ウォーター

第四百十一部

 
「あああぁぁぁぁぁっ、くうぅーーーーっ」
宏一の手が洋恵の乳房を優しく揉み、肉棒がズイッズイッと出入りする度に壮絶な快感が湧き上がった。洋恵は一切我慢すること無く、そのまま一気に駆け上がった。
「あああぁぁぁっ、いっちゃうぅーーーーっ」
そう言った途端、洋恵は激しく身体を震わせた。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・・・」
洋恵は少しの間息を弾ませていた。ただ、宏一が肉棒を抜くと静かに起き上がって下着を着け始めた。宏一は帰る時間なのだと思い、何も言わなかった。
「洋恵ちゃん、帰るんだね。今日は来てくれてありがとうね」
「別に・・・・・そういうわけじゃ・・・」
冷めた対応に宏一は少し不思議に思ったが洋恵が早く帰らないといけないのは分かっていたので何も言わなかったし、、洋恵も特に何も言わずに帰って行った。
翌日、洋恵は朝から落ち着かなかった。そしてやっと昼休みになると、お昼を食べて真っ直ぐ香奈のところに行った。
「あ、今行く、ちょっと待ってて」
香奈はごく普通に受け答えすると、少し洋恵を待たせて支度をしてから洋恵を階段下に連れて行った。香奈が良く他の子の相談に乗っているのは誰でも知っているので誰も特に不思議には思わなかった。
「来ると思ってたよ」
「うん・・・・」
「何か言いたいことは?」
「ごめん・・・・・」
「ふうん、悪いことしてるって自覚はあるんだ」
「そうじゃなくて・・・・・・」
「何なのよ」
香奈は意外に優しく洋恵の話を聞いてくれた。いきなりボロクソに怒られると思っていた洋恵には少し意外だった。
「どうしてもセンセと離れられないの?」
香奈はいきなり核心を突いてきた。
「だって・・・・・・」
「あのね、私は何人かそう言う子の相談に乗ってきたよ。たいていは女の子の方から別れたのに、男から誘われると断れなくてついて行っちゃうって言う子だけどね」
「そう言うんじゃ無くて・・・・・」
「怒ったりしないから、もう一度全部話してくれる?どうしてそんなにセンセのこと、好きなの?」
その香奈の言葉は優しく洋恵の心に響いた。だから洋恵は正直に全部話すことにした。家庭教師だった宏一に最初は身体を触られる程度だったのが、だんだんとエスカレートしていったこと、宏一にだんだん触られると感じる身体になっていったこと、そして裸になって可愛がられると凄く嬉しかったこと、宏一と九州に行く船の中でロストしたこと、一度は離れようとして家庭教師を断ったこと、しかししばらくして洋恵の方から会いに行ったこと、そして、自分から彼を作ろうとしてみたこと、前の彼と付き合い始めてからはデートの後に満たされない気持ちを慰めて貰ったこと、それが次第にいつものパターンになっていったこと、そして彼にバレて香奈に助けて貰ったこと、などなど、全て正直に話した。香奈は何も言わずにじっと洋恵の話を聞いてくれた。
そして放課後も夕方までじっくりと洋恵の話を聞いてくれた。そして、その日は洋恵の話だけで別れた。洋恵は親身になって聞いてくれた香奈の対応が嬉しくて、少し安心した。そして『香奈なら私のこと、分かってくれるかも知れない』と思った。
その日、宏一は結衣から連絡が無かったので、寂しく一人飯をしていた。ただ、水曜日に舞と過ごすので、舞からは楽しみにしているとか、水曜日の食事の希望とか、いろいろな連絡が入っていた。そのことからも、舞が如何に水曜日を楽しみにしているかが十分に感じられた。今まで舞との夕食は、どちらかと言うとフォーマルな感じの店だったのだが、今回は居酒屋にしたいと言う。そこで宏一は鮮魚系の居酒屋を提案し、舞がそれを直ぐに予約した。
そして火曜日、宏一は朝から忙しかった。昨日、宏一が少し気を抜いている間にさとみが手配を間違えてしまい、運の悪いことに最初は相手もそれに気が付かなかった。普通なら手配を間違えても、今までの仕事と余りにも違っていれば直ぐに確認の連絡が来るのだが、ちょうどその時は手配を間違えた先の会社も新人が担当していて、その工事分の材料を既に発注してしまったのだ。
そのため、現場に連絡が届いた時点では資材発注済みになっており、現場担当は不思議に思いながらも今日、間違った区割りでの作業を始めてしまった。そこに本来受注した業者が来て、初めて手配間違いが分かったのだ。
