ウォーター

第三十七部

 


 泣き疲れてしばらくした頃、寂しさのあまり、一度部屋を出て

宏一を探しに行ってみたが、慣れない船内の構造に戸惑ってしま

い、宏一を見つけることはできなかった。それどころか、還って

洋恵自身が迷子になりかけた。闇雲に歩き回りながら泣きそうに

なるのをじっとこらえて歩いていると、ふいに自分の部屋の前に

出たのだ。

 思わず泣きそうになりながら部屋の中に入ると自分の荷物を見

つけ、ベッドに倒れ込んだ。洋恵は自分の限界を思い知らされた

ようで、とてもそれ以上探す気にはなれなかった。『きっと先生

だったらこんな船の中くらいすぐに探しちゃうのに』そう思うと

、自分を責めながらじっとベッドに入っているしかすることがな

かった。

「先生、早く帰ってきて。もうわがまま言わないから」

小さな声でつぶやいた。

 洋恵はそれでもどこかで宏一が笑顔で戻ってきてくれると信じ

ていた。ふと自分が猛烈に空腹な事に気が付いた。しかし、とて

も一人でレストランに行く勇気はない。洋恵は荷物と一緒に入れ

てあったおやつの残りのメロンパンを取り出すと、一気に二つ食

べ、ぬるくなっていたがダイエットペプシでのどを潤す。お腹の

パンが空腹を埋めてしまうとやっと一息ついたので、ごろんと

ベッドに横になる。『先生が戻ってきたらどうしようかな』そん

な風に考えると、少しだけ気が楽になった。『最初はちゃんと謝

らなきゃ、それから先生の言う通りにすればいいんだ。きっとい

つもみたいに優しくしてくれる。そうすれば、ゆっくり先生の手

が私の体を撫でて・・・』洋恵は布団の中で想像しているうちに

オナニーをしたくなってきた。

 『先生が戻ってきたときにはお風呂に入った後の方がいいな。

その前に少しだけ練習』そう勝手に決めてTシャツを布団の中で

捲り上げ、ブラジャーのホックを外すとスカートはそのままにし

てパンツだけ脱いでしまった。しかし、いつもの自分の部屋と

違って、今日は見知らぬ部屋なのでどうしても集中できない。目

をつぶって自分だけの世界に入る。

 すると、洋恵の間の前には優しく微笑む宏一の姿や、そっと抱

きしめる宏一の姿が浮かんできた。『先生、優しくして』そう思

いながら自分でそっと膨らみを優しいタッチで愛撫し、秘核を可

愛がる。洋恵の心の中では宏一が優しく微笑みながらも恥ずかし

い言葉を要求していた。『イヤ、先生、言いたくない、恥ずかし

いから、許して、早く優しくして』洋恵はいつものようにいやい

やをしながら自分で秘核のカバーの部分を優しくなぞる。

 『先生、気持ちいいの、そのまま抱きしめて』そう言いながら

も自分で両足を開き、潤い始めた秘核全体をゆっくりなぞるよう

に指を動かす。

「アアン、恥ずかしい、やめないで、抱いたまま続けて、そう、

それがいいの、嬉しい」

洋恵の心の中では宏一が洋恵を優しく抱き、微笑みながら指で乳

房と秘核を可愛がっていた。『いやん、弱くしないで、いじわる。

先生、そんなにされたらもっと悪い子になっちゃう』洋恵の体は

布団の中でゆっくりとうねり、次第に息が荒くなってくる。『先

生、もう、ダメ、止まらない、このままいってもいい?先生の腕

の中でいってもいい?好き、好きなの、アン、もう、いっちゃう』

クッと一瞬硬直すると洋恵の体はじわっと沸き出した快感に満た

された。

 洋恵はその快感に包まれたままじっと目をつぶっていた。目を

開ければまた宏一のいない部屋を見なければ行けない。体が満足

した洋恵は宏一に抱かれている想像の中で眠りの中に逃げ込もう

とした。『シャワーを浴びなきゃ』心のどこかで小さな声が聞こ

えたが、洋恵はそのまま眠りの中に入っていった。

 

