはっきりとは嫌がらなかったのだ。はっきりと嫌がれば、当然宏一は全てを止めてしまう。それは嫌だった。
「これならまだ脱がしてないでしょ?」
そう言うと宏一は、目の前の洋恵の腰に舌を這わせ、瑞々しい肌を楽しみ始めた。
「んあぁーっ、ああっ、それはだめっ、ああっ、あっ、あっ、んあぁぁぁっ」
洋恵は敏感になっている身体に舌を与えられ、その快感に驚いた。もの凄く気持ちいい。ざらざらした舌の感覚が肌の上を滑っていくだけで力が抜けてしまう。洋恵は心の中で『こうやって脱がされないままでいっぱい触られて、きっと最後までいっちゃうんだろうな・・・先生は上手だもの・・・/私が嫌がっていない事、分かっちゃってる』と思い始めていた。
「ああぁぁっ、だめ、あああぁんっ、あああぁっ、はうぅっ」
洋恵は更に何度か手で宏一の頭を押しのけようとしたらしいが、背中では手が上手く回らないし、感じてしまって上手くできないようだった。
「ほうら、こうされるの、好きでしょ?」
「ああんっ、ああぁぁん、ああうぅぅっ、はうぅぅ」
宏一は洋恵の腰からパンツの近くまでたっぷりと舌を這わせて洋恵の声を搾り取っていく。洋恵はだんだんこのままで夢中になって楽しんでも良いのではないかと思い始めていた。確かにこの時点では宏一は一枚も服を脱がしてはいないので洋恵のお願いを破ってはいないし、何より洋恵はこの丁寧な愛撫が嬉しい。服を脱がせて触りさえすれば女の子は喜んで感じると思っている彼には望むべくもない素敵な愛撫なのだ。
しかし、その洋恵の気持ちの変化にダメ押しするように、パンツの中に差し込まれた手が茂みを超えて秘唇を割り秘核へと近づいてきた。ここで秘核を可愛がられたら、もう絶対に我慢などできなくなる。だから洋恵は今のうちにきちんと恥ずかしがっておく事にした。
「ああっ、そんなに奥まで入れたらっ、ああっ、それはっ」
洋恵はお尻を思いきり高く上げて宏一の手を少しでも抜こうとしたが、それはたぶん無理だろうと感じていた。
「それじゃ、やっぱりこっちからした方が良いかな?」
そういうと宏一は待ちに待った段階に入っていく。パンツの前から差し込んだ左手で茂みをすっぽりと覆ったまま、右手を目の前に差し出されている洋恵のパンツの後ろから差し込んでいったのだ。これで洋恵はパンツの前と後ろから同時に手を入れられることになった。
「ああぁっ、それまでしたらぁっ、ああっ、やっぱりだめっ、ああっ」
洋恵は手を後ろに回してパンツを庇ったが、それが最後の抵抗なのは洋恵自身が良くわかっていた。これは宏一の部屋で初めて宏一が洋恵の秘部を直接可愛がったときのやり方なのだ。あの時の感覚は洋恵の身体が一番よく覚えていた。これをされたら逃れる術はない。洋恵は宏一の右手がお尻から秘部へと入っていき、秘唇の敏感な部分に触れた瞬間、大きな声を上げた。
「ああぁぁっ、いぃーっ」
洋恵は抵抗を忘れて両手をギュッと握り締めて快感に耐え、宏一の与える愛撫を受け入れた。下から差し込まれた宏一の左手は洋恵の秘核の周りを丁寧に這い回り、上から差し込まれた宏一の右手は秘核の隣の敏感で平らな部分と秘口の周りをゆっくりと可愛がる。次々に洋恵が待ち望んでいたものが与えられた。
「ああっ、ああぁぁ、あうぅっ、あうっ、はあっ、あうっ、ああっ、あっ、あっ、あうっ」
洋恵の口からはっきりと喜びの声が湧き上がり、洋恵は四つん這いになって必死に快感に耐え始めた。とにかく気持ちいい。洋恵自身、たっぷりと焦らされた後の丁寧な愛撫がこれほど気持ちいいというのは久しぶりの感覚だった。触られる度にどんどん力が抜けていく。
宏一は両手の指を使って洋恵の秘部を最大限可愛がった。指先で刺激したり指でそっと擦ったりと洋恵を飽きさせない。ヌルヌルとした秘部は指で可愛がるのが楽しい。
もう洋恵は我慢など無理だと悟った。そう気持ちが切り替わると、更に快感が増していく。
「ああぁっ、せんせっ、ああっ、ああっ、あっ、いいっ、あうぅっ、んああぁっ」
もう服がどうとか、脱がすとか脱がさないとか、どうでも良くなってきた。既にこれほど可愛がられているのだ。服を着ていようが関係ない。
「もっと感じて良いんだよ。ほうら、どんどん素敵になっていくよ」