現場では良くあることなので、現場担当者間での話は直ぐに付いたのだが、問題は先に発注してしまった資材の始末だった。もちろん、資材を発注したのは相手であり責任はないのだが、それを言うと今後の付き合いに響いてくる。もし、この後他のところで使う資材なら宏一の方で買い取って保管しておくこともできるのだが、残念ながらもう使う予定のない資材だった。そこで宏一は朝一で相手の会社に乗り込んで、頭を下げて許して貰ってから既に手配した資材の未使用分のキャンセルや仕様変更に挑んだ。やはり未使用分のキャンセルはできなかったので、なんとか未使用分を仕様変更することにして差し替えを呑んで貰って宏一の方で使う資材として一度発注先が購入し、それを宏一の方で据え付け工事一式として資材を購入し、それを更に宏一達の資材として在庫に回したのだ。おかげで、製品で購入したものが資材になったりと科目の入れ替えなどの経理作業が発生し、やっていることは簡単ながら、猛烈に手間が掛かった。
その当事者のさとみは、宏一が外に出ている間はポツンと留守番をしていたが、宏一が戻ってきてからもの凄い勢いで伝票処理や経理処理をやり始めると、真っ青な顔でただじっと見ているしかなかった。
そして、やっと対応が終わった頃、さとみは真っ青な顔をして宏一に謝った。
「三谷さん、本当に申し訳ありませんでした」
「うん、何とかなって良かったね」
「・・・・・ごめんなさい・・・・」
「きちんと見てなかった俺が悪いんだから。間違えた理由は分かった?」
「作業伝票の順番と、手配業者の順番がずっと同じなのが続いていて・・・だから作業伝票の順番の通りに手配を流しちゃって・・・・確認しませんでした」
「でも、確認て言っても簡単じゃないだろ?確認できる?」
作業の内容が分かっていないと、確認することはできない。
「それは・・・・・・できません」
「そうだよね。だったら、面倒でも俺に確認しなきゃ」
「面倒だなんて・・・・・そんなことは・・・・いつも三谷さんはとっても忙しいから・・・・・だから・・・・・」
「そうか、忙しい俺の仕事の邪魔をしちゃ悪いと思ったんだね?」
「はい・・・・・・」
「気持ちは嬉しいけど・・・・ま、そう言うことなら今回は仕方ないね」
「申し訳ありませんでした」
さとみは深々と頭を下げた。
「二人だけの職場なんだから、もっと気軽にやらないとパンクしちゃうよ。それでなくても他の部署と違って変な仕事が多いんだから」
「変な仕事?」
「業者のお茶菓子の準備やらなんやらさ」
「それは・・・・・好きです」
「それなら良かった。お茶の時間にさりげなく次の伝票の確認とかしておくのも一つの手だよ。女の子にニッコリ笑って聞かれれば、たいていは直ぐに対応してくれるものさ」
「そんなこと・・・・・・でも、はい、分かりました。次からちゃんとやります」
「うん、がんばろうね」
前任の友絵と違ってさとみは工事管理のことなど何も分からないので工事伝票の確認は当分の間、宏一1人でやるしか無さそうだった。もともとさとみはそうやっていたのだが、少しだけ慣れてきたので気を抜いたのが拙かった。さとみもちょっと背伸びしすぎだのだ。
ただ幸いだったのが、結果的には損害は発生しなかったし、ほとんど残業にならなかったことだ。おかげでさとみは定時に帰すことができたし、宏一も1時間も残らずに済んだ。だから宏一がマンションに着いたのはほぼいつもの時間通りだった。もちろん、由美は既に来ていた。
「こんにちは」
宏一がそう言って部屋に入っていったが、いつものような由美の嬉しそうな声は聞こえず、由美は机の上に突っ伏して寝ていた。よほど疲れているのだろう。完全に寝ていて宏一が来たことにも気が付かない。母親の看病やら父親の帰宅に合わせて食事を作ったりで大変なのだ。
宏一は由美をそっと抱き起こすと、そのままベッドへと運んでいった。
「ん・・・・宏一さん?寝ちゃったの?起きたの?」
由美は一応目を覚ましたが、まだ寝ぼけているようだ。
「由美ちゃん、疲れてるんだね。しばらく寝て行きなさい」
宏一はそう言って由美をベッドに下ろした。
「嫌です。起きます」
「だめ、疲れてるんだから。少し寝なさい」
「嫌ですぅ。それなら宏一さんも一緒に寝てください」
「俺も?」
「一緒に寝てくれれば大人しく寝ます。だからぁ」
由美は半分寝ぼけていたが、それでも甘えてきた。宏一は由美に休んで欲しかったので、それなら、と一緒に寝る事にした。
「分かったよ。一緒に寝るから」
「はい。それなら制服だけでも脱がせて?このままじゃ寝返りなんて無理ですぅ」
