ウォーター

第三百五十六部

 
「あ、あ、あ、あ、ああぁぁ・・・・」
宏一は一番深い挿入のまま、しばらく由美の肉壁の動きを楽しんだ。ザラッザラッと由美の肉壁が絡み付き、肉棒をゆっくりと締め上げてくる。
「ん・・・んんん・・・・ああぁぁぁ・・・あああん・・・んんんっ」
由美は次第に感じてきた身体から湧き上がる快感を静かに受け止め、じっとしたまま宏一に任せている。今度は宏一が全てしてくれるのだから、自分から腰を動かしてはいけないのだ。
「由美ちゃん、可愛いよ」
宏一が深い挿入のまま、ねっとりと由美の小さな舌を楽しむ。由美も熱心に舌を絡めながら次第に強くなってくる快感に息を弾ませ始めた。
「どう?焦れったくなってきた?」
「はい・・・奥まで全部熱くて・・・・・んんんん・・・焦れったいです」
「それじゃ、するよ」
「はい」
由美が軽く喘ぎながらニッコリと笑うと、宏一はゆっくりと出没を始めた。最初は短いストロークだが、だんだん肉棒全体をゆっくりと出し入れしていく。
「あああぁっ、ああっ、ああん、あああぁぁぁ、ああっ、ああっ、ああん」
由美の高い澄んだ声が宏一の耳元で響き、由美が両手と両足でしがみついてきた。そのままだと少し動きにくいが、宏一は由美にしたいようにさせ、更に出没の速度を上げていく。
「ほうら、どこまで我慢できるかな?もういっちゃうのかな?」
「ああんっ、そんなっ、我慢しなくて良いって、ああっ、ああんっ」
「そうだよ。我慢しなくて良いよ。いっちゃいなさい」
「ああっ、素敵ですぅっ、ああっ、あああっ、こんなに奥までぇっ、ああっ、深すぎるぅっ、ああっ、だめぇっ、我慢なんて無理ぃっ、ああっ、ああっ、いっちゃいそうっ」
「いってごらん?」
「ああっ、ああっ、あーっ、いっちゃいますぅっ、いっちゃういっちゃうぅーっ、あうぅっ、はうっ・・・・ううっ」
由美は宏一がペースを上げると簡単にいってしまい、抱きしめられた宏一の腕の中で身体を震わせた。宏一は動きを止めて由美の次の準備が整うまで待つことにした。
由美は宏一の腕の中でいった後、しばらくじっとしていた。こうして挿入されたままじっと抱かれているのが幸せなのだ。しかし、いき方がそんなに強くなかった分だけ直ぐにまた感じ始める。
「あ、あ、あ、あ、あぁぁぁぁ、またはじまりましたぁ、あああぁぁ」
「それじゃ、もう一回ね」
そう言うと宏一は動き始めた。実は宏一は早く出没を再開したくてうずうずしていた。それだけ由美の中は気持ち良いのだ。洋恵の中のような強い快感は無いが、入っているだけでどんどん動いて出したくなる。だから今度は最初からフルストロークで力強く出没を再開した。
「ああっ、ああんっ、そんなに最初からぁっ、ああっ、んはぁっ、ああっ、ああっ、ダメ、ああっ、だめぇ、、またいっちゃいますぅっ、ああっ、ああっ、ああっ、素敵ですぅっ、ああっ、あああぁっ」
由美は宏一にしっかりとしがみついて肉棒を最大限受け止めながら再び駆け上がっていく。宏一がキスを求めてきたが、上手く対応できなかった。
「ああっ、ああぁっ、また、またぁっ、ああっ、ああっ、ああっ、ダメ、いっちゃいそう、ああっ、私ばっかりぃっ、ああっ、ダメですぅっ、ああっ、宏一さんっ、ああっ、ああぁぁぁっ、またいっちゃういっちゃうぅーーっ・・・はうぅっ・・・・ううっ・・・・ううっ」
由美は立て続けに3回もいかされ、だんだん体力が尽きてきた。確かに嬉しいし、幸せだし、気持ち良いのだが、間を置かずに連続でいかされると身体が持たない。それでも由美の中で動きたい宏一は、由美が落ち着くと再び出没を再開した。
「ほうら、もっともっと気持ち良くなってごらん」
「ああっ、また、ああっ、ああっ、ああっ、ダメですぅ、ああっ、またぁ、ああっ、そんなにしないでぇ、ああっ、ああっ、いいっ、ンあっ、ああっ、だめぇ、我慢できませぇん、ああっ、ああああっ」
快感を我慢するのにも体力が必要だが、由美にはもうそれが残っていなかった。宏一が与える快感はそのままダイレクトに由美を感じさせ、どんどん押し上げていく。
「ああっ、またですぅっ、ああっ、ああっ、またいっちゃいますぅっ、ああっ、ああっ、ああっ、もうだめぇ、ああっ、ああっ、ああああっ、んああぁぁっ、いっちゃういっちゃうぅーーっ」
由美は宏一にしがみついたまま、またいかされてしまった。しかしもう体力が残っていない。これ以上いかされるのは辛いのだ。
「ああぁ、もうダメ、もうダメですぅ、できません、許して下さい。抜いて、お願いです、少しだけ、休ませて下さい」
