ウォーター

第二百九十部

 
ちょうど由美は、いつものようにシャワーを浴び終わったところで洗面所で髪を乾かしていた。宏一がもう現れたので少し驚いたようだった。
「宏一さん」
「由美ちゃん、こんにちは。って言っても一昨日会ったばっかりだけどね」
宏一が部屋に入るのを横目にドライヤーを使っていた由美が言った。
「ちょっと待って下さい。直ぐに行きますから」
「うん、急がなくて良いよ」
宏一は机の上に置いてある由美の鞄を見ながら言った。由美はここに来ると丁寧に汗を全て流して更にパウダー入りの制汗シートで身体を拭くので、宏一が抱く時はいつも肌がすべすべしている。もともと高校生だけに肌は瑞々しいし張りが強いのでそこまでしなくてもと思うのだが、もちろん丁寧に準備を終えた美しい身体は宏一だって嬉しい。由美はいつものように丁寧に準備を終えてから出てきた。
しかし、今日の由美は勉強机には座らなかった。直ぐに宏一の前に立った。
「あの・・・宏一さん・・・・・・」
「どうしたの?」
由美は下を向いて何も言わずに躊躇いがちに宏一の首に手を回すと、引き寄せながら上を向いて目をつぶった。宏一が自然に由美の細い腰を抱き寄せると、自然にそのまま二人はキスを楽しむ。最初はちょんちょんとバードキスをしていたが、次第に濃厚に舌を絡めていく。由美がなかなか宏一を離そうとしないのだ。宏一が由美の項に唇を這わせ始めた時には既に由美の身体にスイッチが入っていた。
「ああぁぁ・・・宏一さん、会いたかった」
「由美ちゃん、どうしたの今日は?直ぐに甘えてきて」
「ううん、何もありません。ただ早く会いたくて・・・ああぁぁ」
「もう、甘えんぼなんだから」
宏一はすべすべの肌に唇を這わせてから舌でねっとりと舐め上げていく。
「あ・あ・あ・あ・ああぁぁぁ・・・・宏一さん、今日は・・・ああ・あ・あ・お願いです。直ぐに・・・勉強は次にして・・・・ああぁぁぁ、お願いですぅ」
由美は軽く喘ぎながらも宏一に自分から細い首を宏一の唇に押し付けるようにして愛撫を楽しんでいる。
「だって、まだおっぱいも可愛がってないよ?それでもいいの?」
「ああん、ベッドでして下さい。良いでしょ?ああぁぁぁ、身体が・・・・今日はとっても欲しがって・・・早く会いたくて・・・・・ああぁぁぁ、お願いです」
実は、由美は朝から宏一に抱かれたくて仕方なかった。昨日は一日会いたい気持ちを抑えるのが大変だったのだ。何度も宏一に電話してこの部屋で会ってもらおうと思ったくらいだった。宏一だったらきっと『昨日会ったばかりだから』とは言わない。気持ちをきちんと伝えれば受け入れてくれると信じていた。しかし、もし会ったらきっと毎日会いたくて我慢できなくなる。それで辛い一日を我慢したのだ。
だから今日は朝から時間の経つのが待ち遠しくて仕方なかった。そしてさっきシャワーを浴びた時、自分が既にかなり濡れている事に気が付いた。それは学校に居た時に既にも少し気が付いては居たが、ここに来てシャワーを浴びた時には自分でも驚くくらい濡れていた。
「それじゃ、勉強はちゃんと自分でできる?」
「はい、家でちゃんとします。頑張ってたくさんしますから、あああぁぁ、だから、お願いします・やっと会えたから・・・早く・・・・して下さい」
由美は喘ぎながら恥ずかしそうにそう言った。由美が『して』というのは珍しい。よほど待っていたのだろうと思った。由美自身、本当は宏一は可愛らしい子が好きなのだから、あまり求めると嫌われてしまうと思ってはいたが、今日だけはどうにもならない。とにかくもうぜんぜん我慢できないのだ。
「もう、仕方の無い子だ」
宏一はそう言うと、ベッドに腰を下ろして目の前に由美を立たせた。由美は宏一が受け入れてくれた事に安心したが、今度はちゃんと宏一が望むように可愛らしく恥ずかしがれるか不安になった。
宏一は何も言わずに目の前に立った由美の制服のジッパーを下ろしていく。
「それじゃ、見せてもらおうかな?由美ちゃんのおっぱいから」
宏一が制服を軽く左右に開くと、パープルのブラに包まれた由美の形の良い乳房が現れた。
「あれ?もうおっぱいが固くなって上を向いてるよ?どうして?」
由美の乳房は既に固く尖ってつんと上を向いていた。もちろんほんのわずかな違いだが宏一は見逃さなかった。実は、由美が部屋に来た時に既に気が付いていた事だった。制服の裾がいつもより僅かにスカートの前に出ていたことに気が付いていたのだ。
「それは・・・・・・」
「教えて?どうしてなの?」
「ずっと宏一さんに会いたくて・・・・だから身体が勝手に・・・・」
