ウォーター

第三十部

 

 由美は部屋に宏一がいるので少し驚いた。そして、由美が入っ

てきたことに全く気が付かずに熟睡している様子から、かなり仕

事が大変だったのだろうと予想した。そっとシャワールームに入

り、軽くシャワーを浴びる。

シャワーを浴びながらトワイライトエクスプレスの中で宏一とシ

ャワーを浴びたことを思い出し、このまま宏一のベッドに潜り込

みたくなる思いに戸惑った。

 由美は宏一をベッドに置いたまま一時間ほど勉強した。しかし、

時間が経ってくるとだんだん気が気ではなくなってきた。宏一と

一緒にいられる時間は短い。既に時間は7時近くなっている。8

時過ぎには帰らねばならない。しかし、ぐったりと疲れている宏

一を起こすのはかわいそうだった。何度も振り返りながらどうし

ようか迷っていた。

 由美が何度も振り返る気配に宏一は目を覚ました。ゆっくりと

目を開けると由美が微笑んでいる。

「宏一さん、起きたんですか?もしかしたら私が起こしたのかも

知れませんね。ごめんなさい」

由美の優しい声が聞こえる。宏一はあわててベッドから起きあが

った。

「ごめんよ、ちょっとだけ横になるつもりがいつの間にか寝ちゃ

ったんだね」

まだふらつく頭を必死にはっきりさせながら宏一がベッドから出

てくる。

 宏一はバスタオルを腰に巻いただけでベッドから出てきた。由

美は、一瞬どきりとしたが、気付かない振りをして机に向かった。

宏一は由美の後ろに立つと、ゆっくりとうなじを指でなぞりなが

ら机の上のノートを眺めた。既にいつもの宏一に戻っていた。由

美はすぐに求められるかも知れないと思い、期待に身体を堅くし

ていたが、宏一はいつもの通りに勉強の話を始めた。

 「由美ちゃんが地理の勉強なんて珍しいね」

「ええ、どっちみち来年になったら地理を取ることになるんです。

社会の中では好きな方だし。だから今のうちから少しずつ眺める

程度ですけど始めているんです」

そう言いながらも、由美はうなじから何とも言えない快感が沸き

上がってくるのをこらえていた。

 「そうか、由美ちゃんは地理のどんなところが好きなの?」

そう言いながら宏一は右手を由美の胸元から滑り込ませ、可愛ら

しく膨らんだ膨らみの方に少しずつ移動させていく。

「あ、あの、いろんな国のことが分かるし、・・・曖昧なところ

がないから・・・だから・・・」

由美は、宏一が焦らしたがっていることに気が付いた。由美は焦

らされるのは好きではなかったが、宏一がそうしたがっているの

ならば我慢できるところまですることにした。

 襟元から差し込まれた宏一の右手は軽いタッチでブラジャーに

包まれている膨らみの上をゆっくりと這い回る。まるで、軽くジ

ャンプしながら飛び回っているようだ。

「それで、どこか分からないところでもあった?」

指先のタッチを微妙に変えながら、快感の予感だけで由美を我慢

させる。ブラジャーの中では、二つの膨らみが堅くなって宏一の

愛情を待ち始めている。そして、先端はブラの布地を押し上げ、

制服の上からでも位置が確認できるほどになってきた。

 「あの・・・、はあっ、あの・・風の向きが回帰線付近と北緯

・・・・うっ・・六十度付近で、反対になるのは、覚えたんです

けど、・・・はうっ・・・、どうしてそうなるのかなって・・・

・あっ・・だめ」

微妙な指だけの愛撫に由美の体は時々、ビクッと反応する。由美

の頭の中は旅行の最中に宏一がしてくれたような激しいセックス

が渦巻いていた。しかし、宏一はまだ我慢させることにした。

 「じゃあね、まず赤道付近から説明しようか。いいかい?」