今まで宏一にしがみついていた由美は、とうとう宏一から逃げだそうと宏一の身体を押しやって肉棒を抜こうとし始めた。しかし宏一は由美を抱きしめて離そうとしない。挿入していても腰が自由に動けば肉棒を抜くことはできるが、宏一は腰を押し付けているので由美は状態しか自由に動かせず、逃げ出すことはできなかった。
「もっともっとして上げるよ。そっとするから感じてごらん」
そう言いながら宏一は優しく腰を使って肉棒をゆっくりと出し入れした。
「はぁ、はぁ、ああ、ああぁぁ、もうダメですぅ、ああああ、もう許してくださいぃ、ああああ、あああん」
由美は宏一が出没を止めようとしないので逃げ出せずに感じるしか無かった。もちろん気持ち良いし、嬉しいのだが息が辛いし身体も怠い。それでも由美の肉壁は忠実にその役目を果たそうと、肉棒をしっかりと締め付けて扱いている。
「ああぁぁ、宏一さあぁん、出してぇ、出して終わってぇ」
もちろん、宏一がここでスパートを掛ければ直ぐに終わってしまうが、宏一はそうしようと思わなかった。
「まだだよ。もっともっと由美ちゃんを感じさせてからね」
「いやぁ、あああぁ、出してぇ、もう持ちませえぇん」
「もっと気持ち良くなりなさい」
そう言いながら宏一は肉棒を力強く出し入れし始めた。
「ああぁ、またぁ、もういやぁ、だめぇ、あああ、ああああ、許してぇ」
それでも由美は肉棒をしっかりと受け止めようと両足を宏一の腰に絡めてきた。おかげで由美の秘唇や秘核もしっかりと宏一の腰に擦りつけられる。ただ、宏一がキスをしようとしても由美は顔を背けていやがった。息が辛くてそれどころでは無いのだ。
「あああぁ、奥までで、あああ、素敵ですぅ、もうだめぇ、あああ、ああああ、またいっちゃいますぅ、いっちゃうぅぅぅ、っくぅぅーーっ」
由美はもう快感を我慢できないので簡単にいってしまい、身体を震わせた。宏一はけなげに肉棒を受け止めながら何度もいき続ける由美が可愛くて仕方が無い。
「由美ちゃん、可愛いよ。最高だよ。ほうら、もっともっと感じてごらん」
宏一は由美がいってしまうと少し休み、痙攣が治まるとまた動き始めた。
「ンあぁぁ、やぁ、死んじゃうぅ、いやあぁぁ、ああああ、あああぁぁっ、だめぇぇ、ああぁぁ、また、またいくぅ、ああああぁっ、んああぁぁぁぁっ、っくぅぅーっ」
由美はもう何がどうなっているのかよく分からなかった。気持ちいいのと辛いのがどちらも凄い。由美は宏一が諦めるまで何度も宏一の下でいき続けた。
やがて、やっと満足した宏一が由美から肉棒を引き抜くと、由美はそのまま大の字になって激しく息を弾ませた。もう話すこともできない。そのまま由美は宏一の横で十分近くぐったりとしていた。
そしてやっと少しだけ体力が回復した由美が身体を起こした。
「はぁ、はぁ、はぁ、もう帰らないと・・・」
そう言ってベッドの上で起き上がった由美の身体を見た宏一は更に欲望が滾るのを感じた。しかし、その視線を敏感に感じ取った由美は、
「ごめんなさい。もう無理です。帰らせて下さい」
そう言って胸を隠してベッドから降りた。そしてのろのろと下着を着けていく。宏一はその姿をじっと見ながら由美を押し倒したくて仕方が無かった。しかし由美は下着を着けると制服を着てしまう。もちろん由美にも宏一がまだその気充分なのは分かっていた。そしてきちんと制服姿になると、ベッドに腰掛けている宏一の前に跪いた。
「まだこんなに・・・・・絶倫です・・・・」
そう言って力強くそそり立ったままの肉棒をそっと口に入れて優しく扱き始めた。しかし、それは放出を導くほどでは無い。優しく慈しむような動きだ。
「今日はこれで許して下さい・・・・」
そう言って由美は丁寧に肉棒を口で扱いた。宏一はその奉仕を受けながらも、まだ入れたくて出したくて仕方なかった。どうして今日はこんなにも入れたいのか自分でも分からなかったが、とにかくまだ足りないのだ。そこで由美の奉仕を受けながら携帯でタクシーを呼ぶと、立ち上がって由美を机に連れて行って手を突かせた。二人のお約束の最後の一回、服を着たままバックからするつもりなのだ。宏一が制服のスカートの中に手を入れてパンツを引き下ろして脱がせたが、由美は素直に足を抜いた。由美にも分かっているのだ。
「ああ、宏一さん、もうできないのに・・・・、お口と手じゃダメですか・・・」
由美はそう言ったが素直に机に手を突いて後ろからの挿入を許した。
「んああぁぁ、まだこんなにし、あああぁ、今日の宏一さんは凄すぎですぅ」
「由美ちゃん、ごめんね。大好きだよ。ああ、気持ち良いよ。大好きだ」
宏一は余り由美が感じないように、奥まで入れた肉棒を短く出し入れして奥を細かく刺激した。
「ああぁぁ、ああっ、ああっ、ああっ、ああっ、ああっ、ああっ」
由美はもう嫌がらなかった。ただ早く終わって欲しかった。もちろん嬉しいのだが身体が辛くて仕方が無い。由美はただ宏一が終わるのを必死に待ち続けた。
