ウォーター

第三百二十三部

 
「由美ちゃんの腰が喜んでるよ。こんなに元気に動いて」
宏一は由美の腰が勝手に動いても怒らなかったが、同時に手助けもしなかった。更に乳房を優しく揉み回して由美の反応を楽しむ。
「ああぁ、宏一さん、こんなのは許してください。気持ち良くて、恥ずかしくて、ああん、私だけなんていやぁ」
「由美ちゃんはこのまま自分だけ動いて気持ち良くなって、いっちゃうのかな?」
「そんなぁ、ああああぁぁ、だってぇ、だめぇ、もうそんなにしないでください、あああぁぁぁ、だめですぅ」
「なにがだめなの?」
「そんなに胸ばっかりされたらぁぁぁ、あああぁぁぁ、我慢なんて無理ですぅ」
「胸じゃないでしょ?ちゃんと言いなさい」
「んあぁ、おっぱいばっかり揉まないでくださいぃ、我慢できませんーっ、んあぁぁぁ」
由美は必死に腰が動くのを止めようとしているようだった。しかし、どう動いてみても肉棒の先端はしっかりと由美の奥を突き上げているので腰は止まらない。そして、そのままどんどん駆け上がっているらしく、肉壁がだんだん強く締まってきた。
「由美ちゃんの中がきつくなってきたよ。このままいっちゃうのかな?」
「ああぁぁぁ、我慢できません、あああぁぁ、先っぽが当たってぇ、あああん、んああぁぁっ、いやぁ、こんな格好でいくのはいやぁぁ」
「我慢できなくなったら言うんだよ、良いね?」
「そんな冷静に言わないでぇ、ああああぁぁぁ、あああああ、ダメですぅ、いっちゃいそうですぅ、あああぁぁぁ、許してぇぇ、いやぁぁ、見ないでくださいぃ、いっちゃうぅ」
「そうなんだ、由美ちゃんは自分だけ動いて勝手にいっちゃうんだ」
「そんなことぉ、あああぁぁっ、言わないでぇ、身体がぁ、身体が勝手にぃ」
「由美ちゃんの身体は、もうこんなにおちんちんが大好きになったんだね」
「いやぁぁぁ、あああぁ、見ないでぇ、ああん、止まりませぇん」
乳房を揉まれている由美の身体が宏一の上でうねうねと動き続け、由美はどんどん駆け上がっていく。由美はそれでも後ろ手で宏一の膝を掴んだまま制服から乳房を突き出した姿勢を崩さなかった。
「そろそろかな?」
「ああああ、いやあぁぁぁ、ああああぁ、最高ですぅ、あああ、もうダメですぅ」
「いっちゃうのかな?おっぱいを揉まれて由美ちゃんは自分から勝手に動いていっちゃうのかな?」
「だめぇぇ、そんなこと言わないでぇ、ああああぁぁっ、奥に当たって素敵すぎて、もうだめですぅっ」
由美はもう我慢の限界を超したと思ったのか、最後に腰を大きく動かし始めた。完全にフィニッシュの体勢だ。
「いっちゃいそう、ああああぁっ、いっちゃういっちゃうぅぅーーっ」
由美はとうとう我慢の限界を超した。その途端、宏一が右の由美の乳房に吸い付いて舌で乳首を転がしながら左の乳房を大きく揉み回し、同時に左手を由美の細い腰に回してグイグイと押しつけた。由美が一番好きなフィニッシュの体勢だ。
「んああぁぁぁぁーーーっ、はうぅーーっ、・・はうぅっ・・・はうっ、はうっ、はうっ」
由美は仰け反ったまま、思い切り絶頂して身体を大きく震わせた。頭の中が真っ白になり、上下の感覚さえもなくなってしまう素晴らしい絶頂だ。
「はうっ・・・うっ・・・・うっ・・・・うっ・・・・・うっ・・・」
由美の余韻は長く続いた。腰を抱き寄せられているので由美はそのまま安心してぐったりと抱かれていた。最高だった。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ、素敵すぎますぅっ、はぁっ、はぁっ」
