ウォーター

第三百八十一部

 
「それじゃ、そっとするよ」
宏一は更に香奈の茂みの奥へと指を入れていった。香奈の茂みは洋恵や由美よりもはっきりと濃かった。その茂みの上を宏一の指が遊びながら奥に進んでいく。
「んん・・・んんんんん・・・・・んんん・・・・・・・いや・・・・・・いや・・・・」
香奈はそう言ったが、宏一が指を止めるとじっとしたまま何も言わない。そして更に宏一が指を進めると、また小さく嫌がった。
「・・・んんん・・・・・や・・・・あっ・・・・ああぁっ・・・こわい・・・・そ、それいじょうは・・・・あ・・・・・だめ・・・・・・」
そして、とうとう宏一の指先が秘核に届いた瞬間、香奈は声を上げて大きく仰け反った。
「んああぁぁぁぁーーーーっ、んああぁぁぁぁ、ああああっ、あああんっ」
もう香奈は嫌がらなかった。宏一の指が秘部で遊ぶのを受け入れたのだ。
「あああぁぁぁぁ、ああああんっ、ああっ、ああんっ、んああぁ」
宏一には香奈が短いこの時間を楽しめるようにしてあげようと思った。たっぷりと優しい快感をゆっくりと与えていく。香奈が満足しすぎないように、常にもう少し欲しがるように、快感の強さを調整していた。
「あ・あ・あ・あ・あ・あぁぁぁぁ、ああん、ああぁぁ」
香奈は宏一に触られるのを受け入れ、次第に夢中になっていった。恥ずかしくて自分でお顔が赤くなっているのが分かったが、宏一に触られるのはもはや安心できる安らぎになっている。香奈は宏一に触られて気持ち良いと思った。そして、その感覚がだんだん大きくなってくる。
「あああぁぁ、んああぁぁ、あああんっ、あああぁぁ、あああん」
「香奈ちゃん、いったことはあるの?」
香奈は快感に顔を歪めながらも、宏一の目を見て小さく頷いた。ただ、香奈自身は今まで経験したことが、本当にいったのかどうかはわからない程度の感覚しか経験していなかった。洋恵から聞き出したのとは余りにも違っていたからだ。
「それじゃ、このままいけるといいね」
そう言って宏一は秘核の周りから秘口の方へも愛撫を広げていった。
「んああっ、そっちは、ああっ、ああんっ、そっちはぁっ、ああっ、そんなぁっ、ああっ、んんんんっ、ああっ」
香奈は必死にスカートで秘部を隠しながらも、愛撫そのものはしっかりと受け入れている。
「嫌なら止めるよ?」
「それはぁ、あああぁぁ、そこを触っちゃだめぇ」
「いやなの?」
宏一がはっきり聞くと横を向いてしまう。宏一は指先で香奈の秘口の位置を探っていった。しかし、由美や洋恵のように簡単には見つからなかった。どうやら、ある程度の経験はあるものの、余り回数は多くないようだ。それでも、指先がとぷっと簡単に埋まる場所だけは見つけられた。
「あっ」
香奈は宏一の目的が分かると身体を固くした。しかし『指だけなら』という想いも既に芽生えており、嫌がったりはしなかった。
「さぁ、このまま指でしてあげよう」
そう言うと宏一は香奈の中に右手の中指をグググッと入れていった。香奈の中はかなり弾力があったが、かなり濡れていたし、洋恵より入り口の締め付けは弱かった。しかし、奥はしっかりと締め付けている。
「んああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ、パンツに手を入れただけで直ぐに指を入れる何てぇ、あああぁぁぁぁぁぁ、そんなことされたらだめぇ」
香奈は再び大きく仰け反って喜んだ。そのまま宏一は指をグニグニと中で曲げ伸ばしして動かして香奈に純粋な快感を与えた。
「ああっ、ああっ、そんなにじょうずにっ、ああっ、んあっ、女の子の身体にこんなこと、んあうっ、ああっ、ああぁぁぁぁぁっ、抵抗するなんて無理ぃ、あああぁぁ、だめよぉぉぉ、ああぁぁ、抵抗できないぃ」
香奈はもう全く抵抗せずに思いきり仰け反って宏一の愛撫を受け入れていた。そのまま快感に身を任せているのだ。
香奈は更に軽く仰け反って声を上げながらも、頭の隅で、洋恵が新しい彼ができたのに宏一を完全に手放そうとしない理由がはっきり分かったと思った。そして、彼氏に身体を許しているのに宏一にも許してしまう洋恵の気持ちが何となく分かった。身体はどんどん駆け上がっていき、もうすぐ頂点に届きそうだ。こんなに気持ち良くしてくれる彼など香奈には経験がなかった。たいていは乱暴に扱ったりするので痛みがあるのだ。しかし、宏一はとても優しく快感を与えてくる。拒むことなどできるはずがない。香奈は、宏一にならいってしまう姿を見せても仕方ないと思った。そして心を決めるとその時を待った。