「ああっ、んあっ、ああっ、ああっ、ああっ、だめぇ、ああっ、また、またぁっ、ああっ、ああっ、ああっ、だめですぅっ、またいっちゃいそうっ」
由美のその声には悲しさが混じっていた。それを聞いた宏一はさすがに可愛そうになり、肉棒を抜くしか無かった。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、どうしたんですか?はぁ、はぁ、はぁ」
途中で辞めたのを由美は訝しがったが、宏一が自分を気遣って止めてくれたことは分かっていた。
「ごめんよ。また今度ね。来週の火曜日?」
「分かりません・・・・母の様子を見ないと・・・・・でも、また連絡します」
そう言うと由美はパンツを穿いてから宏一に心を込めたキスをした。そしてちょうど来たタクシーで帰っていった。
翌日、宏一は移転予定先のビルに打ち合わせに行った。打ち合わせと行っても、今はまだ下見に近い初期段階の打ち合わせで、ビル自身のネットワークシステムへの対応状況を確認に行ったのだ。もちろん、既に書類では情報を得ており、基本的には何の問題も無いことが分かっているが、こう言うことは確認をくどいほど繰り返しておかないと足下をすくわれかねない。
そして今回は、友絵の後任となる女性社員と一緒に行くことになった。宏一も初めて会った全然知らない子だった。
「初めまして。こんにちは、三谷宏一です」
「初めまして、水野さとみです。よろしくお願いします」
「桜さん・・・・・・どういう字ですか?」
「ひらがなでさとみです」
さとみは前任の友絵よりも小柄な若い感じだった。事前説明は無かったので全部宏一が聞くしか無い。
「水野さんは今日からなんですか?私は派遣なのでよく分からなくて・・・・」
宏一がそう言うと、
「はい、今日からここに来ました」
とさとみは答えた。
「ここは工務店みたいな仕事だけど、やった事はありますか?」
「ありません。教えて下さい。よろしくお願いします」
さとみの返事を聞いて、宏一は暗澹たる気分になった。今までは友絵が全てを仕切ってくれていたので宏一はシステムに集中できたが、素人を仕込むとなるとそうはいかない。
「あの・・・残業が多くなるかも知れないけど・・・・・」
「それは聞いています。できる範囲でできるだけ・・・・やります」
そう言うとさとみはぺこりと頭を下げた。
「会社のネットワークシステムについては知っていますか?」
「知りません」
「そうですか・・・・・・。伝票の締めとか処理とかは?」
「社内の経費とかならやってましたけど・・・・」
「工数管理とかは?」
「いいえ、分かりません」
「そう・・・・・」
「あの?」
「はい、なんですか?」
「私もどうしてここに異動になったのか分からないんです。だから、完全な素人だと思って指導をお願いします」
「どこの部署から来たんですか?」
「人事です」
宏一はその答を聞いてピンときた。この会社では人事は総務部に属している。そして宏一の仕事は営業も絡んでいるが組織上は今でも総務部長が上司になっている。きっと、どこの部署も人を出すのを嫌がったので、担当部署の総務が自分で自分の尻を拭く羽目になったのだろう。よくある話だ。宏一はこれ以上仕事の話をする気になれなかった。しても無駄なのはわかりきっている。さとみには新しい仕事を無理にでも覚えてもらうしか無い。
「それじゃ、出かけましょうか?」
「はい、直ぐに支度します」
「あ、それともう一つ、水野さんはこの仕事と部署について、どう思ってますか?」
その質問に初めてさとみははっきりと反応した。
「それは・・・・・・・嫌じゃないです。頑張ります」
それだけ言うとさとみは部屋を出て行った。
午前中はさとみと二人で臨海地区の新しいビルを見学したが、新築だけあってインテリジェント化されたビルは、ビル自体にいろんな機能が盛り込まれていた。宏一は興味深くあちこちを見ていたが、さとみは無反応だった。
「それじゃ、ちょっと早いけどお昼にしようか」
「はい」
「その後、俺はこの後、エンブレスエンジに寄ってから会社に戻るよ」
「はい」
そう言うと二人は近くのイタリアンレストランに入った。今の場所とは違って、こちらには定食屋とか居酒屋は少ない代わりにおしゃれな店が多いようだ。居酒屋も店の前に出ている看板を見る限り全体的に高級志向のようだ。
さとみはチキングリル、宏一はスパゲティポモドーロを注文すると、宏一はさとみを改めて見てみた。身長は155センチくらいの小柄で髪は短く、全体的に綺麗と言うよりは可愛いという印象が強い。


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