ウォーター

第三百五十九部

 
Tシャツを脱いだことで結衣の項から肩の綺麗なラインが露わになった。宏一はそこに唇を這わせていく。結衣はじっとしたままだったが、項から肩まで可愛がられると新しい感覚が沸き上がることを発見した。
宏一はブラキャミの布地をよく観察したが、やはりまだ乳首の位置は分からない。たぶん洋恵のような小さな薄い色の乳首なのだろうと予想したが、それはこれから確認していくことになる。もちろん今でさえ、もし宏一がブラキャミの肩紐を一気に左右に下ろせば一瞬で乳房と乳首が露わにすることはできる。しかしそれでは結衣は嫌がるだろうし、第一楽しみが無い。宏一はこの少女が初めて男に乳房を晒すであろう瞬間までの作業をたっぷりと楽しむつもりだった。
しかし、脱がすことを楽しむ男とは違って女の子は脱がされれば防衛本能が働く。だから結衣はTシャツを脱がされた後、気持ちが少し冷めていくのを感じていた。そして同時に今まで身体中を包んでいた気持ち良さも潮を引くように小さくなっていった。
一方、宏一は手の中の可愛らしい膨らみの感覚をしっかりと楽しんでいた。乳房を包んでいる布地は薄いので、張りのある固い乳房のラインがよく分かる。膨らみ自体は大きくないが、とても形の良い乳房だ。どうやら由美のような半球形ではなく、もう少し三角に付き出した感じのようだ。綺麗に膨らんでいて乳首の辺りが真っ直ぐ前を向いている。
宏一は結衣の反応が弱くなったので、唇だけでなく舌も使い、耳元から首筋、そして肩へと丁寧な愛撫を始めた。肌を舐められる独特の感覚は結衣に再び快感を与え始めた。
「んん・・・・んぁ・・・ん」
結衣の口から小さな吐息が漏れてきた。
「恥ずかしい?」
宏一が囁くと、結衣ははっきりと頷いた。
「気持ち良い?」
今度は小さく頷く。宏一は更に指先で乳首の辺りをそっと撫で回し始めた。
「ん・・・・んん・・・んんん・・・・ん」
結衣の反応が心持ち強くなった。
「痛くない?」
結衣は小さくコクンと頷いた。結衣は気持ち良いと分かってはいたが、それが快感だと認めるのが恐くて無意識に感覚を抑え込んでいた。しかし、次第にその意識が解放されてくると気持ち良さがはっきりと感じてくる。結衣は意識が次第にぼうっとなってくるのを感じながら『たぶん、これが男の人に触られるときの感覚なんだ』と思った。
「おっぱいに直接触ってもいい?」
宏一は結衣が大人しく愛撫を受け入れて感じているので、更に先に進もうとした。しかし、途端に結衣の反応が変わった。今まで乳房を自由に触らせていたのに、急に両手で胸をガードして触られるのを嫌がり始めた。
「いや?」
宏一は両手を乳房から引き抜いた。
「・・・・・・・・・・・」
結衣は当然だというように、何も言わずにしっかりと胸をガードしてしまう。しかし、首筋への愛撫は嫌がっておらず、相変わらず首筋を宏一に押し付けてそっと楽しんでいる。だから宏一は結衣が本当に嫌がっているとは思えなかった。
「だめ?」
宏一がもう一度聞くと、結衣は小さな声で言った。
「どうしても・・・・・なの?」
結衣自身、どうすれば良いのか迷っていたのだ。結衣の中では、恥ずかしい想いと、感じてみたい興味と、身体を自由にされる恐怖と、きちんと良い思い出にしたいという希望が渦巻いていた。
「うん、もっと感じさせてあげたいからね、おっぱいに触らせてくれると嬉しいな」
その言葉は結衣に、男の人ならそうしたいのが当然だと思わせた。そして、結衣の中でも触られるのを試してみたいという気持ちが沸き起こってきた。
「そっと・・・・・やさしく・・・・・してくれる?」
結衣は相手が宏一なら試してみる価値はあると思った。それで受け入れてみることにした。