そう言いながらブラジャーの上の布地との境の辺りをすーっと

撫で回す。

「うーっ、はあっ、はあっ、こんな、あ、はい、お願いします」

既に胸の辺りだけでなくショーツの奥もうずき始めている。自分

でぎゅっと膝に力を入れたりそっと少しだけ擦り合わせるように

して、身体が暴走するのをこらえた。

 「じゃあ、まず、赤道付近は一番地球の自転軸から離れている

よね。だから、何の影響を一番受けるのかな?」

宏一は右手だけでなく、左手を制服の裾から差し込んで、ゆっく

りとブラジャーのカップを下から撫で上げ始めた。そして、右手

の動きはゆっくりとしたものに変え、全体の刺激が強くなりすぎ

ないように由美の表情を見ながら愛撫を加減する。

 由美は、宏一が感じすぎないように、身体が快感に向かって走

り出すと愛撫を弱め、しばらくするとまた挑発することに気が付

いた。

「あの、ああん、地球の自転の・・・・はっ、いや、そのまま・

・・」

次第に考えることができなくなってくる。宏一の指の動きが由美

の意識を全て奪っていくようだ。

 「そうだね、自転の影響を受けるから、慣性が働いて空気が動

くよね。どっちからどっちに動くの?」

宏一は由美が快感に夢中にならないように、何度も由美に質問し

て考えることを強要した。

「はっ、はっ、あの、・・・・東から西です。ああっ、いや、も

う、いじめないで、宏一さん、はううっ」

由美はこれ以上我慢できなくなってきた。

 「もう、許して、早く、ベッドで、お願いします」

由美の口からどうしようもない、と言う感じで次から次からおね

だりの言葉が流れ出す。しかし、宏一自身は由美をいつもと違う

方法で愛することにした。由美の耳元に口を近づけ、囁くように、

時々うなじを愛撫しながら命令する。

 「まだそんなに勉強を見てあげてないじゃないの・・・、いい

のかな、・・それじゃあね、ちゃんと言うとおりにするんだよ」

「あうっ、はあっ、ううっ、はい、アアン、します、しますから」

由美の目は既にうつろになり、焦点が定まっていない。宏一の指

が更に由美の体を燃え上がらせて行くが、不完全燃焼のように、

熱くはなるがそこから快感が吹き出してこない。気が狂いそうな

もどかしさだった。

 「由美ちゃんの座っているイスの右下にレバーがあるでしょ、

高さ調整するやつ、それを動かして、イスを一番低い位置にしな

さい」

宏一がそう言うと、由美は手探りでレバーを探し、引いた。その

途端、座面がガスダンパーの働きでスムーズに沈み込む。

 宏一は両手を由美の服から抜くと、

「じゃあ、まずお口でして頂戴」

と言った。由美は気の狂いそうなもどかしさからやっと解放され

たので、素早く椅子を降りると宏一の前に跪き、タオルを外して

宏一の肉棒を含んだ。後は口で奉仕して宏一をその気にさせるだ

けだ、そう思うと自然にダイナミックな動きになった。

 宏一は由美の奉仕に満足した。そのまま由美の座っていたイス

に座ると、いつものように由美の髪を撫でながらゆっくりとタバ

コを吹かし始める。宏一の肉棒は起きがけなので鉄のように堅く

なった。

由美はこれで貫かれる予感に自然に腰を振っていることに気が付

いていない。宏一は、ゆっくりと一本吸い終わると、更に由美に

命令した。

 「このままショーツを脱ぎなさい」

由美はビクッと身体を震わせる。ショーツは片手では上手く脱げ

ない。両手を使ってしまうと宏一の肉棒を口だけで受けなくては

いけなくなる。一歩間違うと喉に肉棒が入って息ができなくなる。

どうしても慎重になってしまう。

