ウォーター

第三百四十四部

 
「んんっ、んはぁぁ、ああぁん、んんんんっ」
洋恵の口から小さな吐息が漏れ始めた。明らかに身体が喜んでいる。ブラジャーの内側で宏一の指はゆっくりと動き、沸き上がる感覚が洋恵の意識を次第に奪っていった。しかし、洋恵の乳房を熟知している宏一の手は、もう少しで乳首に届くというところでそれ以上は上に上がってこない。洋恵は宏一の微妙な愛撫に次第に焦れながら、どうしてこんなギリギリの場所が分かるのだろうと思った。
もちろん宏一は洋恵の乳房を知り尽くしているし、乳首の周りはパンパンに固く張りつめた乳房と違って柔らかくなっているので、ほんの少しの触り具合の違いが分かるのだ。宏一の指は洋恵の乳首ギリギリでゆっくりと動いて洋恵に優しい快感を与え続けた。
「んんんん、んんぁぁ、んんんっ、んあっ」
洋恵は自分が次第に夢中になっていくのを止められなかった。本当にもう少しで乳首を可愛がって貰える。洋恵はだんだん焦れったくて我慢できなくなってきた。宏一が布地の中で乳房を優しく揉むと指の直ぐ近くにある乳首が僅かに形を変え、触られていないのに少し快感を生み出していく。それは快感ではあるが、触られる快感とはまるで違う。洋恵は焦れったさと戦いながら、ここまで来たら、乳首を可愛がって貰っても貰わなくても同じだと思った。そして更に何度が焦れた後、思わず、自分で言ってしまった。
「んんんぁぁぁ、んんっ、そこ、はやくっ」
その途端、宏一の指先がゆっくりと洋恵の小さく尖った敏感な乳首の上に移動し、ゆっくりとブラジャーの中に包まれた可憐な乳首をなぎ倒していった。
「んんんぁぁぁぁーーっ」
洋恵は必死に声を我慢した。しかし、焦れていた分だけ快感は強い。
「んあぁっ、ああっ、あうぅっ、んあっ」
殆どまだ服を着ているのに、自分からこんな声を出すのは恥ずかしいと思った。しかし、洋恵を前から見れば服をきちんと着ているが、後ろから見れば背中は殆ど腰まで露出しており、肩も半分以上脱げている。もし洋恵が服の腕を抜いたらブラを外しているのだから上半身が完全に裸になってしまう。
宏一は両手でしっかりと包み込んだ乳房ごと洋恵をグイッと引き寄せた。
「ああんっ」
洋恵は宏一に寄りかかり、身体を伸ばした形で感じ始めた。その洋恵に宏一は洋恵の大好きな強さで愛撫を与えていく。
「ほうら、こうすると気持ち良いかな?」
「ああぁぁん、いいけど、ここまでするなんてぇ」
「いやなの?」
「嫌じゃないけどぉ、あああん、先生、こんなにされたらぁ、あああぁぁぁ、そんなにしちゃいやぁ」
洋恵は服の中で乳房をゆっくりと可愛がられ、身体が勝手に悶えるのを止められなかった。ただ、洋恵にとってはまだ服を着たまま可愛がられているので、完全にスイッチは入っていない。本来の洋恵は積極的に感じたがるのに、まだ少し躊躇いがある。ゆっくりと宏一の指が乳首の上を通っていくとゆっくりと快感が盛り上がって次第に去って行く。この愛撫がくり返されると、洋恵の躊躇いが少しずつ消え去っていく。
「ああぁぁぁぁ、んんああぁぁ、ゆっくりなんてぇ、ああああぁ、こんなのぉ」
「そうだよ。ゆっくりと可愛がって上げる。そっと優しくだよ」
「あああぁん、こんな風に気持ち良いなんてぇ、こんなのはぁ、ああん、やっぱりだめぇ」
「いいだろ?このままこうやって感じてごらん。これなら服を着たままだし恥ずかしくないだろう?」