「うん、それじゃ、そっとするからね」
宏一はそう言ったが、結衣はどこまで我慢できるか不安だった。
宏一は唇と舌での愛撫を小さな物にすると、そっと結衣の肩から結衣の身体の正面へと愛撫を始めた。横からではなく、上から順に結衣の肌を探っていくつもりなのだ。乳房の上の部分の布地へとそっと指を差し込んでいくと、結衣が反応するのが分かった。初めて触られる部分なので新しい感覚が沸き上がってきたのだ。
「だいじょうぶ?」
宏一が聞くと微かに頷いた。しかし、宏一が肩紐を左右にずらそうとすると、言葉で嫌がりはしなかったが身体が縮まってガードしようとする。そこで宏一はほんの少しだけ肩紐をずらすと、そこからまたブラの部分の布地の中へと指を差し込み、そして結衣がその感覚を受け入れると再び肩紐を少しずらすことにした。そしてそれを何度か繰り返すと、とうとう肩紐を肩から左右に下ろすことに成功した。
もちろん結衣だって、このまま肩紐を後10センチ下ろされたら乳首が見えてしまうことは分かっていた。しかし、今はそうされることがそれほど嫌ではなかったのだ。それは、今までカップの中を触られても、それほど嫌な感じはしなかったし、正直に言えば気持ち良くも無かったからだ。もし快感が強くなれば感じること自体への恐怖が沸き起こるが、それが無かったので比較的冷静でいることができた。
実はそれは宏一が比較的感じやすい乳首の近くをわざと避けて触っていたからなのだが、結衣にはそこまで分からなかった。宏一は先ず肩紐を下ろして乳房を露出させることを最優先にしていた。
宏一はそこから更に肩紐をそっと下ろしていった。すると、ずり下がった布地の下から可愛らしい乳首が見えてきた。乳首が見える瞬間、結衣は一度両手でガードした。
「だいじょうぶ?恐い?」
宏一が手を止めて聞くと、コクンと頷いたが、
「もう少し下げるよ」
と言って宏一が更に肩紐を下ろすのは嫌がらなかった。これで結衣がガードする手の中で乳房が露出した。
「だいじょうぶ?」
宏一が小さな声で囁くと、結衣は微かに頷いた。そこで宏一胸を隠している結衣の両手の上に手を当ててそっと抑えた。結衣は一瞬、何をされるのか分からなかったが、宏一が更に聞いてきた。
「手の力を抜ける?少しずつで良いよ」
結衣はそれを聞いて、宏一がしたいことが分かった。もちろん、手の力を抜いて手を下ろしてしまえば乳房が丸見えになる。結衣にとってはあり得ないほど恥ずかしくて恐いことなのだが、今は耳元で囁く宏一の声と温かい息づかいが結衣の抵抗を抑えていた。
宏一がそっと結衣の手を押し下げると、静かに手が下がり、その下からとうとう結衣の乳房が見えてきた。宏一の予想通り、乳首は淡い色のままだ。ただ、洋恵ほど小さくは無く、乳首だけを見れば小学生のような洋恵の乳首と違って、正にローティーンという感じの可愛らしい乳首だった。それに、完全に埋もれているわけでは無くて、少しだけ既に立っている。まだ固さを出すほどでは無いのだろうが、それも宏一を喜ばせた。そして乳房は上から見ても左右が完全に対象で、さらに由美のような半球形では無くて三角に近い。正に少女の乳房という感じのカーブを描いており色も透明感がある。
「いや・・・・・みないで・・・・・・や・・・・・」
結衣は宏一の視線を感じて恥ずかしがり、隠そうとはしなかったが肩を窄めて軽く嫌がった。
「それじゃ、触るからね」
宏一がそう宣言して結衣の手の下に自分の手を滑り込ませようとすると、最初はぎゅっと手を身体に押し付けて宏一の手が入ってくるのを拒んでいたが、それでも少しずつ宏一の手が胸へと進んでいくのを許した。宏一の手が乳房の裾野に達すると、宏一の指先が微妙な愛撫を与えた。