「何もしてなかったのに、おっぱいが勝手にこんなになったの?」
「・・はい・・・・」
「そうなの?」
「・・・・・はい・・・」
「学校の授業中に、ここに来てこんなことされるの、考えてなかった?」
そう言いながら宏一は由美の制服を大きく開いて可愛らしい形の良い乳房の下側に両手を当てた。
「それは・・・・・・」
「正直に言いなさい」
「・・・・・・・・・・」
「言えないの?」
由美はその言葉の意味が分かっていた。言わなければこの後に思い切り焦らされる事を意味しているのだ。
「言います。言いますから」
「言ってごらん?」
宏一は乳房の下側に当てた手の指だけで軽くブラジャーの上から撫で始めた。今日の由美は濃い紫色のブラジャーだ。
「あの・・・・・少しは・・・・・・考えました」
「どんなことを?」
「それは・・・・・・」
由美が学校で考えていた事は、流石に宏一と言えどもなかなか言える事では無い。
「言えないの?早く言いなさい」
「優しくして欲しいって・・・・・思ってました。だからベッドで、早く・・・お願いします」
宏一はここで考え方を変えた。女の子は男と違ってイメージや雰囲気で考えるので、具体的な事を聞いても答えない事が多いし、実際詳細な手順や動作は考えていない事が多いからだ。だから問い詰めても宏一が思っている事を言わないかも知れない。
「それじゃ、由美ちゃんが想像した事をそのままして見せて。良いね?」
「え・・・私が・・・・自分でするんですか?」
「そう、何かして欲しい事があれば、ちゃんとはっきり言いなさい。してあげるから」
由美はそう言われて考えた。このままベッドにも入れずに焦らされるよりはその方がずっと良い。
「はい・・・・・」
「それじゃ、どうするのかな?」
「まず・・・・・」
そう言うと由美は宏一を立たせると首に手を回し、キスをねだってきた。今度は最初からねっとりと舌を絡める濃厚なキスだ。由美の小さな舌が宏一の舌に上下左右から絡んでくる。由美にしてはかなり嫌らしいキスだ。
宏一は由美の細い身体を抱きしめてキスをしながら、由美が既にかなり本気になっている事に気が付いた。
やがて由美はキスを止めると、何も言わずに宏一の前にしゃがみ込み、スラックスのジッパーを下げて中から肉棒を取り出した。そして口の中に入れてもぐもぐして肉棒が力を持ち始めると頭を前後に動かして扱いていく。丁寧にしゃぶってくれる由美の小さな口の中は本当に気持ち良い。そして由美は肉棒を可愛がりながらそのまま宏一のスラックスとトランクスを脱がしていく。由美は肉棒を咥えている口がどんどん大きく広げられていくのが嬉しかった。
宏一は学校で由美がこう言うことを考えていた事に喜んだ。もちろん、いつものように下半身は由美に任せて自分は上半身を全て脱いでいく。由美は宏一が服を脱ぎ始めた事に気が付くと、自分も肉棒を口で扱きながらスカートの中に手を入れてパンツをゆっくりと脱いでいく。
由美がパンツを脱ぎ終わった時には、いつものように宏一は既に全裸だった。由美は口の中で最大限に大きくなった肉棒を丁寧に舐めてくれた。それは由美の慈しみの気持ちそのものだ。宏一はこのまま由美が挿入を望むと思った。
しかし由美は、一度宏一から離れると、
「ベッドに座って下さい」
と言った。
宏一が言われたとおりにすると、由美は宏一の前に立ち、ゆっくりと制服を脱ぎ始めた。
「ゆっくりだよ。良いね?」
宏一が念を押すと、由美は頷いて途中で手を止めて宏一を見た。明らかに制服を直ぐに脱いでしまっても良いのか尋ねている表情だ。その仕草が可愛らしくて思わず抱き寄せたくなる。
由美は宏一の視線が全身を舐めるように上下しているのを感じながら、制服からゆっくりと手を抜いて上半身を露わにして、そのままゆっくりと回って見せた。宏一は『そんな事、学校で考えてたんだ』と思ったが、もちろん言わない。ただ、
「そう。とっても綺麗だよ」
とだけ言った。由美の表情がほっとしたのがわかった。由美自身、想像したとは言え、こんな事をして宏一に嫌われないか少し不安だったのだ。そして、今度はブラジャーのショルダーストラップに手を掛けた。そして、宏一の視線を探るように見つめながら肩からずらしていく。宏一の視線は完全に乳房に釘付けになっている。由美はその視線を痛いほど感じながら、いよいよフロントホックに手を掛けた。宏一は何も言わずにじっと見つめている。
由美はここで、もう一度探るように宏一を見つめた。どうやら宏一の言葉を待っているようだ。
「さぁ、綺麗なおっぱいを見せてごらん」
