ウォーター

第三百五十部

 
結依は宏一の肉棒の固さが一番柔らかくなるまで丁寧に口の中で肉棒を扱いた。そして、これ以上すると再び肉棒が固くなり始めると思った所で肉棒を出した。
「ありがとう。すごく気持ち良かったよ」
宏一はそう言うと肉棒を仕舞って立ち上がった。そして結依を立ち上がらせると、結依を軽く抱きしめた。
「あっ」
結依は小さく声を上げたが嫌がらなかった。ただ身体は硬く緊張している。
「ありがとう。とっても気持ち良かった。でも、気持ち良かったから結依ちゃんを抱きしめたわけじゃないよ。結依ちゃんの気持ちが嬉しかったからだよ」
宏一が結依の耳元で囁くのを聞きながら、結依は抱きしめられただけで気持ち良いことに気が付き、そのままじっと抱かれる感覚を受け止めていた。結依の両手はだらりと下がったままだったが、宏一が結依の細い身体を抱き返すと、自然に宏一の身体に手が回った。
すると、宏一が耳元で囁いた。
「キスしても良い?」
「・・・・・・それは・・・・・」
結依はいつの間にか息が弾んでいることに気が付いた。そして、そのままじっとしていると宏一の唇が項から耳元を通って顔へと回ってきた。結依は自分が嫌がるかも知れないと思ったが、宏一の唇が口に来てもじっとしていた。
そっと唇が触れたとき、結衣は思わず少し横を向いてキュッと口を窄めた。宏一はそれを嫌がっているのでは無く警戒心だと受け取り、追いかけてそっと唇を重ねた。結依は最初、全く反応せずに唇を重ねたままじっとしていたが、宏一の唇がそっと結依の唇を開こうとしたとき、はっきりと嫌がった。しかし、キスを嫌がると言うよりは唇を開くのを嫌がり、ほんの少し顔を背けて逃げようとした。結依の嫌がり方が中途半端だったので、宏一は諦めずにゆっくりと再び唇を重ね、そしてもう一度結依の唇をそっと開こうとした。
すると、唇を開き掛けた結依は再び顔を軽く背けた。宏一が唇を離して聞いた。
「いや?」
「だめ・・・・汚い・・・・」
結依は微かな声で言った。まだ結依の口の中は宏一の精の臭いと粘りが残っており、それを結依は汚いと言ったのだ。しかし宏一にはそんなことは分からない。それでも宏一は結衣が躊躇っているだけだと思った。
「大丈夫。安心して」
宏一は三度唇を重ねると、そっと結依の唇を開いていった。今度は結依は嫌がらず、少しずつ唇を開いていった。宏一がそっと少しだけ舌を差し込むと、少ししておずおずと結依が舌を出して宏一の舌とくっついた。微かに結依の口からは青臭い臭いが入ってきたが、元々自分のなのだから嫌なわけがない。宏一は更にそっと舌を差し込むと、結依の小さな舌はちょんちょんと宏一の舌に自分の舌をあわせてきた。少し興奮しているようで、結衣の頬は赤くなった。
結依は最初、宏一が口の中の臭いを嫌がったらどうしようと怖がっていたのだが、宏一が嫌がらないことが分かると、少しずつ安心するようになった。もともと最初は『口に出させれば男は満足するから頼みを聞いてくれるはず』と言う気持ちで奉仕したのだが、そんな風に自分自身を道具のように扱う自分を心の中では汚いと思っていた。だから、そんな自分を宏一が優しく受け入れてくれたことが嬉しかった。そして先程も自分から肉棒を咥えてしまった自分を汚いと思っていただけに、宏一のキスが心に沁みた。本当のことを言えば、宏一にお礼をするにはそれしか考えられなかったのだ。
宏一が改めて結依の身体を抱きしめると、安心した結依はそっと宏一の首に手を回してきた。それは、こうするべきなのか、こうすれば良いのか、とにかくしてみよう、という感じのおずおずとした新鮮な反応だった。
そのまま抱き合ったまま、二人は改めてゆっくりと舌を絡めていた。結依の顔は赤く染まり、恥ずかしがりながらも、舌を絡めるキスに夢中になっていた。おずおずとした大人しい舌の絡め方だったが、そのまま5分近く二人はキスをしていた。
やがて満足した二人がそっと離れると、結依は恥ずかしそうに下を向いた。
「キス、あんまり経験がないんだ」
結依はコクンと頷いた。実はあんまりどころか、初めてのキスだった。
「受け止めてくれて、嬉しいよ」
そう言って宏一はもう一度結依を抱きしめた。そして耳元で囁いた。
「土曜日はもう少し冒険してみようね?」
結依は抱きしめられたまま、静かに頷いた。
帰り際に宏一が結依をもう一度見ると、目の下の辺りがぽっと赤くなっており、未経験の少女が最初の性的興奮の時に示すセックスフラッシュだとわかった。結依は視線を泳がせて宏一を真っ直ぐ見なかったが、嫌がっているわけではないことだけはよく分かった。