肉棒をほおばったまま宏一に許しを請うようにそっと見上げる。

しかし、宏一は、

「やってごらん」

と取り合わない。由美も濡れ始めているショーツは早く脱ぎたかっ

たから、おずおずと両手をスカートの中に入れると、肉棒をくわ

えたままショーツを脱ぎ始めた。

 「お口もすこしずつでいいから動かしてね」

宏一の口調は優しかったが、由美には命令に等しい。目の前で顔

を突き出して肉棒をほおばりながら腰をうごめかせ、ショーツを

脱いでいく由美の姿は強烈にエロチックだった。

跪いているので膝から下がなかなか脱げない。由美は何度も吐き

出しそうになりながら、やっとの思いでショーツを脱いだ。

 「じゃあ、お勉強の続きをしようね。膝の上に座りなさい」

宏一は由美を下から貫くつもりなのだ。

「そんな、宏一さん、ベッドに行きましょう。ね、思いっきり愛

して」

由美は嫌がったが、宏一の股間からそそり立つ肉棒の誘惑には勝

てなかった。おずおずと後ろ向きで宏一の上に腰を下ろしてくる。

 宏一は、最初から貫くつもりはなかった。自分の両足を揃えて

腰を引き、肉棒が入りすぎないようにして由美を上に座らせる。

丁度、秘核の辺りに肉棒が当たり、由美を性の虜に変えていく。

「ああーっ、こんなの、あ、まだ、まだ入っていません、宏一さ

ん、ちゃんと入れて、こんな、アアアッ、だめ、そこじゃない、

いやっ、あうっ」

肉棒がひくひくと動く度に由美の秘核が擦りあげられる。既にたっ

ぷりと充血して尖っていた秘核は秘唇からはみ出し、それだけで

どうしようもない快感を生み出す。

 「お願いします、早く、早く入れて」

と両足を擦り合わせながら腰をもじもじしてねだる由美に、

「さて、お勉強の続きだよ」

と宏一は由美を参考書に向かわせる。

「ちゃんとできたらご褒美をあげるからね」

そう言って宏一は肉棒に力を込めて少し動かし、由美に少しだけ

快感を与える。

「あうっ、早く、うっ、するなら早くして」

由美は気が変になりそうになりながら、宏一の肉棒を待ち続けた。

由美がたまらなくなって腰を振り始めると、宏一は両手でがっし

りと腰を押さえつけてしまう。

 「いいかい、赤道付近の空気が東から西に流れると、回帰線付

近の北にある空気はどっちに流れるのかな?」

「アアン、いや、分かりません、アアン、早く、早くぅ」

「ちゃんと考えてごらん、赤道付近の空気は上下にも対流を起こ

しているよね。そうなると、東から西に流れながら赤道で上昇し

た空気は上空で回帰線に流れていってそこで地表に降りて行くで

しょ。そうなると、回帰線の北の空気はどっちに引っ張られる

の?」

「ああん、だめぇ、我慢できない、宏一さん、お願い」

 由美の秘口からは既に我慢できなくなった液体が溢れ出し、宏

一の茂みを濡らし始めていた。

「考えてごらん」

宏一はあくまで答えを要求する。由美は、答えなどもうどっちで

もよかったが、とにかく答えないとどうにもならなかったので当

てずっぽうで答えた。

「東から西です。だから、ねえ、あああ、このままじゃ、はう、

狂っちゃいます」

「そうだよ、東から西だね。よくできたね。じゃ、ご褒美だよ。

もう少しだからね」

そう言うと、宏一はイスを後ろに下げ、由美の両足を机の下から

出すと大きく開いた。

既に開き始めていた秘唇は足を大きく広げられたことでさら

に広がって肉棒を全体で包み込む、肉棒が秘核の根元と秘唇とを

擦りあげる形になった。既に限界に達していた由美の体に快感が

溢れ出す。

「ああーっ、もっと、もっとしてください、中に入れて、アアン、