由美は激しく息を弾ませながら、こんなセックスをされたら身体が覚えてやみつきになるのも当然だと思った。まだ身体中が痺れて指先まで気持ちいい。もうこれ以上抱かれる体力は残っていないが、それでもまだ身体に次を求める炎が灯っているのを感じる。
一方宏一も、自分に跨がってぐったりと仰け反り、はだけた制服から乳房を突き出したまま絶頂の余韻で喘いでいる由美が本当に可愛かった。制服のスカートの奥では肉棒が深々と刺さったままなのだ。由美はここまで自分の好みに合わせて開発してきたと思うと愛しさが募る。
「もう・・・できません・・・・」
由美は幸せに満たされた表情で甘えるように宏一に寄りかかってきた。
「下ろして・・・下さい・・・・」
由美は宏一が優しく下ろしてくれたら、ちょっと恥ずかしそうにパンツを穿いて服を直そうと思った。しかし、宏一は由美を乗せたまま、一度グッと仰け反った。すると、更に突き出された肉棒が、元々深々と刺さっていた由美の中に、由美の体重を受け止めて突き上げられた。
「あんっ」
いった後なのでまだ敏感にはなっていない由美だったが、それでも肉棒に突き上げられて軽く声を上げた。
「下ろしてください」
由美はそう言うと、自分からも立ち上がって半分肉棒を抜き、宏一は仕方なく由美を立たせた。まだカチカチにそそり立ったままの肉棒を抜くと、由美はポケットからパンツを取り出そうとしたが、宏一はそのまま由美を机の横に連れて行った。
「あっ、宏一さん、もうこれ以上は・・・・・」
由美は宏一のしたいことが分かって慌てた。しかし、宏一はそんな由美の上体を机の上にうつ伏せにすると、あっという間に後ろから肉棒を押し込んできた。
「ああっ、もうダメ、できません。もう無理ですぅ」
「由美ちゃぁん、ほうらぁっ、もう一回いきなさいっ」
そう言うと宏一はギンギンに立ったままの肉棒を激しく出没させ始めた。
「ああっ、あっ、んあっ、もうだめぇっ、ああっ、そんなぁっ」
「ほうらっ、おっぱいだってしてあげるっ」
宏一はむき出しになったままの乳房も揉み立てながら肉棒を出没させる。もちろん、普段だったら最後に由美が制服を着た姿でこうやって机に手をついてバックからするのは二人の最後の約束だった。しかし、今の由美は消耗しきっており、体力は底をついている。
「んああぁぁっ、ああぁぁっ、だめぇっ、んああぁぁっ、宏一さぁんっ、許してくださいっ、ああっ、だめぇっ、また感じてぇっ」
由美は息が苦しくて嫌がることさえ上手にできなかったし、由美自身も『いや』とは言わなかった。それは、どこか仕方ないという気持ちの表れだった。
宏一は形の良い乳房の感触を楽しみながら肉棒を出し入れし、由美が悶えるのを楽しんだ。本当に可愛いと思えた。
「ほうらっ、もっともっと感じなさいっ」
「あああああ、できませぇんっ、もう無理ですぅ、あああっ、そんなぁっ、もうゆるしてぇぇっ」
由美は許しを請いながらもどんどん駆け上がっていく。
「またいっちゃうのかな?またいくのかなっ?」
宏一が言うように、感じ始めた由美が駆け上がるのは早かった。
「あああっ、またいっちゃう、ああぁぁん、んあぁっ、いっちゃいますぅっ、いっちゃういっちゃうぅーーーーっ」
そう言うと由美はバックから貫かれた姿勢で思い切り仰け反ると、ビクンッと大きく身体を震わせた。宏一の手の中の乳房が大きく揺れた。そして由美はベタッと机の上に突っ伏し、そのまま動かなくなった。
「はぁっ、はぁっ、本当にだめ、はぁっ、はぁっ、もうだめ、はぁっ、死んじゃう、はぁっ、はぁっ、はぁっ、もうだめ、はぁっ、はぁっ」