「あっ」
結衣が小さな声を上げると、抑えていた手の力がずっと抜けた。そこにスムースに宏一の手が滑り込んでいく。
「はぁーーーーーっ」
結衣が少し前屈みになったが、その間に宏一の手は結衣の乳房の下側を全部包み込んだ。これで指先だけで乳首を可愛がることができる。結衣の乳房は由美ほどの張り感は無いが、しっとり瑞々しい感覚が少女の乳房らしい感じをよく表している。とてもきめの細かい肌だ。
「恐かったよね。よく我慢したね。ありがと、嬉しいよ」
結衣はまだ乳房を包まれる感覚に慣れていないのか、何となく逃げ出したそうな様子で身体を軽く捻って悶えているが、宏一は今日は時間が無いので敢えて無視して先に進むことにした。
「このまま少しこうして居るからね。だんだん慣れてくるから」
宏一がそう言って丁寧に首筋から肩口へと唇を這わせ、左右の項を可愛がると、結衣は諦めたのか、少し落ち着いてきた。
「どんな感じ?」
宏一はまだ全く手を動かさずに結衣に聞いた。
「・・・・・・・・・」
「だいじょうぶ?」
「・・・・変な・・・・・感じ・・・・」
「そうだね、初めて触られたんだものね。感覚なんてよく分かんないよね」
そう言うと結衣はコックリと頷いた。
「そっと動かすからね」
そう言って宏一はいよいよ乳房を可愛がり始めた。軽く左右から揉み寄せたり、指先でそっと乳首を可愛がる。
「ん・・・・・・・・・んん・・・・・・ん・・・・ん・・・」
結衣の口から吐息が漏れたが、それは本人が思っていたほど気持ち良くなかった。
「・・・・・・あんまり・・・・・感じないの・・・・・・」
「良いんだよ。最初は慣れてないから気持ち良くなんて無いんだ。だんだん感じてくるからね」
「そう・・・・・・」
「がっかりした?」
「そんなことは・・・・・・でも」
「もうちょっと感じてみたい?」
宏一がいたずらっぽく言うと、結衣は小さく頷いた。
「後でお口で可愛がって上げる。そうすればもう少し感じるよ」
「え?口で?」
「そうだよ。それくらい知ってるだろ?」
宏一に言われて結衣は仕方なくと言う感じで頷いた。もちろん結衣だって男女が裸で何をするのかくらい知っていた。しかし、自分の乳首を男の口が可愛がると言うことを実感できなかったので知識でしか無かった。しかし、今首筋を舐められて乳首を指先で可愛がられ、初めて乳首を口でされると言うことをはっきりと想像できた。
「だから最初は指でそっと触ってみるよ」
宏一はそう言って両手の人差し指でそっと乳首を可愛がった。
「ん・・・・・んふ・・・・・・ん・・・・んあ・・・・んん」
「どう?」
「んぁ・・・・・・あっ・・・・・んあ・・・・・いや」
「触られるの、いや?」
「ちがう・・・・・へんなこえが・・・・・・・んんっ・・・・んぁ・・・・や」
「それは感じている証拠。だんだん気持ち良くなるからね」
「んん・・・・・・んあぁ・・・・んんんっ」
「声が出たって良いんだよ。感じれば普通は声が出る物だからね」
「や・・・・・こえはいや・・・・・んん・・・・・ん・・・・・ん・・・」
「無理に我慢しなくたって・・・・・」
宏一の愛撫は次第に乳首を大胆に可愛がり始めたが、触られること自体に慣れていないのだから痛がらないようにそっとしている。その代わり、結衣の乳房は次第に全体がすっぽりと宏一の手の中に包まれていった。

結衣は最初、自分の乳房が男の手の中で揉まれるなど考えられなかったが、やってみると実はみんなが言うほど気持ち良くないと思い始めていた。それほど気持ち良くないし、第一、乳房の小さいのが分かってしまったのが恥ずかしいので落ち着かない。宏一は洋恵の乳房の大きさと形の良さを知っている筈なだけに、比べられるのが気になって仕方がないのだ。ただ、それほど嫌ではなかった。