宏一と恵美は、バーに入ると止まり木に座り、カクテルを注文し

た。カクテルと言っても市販の出来合いのものをそのままクラッ

シュアイスの入ったグラスに注いだもので、あまり美味いもので

はない。しかし、少し暗くて狭いバーの中で恵美を見ながら飲む

カクテルの味は宏一がかつて体験したことのないものだった。恵

美は穏やかな微笑みを浮かべたり、時々いたずらっぽく笑ったり、

軽い冗談を飛ばしたり、まるで宏一の好みに合わせたかのように

全て魅力的に振る舞った。

 宏一はそんな恵美を見ていると、自分の中にどんどん惹かれて

いくものを感じていた。部屋に帰ると洋恵をなだめなければいけ

ない、そんな想いが目の前の恵美との別れを先に延ばしていた。

「・・・夕方は虫が多くなるでしょ?でも、私の車、かなり古い

んでクーラーいくら強くしても利かなくなっちゃって。でも、仕

事が忙しいから車を修理に出して時間をとられるのがもったいな

くて・・・、でも、窓を開ければ虫が入ってくるでしょ?結構郊

外を通り抜けて仕事に行くんで。だから、私、ずーっと我慢して

いたんですよ。おかげでいつも汗だくで運転して、家に帰るとい

つもびっしょり。でも、虫が入ってくるくらいなら、暑い方が

ぜーったいマシ」

軽い笑いとともに宏一に話しかける恵美も本当に楽しそうだ。

 「さっきも言いましたけど、一人でやることなくて、どうしよ

うかと思ってたんです。船の中だと逃げられないじゃないですか。

飛行機ならアッという間だし、新幹線なら、その気になれば途中

下車することだってできるけど、船の中だとじっと到着を待って

るしかないから。いろんな設備があるけど、なんにも用意しない

でポッと乗ってしまうと退屈って言うか、不安て言うか。だから、

三谷さんと話していると、とーっても安心するんですね。それに、

何でも受け入れてくれそうな気がして」

 恵美は微笑みながらマルガリータを少しずつ飲んでいた。恵美

の飲み方を見ていると、酒を飲むのは好きなようだが、あまり強

くはないようだ。

「嬉しいこと言ってくれるね。そう言ってもらえると本当に嬉し

いな」

宏一はニッコリと微笑みながら改めて恵美を眺めた。少し細い目

がチャームポイントで、色白で透き通るような肌をしている。小

柄だがプロポーションは良さそうだ。ちょっと尖った顎が可愛ら

しい。

 恵美は最近起こったことを楽しそうに話していた。宏一は何気

ない会話に恵美の知性とユーモアが感じられ、このままもう少し

話を聞いていたかった。恵美の傍にいるだけで気持ちが優しく

なっていくのが心地よかった。

 ふと時計を見るといつの間にか一時間近く過ぎていた。時刻は

十一時に近くなっている。恵美は、宏一の仕種に気が付くと

「そろそろ眠くなって来ちゃったんですけど。部屋に戻りません

か」

と言った。これ以上は引き留められないと思った宏一は、

「いいですよ。出ましょう」

と言って勘定を済ませる。恵美の言葉だけでは部屋に誘っている

のかどうか分からない。

 「ごちそうさまでした。お酒までおごっていただいて」

「どういたしまして。こんなので良かったらいつでもおごらせて

もらいますよ」

そんな会話をしながらバーを出て恵美と一緒に一等の客室の方に

歩き始める。二等客室を過ぎて一等のエリアに入ったところで恵

美は立ち止まって宏一に言った。

 「それじゃ、ここで」

宏一はあわてて

「もし良かったら連絡先を教えてもらえませんか。東京に戻って

からも会ってもらえると嬉しいんだけど」

と言うと、

「ええ、いいですよ」

と軽い笑顔で答える。

「えーと、でも今はメモがないんで部屋の方まで来てもらえます

か」

と宏一を部屋に誘った。

「もちろん」

宏一はそう言うと恵美の後について歩き出した。