由美は激しく息を弾ませながら何度も同じ言葉を繰り返した。さすがにこうなると宏一はもうできない。宏一が仕方なく肉棒を抜き去ると、由美はそのままずるずるとしゃがみ込んだ。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・・」
そのまま由美はしばらく息を弾ませていたが、やがてポケットからパンツを取り出してよろよろとよろけながら穿くと、後ろを向いてブラジャーをつけ、制服のジッパーを上げた。もう可愛らしく振る舞うのは無理だったし、もし宏一が更に求めてきたら歩けなくなると思った。
やがて服装を整えた由美は、宏一に寄りかかってキスをねだってきた。
「これで帰ります」
「由美ちゃん、ごめんね、さっきはどうしても・・・・」
「良いんです。分かってます。ちょっとだけ辛かったけど嬉しかったです。宏一さん、大好き」
由美はそう言うとタクシー代を受け取って帰って行った。
翌日は本当なら舞とのデートの日だが、残念ながら舞は出張中で会うことはできなかった。舞からは残念メールが来ていたが、どうも今週中は東京に戻れないらしい。開発中の窓のついた練り物は、技術的には解決のめどが出てきたものの、コストと技術の権利調整に難航しているらしく、メールからは舞が精神的にかなり疲れていることが読み取れた。しかし、会えないのだからどうしようもない。宏一は丁寧にメールを返しておいたが、忙しいらしく直ぐには返事が来なかったし、ラインすらなかなか既読にならなかった。
それどころか、大阪支店のシステムに障害が発生し、木曜日は急に出張になった。もともと本社に基幹システムを置いて後は全ての支店の社員もユーザーにするのがコンセプトなのだが、宏一が来る前には各支店でそれぞれ市販ソフトを使ったサーバーシステムを使っていた。そこで宏一が来たときに各支店のサーバー自体をユーザーとして設定し、支店の社員はサブユーザーとして設定していたのだが、そのサーバーを外すことはしなかった。そのため、サーバーで使っている市販ソフトのアップデートによりデータのセキュリティレベルが上がって本社のサーバーからはアクセスできなくなったのだ。
実は本社の引っ越しに合わせて全ての支店のサーバーは無くすことになっていたので、その対策の基本はできあがっていたが、サーバーの市販ソフトのアップデートを元に戻すよりも、これを機会に大阪支店のサーバーを外してみることになり、宏一が急遽大阪に出張することになったのだ。もちろん、大阪支店に着いてからはぶっ通しの作業になるので大阪視点近くのたこ焼きすら食べる暇はない。宏一は木曜日の夕方から作業を始めて翌日の始業ギリギリには取り敢えず支店社員がメールとファイル操作などの基本作業ができるようにはできた。そして昼休みには一度支店全員のアクセスを止めてシステムを再度立ち上げ直して本社システムへのアクセスを可能にし、金曜日の夜にはほぼ全ての作業を終了した。疲れを無視してドリンク剤をがぶ飲みして作業を続けたので、仕事が終わったときには疲れすぎてハイな状態になっていた。
東京にそのまま帰るには少し時間が遅かったので、ビジネスホテルを取ると一人で大阪の街に繰り出すことにした。本当は支店の総務課長が誘ってくれたのだが、一人が気楽だからと丁寧に断って町に出てみた。しかし、ふらりと入った居酒屋でビールを飲み始めてみると、一気に疲れが吹き出して、どうにも疲れて食事すら辛くなってきた。そこで、取り敢えずの栄養としてどんぶりを掻き込むと、ホテルの部屋で爆睡した。そしてホテルのフロントからチェックアウトを過ぎている連絡が入るまで起きることはなかった。そしてシャワーを浴びてチェックアウトしてから新幹線で部屋に戻ると、再び買ってきた寿司とビールで腹を満たして爆睡した。
