ウォーター

第四百六十九部

 
「ああああぁぁぁぁ、センセ、深い」
洋恵は体重がもろに掛かる挿入に、ぜんぜん動いていないのに猛烈に感じていた。このところ最初はバックからの挿入が多かったが、それとはぜんぜん違う感覚だった。宏一の肉棒の固さや長さが良く分かる。根元から先端までしっかりと身体の中に入っている感覚に洋恵は心から満たされた。
「ズボズボして欲しい?」
「動かないで。このまま」
洋恵は動いたらあっという間にいってしまうと直感していた。それほど挿入感が凄いのだ。洋恵の肉壁は活発に動いて肉棒をぎゅうぎゅう締め上げているので、洋恵自身、行かないように我慢するだけで大変なのだ。宏一の手が制服の上から乳房を包み込んできたが、制服の上からでも十分に感じる。
「気持ち良い?」
宏一は敢えて分かりきっていることを聞いてきた。洋恵はただ頷くことしかできない。
「このまま、香奈ちゃんが来るまでこのままだよ」
宏一はそう言ったが、洋恵はとてもそれまで持たないと思った。それほど感じている洋恵に対して、宏一は二度放った後だし、今は後ろからの挿入なので洋恵の中と言えども余裕がある。宏一は余裕を持って洋恵が駆け上がっていくのを見守ることができた。
「ああっ、動かないで」
「動いてないよ」
「そのまま、ああっ、じっとしてて」
「うん」
「あああぁぁぁっ、ああぁっ、ンあぁぁ、動いちゃだめ」
「動いてないよ」
宏一はそう答えながら、これほど洋恵の余裕が無いのは珍しいと思った。一方の洋恵は快感を堪えるのに必死だった。後ろから挿入されたまま体重を掛けたことはほとんど無いので、とにかく挿入感が凄い。それに今は奥まで入れてじっとしており、ズボズボと出没してもいないのだ。洋恵は身体の中心まで肉棒が入ってきたような挿入感と、長大な肉棒に絡み付いて締め上げる肉壁の生み出す快感のまっただ中にいた。
宏一はブラジャーに包まれたままでは快感も弱いだろうと思い、大きく乳房を揉み回した。しかし、それはギリギリで耐えていた洋恵には刺激が大きすぎた。
「んああぁぁぁぁぁぁぁっ、はうぅぅーーーっ・・・はうぅっ」
洋恵は簡単にいってしまった。洋恵の身体が大きく痙攣し、強力な締め付けが一時的に弱くなった。
「はうっ・・・ううっ・・・・・はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ」
「いっちゃったんだね」
肉棒を深々と収めたままぐったりとした洋恵を乗せたまま、宏一は洋恵の身体を引き寄せて優しく後ろから抱きしめた。
「はぁ、はぁ、はぁ、だって、すごかった・・・から・・・はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」
「少しこのまま休んでてごらん」
宏一は洋恵の身体を引き寄せた。すると、更に挿入部に体重が掛かった。
「はあぁぁぁぁぁ、まだだめぇぇ」
洋恵が後ろから挿入されたまま軽く仰け反って声を上げた。そして、洋恵の肉壁が再びゆっくりと動き始めた。先ほど二度目を出して余裕のある宏一はその肉壁の締め付けをたっぷりと楽しむことができた。これほどの名器を楽しめる男など滅多に居ないのだ。宏一はこの貴重な機会を最大限楽しむことにした。
洋恵の肉壁は本当に素晴らしい。ブツブツがあちこちにあり、それが肉壁の動きで締め付けながらゆっくりと肉棒を撫で回すのだ。快感に翻弄されている洋恵には申し訳ないが、宏一から抜く気は全くなかった。
「ああっ、また・・・・・きた・・・・ううっ・・・あぁっ・・・あっ・・・んんっ」
洋恵は再び感じ始めた。少しでも挿入部にかかる体重を減らそうと、少し身体を前に倒して結合を浅くしようとする。すると宏一の手の中に乳房がすっぽりと入るので、弾力を楽しんで揉むのが楽しい。もちろんブラジャーなどない方がいいに決まっているが、洋恵が嫌がるのなら仕方が無い。それに、乳房を優しくゆっくり揉み絞るだけで肉壁がぎゅっと締め付けてくるのだ。挿入感を楽しむには最高だ。
「センセ、待って・・・あうぅっ」
乳房を揉まれると挿入の快感が強くなるので洋恵は宏一の手を押し下げようとした。
「だめなの?」
宏一が聞いても洋恵は答えず、手を乳房から離そうとする。
「そっと手の中に包んでいるだけなら良いだろう?こうしてるから」
宏一が乳房を揉むのを諦めて手を止めると、洋恵は諦めたようで宏一の手を押し下げるのを止めた。もちろん洋恵だっておっぱいを揉んで欲しいのだが、それだとまた直ぐにいってしまう。快感が強すぎて身体が持たないのだ。
「洋恵ちゃんの中、凄く気持ち良いよ」