「ああっ、ああっ、んあぁぁぁ、ああんっ、あうっ、あうぅぅっ、んあぁぁっ、ああっ」
香奈はそのまま駆け上がれると思っていた。しかし、香奈がいきそうになると宏一は愛撫を弱くしてしまう。最初は偶然だと思った。しかし、何度もそれが続くと、宏一がわざといかせないようにしていることに気が付いた。ぞっとした。身体はもう行くつもりになっているのに宏一はそれを許してくれない。
「ああん、いやぁ、ここまで許してるのにぃ、ああっ、ああっ、ああっ、ああっ、ああん、いやぁ、ちゃんとしてぇ」
「香奈ちゃん、いきたいと思ったら、ちゃんとそう言うんだよ」
「そんなぁ、ああん、ああん、あん、あんっ、あんっ、ああっ、ああっ、ああっ、ああぁぁぁ、それはぁぁぁ、あああぁぁ」
宏一は何度も香奈を冷静に観察しており、頂上近くに連れて行っては引き戻した。香奈は次第に宏一のペースに嵌まっていった。
「ああん、そんなぁぁ、あああぁぁ、ああん、いやぁ」
「どうする?このまま、やめる?」
その言葉に香奈は宏一の男の嫌らしさが丸出しだと思った。しかし、何度もギリギリで連れ戻されて香奈はもう抵抗できなくなっていた。
「お願い、このままもう少し、ね?ね?ああぁん、ああっ、ああっ、ああっ、ああっ、あああぁぁ、いやぁぁぁぁ、お願いだからぁ」
「香奈はいきたくて我慢できません。指でいかせて下さいって言ってごらん?」
「・・・・・・・」
「言えたら、ご褒美をあげるよ」
もう香奈には選択肢がなかった。こんなに気持ち良いのは初めてなのだ。香奈はプライドを捨てて宏一に従った。
「香奈はいきたくて我慢できません。宏一さんの指でいかせて下さい。ああっ、ああっ、ああっ、いーっ、ああっ、あぁーーっ、んああぁぁぁぁ、ああぁぁーーっ・・・・・・はうぅーーっ」
宏一の指が香奈の中で動き、香奈は最高の絶頂を与えられた。限界を越えた瞬間、香奈はグッと思い切り大きく仰け反って絶頂を貪る。息もできないほどの快感だ。宏一の指はギュゥッと締め付けられた。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・・・」
香奈は息を弾ませてまだ痺れている指先を見つめながら、洋恵が宏一から離れられ無い理由を更にもう一つ見つけた。指でいかされたのに、以前に肉棒で経験したのよりずっと気持ち良かった。
しかし、それだけでは終わらなかった。宏一は仰け反って喘いでいる香奈を抱いたまま指をゆっくりと動かしている。
「ああん、今はだめぇ・・・ああん、ダメだってぇ・・・・あん・・・ねぇ・・・」
香奈は終わったと思って抱かれたまま軽く上半身を起こしてスカートを直している。しかし宏一はまだ指を抜かない。香奈は自分がいったことを宏一が分からなかったのかと思ったが、中に入った指はもうゆっくりとしか動いていないので、気が付いているのは明らかだ。
「ねぇ、どうしたの?・・・・ねぇ・・・・ああん・・・だめぇ・・・もういったからぁ・・・」
香奈は甘えるように静かに宏一に身体をすり寄せた。
「まだ感じてるみたいだね」
「ああぁぁん・・・・素敵だったからぁ・・・あああああ・・・だからぁ・・・ああん、だめぇ、また始まっちゃうぅ・・・・ああん、ああああぁ、あああぁっ、ああん、またなの?まだするの?ああんっ、ンああっ」
「今度はそのままもう一回だね」
「ああん、そんな、またするなんて、ああんっ、そんなに動かしちゃだめぇ、ああっ、ああんっ、ああっ、良い、また気持ち良くなって、ああんっ」
香奈は二度目を受け入れると、再び宏一の上で仰け反って感じ始めた。
「ああんっ、いきなり二度目なんてぇ、ああ、ああぁぁっ、洋恵をこれでメロメロにしたの?ああっ、そんなぁぁ、ああああ、今度も良いっ、ああっ、それ、良いっ、私も洋恵みたいにする気なの?私も洋恵みたいになっちゃうのぉ?あああああ、ああんっ、だめぇ、またぁ」
今度の宏一の指は香奈の中でズボズボと動き、中で指をグニグニと曲げ伸ばしするよりも出没の方が多い。香奈は自分から膝を高く上げて開き、宏一の動きをしっかりと受け止めて喜び始めた。もうスカートが捲れ上がって宏一の手が差し込まれたパンツが丸見えだが隠そうとはしなかった。
「ああっ、ああっ、ああんっ、あああぁ、これ素敵ぃ」
香奈が受け入れたので、宏一は素早く一度指を抜くと、パンツをするっと脱がしてしまった。香奈は膝を持ち上げているので脱がすのはとても簡単だった。
「ああっ、ちょっとぉっ」
香奈が嫌がる間もなく宏一は再び指を差し込んで出没を与える。
「ンあぁっ、ああっ、だめぇっ、脱ぐのは無しってぇっ、ああっ、ああっ、ああっ、いいっ」
