ウォーター

第三百六十六部

 
宏一の肉棒は思い切り口を開かないと入らないので、結衣は体勢を整えて上体を少し起こすと、口の中に入れて頭を動かし始めた。太くて固い肉棒を口の中で扱くと、こんなものが本当に自分の身体の中に入るのだろうかと思うが、不思議と怖くは無かった。
結衣の扱くペースが上がってくると、宏一は目の前の可愛らしい秘部に顔を埋めて舐め始めた。結衣の秘部は秘唇が開いても宏一の口の周りくらいしかないので、息ができなくなる心配は無い。宏一が秘唇に埋めた口と舌を動かし始めると、途端に結衣が反応した。
「んああぁぁぁっ、だめぇ、そんなことしたらできないぃ」
「こうやってお互いに気持ち良くなるんだ。良いね?」
「ああああっ、だめで、やっぱりできないぃ」
「お互いにするから意味があるんだよ。頑張って」
結衣は宏一が舐めると直ぐに肉棒を吐き出してしまう。それでも宏一は舐めたり止めたりするので、次第に結衣は舐められながらもなんとか奉仕をするようになってきた。舐められながら奉仕をするのは独特の感覚だ。まるで自分が性器の一部になってしまったような不思議な気持ちになる。意識に濃い霞が掛かって何も考えることができない。結衣は真っ白になった意識の中で必死に肉棒を扱いた。口の中の肉棒は大きくて固くて長い。今までと肉棒を銜え込む方向が逆なので、肉棒のそり上がるカーブが口の奥深くまで入ってくる。結衣はこんな奥深くまで肉棒を銜え込んだことなど無かったが、自然に限界まで銜え込んで扱き続けた。
結衣のフェラチオは結衣の意識が真っ白になっても一級品だ。どんどん的確に肉棒を扱いていく。そのテクニックは素晴らしいの一言だ。結衣の奉仕を受けている宏一は結衣が余り感じすぎないように秘部の舐め方を調整していたので、宏一自身がどんどん高まっていった。
「結衣ちゃん、凄く気持ち良いよ。もうすぐ出ちゃうよ」
宏一が声を掛けると、結衣の扱きがさらに強くなった。宏一も結衣の胸に手を伸ばして三角に下向きに尖っている乳房を揉み回し、さらに舐め方を強くしたが、結衣ができなくなる前に宏一の方がギブアップしそうだ。
もちろん結衣も快感と戦っていた。
「んああっ、そんなにしたらできないぃっ、んああぁぁっ、だめだってぇっ、あああああ」
結衣は一度肉棒を吐き出して抗議したが、直ぐにまた肉棒を口に入れてどんどん扱いてくる。結衣だって気持ち良さに負けないように頑張っているのだ。
「結衣ちゃんっ、もう、もう出ちゃうぅっ」
宏一が我慢できずに大量の精を放出するのと、結衣が我慢できずに奉仕が止まるのがほぼ同時だった。最後に結衣は快感に仰け反りながらも手で扱いて二人の最高の時間にケリを付けた。
「ンああっ、出るっ」
宏一の肉棒がビクビクッと震えて白濁した精を大量に吹き出すと、結衣はそれを何とか口で受け止めた。『こんなに出た』と霞んだ意識で思った。それでも乳房を揉まれながら舐められている結衣は全てを飲み込むことができずに、少しこぼしてしまった。
「んああぁぁぁぁぁぁっ・・・・んんんんーーーーーっ」
仰け反って快感に歯を食いしばった結衣の口から白い液体がドロッとこぼれ落ちた。同時に結衣は、本当に小さな初めての頂上を越え、身体が一度だけピクッと震えた。
「あうっ・・・うう・・・・ううぅぅ・・・んんああぁぁぁぁ」
結衣はそのまま宏一の上にベタッと突っ伏し、宏一の茂みの上にこぼれた白い液体をチロチロと舐め、さらに放出の終わった肉棒を再度口の中に入れて残滓を扱き取ってくれる。それは本当に気持ち良かった。