宏一は帰り道に結依のことを改めて考えていたが、あの結依の新鮮な反応と奉仕の巧みさから、誰か彼か何かに半ば強制的に教え込まれたのかも知れないと思った。そして『だとしたら、きっと結依ちゃんには辛い経験だったろうな・・・・優しくしてあげたいな』と思った。
二人はそれから改めてそっとキスを楽しみ、結衣が安心して満足するまで抱き合っていた。そして充分結衣の気持ちが落ち着いた所で唇を離した。
「それじゃ、土曜日にね」
宏一はそう言うと帰って行った。結衣はしばらくぼうっとしていたが、やがて着替えを取り出すとバスルームに向かった。いつもなら直ぐにうがいをしに行くのだが、今日はもう少しこのままで居ようと思った。
翌日の火曜日は由美の日だ。しかし宏一は、由美と会う直前まで結依のことを考えていた。それだけ結依の反応が新鮮で、一生懸命なのが強く印象に残っていた。そして、土曜日にはどんな風にしようかと、そればかり考えていた。
宏一が部屋に入ると、由美はいつものように机に座って勉強していた。
「宏一さん」
由美は宏一を見ると立ち上がって宏一の腕の中に飛び込んできた。
「どうしたの由美ちゃん?今日は甘えんぼだね」
「ううん、何でもないです。ちょっとだけこのままで」
由美は宏一の胸に顔を擦りつけて甘えてきた。もちろん宏一の好きな制服姿のこの少女は、既にシャワーも浴びて用意は完全に整っている。このままいきなり全裸にしてベッドに押し倒しても受け入れてくれるのだ。宏一は由美の可愛らしさにスイッチが入った。
「由美ちゃん、今日はどうするの?少しお勉強する?それともこのまま可愛がって欲しいの?」
「・・・・ちょっとだけお勉強したいです。生物・・・良いですか?」
「珍しいね、生物なんて」
由美が椅子に座って参考書を開くと、宏一が言った。
「ははぁん、これか・・・・」
「前にもやったんですけど、身体の中の成分なのに、難しい化学みたいで全然分からなくて・・・・」
「クエン酸回路って、なんなのか、わかる?」
「生物の代謝・・・・・・」
「代謝って何?」
「生物が生きるために必要なことで・・・・」
「それで?」
宏一は由美の胸元から布に包まれたお気に入りの膨らみを眺めながら言った。
「エネルギーを取り出す方法です」
「生物で無ければエネルギーを取り出す方法はいろいろあるよね?例えば物に火を付けて燃やすと熱が出るだろ?生物ではどうしてクエン酸回路なんて面倒な方法を使うの?」
「・・・・身体の中で燃やすことなんてできないから・・・・・」
「それはそうだけど、同じ事ができるならその方が良いのかな?クエン酸回路って、代替手段なの?」
「それは・・・・・・わかりません」
「考えてごらん?」
そう言うと宏一は由美の制服のジッパーだけ下ろすと、脇から手を入れて制服の中のブラジャーごとお気に入りの膨らみを優しく包み込んだ。綺麗に膨らんだ形の良い小ぶりな乳房はやはり由美ならではのものだ。もちろん由美はじっとしているが、内心では喜んでいた。
ただ、宏一が膨らみを撫で始めると、たちまち乳房は固く膨らんで快感が由美を包んでいく。このままでは直ぐに我慢できなくなりそうだ。
「由美ちゃん、分かった?」
宏一の言葉で由美は思考を乳房の感覚から勉強に戻した。しかし、由美にはどうしてクエン酸回路が生物に必要なのかが分からなかった。
「分かりません・・・・・ごめんなさい・・・」
「謝らなくても良いけど、分からない?」
「はい、教えて下さい」
「それじゃ、先ずクエン酸回路ってどういうものだかは知ってるよね?」
「はい」
「説明してごらん?」
「それは・・・・・ブドウ糖を分解してエネルギーにする方法です」
「何段階の反応か知ってる?」
「それは・・・・ここに出てます。たくさんの反応があるみたい・・・・、覚えなきゃいけないですか?」
由美は乳房から沸き上がる感覚がだんだん我慢できなくなってきた。このままでは勉強が終わる前に我慢できなくなる。それなのに宏一の質問は難しくて直ぐに答えられないものばかりだ。
「ううん、全部を覚える必要なんてないよ。先ずは核心部分だけ知っていれば良いさ。この反応を全部あわせるとどうなるんだっけ?」
「それはこっちに書いてあったと・・・・・・これです」
「そう。全部合わせるとブドウ糖の酸化反応だよね?」
「これって燃焼ですか?」
「燃焼と同じ、って言うか、式だけ見ると燃焼だね」