アアン」

由美はたまらず開いた両足を上手く使って上下運動を作り出し、

快感に溺れようとする。

 「最後だよ、これができたら入れてあげる。回帰線から北上す

る空気の流れは回帰線から赤道に向かって南下する空気の流れと

どう違うの?」

「ああん、もっと、もっと欲しい、あうっ、あうっ、反対になり

ますう、だから、だから入れて、オチンチンが欲しい、入れて、

早くいっぱい入れてください」

とうとう由美の体が暴走を始めた。腰を押さえても止まらずに、

更に激しく動こうとする。

 「よくできたね。だから回帰線を挟んで反対向きの風が吹くん

だよ。さぁ、ご褒美だ」

そう言うと、一旦、由美の腰を持ち上げてから自分の腰をイスの

前に出し、浅く座った。これで肉棒は大きく突き出される。宏一

が由美の腰をその上にゆっくりと下ろしていくと、由美の中に一

気に肉棒が飲み込まれた。

「あーっ、いいーっ、おっきいのっ、凄いのが入ってくるぅ、

はーっ、はあん、アンアン、気持ちいいーっ」

由美はやっと貫かれた喜びに、自分から激しく上下に動いて宏一

の肉棒をむさぼった。

 既にどろどろに溶けている肉壁は、ズチャッ、ニチャッ、と嫌

らしい音を立てる。由美は一心に腰を振り続けた。自分ではどう

しようもなかった。時々、無意識にグリグリッと腰を回して肉棒

を更に深くくわえ込む。

宏一は手で握られるような締め付けと、肉棒の先端がコリッとし

た子宮に当たる感触を楽しみながら、由美のあられもない声を楽

しんでいた。

 一心に頂上を目指して駈け上っていく由美は、このまま終わり

たくないと思っていたが、身体を止めることはできなかった。日

曜日の朝からずっと待ち続けていたのだ。ゆっくり受け止めたく

てもどうにもならない。やがて、

「あーっ、もうだめ、もう、だめ、いっちゃう、ああん、まだい

や、ああっ、あーっ、ううっ、う、ううっ」

由美の体が硬直し、キュッと肉壁が宏一を締め付けてくる。宏一

はもう少しで終わりそうだったが、まだ続きを楽しむことにした。

 由美の身体が何度も軽くピクッと痙攣する度に肉壁が宏一を軽

く締め付ける。

「アアッ、あーん、まだ、もっと、はう、ああ、もっと欲しい」

由美は、息を荒げながらもおかわりをねだった。焦らされた時間

があまりにも長かったので、凄まじい絶頂も由美の火照りを完全

に取り去ってはくれなかった。

 「まだこっちを愛してなかったね」

そう言うと、制服の裾から両手を差し込み、ブラジャーの上から

膨らみをゆっくりと揉み上げる。その途端、由美の肉壁がギュッ

と強く締め付けた。

「あうーっ、イイッ、それもイイッ、もっと、もっとして、ア

アッ、あーっ」

再び体に火の付いた由美は再び腰を振り始める。しかし、同じ体

位では面白くない。

 「由美ちゃん、今度はこっちを向いてごらん。由美ちゃんが愛

して欲しいところを見せてくれたらお口と手でいっぱいしてあげ

るから」

そう言って由美を一旦下ろしてしまう。

「アアン、まだ抜かないで。もっと、もっと欲しい」

由美はそう言ったが、宏一から下ろされると

「あん、まだ。もっと欲しい。はぁ、はぁ、恥ずかしい、こんな

格好でおねだりするなんて」

と言いながら、スカートを自分で捲り上げると、すぐに再び正面

から跨ってきた。

「よしよし、今度は前からしてあげるね」

そう言って由美の腰の位置を合わせると、いすに座ったまま正面

から肉棒で貫く。

「はあっ、これっ、深いっ、あーっ、凄いーっ」

由美の体がのけ反る。

 しかし、宏一はそのまま由美の腰を押さえて夢中になろうとす