結衣はまだ少し息を弾ませながら、男女二人が快感を与え合う方法に驚いていた。『凄く嫌らしくて、凄く気持ち良い』と思った。そして、お互いに全裸になったからこそできるやり方だと思った。そして、小さかったが生まれて初めて『行く』という感覚が分かったような気がした。確かに一度鋭い感覚が突き抜けていったのだ。正直に言えば『こんなものなの?』とも思ったが、まだ結衣は本当の絶頂を知らないのだから仕方が無い。
今まで結衣は男性が女性に挿入して出没するだけなら服を脱ぐ必要など無いと思っていた。しかし、この方法を知って結衣は初めて裸になることの意味が分かった気がした。そして、口の中で残滓を少しずつ滲ませながら小さくなっていく肉棒が可愛いと思った。二人の意思が同時に同じ素晴らしい瞬間を共有できたのだ。放出を受け止めた時には顎が外れそうなくらいに太くて固かった肉棒は、今はもうフランクフルトくらいに小さくなって柔らかく口の中で大人しくしている。
宏一は結衣の口の中で肉棒がだんだん小さくなっていくのを感じていたが、恍惚とした放出感の中で結衣のすごさを身をもって知った。
やがて完全に小さくなった肉棒が結衣の口から出てくると、宏一は結衣を呼び寄せた。
「おいで、ありがとう。疲れただろう?抱いてあげる」
結衣が宏一の腕の中に入ってくると、宏一は優しく結衣の髪を撫でる。もちろん結衣は頭のてっぺんを撫でられるのが嫌なので、横の方を丁寧に優しく撫でる。そしてそのまま二人はねっとりとした長いキスで舌をゆっくりと絡め合った。
結衣は青臭い臭いの残る自分の口でキスできるのが嬉しかった。精を飲み込むと臭いが長く残るので宏一に抱かれる前は飲み込んだ後に顔を近づける嫌だったのだが、今は宏一が気にせずに優しく舌を絡めてくれるのが嬉しい。何となく、自分が汚れたという想いを受け止めて綺麗にしてくれる気がするのだ。うがいをして臭いを抜く必要が無いので結衣はうっとりと舌を絡めながら、宏一に抱かれる喜びを噛み締めていた。
裸になっている違和感はまだあるが、それでも結衣は肌と肌が触れ合う暖かさが嬉しかった。結衣は宏一に抱かれるままに身体を宏一に密着させて甘えている。
「こんな事、教えちゃだめ」
結衣は唇を離すと、宏一の肩に顔をくっつけながら言った。
「え?どうして?教えて欲しかったんだろう?」
「でもだめ」
「だめなの・・???」
「そう」
結衣はそれだけ言うと、宏一に抱かれたまま身体を休めた。まだ身体の中にはさっきの感覚が少し残っていて、身体を優しく火照らせている。結衣は次には何を教えてもらえるのだろうと思った。
結衣を抱いている宏一も、次のことを考えていた。そして、次はいよいよ秘部をたっぷりと可愛がって指を入れてみようと思った。そして、結衣の端正な顔が快感に溺れる様子をたっぷりと見てみたいと思った。今までは結衣に快感を覚えさせることが第一の目的だったので喜ぶ結衣の顔をゆっくりと見たことは無かったからだ。宏一は結衣を仰向けにすると、そっと秘部に右手の指を進めながら結衣にキスをした。
「今度は何をするの?」
結衣は静かに宏一の指が秘裂を割ってくるのを許した。
「ここを可愛がって上げる」
「・・・・・・・」
結衣は軽くキスをながら受け入れた。そしてそのまま宏一の指が蠢き始めると、
「気持ち良い」
と言った。
「自分で触ったりする?」
宏一が聞くと、結衣は横を向いてしまった。宏一の目の前に広がった細い項から耳元に優しく舌を這わせる。
「んんんん・・・・・・」
