ウォーター

第四百十六部

 
「それならいってごらん?」
宏一は由美の固い乳房の感触を楽しみながら揉み続け、乳房に反応して肉壁が動いて肉棒がザラァッと締め上げられるのを楽しみながら言った。しかし、宏一は最高だが由美には地獄だ。思い切り腰を使って夢中になって駆け上がりたいのに、全く身動きができないままじわじわ押し上げられていく。
「んあぁぁぁん、宏一さん、もう許して、もうだめですぅ」
由美は乳房を宏一に揉まれながら許しを欲しがった。宏一の指が乳首をクニクニと押し倒す度に快感が生まれ、同時に肉壁が反応して肉棒を締め上げる。本来なら最高に気持ち良いのだが、夢中になることを許されない由美にとっては地獄だった。
「いやぁぁ、このままはぁっ、こんなのいやですぅ」
「読みなさい」
「いやぁぁぁ、 Then John's father said, あああぁっ、ああっ、ああんっ、だめぇ Basketball was born in America ああっ、本当に、本当にいっちゃいそうっ  about one hundred years ago.」
それでも由美は宏一に言われた通りに読み続けた。一瞬でも気を抜けば腰を振り立ててしまい、あっという間にいってしまいそうだ。それでも由美は乳房を揉まれるのを嫌がらなかったし、腰ももじもじするだけで我慢した。
「 It has become one of the most あああっ、ああんっ、popular sports in America. Now there areああっ、ああっ、んんんんんっ twenty-nine professional basketball teams." John said,ああっ、ああっ、ああっ、だめ、だめぇっ" We like the Chicago team very much because Chicago is our hometown."」
そして我慢に我慢を重ねた由美は、とうとうじっと貫かれて乳房を揉まれながら限界を越えた。
「んああぁぁぁぁぁぁぁぁっ、いっちゃういっちゃうぅーーーっ、いやぁぁぁぁぁっ」
由美は宏一の腕の中でピンと伸びると、一気に絶頂を極めた。肉壁がぎゅうぅっと締まり、二人に最高の瞬間を与えた。由美の身体が宏一の膝の上でビクンッビクンと大きく震えた。その動きが肉棒を更に扱き上げ、由美は更にいった。しかし全く身動きできない。下から貫かれているし、乳房は宏一の両手にしっかりと掴まれている。それでも由美はいきつづけた。
「んあぁっ、はうぅっ、んあぁぁっ、はうぅぅぅっ、まだいくぅぅぅっ」
由美はじっとしたままでいってしまうのは初めてだった。由美は何度も続けていってしまったが、全く動いていない宏一は出す所まで行かなかった。だから肉棒は最大限に怒張したまま由美の身体を貫き続けた。
「ああうぅっ、はうぅっ、まだぁっ、ああんーっ、止まらないぃっ」
由美は何度も絶頂を迎えた。すごかった。無理に我慢を重ねた分が一気に襲ってきたのだ。余りに絶頂が繰り返し襲ってくるので、由美はこのまま永遠にいき続けるのでは無いかと思った。そしていき続けながら死んでしまうのでは無いかと思ったほどだった。そして由美の身体はやっと止まった。
「はあぁっ、はあぁっ、はあぁっ、はあぁっ、はあぁっ、はあぁっ・・・」
「いっぱいいったね」
「はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ・・・」
由美は激しく息を弾ませていた。
「さぁ、もう一回前からおいで」
宏一はそう言ったが由美は動こうとしない。それでも由美の腰を持ち上げて肉棒を抜くと、由美は宏一に跨がってきた。しかし、由美は泣いていた。その涙を見た瞬間、宏一は後悔した。
「ごめんよ、本当にごめん」