るのを抑える。

「いや、いや、ちゃんとして、いっぱいズボズボして欲しいの。

はやくぅ、宏一さん」

「ほら、ちゃんと由美ちゃんが愛して欲しいところを見せてくれ

ないと、お口と手でしてあげられないよ。それでもいいの?」

「いや、でも、ああん、あうっ、よすぎて、上手く脱げない」

由美は細い華奢な腰をグリグリとうごめかせながら、何度も快感

に体をのけ反らせ、制服を脱ぎ始めた。まるで腰が勝手にうごめ

いているようだ。

宏一の目の前十センチくらいの所で、少女が制服のジッパー

を下げ、さらにフロントホックを外して、我慢できない、と言っ

たように真っ白の膨らみを突き出してくる。

「食べて、お口でいっぱい、手もして、思いっきりして」

由美は身体を少しひねって乳首を宏一の口に含ませると腰を振り

始めた。

 既に十分に尖っている乳首は宏一の口の中でころころと転がっ

た。左手で背中を支えながら右手で乳房を揉みあげてやる。

「ああっ、これっ、全部、全部イイッ、もう、知らないっ」

由美は膝をうまく使い、上下運動を作り出して夢中になって快感

を駈け上った。宏一は激しく上下に動く堅い乳房を一心に舐め、

しゃぶり、舌で転がし、手では揉み上げた。

 由美の動きがあまりに激しかったので、宏一は由美を満足させ

るだけで精一杯だった。由美の中は相変わらず気持ちよかったが、

由美に神経を集中していたので宏一自身はあまりよくなかった。

『二回目はベッドの上で、騎乗位にすればよかった』少しだけ後

悔した。

しかし、由美にとっては制服のまま刺激的な体位で快感をむさぼ

る最高のセックスだった。

 「あーっ、また、また良くなる、あーっ、突き抜けるっ、いっ

ちゃうっ」

宏一がぐっと腰を由美に押しつけると、由美の体が大きく反り返っ

て硬直する。髪を振り乱し、制服の中から真っ白な乳房をさらけ

出して絶頂を極めている少女の姿を見ていると、宏一の中に再び

欲望が滾ってきた。今度は宏一が満足する番だ。

 由美を抱き上げてベッドに運び、人形のようにぐったりしてい

る少女を全裸にすると、まず胸の膨らみから丁寧に揉み込んで乳

首をねっとりと愛撫する。由美の体が反応を始めると、宏一は少

し腰を動かして肉棒を由美の掌に置いた。

「アアッ、そんなに、だめ、丁寧にしたら、ああん、また火が付

いちゃいます。もう、あんなにしたから、心臓が、だめ、持ちま

せん、あ、でも、いいっ、許して、宏一さん、欲しくなって、ア

アン、もう、ちゃんとして下さい」

由美は再びゆっくりと悶えながら掌の中の宏一の肉棒をしごき始

める。

宏一は秘核の周りをゆっくりと指でなぞり、由美の体が悶え

ながらうごめく姿を鑑賞していた。

「ああん、いい、けど、いや、こんなのじゃ、アアン、もう二回

もいったのに、はあっ、宏一さん、早く、早くぅ、入ってきて、

指で焦らしちゃいや、ね、もう一回、思いっきりしてください、

いっぱい」

由美は右手で肉棒をしごきながら身体をくねらせておかわりをね

だった。

 最初は閉じていた足が、次第に大きく開いていく。終いには腰

を突き上げるようにして自分から指を迎えにいく。宏一は今まで

いくら焦らしても、必ず最後には由美を満足させてきた。だから

自然に由美は焦らされると大胆に振る舞うようになってきていた。

宏一は、『もうそろそろ狭くなったかな』と由美の秘口が収縮し

た頃を見計らい、膝立ちの姿勢で肉棒をあてがった。

 「ああっ、早く、早く入れて、いっぱい、はうっ、お願い、オ

チンチンをはめて、奥まで、して、入れてぇ」

由美は我慢できずに腰を突き上げ、宏一の肉棒を飲み込もうとす