結衣は与えられる快感から、宏一はまだそれほど強い快感を与えないだろうと思って安心した。感じるのは気持ち良いが、自分がコントロールできなくなるような不安感がある。自分で触る時は良いのだが、他人に触られるとどうなるのか分からないからだ。
「嫌だったら言ってね」
宏一は結衣の横に寝てそっと髪を撫でながら優しい眼差しで見ている。結衣は触られていても宏一がいつでも止めてくれるという安心感と、見られているという恥ずかしさを感じながら、秘部をまさぐられる快感を楽しみ始めた。
ただ、二人に共通した気持ちとして、次はいよいよ結衣の中に挿入する事になるだろうという想いがあった。ただ、結衣は宏一に肉棒を挿入されることになると予想していたが、宏一は指から順番にしていこうと思っており、具体的なステップの予想は違っていた。
「んんんん・・・・ん・・・・・んあ・・・・ああ・・・んんん・・」
結衣の感じ方はあくまでも控えめで反応は由美や洋恵よりもずっと弱い。まだ充分に開発されていないからかも知れないが、それでも宏一は反応が薄いと思った。ただ、結衣の端整な顔立ちに快感が満たされていく様子はとても綺麗で、ゆっくりと感じさせる方が無理に強い快感を与えるよりも結衣の満足度が高いのではないかと思った。
実際、結衣は宏一が表情から読み取るよりも遙かに強い快感に満たされていた。余り表情に出さないようにしている、と言うかあまり表情に出ないだけなのだ。
「んんんっ・・・んんっ・・・あ・・・・ああ・・・んっ・・・・」
結衣がそっと手を秘部へと持って行って防御するような仕草を見せた。
「痛かった?」
結衣は目をつぶったまま首を振った。
「強すぎた?」
結衣は何も言わずに軽く喘いでいる。
「それじゃ、もう少し弱くするね」
宏一が愛撫を少し弱くすると、目をつぶったまま喘いでいる結衣の表情に安堵と喜びが表れた。結衣は決して嫌がっているわけでは無かった。
「もっと感じたかったら、少し足を開いてごらん?」
宏一がそう言うと、結衣の足が少し開いた。
「気持ち良い?」
宏一が聞くと、コクンと頷いた。
「それじゃ、さっき口で可愛がっていた時みたいに膝を胸の横まで引き上げてごらん?」
宏一が言うと、結衣の足はさらに開いたが、M字に開くほどでは無い。
「いや?」
「・・・・・・・やっぱり恥ずかしい・・・」
結衣がポツンと言った。宏一は先程までの結衣よりも口数が減ったことに気が付いた。もともと結衣は口数が多い方ではないので、口数が少ないと言うことは安心していると言うことだ。
「それじゃ、俺がこうして上げる」
そう言うと宏一は軽く起き上がり、結衣の膝をしっかりと胸の脇まで引き上げた。結衣は嫌がらず、ちゃんと自分でその姿勢を保った。
「さぁ、そっと触るからね」
両足を大きく開いたことで秘唇が開いてたっぷりと触れるようになった秘部に宏一が優しく指を這わせていく。
「んああ、あああっ、・・・んんんんあああぁぁぁ、・・・・んああぁぁっ」
結衣の反応が強くなった。宏一の指は秘核の下の平らな部分で円を描くように動いたり、そっと秘核の周りを這い回ったりして結衣にたっぷりと快感を与えていく。結衣はしばらくM字に足を開いたまま宏一に触らせていたが、やがて目をパチッと開くと宏一をじっと見つめてきた。その表情には不安と恐れが感じられる。
「・・・・もう・・・・いい?」
「感じすぎたの?」
宏一がそう言うと、結衣は宏一の首に手を回して宏一の頭を引き寄せた。宏一が愛撫を弱くすると、結衣は安心したように抱き寄せた宏一の頭にすりすりして安堵の吐息を吐いた。そして、弱くなった愛撫に安心したように再び感じ始めた。