それで結衣はしばらくの間、宏一に乳房を好きなようにさせていた。なんとなくだが、ぼうっとしていて改めていやがるのが面倒だと感じたからだ。それでも、結衣の身体の中では正常な反応が起き始めており、じわりと秘核が熱くなり始めていた。
「それじゃぁ、今度は膝の上で優しくして上げる」
そう言うと宏一は結衣を立たせると、自分はベッドに座って結衣を待った。結衣は先ず肩紐を直してから宏一の方を向いたが、なかなか来ようとしない。
「おいで」
宏一が声を掛けても、結衣はなかなか来ようとしなかった。ベッドが恐いのだ。そこで宏一が迎えに行こうとして立ち上がろうとすると、ビクッと後ずさりする。
「こわい?」
宏一が聞くと、結衣は勉強机の椅子の横に立ったまま、ブラキャミに包まれた胸を更に手で隠して頷いた。
「それじゃ、もう少し机でしようか。もう一度椅子に座って」
宏一がそう言うと、結衣は素直にまた椅子に座った。宏一が再び結衣の後ろに立って耳元で囁きながら胸に手を伸ばすと、今度は結衣は嫌がらずに直ぐに乳房が宏一の手に包まれるのを許した。宏一が少しの間布地の上から乳房を可愛がる。
「恐いのは初めてなんだから仕方ないよ」
そう言いながら肩紐を下ろしていくと、もう結衣は嫌がらない。
「ごめんなさい・・・・・じょうずにできない・・・・」
「ううん、気にしなくて良いよ。だいぶ進んだじゃ無いの。ほら、こうやっておっぱいを可愛がられてるんだよ」
宏一は自然に乳房を露出させると、指先で再び乳房をなぞりながら乳首を可愛がり始めた。
「私って、子供なの・・・・・」
結衣はそう言いながらも乳房を宏一に自由にさせている。
「だいじょうぶ。子供なんじゃ無くて慣れていないだけ。気にしなくて良いよ。ほら、どう?少し感じてきた?」
「少しだけ・・・・・・気持ち良いかも・・・・・でも少し」
「このままもう少し同じ事をするから、気持ちを楽にしてじっとしていてごらん?」
「・・・・はい・・・」
結衣は返事をすると、宏一に胸を任せた。宏一の指先はゆっくりと、丁寧に小さな乳首を可愛がり始めた。結衣はぐったりとしたまま目をつぶっている。宏一は結衣の乳首を丁寧に可愛がり、ゆっくりと乳房を揉み回し、そしてまた乳首をそっと可愛がり続けた。触られることになれていない乳首なので、洋恵や由美のようにコロコロと強く可愛がればあっという間に痛くなってしまうのは充分分かっている。だから宏一の愛撫は本当にそっと触るだけだったが、結衣には充分以上の刺激となって届いていた。
「ん・・・・・・んあ・・・・・・や」
「だいじょうぶ。声が出ても無理に我慢しなくて良いよ。そう言うものなんだから。結衣ちゃんが感じてるのがよく分かって嬉しいよ」
「そんな・・・・・声が勝手に・・・・」
「うん、気にしなくて良いよ。ほうら」
宏一は指先でそっと撫でていた乳房を両手で包み込んで揉み上げた。結衣が軽く顎を突き出すような仕草で小さく口を開けた。
「気持ち良かった?」
宏一が聞くと、結衣は小さく頷いた。
「良い子だ。嫌じゃない?」
結衣が再び頷く。
「凄い進歩だね。さっきまでは恐くて感じるどころじゃなかったのにね」
宏一が結衣の耳元で囁き、そっと唇で項を可愛がると、結衣はくすぐったそうに首をすくめながらもコクンと頷いた。
「乳首をこうやって可愛がるのと、おっぱいをこうやって揉むのと、どっちが気持ち良いの?」
宏一が聞いたが、結衣は目をつぶって口を小さく開けたまま何も言わない。
「言いたくない?」