「そうなんですか・・・・」
「それを身体の中ではこんなに複雑な長い反応でやってるって、どうしてだと思う?」
「・・・・・・・」
「少し考えてごらん?」
「・・・・・・・・」
由美は乳房から湧き上がる快感が強くなり、もうゆっくりと考えるどころではなかったが、宏一が言うのでなんとか考えようとした。しかし、とにかく今は気持ち良くなりたくて焦れったい。由美は勉強が止まるのは残念だったが頭を勉強からおねだりへと切り替えた。
「・・・・・・・わかり・・・ません・・・・・もう我慢できません」
「どうする?言ってごらん?」
「・・・・・・・・・」
由美は自分から勉強を放り出して可愛がって欲しいとは言いたくなかった。そんな子だと思われたくなかったのだ。しかし、もう我慢できない。
「宏一さん・・・・・・・由美はおっぱいを可愛がって欲しくて我慢できません。ごめんなさい・・・・早く・・・・ああぁぁぁ、もう、我慢は嫌です」
「お勉強は?」
「したいけど、んんん、もう我慢できませんっ」
宏一は由美の言葉を聞いて喜んだ。宏一が大好きな由美のおねだりなのだ。
「もっとちゃんと言ってごらん?そうしたら、教えてあげるし、してあげる」
「早く・・ブラジャーを外して由美のおっぱいを揉んで下さい・・・」
「良い子だ。それじゃ教えてあげる」
宏一はそう言うと由美の制服を左右に大きく開いてから、ブラジャーのフロントホックをパチンと外した。宏一の大好きな半球形の乳房がぷるんと飛び出してきた。
「良いかい、こうやってゆっくり焦らしながら可愛がると由美ちゃんのおっぱいは直ぐに感じてくるだろう?クエン酸回路も同じなんだ。ゆっくりと反応を進めた方が効率が良いんだよ。いきなり直ぐにおっぱいを強く揉んでも感じないのと同じで、強い反応をするより、ゆっくりと何段階にも分けて進めていった方が、効率が良いんだ」
そう言うと宏一はそっと両手で由美の乳房を包み込んだ。
「はうぅっ」
「ほうら、こんなに感じてる。効率が良いんだよ。いきなり強くするより感じるんだ。ほうら」
宏一は指先で乳首をそっと可愛がった。
「んああぁぁぁっ、あうぅぅっ」
由美は軽く仰け反ったままじっと快感に耐え続けた。とにかく気持ち良い。『効率が良い』という宏一の言葉だけが頭に残った。そして、宏一の愛撫だけでは我慢できないのか、自分で身体を少し捻って乳首を宏一の指に押し付け、擬似的に揉まれている状態を作り出した。
「あああぁぁぁっ、こ、こんなのぉっ」
しかし宏一はそれを許さない。洋恵はこうするのが身体に染みついているが、由美にはそれを覚えさせたくなかった。宏一は両手を離した。
「ああん・・・・・」
「だめ、自分からしちゃだめだよ。良いね?」
「・・・・・ごめんなさい・・・・」
由美は宏一の言うことがよく分かった。宏一は勝手に自分で気持ち良くなる女の子は好きでは無いのだ。あくまで待ち続けなくてはいけないことを改めて理解した。そうすれば宏一は最高にしてくれる。
「ううん、分かれば良いんだ。それじゃ、あっちへ行こうか」
そう言うと宏一は椅子に座ったままの由美を抱き上げてベッドへと向かった。そしてベッドの横で由美を下ろして立たせる。これから宏一の一番好きな時間が始まる。
先ず制服とブラジャーを取り去って由美を上半身裸にした。既にブラジャーのフロントホックまで外してあるので上半身裸になるのはあっという間だ。由美は胸を隠そうとしたが、宏一はその手を下ろさせて許さなかった。こうやって立っているときの由美の乳房の美しさは圧倒的だ。半球形の膨らみ、ツンと真っ直ぐ前を向いている乳首、そしてキュッとくびれてから腰へと続くライン。どれもが圧倒的な美しさで宏一の目の前に差し出されている完璧な美しさだ。
今日の宏一は、先ず由美の乳首だけをツンツンとそっと可愛がった。
「んんっ、んあっ、んーーーっ」
「じっとしていなさい」
「んんんっ、んあぁっ、んんん、んーーーーっ、んんんんっ、んんっ」
由美は立ったまま必死に快感に耐え続けた。せめて宏一に舐めて貰えればもっとはっきりと声を上げられるのに、じっと見られたまま乳首だけを可愛がられると夢中になって声を上げられない。
「宏一さん、このままはいやです。もっと優しく可愛がって・・・・」
由美は少し息を弾ませながら宏一に懇願した。由美の大きな目で見つめられると宏一も拒めない。


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