宏一がそう言うと、洋恵は快感に翻弄されながらも嬉しかった。そして、もう一度出して終わりにして欲しいと思った。制服を着ていて放熱できない洋恵の身体はどんどん熱くなっていく。
「ああっ、また、またぁっ、ああっ、センセっ、ダメ、ああっ、もう、もうだめぇ」
「またいきそうなの?」
洋恵は答えずにコクコクと首を振った。
「このまま思いっきりいきなさい」
その言葉はいつもなら嬉しい言葉なのに、今の洋恵には恐ろしい言葉に聞こえた。
「ああっ、もう、だめ、ああっ、んあぁっ、だめ、ああっ、だめぇぇっ」
「いっていいんだよ。だいじょうぶ」
「いや、ああっ、だめ、ああっ、ああぁっ、ああぁぁぁっ、んーーっ、だめえぇぇっ、ああぁぁっ、んああぁーーーーーーっ」
いき癖の付いた洋恵の身体は、また簡単に絶頂を極めた。洋恵は仰け反って挿入を深々と味わい、宏一は乳房を揉み絞って洋恵の高みを更に押し上げる。
「はうぅぅーーーっ・・・はうぅっ・・・・ううっ・・・・はうぅっ・・・ううっ」
洋恵の頭の中では肉棒がグググッと更に胃の方まで入ってきた感覚になった。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ・・・」
洋恵はそのまま身体を前に倒し、ベッドに腰掛けている宏一から崩れ落ちて床にぐったりと寝転んでしまった。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ」
洋恵は激しく息を弾ませていたが、それでも洋恵は幸せだった。まだ身体中を快感の余韻が走り回っており、指先がピクピクと痙攣している。洋恵は弾んだ息のまま自分の指先を見つめながら『センセじゃ無きゃこんな事してくれない』と思った。
ちょうどその時、香奈は宏一の部屋の前に着いた。チャイムを押そうとして香奈は一瞬、迷った。どうもいやな予感がする。先ほどここに来る途中で洋恵に連絡したが、携帯には出なかった。だから最悪の場合、中に裸の洋恵がいる可能性がある。香奈はまるで邪魔をするように割り込んでいくことにならないか心配だった。宏一に抱かれている最中の洋恵がベッドから起き上がってくるところは見たくなかった。
香奈は少しの間、ドアの前で考え込んでいたが、ここで悩んでも仕方が無い。思い切ってチャイムを押した。
ピンポーン、チャイムが部屋の中で鳴るのが聞こえた。
『やっぱり直ぐには出てこない・・・・』香奈は悪い予感が当たったと思ったが、ドアが開いて制服の洋恵が顔を出した。『あれ?洋恵、服を着てる。どう言うこと?下着姿の宏一さんじゃ無い』香奈は少し意外だった。
「来てたんだ」
香奈が知らん顔をして聞くと、洋恵は靴を履いて出てきた。
「うん、帰るとこ。それじゃあね」
そう言うと洋恵は帰っていった。香奈はまだ事態がどう言うことなのか飲み込めずにいた。しかし、洋恵が先に来ていたことは確かなのだから、きっと甘えるだけ甘えた後で、帰るところなのだろうと思った。
香奈が部屋に上がると、宏一が待っていた。
「やぁ、香奈ちゃん」
香奈は宏一がきちんと服を着ていることがやはり意外だった。先ほど、ドアが開くまで二時間が合ったが、服を着るほどの時間は無かったからだ。しかし、その時香奈は部屋に満ちている臭いに気が付いた。まるで動物園のような臭いだと思った。『やっぱりそう言うことか』香奈はがっかりした。
部屋の中に漂っていた臭いは、明らかに女の臭いと男の臭いだった。特に男の臭いが強い。この臭いの原因は一つしか無かった。
「洋恵が帰っていったけど、いつからいたの?」
「うん、さっきから来てたんだ。ちょっと甘えていったけどね」
具体的な時間を言わないその宏一のぼかした言い方に、香奈は確信した。『やっぱりね。私が来る前にしてたんだ』香奈は洋恵が先を越したことには怒る気が無かった。怒っても仕方の無いことだし、二人がこっそり会おうと思えばいくらでも香奈に黙って会うことができるからだ。しかし、蚊帳の外に置かれるのは嫌だった。
「宏一さん、先週も言ったでしょ?私に言うことがあると思うの」
香奈のその突き放した言い方に、宏一はドキッとした。
「私に言わせないで」
香奈の言葉に、宏一は洋恵が先に来て二人でしたことがバレていると思った。
「ごめんね。洋恵ちゃんが先に来てたんだ。今まで二人で居たんだ」
「何時に来たの?」
「10時頃かな・・・」
「もう、洋恵ったら」
「怒らないで。お願い」
「・・・・怒ったって仕方ないでしょ。でも、良い気分じゃ無いわね」
「ごめんね」
香奈はこう言うことは、どうにもならないと分かっていた。男女が惹かれる気持ちは止めようが無いのだ。しかし、自分がこれから抱いて貰おうと言うときに自分がのけ者というのは寂しいし惨めだと思った。このまま帰ってしまおうかと思ったが、それもまた惨めな気がする。『よし、お仕置きだ』と心を決めた。