 これは部屋の中まで誘っているのだろうか?それとも単にメモ

を渡すだけなのか?宏一の心の中は恵美の次の行動がどうなるの

か、いろいろな考えが渦巻く。とにかく、宏一には恵美のような

タイプの女性は初めてだったので、このまま別れるのは残念で仕

方なかった。目の前を軽快に歩いていく恵美を思わず呼び止めて

抱きしめたくなる。恵美の部屋は宏一達の部屋のちょうど反対側

にあった。

 恵美は、宏一に振り向くと、

「ちょっと待ってて下さいね」

と言って素早く部屋に入ってしまう。宏一は為すすべもなく部屋

の外に立っていた。一分もしないうちに恵美はドアを少し開けて

ちょこっと顔を出し、ちぎった手帳のページを差し出す。

「これです。今日はありがとうございました」

と言った。宏一の顔に隠しようのない残念さが現れたのだろう。

恵美は、

「帰りの船でも会えるといいですね。同じ金曜日ですから」

と付け足した。

 宏一は、まだチャンスが残っていることを素直に喜び、

「そうだね。もしかしたら探すかもしれないよ」

と言うと、

「きっと私も。それじゃ、お休みなさい」

とそっとドアを閉めた。

 恵美の部屋に入ることはできなかったが、宏一は恵美の最後の

一言でなぜかほっとして自分の部屋に帰ることにした。恵美の部

屋からはものの20秒で着いてしまう。

 宏一がドアをそっと開けると部屋の中は静まり返っていた。

ゆっくりと部屋の中に入り、洋恵を捜す。どうやら洋恵はベッド

で寝ているようだった。そっと隣のベッドに腰を下ろし、しばし

の間洋恵の寝顔を眺める。起こしていいものかどうか迷ったが、

結局声をかけることにした。

 「洋恵ちゃん、帰ってきたよ」

そう言って軽くほっぺたにキスをする。

「ん、あん、ン?先生?」

洋恵が眠そうに顔を上げる。そして、宏一の顔が近くにある事に

気が付くとベッドの中から両手を延ばして抱きついてきた。

「先生、寂しかった。もう帰ってこないかと思った。先生、ご

めんなさい」

それだけ言うと泣き出した。

 宏一は抱きついてくる洋恵を優しく抱きしめ、頭を撫でてやる。

「ごめんね、ずっとほっといて寂しい思いさせちゃったね。ごめ

んね」

そう言うと、

「もう、どこにも行かないで。先生、いい子にしてるから」

泣き顔で洋恵は何度も宏一に頬をこすり付けてきた。

 「よし、大丈夫だよ。さぁ、起きてごらん」

宏一が洋恵を布団から起こす。すると、捲り上げたままのTシャ

ツとホックを外したブラジャーが目に入った。あわてて洋恵はT

シャツを下げて腕でしっかりと胸を隠す。

 「洋恵ちゃん・・・」

宏一がそっと胸に触ろうとすると、

「イヤ、先生」

とあわてて布団をかぶろうとする。

「まだ怒ってるの?」

宏一が聞くと、下を向いたまま頭を激しく振る。洋恵はシャワー

を浴びておかなかったことを後悔していた。たぶん宏一に分かっ

てしまったろうが、このまま布団から出ればパンツを履いていな

いことまで宏一に知られてしまう。

 宏一にはだいたいの想像は付いた。たぶん、寂しくなって自分

で慰めていたのだろう。

「シャワーは浴びた?」

できるだけ優しい口調で聞くと、洋恵は再び首を振った。

「じゃあ、シャワーを浴びておいで、ゆっくりでいいよ。どこに

も行かないで待ってるから」

そう言うと、宏一は窓際の小さな応接セットに行き、洋恵に背中

を向けて座って単行本を読み始める。

 洋恵は、宏一が見ていないことを確認するとおそるおそるベッ

ドから這い出し、ベッドの中に丸まっているパンツを手にすると

素早く自分のダッフルバックの中に隠してしまう。そして、着替

えを取り出すとシャワールームに向かった。

 宏一は窓ガラスの反射で全ての仕草を眺めていたが、洋恵が

シャワーを浴びる音が聞こえ始めるとタバコに火をつけてゆっく