「だいじょうぶ?」
宏一の声に、結衣は宏一の頭を抱いたままコクンとスリスリした。
「それじゃ、このままそっと指を入れてみるよ」
宏一が言うと、結衣は躊躇わずにコクンと頷いてしっかりと宏一にしがみついた。結衣の秘口の位置は先程舐めた時に確認してある。もちろんバージンなので触っただけでは位置は分からないが、宏一は的確に右手の指先を秘口の上に持ってくると、そっと押し込んでみた。すると、とぷっと指先が少しだけ中に入った。
途端に結衣の身体が硬くなった。
「だいじょうぶ?」
宏一は顔を持ち上げて結衣を見た。目の前の結衣は怖がりながらもなんとか頷いた。
「いくよ」
宏一の言葉と同時に、宏一の中指がズズズッと結衣の中に入っていった。
「いたっ」
結衣が痛みに軽く仰け反った。宏一はそれでも中指を最後まで入れた。
「・・・たっ・・・・いっ・・・・・ったっ・・・・」
結衣の表情が痛みに歪んだ。宏一は結衣の頭の横を優しく撫でながら、この少女が一生に一度だけ見せる表情をしっかりと脳裏に焼き付けていく。
「う・・・うごかさないで・・・・・・・・いっ・・・・・・・たい・・・・」
結衣は喘ぐように痛みを訴えているが、どうやら幸いなことに我慢できないほどでは無いようだ。
「少しこのままだよ」
宏一は初めて感じる結衣の中の感覚を指で感じながら言った。結衣はうんうんと頷いている。これだけ前戯を繰り返したにも関わらず、結衣の中は思ったほど濡れていなかった。ねっとりとした感覚で由美や洋恵どころか舞よりも潤いが少ない。これでは指を出没させれば痛みを訴えるのは明らかだ。
「良いかい、まだ結衣ちゃんの中はそれほど濡れてない。だから、少しこのままにするよ。きっとだんだん濡れてくるから、それから動かすからね」
宏一が髪を撫でながら言うと、結衣ははっきりとコクンと頷いた。いつの間にか結衣の両足は30度くらいに開いたままピンと伸びており、身体は軽く仰け反ったままだ。
「いたい?」
「・・・・・だいじょうぶ・・・・・今は・・・・・」
「良い子だ。もう少しこうして居るからね」
もちろん結衣は宏一の中指を身体で感じていた。そして、指なのに圧倒的なボリューム感のあることに驚いていた。そして、指でこれだけ痛みを感じたのなら、あの宏一の肉棒を入れたらどうなるのだろうと怖くなった。しかし、その間にも結衣の肉壁は少しずつ本来の働きを開始していた。最初に感じたのは指の中程が潤って熱くなってきたことだった。
「結衣ちゃんの中が濡れ始めたよ。分かる?」
宏一が聞いたが、結衣は宏一を見つめながら小さく首を振った。
「結衣ちゃんの中が指に反応してるんだ。もう少しすると結衣ちゃんにも分かるようになるよ」
宏一はそう言ったが、結衣は『濡れる』と言うことの感覚が分からなかった。
宏一が次に感じたのは、指の先端も入り口も濡れてきたことだった。同時に、ゆっくりと結衣の肉壁が動き始めた。そして結衣の表情に変化が現れた。
「どう?」
「・・・なんか・・・・変・・・」
「だいじょうぶ。このまま。それでいいんだよ。少しずつ気持ち良くなるからね」
宏一はそう言ったが、実は結衣は既に快感を感じていた。ただ、そうは言えずに『変』と言っただけだった。なんと言って良いのか分からなかったからだ。しかし、だんだんその感覚は強くなってくる。宏一は指を全く動かしていないが、結衣の肉壁が動き始めたので快感が強くなるのだ。とうとう結衣は声を出し始めた。



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