香奈は何も言わずに立ち上がると一気に制服を脱いだ。
「香奈ちゃん!どうしたの?」
「宏一さん、私が良いって言わない限り、指一本触らないで」
「だって」
「洋恵と好きなだけしたんでしょう?それならもう十分よね?私を見ても良いけど、指一本触らないで。本気よ。私の許可無く触ったら、洋恵は二度とここには来なくなるからね。洋恵には後で私からきちんと言っておく」
「そんなこと・・・・・・」
「当たり前でしょう?のけ者にされて楽しいわけが無いじゃないの。だから今日は見るだけよ。絶対に触っちゃダメ」
香奈はそう言うと、ブラとパンツ姿のまま、ちゃぶ台の横にある小さな本棚の漫画を取り出すとベッドの上で読み始めた。宏一は香奈の下着姿を見ないように視線を外したが、香奈はそれさえも許さない。
「ダメ、ちゃんと見てて」
「香奈ちゃん」
「女の子の下着姿を見られるなんて喜ばないと。そうでしょう?」
「・・・・・・それは・・・・そう・・・・」
「でも、触っちゃダメよ」
「・・・・・・・」
宏一は香奈がどれだけ怒っているのかだんだん分かってきた。香奈のプロポーションは抜群だ。由美のような均整の取れた身体では無いが、胸の膨らみ具合や腰のラインは男の視線を釘付けにする。もちろん洋恵の肌と同じくらいパンパンに張った肌も中学生らしい。それをただ見るだけ、と言うのは確かに辛いことだった。
「香奈ちゃん、ごめんなさい」
「分かれば良いのよ。でも、今日はじっと見てなさい。それが罰よ」
「うん、香奈ちゃんの下着姿を見られるだけでもラッキーだと思うことにするよ」
「そうね」
香奈は素っ気なく返事をすると、ベッドの上に寝そべって漫画を読み始めた。宏一の視線は全身に感じるが、宏一は何もできないので気にする必要は無いし、この場をコントロールしているのは自分だと思うと自分の好きなようにできるという安心感が気持ちを楽にしてくれた。
次第に香奈は漫画に集中し、寝そべって読んだり仰向けになったりで、全く宏一のことは忘れてしまった。しかし、宏一にしてみれば香奈は全く無防備な姿なのを見せつけられることになり、抜群のプロポーションだけに見ているだけでは我慢できなくなりそうだ。
香奈はそのまましばらく漫画を読んでいた。一冊が終わると次を読み、その次もベッドに寝転がって読み続けた。
すると、最初は怒っていたのにだんだん考え方が変わってきた。洋恵は宏一に優しくして貰ったのに、このままだと自分は何もして貰わずに帰ることになりそうだ。それに、さっきは怒りにまかせてこんな事をしたが、このままでは自分が宏一に嫌われてしまいそうだ。明らかに今の自分はヒールになっている。このままでは拙いと思った。
そこで香奈は挽回を試みた。
「ねぇ、宏一さん、こっちに来て」
香奈がさっきまでとは違う静かな声で言った。宏一がベッドの横まで来ると、香奈は続けて言った。
「罰は終わり。後は甘えても良い?」
それを聞いて宏一はホッとした。さすがに下着姿をずっと見せつけられたままだとストレスが溜まる。それに、香奈が機嫌を直してくれたようで安心した。香奈はうつ伏せで漫画を読んでいたが、宏一がベッドに横座りすると甘えるように言った。
「読み終わるまで待っててね」
香奈は読みかけの漫画が気に入ったらしく、まだ半分ほど残っているのを読み終えたいらしい。宏一は何も言わずにそっと香奈の背中を撫で始めた。
「まだよ」
香奈は漫画を読みながら小さな声で言った。しかし、優しく背中を撫でている宏一の手は受け入れている。宏一の手は何度も香奈の背中を行ったり来たりして優しく愛撫を加えていく。
「まーだでーすよー」
香奈は独り言のように、宏一の愛撫を受け入れていた。気持ち良いのもそうだが、何より宏一の興味が自分に向いているのが嬉しい。すると、背中を撫でていた宏一の手がセミビキニのパンツの上からお尻を撫で始めた。香奈はなぜお尻を撫でるのか分からなかった。もちろんお尻を撫でられても背中ほど気持ち良くない。
「・・・・・・どうしたの?まだもう少し待ってね」
香奈は意味が分からずに、お尻を撫でさせていた。しかし、次の瞬間、宏一の手はお尻からパンツの中に入り、あっという間に秘部へと到達した。
「はうぅっ」
香奈はいきなり触られて慌てて宏一の手を抑えたが、その時に宏一の指は完全に秘唇の中に埋もれていた。しかし埋もれただけで動いてはいない。
「ああっ、ちょ、ちょっと、まだだめ」
香奈は手を後ろに回して宏一の手を掴み、何とか引き抜こうとした。しかし、後ろ手では力が入らない。



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