りと一服した。どうやらこれで元に戻ったようだ。これから洋恵

を大人にするのだと思うと、今までの一年半のつきあいを思い返

し、やっとここまで来たという想いがこみ上げてくる。

 洋恵はシャワーを浴びながら体を洗っていた。特に、これから

愛される所は恥ずかしかったが指で丁寧に洗う。そして、全てき

れいになってからゆっくりと体を拭き、今日のためにとっておい

た下着をつけてパジャマを着る。洗面台で髪が整っているかどう

かまで気にした。鏡の向こうの女の子はまだバージンだが、明日

会うときには一歩成長しているのだと思うと何か不思議な気がし

た。

 洋恵がパジャマ姿で出てくると、宏一は洋恵を膝の上に横向き

で座らせ、優しく背中を撫でながら話し始めた。

「もう怒ってない?」

「うん」

「洋恵ちゃんとこうしたくてこの部屋にしたんだよ」

「うん」

「嫌だったらいつでも言うんだよ」

「うん、でも大丈夫」

「疲れてない?」

「うん」

宏一の手は背中から脇腹、そして胸の膨らみの方に少しずつ移動

していく。

 最初、体を丸めるように宏一の膝の上に座っていた洋恵だが、

宏一の手が膨らみに触る頃から次第に体を伸ばしていく。宏一は

いつものように左手で首の後ろを支え、自由に動く右手で上半身

をゆっくりと撫でていく。まだ洋恵の体は目立った反応をしてい

ない。しかし、体の奥ではゆっくりと宏一を迎え入れる準備が始

まっていた。

 「感じてきたら言うんだよ」

「うん」

「今日は時間がたっぷりあるから、このまま朝まで一緒だよ」

「朝になったら?」

「お昼過ぎまで一緒だよ」

「うん」

「でも、言うこと聞かないと、洋恵ちゃんがして欲しいこと、

してあげないからね」

「いや」

「だったら洋恵ちゃんは素直にならないといけないんだよ」

「素直って?」

「今はエッチになること。エッチなことするんだから」

「そんなの、恥ずかしい」

「そう言ってると、ほうら、ここが堅くなってきたのにまだ先に

は行かないんだよ」

宏一は存在を主張し始めた洋恵の胸の突起をパジャマの上から軽

くひっかく。

「あ」

少しだけ洋恵の体がピクッとなり、恥ずかしさで顔が赤くなる。

 「どう?エッチになれそう?」

「わかんない」

そう言いながらも洋恵の体は宏一の愛撫に正直な反応し始めた。

「可愛いパジャマだね」

そう言いながら宏一はわざとお腹や肩をゆっくりと撫でる。洋恵

は宏一のやり方を十分に知っているのでじっと手が胸に戻ってく

るのを待ち続ける。少しすると宏一の手が再び膨らみの周りを愛

撫し始め、洋恵はほっとして身体が反応するのを楽しむ。

 何度かそれを繰り返すうちに感じている時といない時の差が大

きくなってくる。洋恵はだんだん我慢できなくなってくる自分の

体をどこかで楽しんでいた。しかし、ぎりぎりまで我慢しなけれ

ば、宏一の聞きたがっている恥ずかしい言葉は言えそうになかっ

た。洋恵のクラスメイトには既にロストした子もいたが、相手は

同い年か一つ二つ違いの男子であり、宏一のするようにじっくり

と開発してからバージンを奪われた子はいないようだった。だか

ら、洋恵ほど快感を得てセックスしている子はいないはずで、言

い換えれば洋恵ほど恥ずかしい言葉を口にしている子もいないは

ずなのだ。

 宏一は洋恵の反応を見ながらじっくりと攻めてくる。時には我

慢できないほど胸の膨らみを撫で続け、そのまま次第にゆっくり

としたものに変えて快感をゆっくりと遠ざける。既に膨らみは十

分に堅くなり、ぎゅっと揉まれるだけで快感が全身を貫くことは

明らかだった。洋恵は、今日は特別な日だから、できるだけ可愛

く振る舞いたかった。宏一が優しく全てを愛してくれるのを待っ

ていた。しかし、宏一は洋恵の口から恥ずかしいおねだりを聞く