結衣はまだ何も言わない。
「わからない?」
結衣はコクンと頷いた。
「どっちでも良いんだよ。感じてることが分かれば。でも、少しだけこうされるのに慣れてきたかな?」
宏一が聞くと、結衣は微かに頷いた。
「それじゃ、あっちに行こうか?」
宏一が聞くと、結衣は考え込んだ。
「それじゃ、あっちに行っても良いって思ったら教えてくれる?」
結衣は少し考えてから小さく頷いた。結衣にしても、これから先に進まないといけないとは思っているのだ。それなら待っているのが一番だ。それに、こうやってキャミソールの肩紐を下ろして乳房を露出させて可愛がるのは宏一にしても刺激的で楽しい。バージンの中学三年生が生まれて初めて恥ずかしさを我慢して乳房を露出させ、男の好きなように触らせているのだ。こんな素敵なことはない。宏一は慎重に愛撫を変化させ、揉み方も変えて結衣を飽きさせることはなかった。
すると、次第に結衣は後ろに仰け反るような格好になってきた。それまで肩を窄めるようにしていたのが、今は肩を完全に開いている。完全に乳房のガードを止めた証拠だ。宏一は更に丁寧に首筋をたっぷりと舐めて更に結衣に幼い快感を送り込んでいく。
そして結衣が少しだけ宏一の方を向いた時に宏一は結衣の小さな口にキスをした。すると結衣は宏一のキスを素直に受け止め、口を小さく開いた。宏一が舌をそっと差し込んでいくと、今度は嫌がらずに恐る恐るという感じで結衣の舌が宏一の舌を突いてきた。そのまま宏一が結衣の下を追いかけていくと結衣の舌は逃げる。しかし、宏一の舌が引っ込むと再び結衣の舌が宏一の舌を追いかけて突いてくる。宏一は乳房を優しく揉み回しながら乳首を可愛がり、更に結衣の舌を追いかけて楽しんだ。結衣の息づかいも少し荒くなってきた。
結衣の舌と宏一の舌が少しずつ絡むようになって宏一が気が付いたのは、結衣の舌は宏一が想像していたよりずっと小さくて可愛らしいと言うことだった。結衣に口で奉仕されている時はあれだけ肉棒にしっかり絡んでくるのに、実際の舌は本当に小さくて可憐なのだ。
宏一は、今絡めている可愛らしい舌が結衣の本当の姿だと思うことにした。
やがて二人が満足して口を離すと、結衣が小さな声で言った。
「連れてって・・・・」
少しぐったりとした感じだが、結衣は場所を移すことに納得したのだ。もっとも、見かけほど結衣の気持ちは高まっておらず、実はかなり冷静に自分の変化を見つめていた。しかし、キスをしていた間に気持ちが高まってきたのは確かだし、このチャンスを逃すと先に進めない気がしたので、思い切ってそう言ったのだ。
宏一はそっと椅子を後ろにずらすと、結衣をお姫様抱っこで抱き上げ、そのままベッドに座った。その間に結衣は露出していた乳房をキャミソールの肩紐を上げて隠してしまった。宏一はそれに気が付いたが何も言わず、ベッドに座って結衣を横抱きにして膝の上に乗せたまま再びキスをした。すると結衣は身体を安定させるために、おずおずと宏一の首に手を回してきた。まだギクシャクしたした雰囲気が残っているが、それはそれで初々しい。
しばらくの間、そのまま二人はねっとりとしたキスを楽しんだ。結衣はその時になって初めて、こんなにキスが嫌らしくて気持ち良いものだとは気が付いた。まだ恐い気持ちもあるが、与えられるままに舌を絡めて静かに楽しんでいた。
宏一は結衣の背中を左手で支えながらキスをしていたが、背中のラインから結衣の身体は殆ど腰にかけてくびれておらず、真っ直ぐなことに気が付いた。そしてブラではなくキャミソールを着けている理由が少し分かったような気になった。確かに結衣の身体にとても似合っている。