「ないけどぉ、ああぁぁ、こんなのされたらぁ」
洋恵は宏一に抱かれて大人になっていく身体を恥ずかしいと思ったことはあっても嫌だと思ったことはなかった。それは、こうやって宏一が次々に新しい方法を教えてくれるから飽きることがないし、きちんと快感を受け止められる身体になっていくのが嬉しいのだ。もし宏一が単調な自分勝手なセックスしかせず、洋恵の身体が丁寧に開発してもらえなければ簡単に宏一から離れていっただろうが、今も洋恵にとって宏一は抱かれる度に洋恵の感じ方に応じて新しい世界を教えてくれる秘密の性のワンダーランドなのだ。それに宏一との関係は口の堅い香奈以外は知らないことも洋恵がここに来るのを止めない要因の一つだ。洋恵にとってみれば、秘密の安らぎの場所なのだ。今も洋恵は宏一に与えられる愛撫に夢中になっていく自分を止められなかった。
「ああぁぁぁ、脱がしちゃいやって言ったのにぃ」
「脱がしてないだろ?外しただけ」
「センセのいじわるぅ」
「いじわるなんかしてないだろ?ほら」
布地の中で宏一の指先が洋恵の小さな乳首をそっと摘まんだ。
「んんんっ、、そ、そこぉっ」
「どこかな?ちゃんと乳首が気持ち良いって言ってごらん?」
「ああぁぁん、そんなのいやぁ」
「気持ち良くないの?」
「いいけど、んんんんっ、あああぁぁ、そんなのぉ」
「こうしたら言えるかな?」
「ああぁぁっ、そのままっ、あああん、やぁ」
「なにがいやなのかな?これが?」
「んはぁぁんっ、そこいいっ、あああぁぁ、そのままぁぁっ、あああぁぁ、どうしてぇ、やめちゃいやぁ」
「そろそろ言えるようになってきたかな?ほおら言ってごらん?」
「んんんーーーっ、やぁぁ、やっぱり言えないぃ」
「言えない子はこうだよ」
「ああん、ちゃんとしてぇ、あああ、そこばっかりはやぁ」
「こうして欲しいの?」
「んんっ、そこぉっ、あああああああ、そのままぁ」
洋恵はだんだん服を着たまま可愛がられるのが鬱陶しくなってきた。ベッドで脱がせてもらってから思いっきり身体を伸ばして仰け反りながら可愛がられてみたいと思い始めた。思い切り可愛がって欲しいという気持ちは次々に湧き上がってくる。しかし、同時にまだ『この後デートなんだからこのままでお終いにしないと』と言う気持ちもまだ残っている。本気でたっぷり楽しんでしまうと後で身体が怠くなるのだ。
「あああん、どうしてこんなに気持ち良いのぉ?」
「それは洋恵ちゃんがおっぱいを揉まれてるからだよ」
「センセがしてるからぁ、センセにしてもらうとぉ、ああああぁぁ」
洋恵は乳首をたっぷり可愛がられると自然に秘核が焦れったくなり、膝を擦り合わせ始めた。ぺたんと女の子座りをしたまま膝を擦り合わせるのはかなり焦れったくなっている証拠だ。
「洋恵ちゃんのあそこも焦れったくなってきたかな?」
そう言って宏一が右手を抜き、スカートの前から手を入れていく。
「だめぇ」
洋恵は慌ててワンピースのスカートの上から宏一の手を抑えた。
「可愛がって欲しくないの?」
宏一が耳元で聞いても洋恵は返事をしない。嫌がっているわけではないのだが、前から手を入れられたら一気に全部進んでしまいそうだったからだ。宏一が手を引き戻すと安心したように洋恵も抑えていた手をどけた。
「それなら、こうしてあげる」
