ウォーター

第三百四部

 
「感じてきた?」
「まだです。さっきはあんなに凄くいったから・・・・・、でも、また少し・・・」
燃え上がった少女の身体の回復は早かった。もう軽く指で乳首を可愛がると由美の口から声が出る。
「あん、あっ・・・そんなに弄らないで下さい。ああん、いじわるぅ」
「感じてきた?」
「はい」
由美がそう言うと、宏一は両手で由美の乳房を一気に揉み上げた。
「はうぅっ、ああんっ」
由美の腰がグイッと動き、肉壁がザラッと肉棒を扱いた。そしてそのまま二人はお代わりに突入した。由美は宏一の肩に手を置いて身体を安定させると、グイグイと腰を前後にスライドさせて肉棒を扱いていく。
「ああっ、ああっ、ああっ、ああっ、いい、いいですぅっ」
宏一は揉んでいた右の乳房に吸い付くと、 左の乳房を揉みたてながら、由美の腰をグイグイと引きつけた。由美が一番好きなやり方だ。
「ああっ、いーーっ、良いですぅっ、ああっ、最高っ、全部いいっ」
由美は宏一の頭を抱き寄せ、乳房を口で愛される喜びに夢中になった。宏一が腰を引きつけているので密着度が凄い。
「ああっ、奥に当たって、あああっ、凄いっ、突き抜けちゃいますぅーっ」
由美は再び一気に駆け上がっていった。宏一が手と口を離すと、自然に自分から乳房を揉んで声を上げる。
「ああんっ、止めちゃ嫌ですぅっ、ああんっ、恥ずかしいっ、ああんっ、止まりませんっ、ああんっ、もっとぉっ」
「さぁ、頑張っておちんちんを扱いて気持ち良くなりなさい」
「ああんっ、いじわるぅっ」
そう言うと由美は両足に交互に力を入れ始めた。一気に肉壁が強く大きく動き出す。
「おおっ、由美ちゃん良いよっ」
「最後は宏一さんがしてっ、だから、だからそれまでぇっ、ああっ、長いぃっ、すごいぃぃっ」
再び宏一が放出するまでは少し間があった。だから由美は必死になってがんばった。しかし、いき癖の付いた身体はどんどん勝手に駆け上がっていく。
「ああっ、だめっ、ああっ、いいっ、いっちゃいそうっ」
「由美ちゃん、頑張って。もう少しだよ」
「ああっ、だめ、だめですぅっ、ああっ、ああっ、いく、いっちゃいますぅっ、宏一さん、お願いっ」
由美が最後の体勢に入ったので、宏一は再び由美の乳房に吸い付くと口の中で乳首を転がし、乳房を揉みたてて腰をグイグイ引きつけた。
「あああぁぁぁ、最高っ、いっちゃういっちゃうぅーーーーっ」
宏一が抱きしめた少女の身体が再びビクンビクンッと大きく痙攣した。しかし宏一はまだだ。真っ白になった意識の奥でそれは由美にも分かっていた。だから、まだ痙攣が十分に治まらない内から由美は宏一から立ち上がり、直ぐに跪いて肉棒を口に入れた。
「由美ちゃんっ」
宏一の言葉も十分に聞かない内から由美は肉棒に吸い付いて激しく吸い立てた。それは、あと少しだった肉棒を放出に導くのに十分だった。
「おおっ、由美ちゃん、出るっ」
宏一がそう言うと、まだ痙攣が完全に治まっていない由美の口の中に白濁した液体が注がれた。由美は宏一が終わったことを知ると、そのまま丁寧に肉棒が萎んでいくまでにじみ出す精を舐め取って飲み込んでくれた。
しかし、口の中で肉棒が小さくなる度に少しずつ精を舐め取っているとき、由美の中で突然後悔が爆発した。『今何してるの?ぜんぜん可愛らしく感じられなかった。いつの間にか夢中になって、あんなにおねだりばっかりして、最後は宏一さんの言葉も聞かずにおちんちんに吸い付いて出してもらった・・・・・。全然可愛くない。こんなの高校生じゃない。宏一さんは可愛らしい子が好きなのに、こんなことしたらきっと嫌われちゃう・・・・』
後悔が渦巻き、気が付くと小さく軟らかくなった肉棒を頬張りながら由美は涙を流していた。
『どうしてきちんと我慢できないんだろう?どうして気持ち良くなることばっかりしか考えないんだろう?宏一さんはいつも私を一番に考えてくれるのに、私ったらいつも自分のことばっかり。宏一さんが良いって言うまでおねだりしないって約束したのに、いつの間にか忘れちゃって、途中からおねだりばっかりして・・・』由美の頭の中では後悔が激しく渦巻き、涙が幾筋も流れ落ちた。