そして宏一が結衣のキャミソールの左の肩紐に再び手をかけた時、結衣は最初少し嫌がったが、それでもキスをしながら片側だけは自分から手を抜いて肩紐を下げることを許した。宏一が更に肩紐を下げると、片方の乳首がそっと姿を現した。宏一がそれを見ようと口を離すと、すぐに結衣は手で隠してしまった。
「見せてくれないの?」
「いや、見ないで」
結衣は少し上気した顔で言った。その仕草は本当に初々しく宏一を夢中にさせる。恥じらいと戸惑い、そして男を受け入れる恐れが宏一によく伝わってくる。宏一が乳房を隠している手を下ろそうとしたが、結衣は拒み続けた。
もちろん無理やりするのは宏一の主義に反するので、宏一は再びキスをしてから唇を徐々に首筋へと移し、更にそのまま胸元へと下がっていって乳首を目指した。
「・・・・あ・・・・・だめ・・・・・・・や・・・・・や・・・・・」
結衣は宏一の愛撫を受け入れながらも何度か軽く宏一の顔を押し返そうとした。しかし、初めて胸元に愛撫を受けて新しい感覚を教えられているのだ。だから強く嫌がりはしなかった。そして、結衣は嫌がりながらも受け入れている自分に少し安心した。
そして宏一の唇がさわさわと動きながら結衣の小さな乳房に掛かると、もうダメだと思ったのか結衣は乳首を隠していた手の力を抜いた。それを直ぐに感じ取った宏一が結衣の手をスッと下げてしまうと、乳首ギリギリで宏一は愛撫を止めて結衣の乳首を初めて真正面から見た。
「・・・・・・・・・・」
結衣は何も言えなかった。なんと言えば良いのか分からなかったのだ。ただ、結衣の乳首は宏一が先程上から見下ろして愛撫していた時とは異なり、少しだけ乳首の先端が盛り上がっていた。洋恵の乳首ほど色が薄く小さくはないが、由美の乳首よりはかなり小さめだ。もちろん由美の乳首のようにしっかりと尖るのはまだ先のことだろう。宏一はその可憐な乳首をそっと指先で可愛がった。
「・・・・・・・・・・」
結衣は何も言わずに静かに愛撫を受けている。
「可愛いおっぱいだね」
宏一がそう言ったが結衣は何も言わなかった。
「少し先っぽが尖ってきたかな?」
宏一が乳首を可愛がりながら言った。
「・・・・・わかんない・・・」
結衣は困ったように微かな声で言った。結衣自身は自分の乳首はまだ子供のままだと思っていたので、そう言われても困ってしまうのだ。
「でも、少し気持ち良いだろ?」
結衣は小さくコクンと頷いた。実は少しどころでは無く、結衣はかなり感じていた。ただ、それを表に出さなかっただけだ。そして、はっきり感じていると言った方が良いのかどうか迷っていた。
結衣の戸惑いを知らない宏一は、更に先に進むことにした。このまま結衣を膝の上に乗せたまま乳首を口で可愛がるのも楽しいが、そろそろベッドでじっくりと可愛がりたくなってきた。この初々しい反応を見せる少女がベッドで感じて仰け反る姿を見てみたい、や、感じて仰け反るまでの過程をじっくりと楽しみたいのだ。
「この姿勢だと少し辛いかな?身体を伸ばした方が楽だよね」
そう言うと、宏一は膝の上に乗った結衣を抱きしめてそっとベッドへと倒れようとした。
「あっ、や。待って」
結衣はそう言って宏一の肩を掴んだが、嫌がりはしなかった。ただ、結衣の心の中では怖さと宏一への信頼がギリギリでバランスしており、このままベッドに押し倒されたら完全に怖さの方が勝ってしまうので結衣は引き留めたのだ。
「やっぱり怖い?」
宏一が聞くと結衣はコクンと頷いた。
「それじゃ、まだこのままだね」
そう言うと、宏一は再び結衣のキャミソールから片側だけ見えている乳首をそっと可愛がり始めた。嫌がってばかりでは申し訳ないと思ったのか、結衣は素直に乳首を触らせている。すると、結衣の表情が微妙に変化し始めた。なんと言うか、感じていると言うよりは安心しているという感じで、表情が柔らかくなってきたのだ。宏一は更に進むことにした。