る。

「最後はゆっくりと入るからね」

そう言うと、由美の両足をV時に開き、ゆっくりと中に入ってい

く。既に十分に収縮していた秘口は由美と宏一に全身がしびれる

ような最高の快感を与える。

 「あーっ、いーっ、いいのっ、早く、もっと奥まで、ああん、

狂っちゃうっ」

足を持ち上げられたので、腰を振ることができなくなった由美は、

ただのけ反って悶えることしかできなかった。我慢できずに乳房

に手を当てた由美に

「両手は頭の上に置きなさい」

と宏一に我慢させられる。

 ゆっくりと奥まで入った宏一は、今度はゆっくりと肉棒を抜い

ていく。

「ああーっ、いーっ、けど、抜いちゃイヤーッ、いや、あーん、

早くもう一回入ってきて」

由美の肉壁の感触を楽しみながら、宏一はゆっくりと出没を繰り

返した。由美にはたまったものではなかった。頭の中で電気が

ショートしたように火花が飛ぶ。

 何度か由美を楽しんだ宏一は、最後まで取って置いた乳房を楽

しみながらフィニッシュすることにした。由美の足を持ち上げて

肩に掛けておいて、両手で乳房を揉みながら腰を動かす。由美の

体はV字に折り畳まれた格好だ。

 「はうっ、はうっ、イイッ、もっと、もっと、アアッ、うっ、

うう、す、凄い、こんなの、はあっ、されたら、あっ、アアッ、

良すぎるっ」

由美は頭をはげしく左右に振りながら宏一の肉棒の虜になってい

く。腰を振ったり抱きついたりできないので、由美はただ受け入

れることしかできない。身体の中を暴れ回る肉棒を感じながら、

全てを忘れて快感をむさぼった。

 宏一は、素晴らしい感触に満足して腰を振り続けた。下を見る

と、由美の淡い茂みの中を自分の肉棒が出没しているのがよく見

える。

時々、出没をやめてぐっと奥に差し込んだままグリグリと腰を動

かしたりして、子宮に肉棒が当たる感触を楽しんだ。やがて宏一

にも最後の時が近づいてきた。

 「あーっ、いい、いいの、もうダメ、こんなの、良すぎるの、

もうダメ、いっちゃう、あーん、いいのぅ」

最後は由美の声は泣き声のようだった。宏一は最後に数回激しく

腰を振ってからぐっと奥に肉棒を差し込み、由美の肉壁の動きだ

けでフィニッシュを迎える。

「あーっ・・・・・・」

宏一が液体をそそぎ込むとき、肉棒の傘がぐっと開いて由美を更

に高いところに押し上げる。由美が最後を感じて思いっきりのけ

反って硬直する。宏一の手の中で乳房が膨れたようだった。人差

し指と中指で乳首を挟んでギュッと握る

 「うーっ・・・・・・・・・」

由美は激しく何度か頭を振ると、そのまますーっと意識が薄れて

いった。ぐったりとなった由美の体の中で、肉壁だけが何度か

キュッと肉棒を締め付け続けた。

 宏一はベッドから降りて、激しい息を整えながら由美の身体を

眺めていた。宏一の思い通りに開発された素晴らしい少女の身体

は、眺めているだけで再び宏一の欲望に火を付ける。もう一度し

ようかどうか迷っていると、由美がゆっくりと目を開けた。

 「あ、宏一さん、私、どうしたの?」

「最後の時に少し気を失ったみたいだよ。でもすぐに目を覚まし

たね」

「そうなんですか」

由美はゆっくりと体を起こすと下着を付け始めた。宏一が由美の

体に触ろうとすると、

「ちょっと待って下さい。あの、相談したいことがあるんです」

と宏一の手を押さえて由美が言った。宏一に愛された実感が身体

の中に残っている今だから言えることだった。



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