ウォーター

第三百七十四部

 
「一番は・・・・最初の京都と札幌かな?」
「また行きたい?」
「行きたいけど・・・・・でもあれは最初だったから印象が・・・・それに・・」
「なあに?」
「いっぱい優しくしてもらったし・・・・・」
「どこでしたのが良かった?」
「どれも素敵だったけど・・・・・・やっぱり・・・・・京都のホテルが・・・・朝に外に出るなんて・・・・・・だから印象が強くて・・・・・」
「あぁ、あの庭園で・・・・・」
「外でするなんて・・・・・でも、嬉しくて・・・・・・気持ち良かった・・・・」
「それじゃ、この次も出かけたら外でしよっか?」
「そんなことは・・・・・・・」
「いや?」
「そうじゃなくて・・・・・・どこでするかはその時に・・・・」
由美はそう言いながら宏一の左手で優しく髪を撫でられながらスリスリしていた。
「それじゃ、早く日程を決めたいね」
「でも今は母が入院してるから・・・・・」
「そうだね。お母さんが入院してるからね。でも、もし時間が作れるようならどこかに行こうよ」
「はい」
由美のパンツに入った宏一の指は茂みの上でゆっくりと遊びながらじわじわと奥に進んでいく。次第に由美は指の感覚を無視できなくなってきたが、もっと宏一と話したいので意思の力で湧き上がり始めた感覚を押し殺して平静を装った。
「それじゃ、場所で言ったらどこに行ってみたいの?」
「それは・・・・・・・よく分かんないです」
「行ったことのない場所は?」
「いっぱいあります」
「東西南北で言ったら?」
「北の方は行ったから・・・・・西か南・・・・かな?」
「九州とか四国?」
「京都大阪は中学の修学旅行で行きました」
「その向こうは?」
「ありません」
「行ってみたい?」
「はい、それは・・・はい」
「それじゃぁ、時間ができたら行ってみようね?」
「・・・・・・・はい」
「例えば九州なら・・・それと沖縄なら、どこが良いの?」
「沖縄なんて遠すぎて・・・・・・九州でも遠いのに・・・・でも、九州に何があるのかよく知らないです」
「どこかテレビで見て良いなって思ったところはないの?」
「それなら・・・・・・・」
「どこ?」
「・・・・・・・それは・・・・・」
「言ってごらん?」
「鹿児島・・・・かな?」
「鹿児島か」
「でも、遠すぎますよね」
「そんなこと無いよ。飛行機なら直ぐさ。東京から飛行機で行くなら時間なんて福岡でも鹿児島でも似たいようなものさ」
「はい・・・・・・」
「どうしたの?」
「ううん、何でも無いです」
何でも無いことはなかった。宏一の指先は微妙な位置まで進んできており、これ以上奥に進むと感じてしまうのは明らかだったのだ。しかし、由美はそれでもいいと思って更に平静を装った。
「鹿児島なら温泉かな?」
「温泉?」
「いや?」
「そんなこと無いです。温泉なんて、あんまり行ったことがないから。宏一さんとなら・・・・・あるけど」
「あぁ、長野のね」
「はい」
「長野って言っても軽井沢だったけどね。それなら九州の温泉に行って、二人でゆっくりと浸かりたいね」
「・・・・・・・・」
「どうしたの?」
「あの・・・・・思い出しちゃって・・・・・長野の・・・軽井沢の・・」
由美は宏一と軽井沢のホテルでしたことを思いだし、身体が一気に熱くなった。あの時は夢中だったから気にならなかったが、ジャグジーでしたのは刺激が強かった。後で帰ってきてから思いだして何度も顔を赤くしたものだ。
「ジャグジーがどうしたの?」
「あの・・・・外で・・・・・」
「外で?」
「部屋の外のお風呂で・・・・・・」
由美は宏一の指の動きに意識がどんどん奪われていき、目は潤んできた。
「お風呂でいっぱいしたっけね」
「そんな風に簡単に言わないで下さい。ああぁ」