宏一が優しい言葉を掛けてくれたが、由美の心には響かなかった。それでも服装を直してパンツを穿き、帰る間際にタクシー代をもらい、宏一に抱きしめられてキスをする間だけ、由美は少し幸せな気持ちになれた。宏一は心配して、送っていってくれるといったが、由美はそれを断った。これ以上泣き顔を見られたくなかったのだ。そして、タクシーの中でも声は出さなかったが涙は幾筋も流れ落ちた。
翌日、洋恵は香奈に呼び出された。用件はわかりきっている。洋恵にとっては気の重い話だった。
「どう?噂は消えたでしょ?」
「うん」
「それで?」
香奈は洋恵をのぞき込むように言った。
「ちゃんと言うことがあるよね?」
「・・・・・・・・ありがとう・・・・」
洋恵にとっては噂を打ち消してくれたこと自体はとても嬉しいことだったが、交換条件が気が重い、と言うか嫌なのだ。しかし、これしか方法がなかったのだから仕方ない。
「どういたしまして」
香奈は誇らしげにニヤッと笑って見せた。
「さぁ、それで、どうしようかな?」
「そんなこと・・・・・・」
「さあて、どうしようかなあ?」
香奈は完全に楽しんでいる。それが洋恵にはとても腹立たしい。しかし、香奈に噂を打ち消すように頼んだときからこうなるのはわかりきっていた。他には方法が無くて本当に仕方が無かったのだ。それならさっさと終わらせた方が良い。洋恵はグッと気合いを入れると香奈に言った。
「それで、どうしたいの?さっさと言ってよ」
「もちろん、あんたの大好きなセンセと会わせてもらうね」
「会うだけ?」
「そんなこと、どうなるかなんて分かるわけ無いでしょ?会ってお茶して終わりかも知れないし、二人でどっかに行くかも知れないよね」
「どっかって?」
「そんなこと分かるわけ無いでしょ?でも、もしかしたら素敵でおっきなベッドがあるところかも知れないよ?その可能性はあるからね、うん、ある。可能性だけどね」
香奈はいたずらっぽく言った。
「どのくらいの可能性なの?」
「そんなこと、本当に分からないって。でもさ・・・・」
そこで香奈は洋恵の耳元で囁いた。
「あのお子ちゃまだった洋恵が夢中になるくらい上手なんでしょ?それってとっても興味ある。だってさ、結局なんだかんだ言ったって、とにかく入れられるのが気持ち良いからあんなことしたんでしょ?要するにやりたいだけって感じじゃない。センセが好きなんじゃなくて、大人のおっきいあれを入れてもらうのが好きなんでしょ?気持ち良いから。確かに最近、洋恵は大人っぽくなったって聞いてたし、洋恵に近づきたい男子だって1人や2人じゃないことくらい知ってるけど、まさかあそこまでとは思わなかったもの。子供子供してた洋恵をたっぷりと大人にしてくれた人ってさ、すっごく素敵で上手なんでしょ?」
いきなり核心を突かれた洋恵は怒ると同時に恥ずかしさで耳まで赤くなった。
「そんな言い方っってないんじゃないのっ」
「おっ、耳まで真っ赤。きゃわいぃーっ。ごめんごめん」
洋恵が予想以上に反応したので香奈は調子に乗って更に続けた。
「でさ、ねぇ、そんなに上手なの?何が凄いの?」
「・・・・・・・」
「答えなさいよ」
「優しい・・・・・」
「うんうん、それで?」
「・・・・・・・・」
「あれ、おっきいの?」
「・・・・・・・・」
「洋恵、答えて」
洋恵は仕方なくコクンと頷いた。
「それから?」
「・・・・・・・・」
「洋恵」
「・・・・・・・・」
「長いの?あれ・・・」
洋恵は仕方なく小さく頷いた。
「どれくらい?」
好奇心でキラキラ光る香奈の目を避けるように洋恵はいやいやながら、親指と人差し指でチョキを作った。
「うわ、そんなに、なんだ」
香奈は自分でも顔を真っ赤にしながら続けた。
「それで、いったの?」
香奈の容赦無い質問に、洋恵は微かに頷いた。
「いっかいだけ?」
「・・・・・・・・いっぱい・・・・」
「うわ。本当に凄いんだ。それでさ、洋恵は家庭教師をしてもらっていたんだよね?」
「そう」
「それじゃぁ、素敵な人だったら私も家庭教師してもらおうかな?そうすれば、洋恵みたいにじっくりとさ、いろいろ教えてもらえるかも。うん、それが良い。洋恵だって教えてもらってたんだもん。私だって教えてもらえるようね?」
「そんなこと・・・知らない」
