ウォーター

第三百八十三部

 
母親は素早く飲み物を頼むと話を再開した。
「それで、結衣の個人的なことですが、あの子はもともと男と女のことにはとても興味があるんです。そのあたりは三谷さんも何となく分かったんじゃ無いかと思います」
「・・・・はい、積極的な部分と、凄く怖がりな部分が一緒にあるって感じですね」
「怖がりなのは、唯一の肉親である父親に少し強引なところがあって、結衣が嫌がってもむりやり引き寄せて頭をごしごし撫でたりするから、時々凄く怖がるんです。でも、あの子は本当はかなり性への興味が強い子です。見ていれば分かります」
「そうなんですか?」
「はい、一応お尋ねしますが、きっとバージンを卒業する時は怖がったでしょう?」
「いや、もちろん少しは怖がりましたが、それほどでは・・・・」
「もちろん、それは一時だけのことです。本人もそれは分かっています」
「確かにそうかも知れません。早く卒業したかったというのは分かっていました」
「そうです。だから翌日に思いを遂げるために出かけたんです。そして、ああなったんです・・・・・・」
「想いを込めて行ったのに、かわいそうなことになりましたね」
「はい、その通りです。今回のことがあったので、結衣には積極的になる時はよく相手を選ぶことをよく言い聞かせました。あの子は今度のことで学んだようです。私の言葉を心に刻んだと思います。もちろん、三谷さんは結衣と私が選んだ結果です」
「はい・・・・・ありがとうございます」
「これは私の我が儘ですが、一緒に居る時はあの子になるべく甘えさせてやってください。甘い親のベタな考えで申し訳ありませんが、二人で自由に過ごせる温泉を取っておきます。ゆっくりと二人で過ごして、あの子の傷を癒やしてやってください。そして、あの子の心も身体も温めてやって下さい。失礼な言い方かも知れませんが、全てこちらで手配しておきますので、お財布は必要ないようにしておきます。手ぶらで来ていただいて、好きなように過ごしてくださって帰っていただければ結構です。宿の車も使えるようにしておきますので、夕食前にどこかに出かけていただいても結構です。これは私からあの子への応援のサインなんです」
それは静かな言い方だったが、とても説得力があった。この母親は本気で娘を宏一に預けるつもりなのがよく分かった。宏一は心を決めた。
「わかりました。できるだけのことはしてみます。結衣ちゃんの心の傷を癒やせるかどうかは分かりませんが、心を込めて向き合ってみますよ」
「安心しました。本当に良かった。実は今、あの子と一緒に計画を立てているんです。どこに泊まろうかとか、何を着ていこうかとか、昨日の夜に話を聞いてから、やっと三谷さんと一緒に過ごしたいという気持ちまで持って来れました。そして今はそのことをずっと二人で話し合っています。おかげであの子も少しだけ明るくなってきました。こんな事、本当は言っちゃいけないんでしょうけど、昨日の夜遅くに、二人でネットで下着を注文したんですよ。あの子は私とお揃いにしようって言うんですけど、さすがに私には無理でした。でも、あの子と一緒に一つのことをするなんて、たぶん初めてです。だから楽しくて嬉しくて。もちろんそれはこんな事があったからですけど、私は今、幸せなんです」
そこまで言うと母親はカクテルを優雅に飲み干した。
「結衣ちゃんの第一印象は、結構寂しい感じの無口な女の子でした。でも、お母さんと一緒にそんな話ができる女の子なんですね。今回は悲しい体験をしたけど、お母さんとの関係が強くなったのなら、一つの救いになるといいですね」
「はい、そう言っていただけて嬉しいです。だから今は二人で旅行の話をするのがとても大切なんです。実は、今朝も少し話したので今はもうかなり具体的なところまで話を詰めています。女二人が本気になったら、どんなことになるのか、三谷さん、よく体験してくださいね」
そう微笑んで言うと母親は更に付け足した。
「三谷さんに知り合えて結衣は幸せです」
「それにしても、どうして私なんですか?もう一つ聞かせて下さい。結衣ちゃんなら大好きなお父さんと一緒に居た方が良くないですか?」
「もちろん最初にそれも聞きました。ただ、今の結衣は父親と一緒に居たくないそうです。傷ついた心を父親には見せたくないようです。今は一緒に居るのが辛いみたいで。それに忙しい人なので時間的にもゆっくり過ごすのはもともと無理ですし。それに父親は結衣にはちょっと強引なところがあるので。いずれ結衣は父親と二人だけで旅行はしたいと思うけど、今はやめておくそうです。たぶん、心を開いて甘えられるようになったら自分から行きたいと言うでしょう」
「それなら分かります。いえ、結衣ちゃんはとても意志の強い子だから、大好きなお父さんの前で気持ちが揺れるのが怖いのかも知れませんね」