「・・・・ううう・・・・あんなこと・・・・しなくたって・・・・」
由美はそれでも肉棒を収めてくれた。
「意地悪しすぎたね。ごめん」
「ううう・・・・」
由美の頬を更に涙が伝わった。
「ごめん。もう何もしなくて良いからね」
そう言うと宏一は目の前の由美の乳房を口に入れ、もう一方を揉みながら腰をグイグイと引きつけながら動き始めた。由美の一番好きなやり方だ。
「んんっ・・ああっ・・んっ・・ああっ・・・んんんっ・・あぁぁっ」
由美は次第に反応し始めた。意地悪をされても、やっぱり宏一が大好きなのだ。
「ああんっ、ああっ、あっ、宏一さんっ、ああっ、ああっ、ああっ」
「由美ちゃん、ごめんよ」
「ああっ、大丈夫。ちょっとびっくりしただけ、ああっ、ああっ、宏一さんっ」
由美は宏一の頭を抱きしめながらゆっくりと高まっていった。涙で濡れた頬に赤みが刺し、表情が次第に喜びに包まれていく。最早何も遠慮する必要は無い。由美は腰をクイクイと動かして肉棒のボリュームと長さを確かめた。
「ああっ、宏一さんっ、ああんっ、ああっ、ああっ、ああっ、宏一さあぁんっ」
由美は夢中になって肉棒の虜になり、そのままゆっくりと駆け上がり、そして頂上を迎えた。
「ああっ、ああっ、ああっ、いっちゃいますぅっ、いっちゃういっちゃうぅぅーーーっ・・・はうぅぅっ」
由美の身体がガクガクと揺れた。しかし宏一は動きのを止めず、由美は直ぐにもう一度いった。
「ああっ、またぁっ、ああっ、ああっ、またいっちゃいますぅーーっ・・・はうぅっ」
宏一は絶頂の余韻で動けない由美を抱きしめ、そのままベッドに倒れ込み、今度は正常位で動き始めた。
「ああっ、また、ああん、まだしてくれるんですかぁ、ああああ、こんなに素敵なことなんて、ああんっ、あああっ」
由美は宏一の下から両手両足で宏一にしがみついて腰をクイクイと動かしながら宏一の動きに合せて更に高まっていく。
「あああっ、すごく奥までで、ああんっ、ああっ、素敵すぎますぅっ、ああっ、ああっ、またぁっ、またいっちゃいますぅっ」
「いきなさい。何回いっても良いんだよ。ほうら、由美ちゃん、大好きだ。もっともっと気持ち良くなりなさい」
「ああっ、またいっちゃいますぅっ、すごすぎですぅっ、あああっ、いっちゃいますぅっ、ああぁっ、いっちゃういっちゃうぅぅーーっ」
由美は立て続けに宏一の下で身体を痙攣させ、絶頂を極めた。宏一の体重を感じながらいくのは最高だ。特にいった後も宏一の肉棒がしっかりと刺さっている感覚が堪らない。心から宏一と繋がっていると思えるのだ。由美はいった後も宏一に何度もキスをねだり、ゆるゆると腰を動かして宏一の肉棒を感じながら最高の時に包まれていた。
そのまま二人はベッドで抱き合ったまま、しばらく動かなかった。宏一の肉棒は乱れた制服姿の由美の中に刺さったままだったし、二人が愛情を全て込めて舌をねっとりと絡み合わせ続ける間も肉棒は由美の奥深くに刺さっていた。心も身体も完全に満足しきった由美は腰を動かして肉棒を感じてはいても、それ以上快感を感じることは無かった。
やがて宏一が肉棒を抜いて由美から起き上がると、由美もゆっくりと身体を起こして乱れた制服を直し始めた。乱れた服装と、その服を直す仕草は、妖しげな雰囲気を出していた少女が、ゆっくりと無垢で恥ずかしそうな少女に戻っていく時間だった。
「由美ちゃん、最高だったよ、ありがとう」
「私も、すごく素敵でした・・・・・」
由美はブラジャーを付け直して制服のジッパーを上げながら、恥ずかしそうに微笑んだ。そしてベッドから降りると後ろを向いてパンツを穿く。
「遅くなっちゃったね。どうする?泊まっていく?」
この部屋は由美との時間を過ごすためだけの部屋なので泊まっていけば宏一も朝、一度部屋に戻らなくてはいけない。それでも宏一は由美が泊まっていきたいというなら受け入れるつもりだった。