香奈は少し嫌がったが、それ以上は嫌がらなかった。
「この方が動かしやすいんだ。ごめんね。パンツが濡れちゃうより良いだろ?」
「ああっ、いやぁ、はずかしいぃ、だめぇ、ああんっ、丸出しなんてぇ、ああっ、ああっ、ああっ、いやぁ、ああっ、そんな、ああっ、ああんっ、だめぇ、宏一さんの思い通りになっちゃうぅ」
「そうだよ。香奈ちゃんはこのままもう一度いくんだよ。さぁ、このままもう一度いってごらん」
「ああっ、ああんっ、こんなことぉ、ああんっ、ああっ、ああっ、ああっ、いやぁ、我慢できないぃ、ああっ、いいっ、このまま、このままぁ、ああんっ、ああっ、んあぁっ、ああっ、はずかしいのにぃ、ああっ、ああっ、ああっ、またぁっ、またいっちゃいそうっ」
香奈は嫌がるのを諦め、自分からしっかりと持ち上げた膝を開いて宏一の指を最大限に受け入れた。香奈の茂みは洋恵よりずっと濃いのがよく見えた。茂みの形は火炎型で、香奈の情熱を表しているようだ。香奈は宏一の視線が秘部に注がれているのに気が付いた。
「ああんっ、やぁ、みちゃだめぇ、ああんっ、ああっ、ああっ、見ないで、ああっ、ああっ」
「うん、見ないから、もう一度いきなさい」
「ああっ、ああっ、見ないで、ああっ、ああっ、どんどんくるぅっ」
「ほうら、だんだん良くなってきただろ?」
「ああっ、ああんっ、ああぁっ、このまま、このままがいいっ、おねがいだからぁっ」
「うん、いってごらん。いいよ、いきなさい」
宏一は指の動かし方を少しだけ調節して、香奈がゆっくりと登っていくようにした。それは香奈にも伝わったらしく、香奈も喜んでいる。
「ああんっ、素敵、ああっ、こんなに上手なんて、ああっ、ああん、またいっちゃいそう、ああん、このままぁ」
「このままだよ。このままにするから、少しだけ我慢してからいきなさい。その方が気持ち良いよ」
「ああっ、ああん、そうやって洋恵にも教え込んだの?ああっ、ああんっ、ああぁ、私にもするのぉ、ああんっ、ああっ、ああっ、んんっ、んんーーっ、んんーーっ、だめぇ、やっぱりいっちゃうぅ、ああんっ、我慢なんて無理ぃ、ああっ、ああっ、んんっ、んあっ、ああっ、んああぁぁぁーーーっ、はううーーーっ、うっ、うっ、うっ」
香奈は限界まで我慢してから、最後は思い切りグッと仰け反って絶頂した。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・・」
香奈は息を弾ませてぐったりした。今度は宏一は指をそっと抜く。香奈の茂みが嫌らしくて可愛らしかった。
「あん・・・・うん・・・・あん・・・あ・・・ん・・・・」
香奈はしばらく膝を持ち上げた姿勢のまま余韻に包まれていた。『しちゃった』という想いもあるが、心が満たされている満足感が圧倒的な安らぎを与えている。ちょっと唐突でびっくりしたが最高だった。やがて足を伸ばすとスカートを直し、そっと起き上がった。
「気持ち良かった?」
「もう、あんなことするなんて」
香奈はちょっと怒ったような口調で言ったが、直ぐに笑顔になった。
「洋恵には内緒にして」
「もちろん、これは俺と香奈ちゃんの間のことだから」
「もう、そんなこと言って。きっと何人もの女の子に同じ事言ってるんでしょ?」
「おやおや、香奈ちゃんも言うね」
「でも、・・・・ありがとう。嬉しかった。恥ずかしかったけど」
「嬉しかった?気持ち良かった、じゃないの?」
「うん、もちろん良かったけど、嬉しかったの。最近ちょっとむしゃくしゃしてたから。ちょっと恥ずかしかったけど、すっきりした」
「それは良かった」
宏一の膝の上で身体を起こしたまま、香奈はパンツを穿いた。宏一は香奈の身体をそっと支えている。
「ねぇ宏一さん、でも、私がこれに味を占めてまたここに来たらどうするの?」
「それはその時。どうなるかは分からないよ」
「宏一さん、私としたい?」
「それは・・・・うん、可愛いからね。でも、香奈ちゃんが望まないなら我慢するよ」
「それって、私が望めばするって事?」
「その方が良いって思えばね。でも、何でもかんでもって訳じゃないよ。香奈ちゃんは洋恵ちゃんのことが気になってるって知ってるから」
「それはそれ。私がもしかしたら・・・・・・。ああん、こんな話もう止めよう。本当になっちゃう。うん、でもありがと」
そう言うと香奈は立ち上がって軽くパンツを直すと、ちょっと宏一を見つめてから帰って行った。



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