「やっぱり三谷さんです。結衣の目はしっかりしているのが分かって嬉しいです。私もそう思います。ちょっと気持ちが強すぎるのかも知れませんが、それがあの子の個性ですし。あの子自身も自分の気持ちが強いのは分かっています。だから、そんな自分を包み込んでくれる三谷さんと一緒に過ごしたいんです。自分なりに、そうすれば心の傷が癒えるだろうと分かっているのだと思います」
「そう言うことですか・・・・・分かりました」
「それに、あの子が言っていました。三谷さんは優しく犯してくれるって」
「犯してって!」
「中学生の言うことです。それも『優しく』です。三谷さんが結衣にどういう風にしたのかは良く分かりませんでしたが、結衣が受け入れられるように優しくしてくれたというのは分かりました。『犯して』というのは子供の言葉の遊びです。女の子って、優しくされないと怖くて側に居るだけでも受け入れられないのに、心のどこかで『犯されてみたい』って思っているものなんですよ。『犯されたい』とか『むちゃくちゃにされたい』とか、現実にはあり得ないことが分かっていても、そう思うものなんです。普通は絶対に誰にも言いませんけど、今回結衣は私に話してくれました。それって、いつも周りのことを気にして言いたいことも言えない女の子が、特別な時にだけ周りのことを全部忘れて何かに夢中になってみたいという気持ちだと思うんです。そう言う気持ちは私にだってありますから。とにかく、どうか結衣のそんな気持ちを分かってやって下さい。あの子は今、全部忘れて甘えたいんです。私は、あの子も女なんだとしみじみ思いました」
「そうですか、結衣ちゃんが私を気に入ってくれるのは嬉しいですが」
「もうこんな時間になりました。結衣が一緒に居たい人ってどんな人なのか興味がありましたが、あの子にも人を見る目はあるんだと言うことが良く分かりました。最も最初は失敗しましたが、恋は盲目ですからね。その点、三谷さんは信用できます。もし三谷さんがあの子の彼じゃなかったら、いえ、今でも彼じゃありませんが、私だって惹かれます。だからちょっと妬けちゃいますよ。いえ、これは冗談です。忘れて下さい。そろそろ失礼しないと」
母親にしては確かに若く見える。
「失礼ですが、お母様はお年はおいくつですか?」
「まぁ、いきなり女性に失礼な。でも、はい、33です」
母親は笑って言った。若く見えるはずだ。舞と少ししか違わない。
「それでは次がありますので、ここで失礼させていただきます」
そう言って母親はタクシーチケットをウェイターに見せてタクシーを呼ぶと、チケットを置いて帰っていった。この時間になっても次の約束があると言うのは実業家と政治家の妻とはどういう仕事なのか分からないが、とにかく大変なのは分かった。
宏一は結衣が今、どんな状態なのか想像してみたが、なかなか想像できなかった。最初結衣に会った時に陰のある子だと感じたのは、たぶん母親の居ない時期があって違う人が母親になったからだと気が付いた。そんな母親にまで心の中を打ち明けてしまうほど辛い体験をしたと言うことなのだろう。だから、良っ割れたとおり、一緒に過ごして居る間だけはできるだけ優しくしてあげようと思った。
火曜日の仕事はちょっと面倒だった。いつも仕事を手配している業者の一つが潰れたのだ。宏一がやりとりをしているその会社の担当者は一切知らず、当日になって社長からの一斉メールで知ったらしい。宏一が聞いた話では、他の仕事で問題があり、次々と対策を講じている間に資金が底を突いたらしい。担当者は宏一から請け負っている仕事だけはやるから、その分の支払いを完工時にして欲しいと言う。そこで宏一は会社の中を走り回って話を通し、来週までに終わった分を来週に払うこととした。その担当者は今後も前金ペースなら続けられるかも知れないといったが、さすがにそれは難しい。そこで、そう返事をすると担当者は納得し、その後仕事を引き継ぐ業者にを紹介して話を通してくれた。そちらの方は何の問題も無く宏一の依頼を受けてくれたし、会社には内緒で個人的にリベートも確保してくれた。
そして、やっと仕事の片が付いて宏一が部屋に着くと、由美がいきなりくっついてきた。
「どうしたの由美ちゃん?甘えて?」
「宏一さん、会いたかった」
「俺も、だけど一昨日会ったばかりだよ?」
「そんなこと分かってます。こんな女の子の前で言っちゃ嫌です」
今日の由美はいきなり甘えんぼ全開だ。さらに由美はキスをねだってきた。由美の細い身体を抱きしめてキスをしばらく楽しんだ宏一は、いきなり肉棒にエネルギーがチャージされていくのを感じた。考えてみれば昨日は一度も出していないのだ。しかし、いきなりベッドに押し倒して貪るのは、由美は嫌がらないにしても、宏一のポリシーに反する。そこで由美に聞いてみた。
「由美ちゃん、先ずお勉強する?」
「お勉強も良いけど、今日は・・・・・椅子に座るだけなら良いですけど、直ぐに優しくして下さい・・・・・」
「分かったよ。それじゃ、椅子に座って」