まではじっと待ち続けていた。

 「せ、先生」

洋恵がとうとう我慢できずに声を出した。宏一は左右の膨らみを

指先だけで何度も交互に撫でながら

「どうしたの、言ってごらん」

と洋恵の言葉を待つ。それからもう少し洋恵は我慢していたが、

「先生、お願い」

と言うと、パジャマの裾を捲り上げた。

「ちゃんと言ってごらん。そしたら優しくしてあげる」

宏一はあくまでおねだりを要求した。

 「先生、いつもみたいにして。早くぅ」

洋恵は宏一に愛されている姿を想像しながら、宏一が先に進んで

くれるのを待ち続けた。しかし、そろそろ限界が近づいてきた。

いつものようにブラジャーの上から愛されるのと違って、ブラ

ジャーに加えてパジャマの上からでは何ともじれったい。感じ始

めるのは遅いが、一度感じ始めるとパジャマが邪魔で仕方なかっ

た。

 「いつもと同じでいいの?ちゃんとおねだりできたら、いっぱ

いしてあげる。きっと凄く気持ちよくなるよ」

宏一が耳元でささやくと、

「イヤ、そんなこと言っちゃ、我慢できなくなるぅ」

と洋恵はいやいやをする。既に両足はゆっくりと擦り合わされ、

宏一の膝の上の少女の体はゆっくりとうねるように悶えていた。

 「先生、パジャマを脱がせて」

とうとう洋恵が恥ずかしいおねだりを始めた。

「脱がせてからどうすればいいの?」

「優しくして」

目をつぶったまま洋恵は宏一の上で軽くのけぞって膨らみを突き

出す。宏一はパジャマのボタンを全て外し、ゆっくりと上着を取

り去った。そして、縁にレースの付いた真っ白のブラジャーの周

りをゆっくりと撫で始める。

 「いつも優しくしてるでしょ。これでいいのかな?」

「アアン、先生、もっと、ちゃんと、先生」

「ほうら、ブラジャーの中でこんなに膨らんでるよ。とっても可

愛いよ」

宏一の指が肌の上を這い回ると何ともいえない快感が頭の中に渦

巻く。洋恵は昨日のように自分でブラを外してしまいたかった。

しかし、今日だけは全て宏一にして欲しかった。後で思い出した

ときにも後悔したくなかった。

 「ほうら、もう、ここなんてこんなに堅くなってるよ」

宏一はそう言うと、はっきりと形の分かる小さな突起をブラジャー

の上からそっとゆっくり撫でる。

「はあっ、ダメ、もう、先生、早くブラを外して、食べて、オッ

パイを」

洋恵は限界を超えて思わず口にしてしまった。すると、今まで我

慢していたおねだりが一気に出てきた。

 「早く、食べて、いっぱい。手もして、ぎゅって、お願い。ア

アン、早くぅ」

宏一がゆっくりとブラを外して堅く膨らんだ乳房をそっと解放す

る。宏一の目の前で洋恵の身体がうねるように動く度に少しだけ

プルンと震える乳房の上に既に固く膨らんだ淡い色の乳首が宏一

を待ちこがれていた。洋恵はじっと目をつぶって宏一が次にして

くれることを信じて待っている。ゆっくりと乳房の裾野を搾るよ

うにつまみ、そっと唇と舌で周りから可愛がり始めると、体を左

右に振って膨らみの先端を口に含ませようとする。

「はあっ、せんせっ、お願い、食べて、先っぽも、手も、手も

して、ね、ぎゅって揉んで」

やっと洋恵が全ての言葉を口にしたので宏一はゆっくりと口を開

け、ねっとりと右の乳首を含んで舌でゆっくりと何度も転がし

てやる。

「はあーっ」

洋恵の体が大きく仰け反ると、右手で左の乳房をゆっくりと揉み

込んでいく。

「アアーン、す、凄いーっ、いいーっ」

激しく両足を擦り合わせ、宏一が乳房を揉むたびに

「くぅーっ」

と体を仰け反らせ、舌で乳首を転がされる快感に

「あっ、あっ、はうっ」

と反応する。

 「はあーっ、アッ、あう、ウーン、はあっ、イイッ、はーっ」

仰け反りながら悶える洋恵の体は宏一の思い通りに開発されてい