宏一は指を洋恵の感じやすいところでゆっくり遊ばせている。
「あああぁぁぁ、だめぇ、気持ち良すぎるぅ、あああぁぁん、そんなにゆっくりしないでぇ、あああぁ、我慢できなくなるからぁ」
「我慢できなくなったらどうするか、洋恵ちゃんはもう知ってるよね?」
「あああぁぁん、そんな事言っちゃいやぁ、ああぁぁん、もう、あああんっ」
たっぷりと秘部を可愛がられた洋恵は、とうとうおねだりをした。
「ああぁぁ、お願い、もう指を、指を入れてぇ」
ただ洋恵自身、おねだりをしたという意識はあまりなかった。宏一に優しくされている時には甘えているだけの普通の事だからだ。
「良い子だ」
宏一はそう言うと、右手の中指を洋恵の秘口に差し込んでいった。洋恵の中は相変わらず狭く。指をギュッと締め付けてくる。
「はあうぅぅっ、あああぁぁぁぁぁぁっ」
気が遠くなるほど気持ち良かった。洋恵は宏一の指が入ってくるのを感じながら、意識の奥で『こんなに指が気持ちいいのはどれだけぶりだろう?』と思った。
宏一は相変わらず指を強く締め付けてくる洋恵の中が既にたっぷりと濡れていることに驚いた。元々洋恵はあまり濡れやすくはなかったのに、今の洋恵の中は一戦交えた後のようにたっぷりと濡れている。もちろん指を締め付ける大きな凸凹はいつもの通りだし、肉門がギュッと指を締め付けているが、以前は指を入れてから中が濡れるまでは丁寧な愛撫が必要だった。しかし、今の洋恵の肉壁はこのまま指をズボズボしても全く問題はない。
しかし、宏一は直ぐに指を出没させなかった。いきなり最高の快感を与えてしまう必要など無いからだ。洋恵の肉壁が指を締め付けながら絡みついてくる感覚をまずたっぷりと楽しむのだ。そうすればもっと洋恵は欲しがる。
「あ、あ、あ、あ、あぁぁぁぁ、ああん、ねえ、ああぁぁぁ」
「どうしたのかな?ちゃんと指を入れたよ?気持ちいい?」
「あぁぁ、気持ちいいけど、あああん、ねぇ、はやくぅ」
「洋恵ちゃんの中はしっかりと絞まってて指が気持ちいいよ」
「ああぁぁ、意地悪しないでぇ、早くぅ、指でしてぇ」
「どんな風にして欲しいのかな?」
「そんなことぉ、ねぇ、はやくぅ、入ったままはいやぁ」
「それじゃ、こうしてみようか?」
我慢できなくなっている洋恵の中で、宏一は指を前後に動かすのでは無く、クネクネと軽く曲げたり伸ばしたりしてみた。締め付けが強い肉壁の中で指を動かすのはかなり力がいるが、久しぶりにしてみたのだ。
「んあああっ、ああぁぁっ、何してるの?ああああっ、なんかすごいっ」
「ズボズボされるのとは違ってるでしょ?」
「んああああぁぁ、なんか変になるぅ、んんああああっ、声が、声がぁっ」
洋恵は出没とは全然違う感覚に翻弄され、声を上げながらも不思議な快感に戸惑っていた。出没される時と違って全体がずっと気持ちいい。
「どれだけ気持ち良くなれるかな?」
宏一は肉壁に締め付けられた指をクネクネと動かして洋恵にゆっくりと快感を与えていく。
「ああああぁぁぁぁぁ、あああああ、あああん」
洋恵は四つん這いの姿勢のまま頭を軽く上げて仰け反った。確かに気持ち良い。もちろん宏一の肉棒に比べれば長さも太さも半分くらいしかないが、その指にこれだけ感じられるのが嬉しかった。洋恵は声を上げながら『これってリク君のと同じくらいだけと、全然気持ち良い』と感じていた。なんと言っても指は決して萎えることがないし小さくならない。いつまでも中で動き続けてくれるし身体の奥から感じられる。
洋恵が仰け反って喜び始めたので、宏一はいよいよワンピースのジッパーに手を掛けることにした。洋恵の前から差し込んでいた左手を抜き去って背中に移す。一瞬洋恵は安心したような残念な感覚を感じた。しかし、それも直ぐに次の場面に入っていく。
「ジッパーを下ろすよ。良いよね?」
そう言って、宏一はゆっくりと背中のジッパーを下げていったのだ。
「あああぁぁ、それをされたらぁ、あああん、やっぱり脱がさないでぇ」
「脱がしてないでしょ?下げるだけ」
「そんなことぉ、裸になっちゃうぅ、ああっ、はああぁぁぁぅぅっ」

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