そう言うと洋恵の後ろにぴったりと座っている宏一は、今度は洋恵のお尻から手を入れていった。洋恵は女の子座りをしているのでお尻に手を差し込むのは簡単だ。ミニになっているワンピースのスカート部分から手を入れると、直ぐにパンツの下に手が入り、洋恵の秘部を捉える。しかし、スカートの布地が邪魔をして洋恵はそれを防ぐことができない。
「んああぁぁぁっ」
洋恵はぎゅっと手を握り締めて快感に耐えた。洋恵が嫌がらないことが分かると、宏一は直ぐに手をお尻からパンツの中へと進めていく。宏一の指は易々と濡れ始めている敏感な部分に届くと、ねっとりと弄り始めた。
「あっ、だめっ・・・・それをされたら・・・・だめ・・・・あ・・・ああっ・・んああぁぁぁぁーーーーーっ」
お尻から差し込まれた宏一の指が洋恵の秘裂を的確に捉え、そっと秘裂を割って中を探り始めると既にほんの少し潤ってねっとりしていた。宏一の指の動きはもの凄くゆっくりだ。洋恵には宏一の指がゆっくり秘裂を割ってくるのが良く分かった。
「ああっ、あああんっ、そこはぁ、ああぁぁぁぁぁぁ、だめぇ、気持ち良すぎるぅ、そこをしたらだめぇぇぇ」
「可愛いよ、いっぱい感じてごらん」
宏一は秘裂の中をゆっくりと可愛がった。足を閉じたままの洋恵の秘裂は指をしっかり挟み込んでいるので、ほんの少し指を動かすだけで洋恵には充分以上の快感が与えられる。
「んああぁぁっ、そんなにされたらぁっ、あああああっ、あああんっ、ンあぁぁっ、だめぇっ、気持ち良いっ」
洋恵は左の乳房を揉まれながら秘裂の中を優しくまさぐられ、ワンピース姿のままたっぷりと感じさせられていた。しかし、秘裂の中の秘核をそっと触られたり、秘口を刺激されたりすると次第にもっと欲しくなってしまう。それは、以前にこれをされたときに教えられ、宏一にたっぷり仕込まれた身体の当然の反応だった。
「あああぁぁ、これ以上されたら我慢できなくなるぅ、ああっ、そこはだめぇっ」
洋恵は秘口の周りを可愛がられると強く反応した。
「どうしてだめなの?」
「ああああぁ、我慢できなくなるからぁ、あああぁぁぁ、ダメよぅ、んんああっ、いやぁ、欲しくなってきたぁ」
「何が欲しくなってきたのかな?言ってごらん?」
宏一は洋恵の耳元で囁きながら左手で乳房と乳首を可愛がり、右手で秘裂の中をゆっくりと前後に可愛がっている。洋恵は宏一の焦らしには慣れていたが、今日はいつもより更にゆっくりとした愛撫で感じさせられているのでいつもとは身体の感じ方と感覚の盛り上がり方が違って上手く対処できない。正直に言えば、これ以上我慢は無理だと思った。
「あああぁぁん、指でしてぇ、おねがいよぉ、あああぁぁ、このままはいやぁ」
「洋恵ちゃんはいつの間にかそんなことも簡単に言えるようになったんだね」
「簡単じゃないぃ、でもどうしても我慢できないの、ああぁぁん、ねぇ、焦らされるのいやぁ、早くぅ」
「もう一度ちゃんと言ってごらん?」
「ゆ・・指を入れて、お願い」
もう洋恵は我慢など無理だと思った。だから素直に白状してしまった。
「良い子だ」
そう言うと宏一の中指が洋恵の秘口に差し込まれ、肉門をグッとこじ開けたところで止まった。
「んんーーーーーーっ、やあぁーーーっ、そこで止めちゃだめぇっ」
「どうすればいいの?」
「もっと奥まで、そのままっ、もっと入れてぇっ」
「こう?」
「んああぁっ、ああぁっ、もっとぉっ」
「ぜんぶ?」
「全部入れてぇっ」
洋恵はもう完全に夢中だった。宏一が洋恵の望み通り中指をズズズッと入れていくと、やっと洋恵が望むようになった。