た。既に体の隅まで全て知られてしまっているだけに、感じ始め

ると何も引き留めるものはなかった。15才の中学三年の少女の体

はみずみずしさをそのままに宏一の愛撫に悶え狂った。

 「これくらいでやめちゃおうかな?」

「イヤ、まだイヤ」

「どうすればいいの?」

「先生、もっと、全部して、いいの、もっといっぱい食べて、優

しく、揉んで」

宏一がやめようとするとうわごとのようにおねだりを繰り返す。

それでも洋恵は、宏一の膝の上で我慢していた。まだ乳房しか愛

してもらっていない。既にたっぷりと濡れている茂みの中はこれ

からなのだ。

 宏一自身、今日の洋恵の貧欲さに驚いていた。宏一の膝の上で

両足が何度も縄をなうように擦り合わされる。まだ始まったばか

りだ。今はまだ満足させるときではない。宏一は一度ぎゅっと強

く揉んで、洋恵の体がぐっと仰け反るのを確認してから愛撫を中

断した。

 「はあっ、はあっ、はあっ、はあっ」

息を弾ませながら洋恵は体を起こし、次をおねだりするように宏

一の体に抱きついてくる。

「さぁ、次だよ。ちょっと立ってごらん」

そう言って宏一は上半身裸のパジャマ姿の洋恵を膝から降ろし、

目の前に立たせた。

 洋恵の膨らみは宏一の唾液で少し濡れており、痛いほどに堅く

張り出して突きだしていた。

「洋恵ちゃん、パジャマのズボンを脱いでごらん」

宏一がそう言うと、洋恵は嫌がった。

「先生が脱がせて」

「ゆっくりでいいから。最後の一枚は脱がせてあげるから」

宏一は譲らなかった。洋恵は自分では脱ぎたくなかったが、体は

まだ疼いており、次が欲しかった。ここで嫌がっても時間がかか

るだけなのは十分に分かっていたが、それでも少し躊躇した。

 しかし、今の洋恵には性欲と興味の方が勝っていた。女性の性

欲が一番強いのは実はこのころの年頃である。巧くリードしてや

れば大胆に振る舞う。洋恵は後ろを向くとズボンに手をかけて

ゆっくりと脱ぎ始めた。

「ちゃんとこっちを向きなさい」

宏一が優しく命令する。洋恵は手を止めると恥ずかしそうにこっ

ちを向いた。そして、ゆっくりとズボンを脱いでいく。体を折り

曲げると、ふっくらとした堅い乳房が三角に尖る。膝のあたりま

でズボンを降ろした洋恵に

「ちょっと待って、そのまま動かないで」

と言うと、真下を向いた乳房に手を添えてゆっくりとなで回した。

 「ああっ、いや、こんなの、先生、ちゃんとして」

下を向いたまま洋恵が声を上げる。宏一は軽く先端の突起を指で

からかってから、

「さぁ、脱いで」

と先を求めた。洋恵はゆっくりとズボンを脱ぐと横に置き、恥ず

かしそうに胸を両手で隠しながら宏一の前に再び立った。

 「それじゃ、こっちにおいで」

宏一は立ち上がるとベッドに行き、腰を下ろした。

「次は洋恵ちゃんが気持ちよくして頂戴」

そう言って自分の足を大きく開く。その意味を悟った洋恵は宏一

の足の間に跪くとスラックスのジッパーに手をかけた。

洋恵はパンツ一枚の姿で宏一の肉棒を取り出すと、ゆっくり

と口にくわえた。そして、ゆっくりと口でしごき始める。由美の

ように上手ではなかったが、今日の洋恵は既に十分にその気にさ

せてあるので、まるで宏一の反応を楽しむかのように上目遣いに

宏一を見ながらゆっくりと肉棒を舐め回し深くくわえた。

 宏一もその気になってきて、肉棒は十分にそそり立ってきたが、

わざとタバコに火をつけてゆっくりと一本吸った。そして、吸い

終わると手を下に延ばし、洋恵の乳房をからかうように軽く愛撫

してやる。

「アアン、ダメ、そんなの」

たまらなくなった洋恵が口から肉棒を出し、手でしごきながら宏

一を見上げて言う。


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