宏一は、それもそうだと思って由美の制服を脱がせる事にした。由美は大人しく目をつぶったままだ。宏一が制服を脱がせると、綺麗な身体に薄い紫色のブラジャーに包まれたぷくっと膨らんだ乳房が現れた。もちろんまだ中心の突起は分からない。完全に無防備な状態だ。更にスカートも脱がせると、キュッとくびれた腰とスラリとした綺麗な足が現れる。宏一は思わず谷間に手を出しそうになったが、グッと堪えて自分も下着姿になると由美に添い寝した。
ブラジャーとパンツ姿の由美は宏一に腕枕をしてもらって嬉しそうだ。
「ああん、宏一さぁん、ちゃんと抱いて下さい」
そう言って由美から身体をくっつけてくる。宏一が軽く抱きしめると、嬉しそうに宏一の腕の中で身体をくねらせた。
「さぁ、言うことを聞いたんだから、今度は由美ちゃんが静かに寝る番だよ」
「いやぁ、このままが良いですぅ。もっとぉ、いろいろして欲しいですぅ」
「だあめ、由美ちゃんが一度寝て、起きたらいっぱいいろんなことしてあげる。だから先ず寝なさい、約束だよ」
「そんなぁ・・・」
由美は少しグズったが、宏一に抱かれて優しく髪を撫でられている間に安心したのか自然に眠ってしまった。やはり相当疲れているのだろう。宏一はそのまましばらく由美を抱いたまま軽く眠った。
その後しばらくして宏一が目を覚ましたとき、由美は背中を向けてスヤスヤ寝ていた。背中のブラジャーが宏一の目を奪う。宏一が軽く髪を撫でても反応しない。宏一はそっと起き上がると、机の椅子に座って一服してネットを見始めた。
すると、宏一の吹かしていたタバコの臭いに反応して由美が目を覚ました。
「宏一さん????」
「あれ?起きちゃったの?もう少し寝てて良いよ」
「寝てた?あれ?寝てたの?」
由美は少し寝ぼけていたが、それでも意識がはっきりするとベッドから出てきて宏一の前に立ったまま甘えた。
「ちゃんと寝て、起きました」
「そうだね。もう眠くない?」
「ちょっと眠いけど、だいじょうぶです」
本当はもの凄く眠たかったが、由美は宏一との時間の方が大切だと思った。ブラジャーとパンツだけの下着姿の由美の姿はとても綺麗だ。その由美は、甘えるように椅子に座ったままの宏一にキスをねだってきた。軽くかがんでキスを求めてくる由美の胸の谷間が可愛らしい。宏一の肉棒は素直に反応して力を貯め込み始めた。
「おいで」
宏一はそのまま由美を膝の上に横座りさせた。そして更にキスをしながらブラジャーの上から形の良い小ぶりな乳房を撫で回す。
「んふ・・・ん・・・・ふっ・・・ん・・・・・」
由美は嬉しそうにキスに応じ、ブラジャーの上から撫で回される間食を楽しみ始めた。
「とっても疲れたんだね」
「もう大丈夫です」
「忙しかったんだろう?」
「それは・・・・はい」
「病院のお母さんの具合は悪いの?」
「母の方はそうでもなくて・・・・どっちかって言うとお見舞いに来る父の面倒を見る方が忙しくて・・・・・」
単身赴任している父親が土曜日に帰ってくると、手提げいっぱいの洗濯物を由美に頼むのだそうだ。土曜日の夕方に受け取って、それを洗濯して日曜日の午後に渡さなければいけないので時間が取られるらしい。それに加えて病院へのお見舞いや食事の世話が加わるのだから、由美は自分の時間がほとんど取れず、勉強するのは睡眠を削るしかないのだ。
「泊まる支度してくれば良かった・・・・」
「何言ってるの。それじゃ、由美ちゃんが勉強する時間が無くなるだろ?」
「はい・・・・・・・」
「それで、何時まで居られるの?」
「それは・・・・まだ、大丈夫です」
「遅くはなれないだろ?」
「それは・・・・でも、まだ大丈夫だから・・・・家には誰も居ないし」
「由美ちゃん、そんなこと言うと、これで終わりにして帰っちゃうよ。ちゃんと勉強もしないと。でしょ?」
「いやあ、そんな事言わないで下さい。私のこと、嫌いになったんですか?」
由美は結構真剣に怒った。
「そんなわけ無いだろ?どうしてそんなこと言うの?そう見えるの?」
「ごめんなさい・・・・・ちょっと不安で・・・・・」
「何が不安なの?」
「最近、宏一さんと一緒に居られる時間が短いから」
「そうだけど、それが問題なの?」
「だって、一緒に居られないと不安で」
「どうして不安になるのかな?もう、それじゃ、由美ちゃんにいっぱい甘えて貰おうかな?」
「はい」
由美は嬉しそうに返事をすると宏一に軽くキスをしてきた。その由美をお姫様抱っこで抱き上げてベッドに行く。ベッドの横に立たせると、由美は直ぐに宏一の目の前に跪いてベルトに手を掛け、いつものように中から肉棒を取りだすと、まだ小さい肉棒をパクッと口の中に入れて口でモグモグして扱きながら宏一の下半身を脱がせ始めた。



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