「簡単に言っちゃだめなの?」
「だって・・・・・・んあああぁぁ、もうだめぇ」
「なにがだめなの?」
「それ以上しないで」
由美が思わず言うと、宏一はさっと手をパンツから抜き去ってしまった。それには逆に由美の方が驚いた。もう既に身体に火は付いているのだ。
「わかったよ。もうしない」
「そんなこと・・・・・・」
「それなら、どうすればいいの?」
「あの・・・・おねだりしても良いですか?」
「いいよ」
「パンツを・・・・脱がせて下さい。汚しそうで・・・・・」
「うん、わかった」
宏一は再び由美のスカートに手を入れると、由美のパンツを片手で引きずり下ろした。由美はそっと腰を動かして協力したのであっという間だった。由美は上付きなのでパンツを脱いでも膝を上げていれば直ぐにスカートを汚すことは無い。だから宏一は由美の膝を軽く持ち上げて足を開かせた。これで由美の秘部は上から可愛がれる。由美はそっとスカートを上からかぶせて見えないようにした。
「さぁ、可愛がって上げるね」
「はい・・・優しくして下さい・・・・」
由美はそう言うと、自然に更に足を広げた。
「そっとだよ。もう少しお話ししたいから」
「はい、私も。ねぇ宏一さん、私がもっとっておねだりしても、宏一さんが話したかったらお話しして下さいね?」
「うん、そうする」
「絶対ですよ?」
「うん」
宏一はそう言うと、ゆっくりと由美の秘部に指を這わせ始めた。考えてみれば、由美を指で可愛がるのは久しぶりな気がする。宏一の左手は由美の首を支えており、右手はスカートの中なので膝の上にいる由美の身体を両手で支えている感じだ。そっと宏一の指は秘核の周りを愛撫し始めた。
「んんんーーっ、んあぁぁぁぁああん」
由美も久しぶりの感覚に喜んでおり、身体を自然に仰け反らせてきた。感じやすい体勢になりたいのだ。
「由美ちゃん、そんなに気持ち良くなったらお話しできないよ?」
「あああぁぁん、そんなことぉ、だって、だってぇ、ああぁぁ、声が自然に出ちゃうぅ」
「九州の温泉のお話、したくないの?」
「そんなことないですぅ、したいですぅ」
「それじゃぁ、温泉にゆっくりと二人で入りたいよね?」
「はい、入りたいですぅ、んぁぁぁ、ああん」
「温泉に二人で入りたいから、離れになってる部屋ごとに温泉が付いてるのが良いよね?」
「はい、そうですぅ、ああん、止めちゃいやぁ」
「だって、あんまり感じたら話せないだろう?」
「話しますからぁ、だから優しくしながらぁ、ああぁぁぁ、それが良いですぅ」
「それで、温泉に入ったら、どんなことしたいの?」
「それは宏一さんに任せますぅ」
「こんな事もしたい?」
「こんな事って何ですかぁ?」
「今してること」
「それはぁ、ああぁぁぁぁぁ」
「して欲しくないの?」
「して欲しいけど・・・・声が、声がぁ、声が出るのはだめぇ」
宏一は由美の秘核の周りを丁寧に可愛がった。
「こんな風に?」
「んあああああああぁぁぁぁ」
由美は堪らずにグッと仰け反った。制服姿のままなので、仰け反った由美の姿は可愛らしい。由美の秘核は小さいので、指の動きを繊細に調整しないと直ぐに秘核の上を指でなぞってしまう。宏一は刺激が強くなりすぎないように微妙に指の動きを調整しながら由美が仰け反って声を上げる姿を楽しんだ。由美は次第に膝を持ち上げていく。
「あああぁぁん、見えちゃう、見えちゃいますぅ」
「何が見えちゃうの?」
「足が、足が勝手に上がってるぅ、スカートがぁ」
由美が恥ずかしがるように、由美の膝は自然に高く持ち上がって宏一の指の動きを最大限に受け止めようとしている。由美は声を上げながらもスカートを上から押さえた。
「こうやって由美ちゃんを九州のお風呂でもいっぱい可愛がって上げるからね」
「ダメですぅ、声が出ちゃいますぅ、誰かに聞かれちゃうからぁ」