「このままお口で可愛がってみるね」
そう言って口を近づけていく。結衣は少し怖がるそぶりを見せたが、宏一がゆっくりと口を近づけていっても嫌がりはしなかった。結衣の可憐な乳首は先端が少しだけ盛り上がっているが、まだまだ尖ると言うにはほど遠い。宏一はその乳首がとても愛おしかった。
そして宏一の口が結衣の乳首にそっと触れた瞬間、結衣の身体は小さくピクッと震えた。結衣は宏一の唇の温かさと柔らかさを感じた。そして、それを受け入れてもだいじょうぶだと思った。すると、宏一の口が少し開いて乳首が宏一の舌に触れた。
「あっ」
結衣が小さな声を上げたが、宏一の舌はそのまま小さな乳首に絡まり、ゆっくりといろいろな方向から乳首を撫で上げ始めた。
「ん・・・・・・・んんん・・・・・・」
結衣は自然に声が出そうになってそれを我慢した。声が出てしまえば、そのままベッドに押し倒されそうな気がしたのだ。しかし宏一にはそんな様子はなく、膝の上に乗せた結衣の乳首をそっと丁寧に可愛がり続けている。
結衣は宏一がそれ以上何もせず、ただ乳首を可愛がり続けていることを知ると、次第に安心して乳首を舐められるようになった。指で触られるのと違って、温かく、ヌメヌメして、微妙にザラザラしている舌の感覚は、結衣にとってとても嫌らしく感じる。しかし、結衣は初めて『これ、ちょっと気持ち良い』と思った。
「どう?痛くない?」
宏一が一度口を離して結衣に聞いたが、結衣は何も言わなかった。実は、ぼうっとしていて返事をするのがとても怠かったのだ。そして次第に宏一の肩により掛かるようにしてぐったりと身体を預けてきた。結衣にとって、こうやって乳首を舐められていることが、生まれて初めてのエッチなことになった。結衣はぼうっとした頭の中で、乳首を可愛がられて気持ち良いと思ったし、同時に身体が熱くなってくるのを感じた。さらに、心の中で『私、こんなことされてる・・・・・・不思議・・・』と思った。今まで男の人に身体を触られることは恐怖以外の何物でもなかったのに、今の自分は、自分から乳首を外に出して舐められている、それが不思議だったのだ。意識に霧が掛かったような不思議な感覚の中で、結衣は静かに乳首を舐められていた。
すると宏一が再び口を離して言った。
「右もして良い?」
そう言って軽くキスをする。結衣は口を話すと小さく頷いた。宏一は結衣のキャミソールの右の肩紐をそっと下ろしていく。しかし、もう結衣の表情に恐れはなく、どちらかと言うと無表情だ。
そしてゆっくりと右の乳房が現れて、乳首まで露わになった。左と同じような色の薄い可憐な乳首だが、少しだけ形が違っており、丸いと言うよりは三角に近い。それに、まだ殆ど盛り上がっていなかった。結衣は乳首が出たのでここまでだと思ったが、宏一は乳首を露わにしただけではなく、さらに肩紐を下ろして右の乳房全体を大きく露わにした。結衣は少し嫌がって肩紐を上げようとしたが、宏一が直ぐに口を近づけていくと諦めたのか、そのまま乳房を宏一に与えた。乳房全体が露わになったので、今度の宏一は口を大きく開けて乳首と乳房を口で包み込んだ。宏一から見ると右の乳房は宏一側にあり、最初の左の乳首と違って自分の直ぐ近くにあるので口に入れるには背中をグッと丸めなければいけなかったが、それくらいは我慢しなくてはいけない。その代わり、結衣の乳房を大きく口の中に入れた。



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