宏一が言うと、由美の手が少し動いて微かにパチッと音がした。そして由美の手が左右に開くと、半球形の形の良い乳房が宏一の前に現れた。既に小豆大の乳首はまだ宏一が触っても居ないのに半分くらい立ち上がっている。
「ほう、もう乳首がだいぶ硬くなってるんだね。どうしてかな?」
宏一がそう言うと、由美は両手で乳房を隠してしまった。
「どうしたの?」
「そんな目で見ないで下さい・・・・・」
「だめ、そんな目で見る」
「そんな・・・言っちゃだめ・・・・・・・」
「さぁ、ゆっくりと続きをしなさい。次はどんな事を想像してたの?」
「それは・・・・・・・」
「しなさい」
「はい・・・・」
由美はそう言ったが、なかなか乳房を隠している手を動かそうとしなかった。しかし、宏一は何も言わない。この恥ずかしがる姿が可愛らしいのだ。それに、由美も宏一が喜んでいるのがよく分かっている。ただ、やはり猛烈に恥ずかしい。今は宏一に言われて仕方なく裸を見せているのでは無く、自分から脱いで見せているのだ。その違いは天と地ほどあった。
しかし、このままじっとしていても由美が本当に望んでいる事をして貰えない。由美は思い切って両手を下ろすと、スカートに手を掛けた。
由美が乳房を見せたままスカートを脱いでいく姿は宏一の一番好きな瞬間だ。スカートを脱ぐために下を向くと乳房の形が僅かに変わって半球形から少しだけ三角に近くなる。そして下半身が露わになって全裸になると、由美の美しい姿が全て宏一の前に現れた。思わず宏一は口を出してしまった。
「そのままゆっくり回りなさい」
由美は既に予想していたようで、恥ずかしそうに回って見せてくれた。乳房ばかりで無く由美の腰から足へのライン、可愛らしい茂み、小さなお尻、全てが最高だった。
「良い子だ。とっても綺麗だよ」
「宏一さんが喜ぶと思って・・・・・」
由美はまるで言い訳のように言った。自分はこんな事はしたくないとでも言いたいらしい。しかし宏一にとっては、由美が自分で考えてしてくれた事がとても嬉しかった。
「さぁ、それじゃ、次はどうするのかな?」
宏一が問いかけると、由美は目の前の宏一に歩み寄り、そっと抱きついて宏一をベッドに押し倒した。そして宏一の横に身体を横たえると、枕を両手で掴んで目を閉じる。
「優しく、いっぱいして下さい」
「どんな風にして欲しいの?」
宏一はベッドに横たわる由美を見ながら聞いた。相変わらず完璧な美しさだ。由美の身体のラインを上から下まで射るような視線で眺めながら宏一は『最近は少し大人っぽい身体になってきたかな?』と思った。最初に由美を抱いた時はもっと子供っぽい身体だったような気がしたのだ。
「宏一さんの好きなようにして下さい。そんなに見ちゃいやです・・・・・」
由美は目をつぶったままそう言った。目をつぶっていても宏一の視線を痛いほど感じるのだ。
「それじゃ、こうしてあげるね」
そう言うと宏一は、由美の上に被さってゆっくりと濃厚なキスを始めた。ねっとりと由美の口の中にしたを差し込むと、由美の可愛らしい舌があちこちから絡んでくる。由美は次第に息を弾ませ、宏一の首に手を回すと一生懸命舌を宏一の舌に絡めてきた。二人がたっぷりとキスを楽しんだ後、宏一の舌は由美の項を丁寧に舐め尽くしていく。
「ああぁぁぁぁ、ああああぁん・・・・あああああ・・・・」
由美の高い声が小さく部屋に響き始めた。由美はどれだけ感じても大声でわめいたりしないので声の大きさを気にする必要が無い。だから宏一は好きなように由美を感じさせる事ができる。由美の声は高いだけに洋恵よりも小さいと思った。
「いっぱい焦らしても良いの?」
宏一は項を舐めながら由美に聞いた。
「ああぁぁぁ・・・・して下さい・・・・でも」
「でも、なあに?あんまり焦らされると我慢できなくなるのかな?」
「我慢します。でも、ちゃんと見ていて下さい」
「見ちゃ嫌なんじゃ無いの?」
「そう言う事じゃないです。ずっと一緒に、私を見ていて下さい。それなら焦らしても良いです。ああぁぁぁ、宏一さん・・・ああぁぁん、だから早く、あああぁぁ、もう我慢できません」
「自分から裸になって、こうされてるのに、もう我慢できないの?」
「だからです。ああああぁぁぁ、身体が欲しがってます、あああぁぁ、全部可愛がって・・・・・・」
由美はそう言いながらも、項をクイクイと宏一に押し付けて自分から感じていた。
「もう、そんなに欲しがるなんて、悪い子だ」

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