「ああああぁぁぁぁぁ、すてきぃぃっ」
洋恵の肉壁が肉棒をしっかりと締め付ける。
「いっぱい感じてごらん?」
宏一は洋恵の中で差し込んだ中指を動かし始めた。
「ほうら、洋恵ちゃんはどっちが好きなのかな?こうやってズボズボするのと、こうやって中でグニグニするのと。どっちかな?」
「ああああぁぁ、どっちもいいっ、ああっ、ああぁぁん、どっちもしてぇ」
洋恵の締め付けはかなりきついので、指を出没するのも中で指を曲げ伸ばしするのも、どちらもかなり疲れる。おまけにまだパンツを脱いでいないので指の動きはかなり制限される。それでも宏一は洋恵を喜ばせようと頑張った。
「あああぁぁ、いいっ、すてきぃっ、ああぁぁぁん、んはああぁぁぁ、ああんっ、ああぁ、あああぁんっ」
洋恵はこのままいけるのでは無いかと思った。それくらい宏一の愛撫は気持ち良いのだ。洋恵は声を上げながらゆっくりと身体が上っていくのを受け入れた。この格好なら好きなだけ感じても良いだろうと思った。抑えていたスイッチを入れたのだ。
「ああぁぁ、あああああんっ、んああぁぁ、ああっ、ああっ、あああっ」
どんどん快感が洋恵の中に送り込まれる。洋恵の声の調子が変わってきた。近づいてきた証拠だ。宏一はこのまま洋恵を一度いかせるつもりだった。
ピンポーン、その時部屋のチャイムが鳴った。注文しておいたパスタのデリバリーが届いたのだ。しかし今二人共それどころではない。一度は無視した。しかし、ピンポーン、もう一度チャイムが鳴った。仕方なく宏一が出ることにして両手を洋恵から抜き去った。洋恵は慌てて簡単に服装を整える。しかし、身体は火照ったままだ。
宏一が玄関で受け取ってお金を払い、ボックスを持って戻ってきた。それを洋恵の前に置くと、
「それじゃ、食べる?」
と言って洋恵の後ろに回り、再びワンピースの背中を開いて両手を差し込み、一気に乳房を包み込むと再び揉み回し始めた。じっと宏一が戻ってくるのを待っていた洋恵はもちろんそれを受け入れたが、身体が感じる方に夢中になっているので食べることなど考えられない。
「ンああぁぁん、ああん、こんなのされたら食べられないぃ」
洋恵は乳房を揉まれる快感に喜びながら軽く仰け反って宏一に項を与えた。そこを宏一が優しく舐める。
「そうなの?食べたくないの?」
宏一はそう言いながら、手の中で弾んでいる乳房の頂点の小さな乳首を指先で可愛がった。
「んああぁぁぁ、ううっ、んああぁぁっ、もう我慢できないぃっ」
洋恵はいやいやをするように身体を軽く左右に捻りながら宏一の腕の中で悶えた。
「我慢できなくなったの?」
乳房を揉み回す動きをゆっくりにして宏一が洋恵の耳元で聞いた。すると、洋恵はコクンと大きくうなずいた。
「どうしようか?もう一回パンツの中を可愛がって欲しい?」
宏一が聞くと、洋恵は喘ぎながら正直に告白することにした。さっき、良いところまでいっていたのに中断され、そこからまた乳房を可愛がられたのでこれ以上の我慢などしたくないと思った。
「ちゃんとして」
「それじゃ、指でいかせてあげるね」
しかし、宏一がデリバリーを受け取っている間にじっと待っていた間に焦れた身体はその程度では収まりそうにない。
「や。もう指じゃ我慢できない。ちゃんと先生ので・・・・

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