「・・・・帰ります。タクシーを・・・・お願いしても良いですか?」
「うん、良いけど、こんな時間にタクシーで帰ったら、家の近くの人に夜遅くに帰ってきたのが分かっちゃうんじゃ無い?」
「いいえ、近くの通りで降りて家に帰るから・・・・・大丈夫です」
「泊まっていっても良いのに・・・・・」
「ううん、わがまま言ってごめんなさい。家で少し勉強してから寝ます。その代わり、明後日、また良いですか?」
「もちろんだよ」
「母の容態が悪くなければ、必ず来ますね」
「うん、また会いたいよ」
「私も・・・・・」
由美はそう言うと、整えた制服姿のままで宏一に抱きしめられてキスをして、名残惜しそうに舌を絡めてきた。タクシーが来るまでの間、二人は抱き合ってキスを続けていた。そして由美は静かに帰っていった。
翌日、宏一は会社に着くまでは少し眠かった。由美との濃厚な時間の疲れが残っていたのだ。しかし、さとみはまだ仕事に慣れていないのだから、朝の時間は猛烈に忙しい。工事手配の各社からの伝票や作業予定を確認し、次々に現れる工事業者と今日の作業予定を確認し、物品の支給と購入を伝票に起こし、工数を入力していく。ここまではもともとさとみの仕事で、宏一は更に計画との突き合わせと午後までに修正と手配が必要なのだ。
それに、さとみに仕事を覚えて貰わなければいけないので、それぞれをさとみに説明しながら仕事を進めなくてはいけない。
「うん、それでインターコンピュの分は集計してから近藤さんだよ」
「はい、それはこの前もやりました」
「工数の集計は手間だけど、給料そのものだからね。ちゃんと送る前にインターコンピュの一に確認してから送るんだよ」
「あ、はい・・・それはしてませんでした・・・・。今度から、今日からちゃんとやります」
「それじゃ、今日確認する分の工数は?」
「インターコンピュさんと、ラピッドネットさんと、それと・・・・」
「高橋電気工事さんだね」
「はい・・・・。工数の合計で良いですか?」
「確認するのは合計だけど、明細も持って行った方が確認が楽だよ」
「はい、そうします」
「大変だけど、必ずやってね」
「はい、わかりました」
さとみはエクセルの数字を器用に別のシートにリンクと条件判断を使ってまとめ、業者に確認する時に印刷するシートを作った。
「うん、そうするとわかりやすいね。水野さん、エクセルが上手いんだね」
「総務は管理が仕事だから、エクセルの方がワードより多いんです。一日中エクセルばっかりでした・・・」
さとみはやっと少し褒められて喜んだ。全く、畑違いの仕事にいきなり放り込まれたので怒られることはあっても褒められることなどほとんど無い日々なのだ。
「それじゃ、お昼にみんな顔を出すから、その時に確認してね」
「はい」
さとみはやっと気持ちが少し落ち着いてきた。やみくもにやっていたときは何が何だか分からなかったが、こうやって一つずつ確認しながら進めていけば問題など起こるはずが無い。逆に、今まで問題が起きなかったことの方が不思議だった。
「あの・・・三谷さん」
「なんだい?」
「やり方を教えていただいて、本当にありがとうございました。これできちんとできると思います。でも・・・・」
「でも?」
「今までは自分で何をしてるのか、全然分からずにやってました。それで間違いが起きなかったなんて信じられないんです。もしかして、三谷さんがフォローして下さってたんですか?」
「あぁ、水野さんが帰った後に連絡とか来た場合は、ね」
「やっぱり・・・・・申し訳ありません」
「ううん、きちんと教えなかった俺が悪いんだから。これからも、きちんと教えていくからね」
「はい、ありがとうございます」


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