宏一にしてみれば、水曜日に舞に会えないことが分かったあたりまでは普通の時間が過ぎていたが、そこからはあっという間に日曜日になってしまったようなものだった。そして、日曜日の午後にいつものように洋恵が来ると思っていたが、なぜか連絡はなく、そのまま夕方になってしまった。そうなると、火曜日に由美を抱いてから全く女っ気がないことになってしまった。宏一にしては本当に珍しいことで、その間の5日間は溜まった分を自分で抜く以外に方法がなかった。
そして月曜日の夕方、宏一は教えられた結衣の自宅に向かった。結衣の家は洋恵の家よりは駅に近いので便利な場所にあった。ベルを押して待つ間、宏一は目の前の家を眺めたが、かなり大きい豪華な邸宅だった。何でも親は商売と市会議員をしているとかで、母親も手伝っているらしい。直ぐにドアが開いて結衣が顔を出した。
「結衣ちゃん、こんにちは」
「こんにちは、どうぞ」
結衣はそれだけを言うと宏一にスリッパを出し、自分はさっさと2階に上がった。宏一がついて行くと、結衣の部屋は女の子らしいこぎれいで明るく可愛らしい感じの部屋だった。
「ご両親は?」
「会社にいます」
「え?それじゃ、結衣ちゃん一人だけ?」
宏一が聞くと結衣は静かに頷いた。家庭教師とは言え、女の子だけの家に男性を上げるとは思い切ったことをする家だなと思ったが、それを宏一が指摘しても仕方ない。
「それじゃ、何から始めようか?」
「宏一さんが決めて下さい」
いきなり結衣は『宏一さん』と呼んだので宏一は少し驚いた。洋恵にはそんな風に呼ばれたことなどなかったからだ。
「うん、分かったよ。それじゃ、英語から。テキストを出して」
宏一は結衣を教え始めたが、直ぐに驚いた。テキストをすらすら読むだけでなく、訳も問題ないし、文法もきちんと理解している。
「結衣ちゃん、よく分かってるね。高校はどんなところを受ける予定なの?」
結衣は私立の有名校の名前を挙げた。
「俺はよく知らないけど、結衣ちゃんの偏差値なら問題ないの?」
「たぶん」
「英語だけじゃなくて、ほかの教科も?」
「だいたい同じ」
宏一は考え込んだ。それなら家庭教師を頼む理由など無いではないか。そこで宏一は思い当たった。この時間は両親が不在なので、用心棒代わりに家庭教師を頼んだのかも知れない。しかし、宏一が頼まれているのは取り敢えず週に一度だけなので、用心棒というわけでもなさそうだ。宏一は結衣が家庭教師を頼む理由が分からなかった。
「今日は初めてだから、終わった後で両親が挨拶します」
結衣はぼそっと言った。本当に口数の少ない子だ。
「それまでには帰ってくるんだ」
「今日は、そうです」
宏一は『結衣ちゃんがおとなしい感じなのは、両親の不在が多いからなのかも知れない』と思った。家族と一緒に明るく会話する時間が無ければ、当然本人は黙って家にいるしかないからだ。
宏一の様子から、結衣は宏一がこの環境に疑問を持っていると気がついたらしい。
「勉強はちゃんとしてます。だから、宏一さんの好きな教科をして下さい」
と言った。
「それなら、結衣ちゃん、教えてちょうだい。どうして家庭教師を頼んだの?」
「それは・・・・洋恵に聞かれたから」
初めて結衣は言葉に詰まった。それは本心ではないという印だ。
「それは洋恵ちゃんのことでしょ?結衣ちゃん本人はどうして家庭教師を頼んでも良いと思ったの?両親にお金があるらしいのは分かるけど、結衣ちゃんの気持ちが知りたいな。何を勉強したいのかな?」
宏一はなるべく言葉がきつくならないように気をつけて言ったつもりだった。

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