「洋恵は週に一回だった?二回だった?」
「二回・・・・」
「二回もしてもらってたんだ。最高じゃないの。やっぱり家庭教師って良いなぁ。どうせウチは親が居ないことが多いし、勉強教えてもらって、親の留守を守ってもらって、その上あっちまで教えてもらえば最高。うん、そうしようっかなぁ?」
さすがにそこまで聞いた洋恵はもう我慢できなくなった。
「もう良いでしょ。もう聞かないで」
怒っているのに泣きそうな洋恵の顔を見て、香奈はさすがにちょっと可愛そうだと思ったようだ。調子に乗って虐めすぎたらしい。
「分かった。それじゃ、後で連絡する。そこに呼び出して。私から説明するから洋恵は何もしなくていい」
「ねぇ、本当に・・・・・」
去ろうとする香奈を呼び止めるかのように洋恵は声を掛けた。
「私が決める。どうなるかはね」
そう言うと香奈はその場を離れた。その香奈の後ろ姿を見ながら洋恵は暗い気持ちで見送るしかなかった。『でも、先生が香奈に興味無ければ、いくら香奈が気に入ったって・・・・・』と思ってはみたが、香奈は可愛いしスタイルも抜群だ。おまけに成績だってトップクラスなのだ。香奈がその気になって落とせない相手は居ないという噂があるくらいだ。洋恵はまた落ち込んだ。
しかし、落ち込んでいても仕方が無いのは分かっていた。なんとかしなくてはいけない。取り敢えず香奈を宏一に引き合わせるのは約束だから仕方ないとして、それ以上にならないようにしなければ。洋恵は考え始めた。
翌日、宏一は洋恵に指定の時間に指定の場所に行くように連絡を受けた。理由を聞いたがはっきりと言わない。でも、デートしたいということでは無さそうだった。それでも洋恵が行って欲しいというので仕方なく来てみたのだ。そこは洋恵の学校から少し離れた普通のマックだった。
取り敢えずアイスティーとアップルパイを買って空いていた席に座った。すると、女の子から声を掛けられた。
「あの、三谷さんですか?」
「はい・・・・そうですけど・・・・・」
宏一は知らない子から声を掛けられて驚いた。しかし、その子はさっさと宏一の前に座るとニッコリと笑った。可愛い子だった。
「洋恵から聞いてきたんですよね?」
「そう・・・・です・・・・・」
「こんな格好いい大人だなんてびっくり」
「びっくり?俺が?」
「そう、実はメアドも電話も何にも聞かなかったから。それで、素敵な人が現れなかったら帰るつもりで待ってたんです。そこに三谷さんが現れたから、絶対この人だって思って」
そう話している女の子は洋恵と同じくらいの身長だが、ヒロエよりも少し細身の目がクリッとした可愛い女の子だ。
「それで、洋恵ちゃんを通して呼び出したのはどうしてかな?」
「どうしてかな?あの、私、香奈って言います。だから『どうして香奈?』って言われると反応しちゃいます」
香奈はまた笑った。そこで改めて宏一は香奈を眺めた。洋恵と身長はよく似ているが、少し細身でクリッとした目が可愛らしい。Tシャツにスカート姿だが、Tシャツの上にもう一枚のTシャツで胸を縛ってあるので胸が強調されている。大きめに首元が開いているので、下を向けばブラが見えるのは間違いなさそうだ。下に着ているTシャツはかなりタイトなので、スタイルを強調しているのは間違いない。
「その香奈ちゃん。どうして今日、俺はここに居るの?」
「それはこれから説明します。でも、ここじゃ話せないから、外に出ませんか?」
そう言うと香奈はさっさとトレーを持って立ち上がった。
マックを出た2人は、歩きながら話し始めた。
「歩きながらなら誰かに聞かれること無いから」
と言って香奈は歩きながら話し始めた。洋恵が宏一の部屋でしたこと、それを彼が聞かされて怒って噂を流したこと、困った洋恵が香奈に泣きついてきたこと、そして香奈がいくつも対策を立てて洋恵を救ったこと、そのためにいろいろ面倒なことをたくさんしなくてはいけなかったこと、少しだけ盛って話したが、殆どのことは本当のことだった。
「だから、明日も協力してもらった男子とデートに行かなきゃいけないんです」
そう言って香奈は宏一を見つめた。

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