「でも、少しは声も我慢できるだろう?」
「我慢しますぅ、ああぁぁぁぁ、でもぉ、んんんんんん、んんぁぁぁあああああ、やっぱり上手に我慢できませぇん」
「今日は由美ちゃん、とっても感じてるね」
「だって、だってぇ、こんなの久しぶりだからぁ」
「指でされるのが?」
「凄く気持ち良いですぅ、あああぁぁぁ、でもそんなにゆっくりはぁ、ああぁぁぁ」
「ゆっくりじゃ嫌なの?」
「もっとぉ、ああああ、そこぉ、もう少しぃ」
「だめだよ」
「そんなぁ、あああぁぁ、どうしてぇ?」
「お話ししたいからね。由美ちゃんだって言っただろ?俺がお話ししたければ由美ちゃんがおねだりしてもお話が優先だって」
「言いましたぁ。言いましたけどぉ、あああああぁぁ、そんなぁ」
由美は気持ち良いのと焦れったいので頭が沸騰しそうだった。ここしばらくの間、焦れったくなったら思い切り秘部を宏一の顔に擦り付けることで満足していたので、指先で秘核の周りを可愛がられるくらいでは身体が満足しなくなっているのだ。できることなら今すぐに裸になって股間で宏一を貪りたいと思った。しかし、同時に可愛らしく感じたいとも思った。
「もっとして欲しいの?」
「でもお願いですぅ、もう少しだけぇ、もう少しぃ」
「由美ちゃんの身体はこれくらいなら満足するかな?」
宏一はそう言うと、小さく秘核ををそっと撫で倒して秘核と平らな部分をゆっくりと指先で掻き回し始めた。
「んああああああああああ」
由美はゆっくりと仰け反って声を上げた。しかし、同時に身体はまだ満足していないことに気が付いた。以前ならこれだけでも十分に気持ち良かったのに、今はもっとして欲しいのだ。由美はやっとそれに気が付くと、宏一の顔でゴシゴシしないと満足できない身体になったのではと思ってゾッとした。あんな激しいことばかりしていたら、身体はどんどん強い快感ばかり欲しくなっていく。その先にはどんなことになるのか、想像もできない。
「いや、嫌あぁぁぁ、あああん、もっと欲しいけど嫌ですぅ」
由美は腰をクイクイと持ち上げて少しでも刺激を強くしようとしながら、言葉では逆に嫌がった。おかげでスカートが捲れ上がって茂みが丸見えになったが、由美は両手で宏一にしがみついているので隠すことができなかった。
「んあ、んああぁぁ、あああぁ、嫌ですぅ、もっとして欲しいですぅ。でもいやぁ」
「何が嫌なの?」
「もう少しして欲しいですぅ、あああぁぁんっ、我慢できませぇん。焦らしちゃいやぁぁぁ。もう少しだけ優しくしてぇ」
由美はこんな身体になってしまったことが怖かったが、分かっていてもどうしても我慢できない。宏一も由美の腰が大きく上下して欲しがるので、この程度では由美を満足させることができないことに気が付いた。
「おやおや、由美ちゃんの・・・・」
「言っちゃ嫌あぁっ」
由美は宏一に必死にしがみついた。
「言わないでぇ。私の身体、少しおかしいです。今日は少しおかしいですぅ、あああぁ、止めちゃいやぁ」
「どうしたのかな?言ってごらん?」
「ゴシゴシしたくて仕方ないんです。でもいやぁ、ちゃんと宏一さんの指でもっと気持ち良くなりたいですぅ。なんとかしてぇ、こんなのはいやぁぁぁ」
上半身は制服をきちんと着たままで可愛らしくしがみついているのに下半身は両足を全開にして腰を上下に振る由美は、上半身と下半身が別の人間のようだ。
「これくらい?」
宏一は指先を小さくクルクルと動かした。
「ああぁぁぁぁっ、良いですぅ、ああん、止めちゃいやぁ」
「もっとかな?こう?」
「あああぁぁぁ、そのまましてぇ、あああぁ、もっと強くぅ」
「もっと強くすれば良いの?」


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