宏一がそう言うと、由美はドキドキしながら椅子に座った。その由美の後ろに立った宏一が、由美の脇から手を入れて制服の上から膨らみを包みながら耳元で囁いた。
「由美ちゃん、いっぱい優しくしてあげる。だから、きちんと我慢するんだよ」
項と耳元を優しく刺激したその言葉に由美は身体がカッと熱くなった。宏一の手が優しく形の良いツンと尖った膨らみを撫で回し始めると、直ぐに由美が反応し始めた。
「ん・・・・んんっ・・・・・んぁ・・・・・ん・・・・んあぁぁ・・・・ん・・・我慢は・・・・・・ああん・・・・」
「由美ちゃん、もう感じてるの?我慢はいや?」
宏一が耳元で囁くと、その息だけで由美は反応した。
「嫌じゃないけど・・・・でも・・・ああん・・はい」
「直ぐに裸になって、おちんちんを入れて欲しいの?」
「それは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「由美ちゃんは良い子だから、きちんと全部してからじゃないとおちんちんを入れて欲しくないよね?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
「そうでしょ?」
「・・・・・・・・・はい・・・・だから、優しく我慢させて下さい」
「分かったよ。だから、おねだりは無しね?」
「そんな・・・・はい」
由美はこれから地獄のような焦らしが始まるのではないかと不安になった。しかし、既に乳房は敏感になっているし、秘核も焦れったい。正直に言えば、今日はもう裸になって肉棒に声を上げたくなっている。肉棒を入れてもらうためには、先ず宏一の前に跪いて口で肉棒に奉仕しながら宏一の下半身を脱がさなくてはいけないが、それさえ今の由美には長い道のりに思えた。
由美の不安を察したのか、宏一が言った。
「それとも、直ぐにベッドに行きたいのなら、由美ちゃんが自分で上を脱いで見せてごらん?」
「縫いでも、いいんですか?」
「いいよ」
「はい」
由美がそっと立ち上がると、宏一はベッドに腰掛けた。由美はその前にいくと、自分で制服のリボンを解きながら言った。
「ごめんなさい。今日はちょっとおかしくて・・・・・・ずっと宏一さんに優しくして欲しくて・・・・・良いですか?」
「どうしたの?」
「宏一さんに言われたとおり、数学の時間に・・・・・・想像しました」
「そうなんだ。良い子だね」
「そうしたら、とっても身体が熱くなって・・・・・・それから変なんです」
由美はそう言いながら制服のジッパーを下ろして制服を左右に開いた。きれいな水色のブラが宏一の目の前に広がった。そのきれいな乳房に宏一の目は釘付けになった。はっきりと分かるくらいに乳房が突き出しており、ブラのカップの縁から膨らんだ乳房がはみ出している。
「由美ちゃん、どうしたの?もうおっぱいが尖ってるよ。乳首も尖ってるのが分かるし。まだなんにもしてないのに」
「なんにもしてないなんて・・・・ちゃんとしました」
「した?なにを?」
「ちゃんと今、優しくしてくれました」
「あれだけでもう、こんなになってるの?」
「・・・だってそれは・・・・・・・、学校で想像したら身体が熱くなって・・・・」
「こうなったの?」
「・・・はい・・・」
「それじゃ、おっぱいを見せて」
宏一がそう言うと、由美はフロントホックのブラに手をかけた。
「はい」
由美はフロントホックをパチンと開いて乳房を見せた。全く重力を感じさせない固い乳房が飛び出してきた。宏一が言ったとおり、既に乳房は固く膨らんでおり、乳首は根元まではっきりと立っている。
「こんなになるまで我慢してたんだね・・・・・・・」
「でも、もう少しだけ我慢できます。宏一さんが好きなように優しくして下さい」
「ゆみちゃん、でも・・・・・」
「我慢できなくなったら言いますから、して下さい」
「それじゃ、もっと前においで」
宏一は由美を近づけ、ツンツンに尖った乳首に舌を這わせながらスカートの中に手を入れてパンツの上から秘核の周りを可愛がり始めた。由美は足を閉じても秘唇の下に三角の空間ができるので、宏一の手は易々と秘核の上をなぞり始めた。
「んああぁぁぁぁ、あああんっ、んあぁっ、ああんっ、声がこんなに出ますぅ、ああん、いやぁ、いきなりこんなにぃ、ああぁぁぁ、こんなに感じるなんてぇ」
由美は立ったまま軽く仰け反り、宏一に弄られている腰を軽く動かしながら悶えた。
「さぁ、どうして欲しいのかちゃんと言ってごらん」
「ああん、いやぁ、言いたくないぃ」
「どうして言いたくないの?」
「言ったら宏一さんはきっと呆れちゃうからぁ」
「そんなこと無いよ。想像してたんだろ?言いなさい」
「いやぁ、言いたくないですぅ」
「言えない子はこのままだよ」
「それはいやぁ、ちゃんと優しくして下さいぃ」


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