ウォーター

第四百七十部

 
「分かってる。漫画を読み終わってからだよね」
「だったら手をどけて」
「このままだよ。早く漫画を読み終えなさい」
「手をどけて」
「だめ、このまま」
宏一の手は洋恵よりも大きな秘唇の中に埋もれているがほとんど動いていない。香奈は何とか意思で触られている感覚を無視しようとした。香奈の中はまだほとんど濡れていないのでねっとりとした感触で宏一の指を包んでいる。香奈は、この程度なら何とか漫画を読めるのでは無いかと思った。それに、ちょっと触られたからと言って全て宏一の思い通りになるというのも癪な話だ。きちんと読み終えてから甘えてこそ宏一に罰を与えた自分らしいと思った。だから香奈は漫画に意識を向けた。
しかし、最初は動かなかった宏一の指がゆっくりと動き始めた。もちろん香奈は一瞬で分かったが、声は上げたくない。だから何も言わなかった。すると、宏一の指はゆっくりと活動範囲を広げていく。最初はゆっくりと秘核の近くの平らな部分で遊んでから、いよいよ更に範囲を広げて秘核をゆっくり撫で回し、秘唇も全体に指を絡めていく。
『気持ち良い』と思った。すると、どんどん勝手に身体は気持ち良さを受け入れていく。
香奈は声を上げそうになるのを必死に堪えた。そして何とか漫画を読もうとした。しかし漫画を見てもストーリーがぜんぜん入ってこない。
それでも香奈は無理やり漫画を読もうとした。しかし、頭の中では無視しているはずの快感が腰からゆっくりと全身に広がっていく。香奈のお尻は次第に勝手に持ち上がり始めた。
香奈は自分でお尻を持ち上げているつもりは全くなかったが、勝手に持ち上がっていくのだ。そして次第に足を開いて宏一の指の活動範囲が少しでも広げようとする。
「我慢できなくなってきたのかな?」
宏一が聞いたが、もちろん香奈は無視した。香奈は宏一が勝手に触り始めたのに、感じている声を出して更におねだりするなどあってはならないと思ったのだ。しかし、触られれば気持ち良い。それはどうにもできない。
宏一も、敢えてお尻が持ち上がってきたことは指摘せず、まるでそれがいつものことであるかのように指を静かにゆっくり動かしていた。ただ、左手は香奈の身体の下に差し込んでパンツの中に入れ、香奈の茂みをすっぽりと覆う形でお尻を持ち上げた香奈の腰を下から軽く持ち上げて支えた。
「あっ、いやっ」
「何が嫌なのかな?言ってごらん?」
「・・・・・・・・・」
香奈は答えられなかった。言えば自分から腰を持ち上げたことを指摘されるのは明らかだからだ。だから香奈は再び愛撫を受け入れたまま漫画に意識を集中した。香奈が受け入れたことを知った宏一は、更に指のは活動範囲を広げていく。香奈の秘唇からはねっとりとした液体が出てきて指の動きをスムースにしていく。
香奈は自然に感じやすい体勢へと移っていく。茂みを下から支えられていることもあって、お尻が更に高く持ち上がっていく。
「気持ち良い?」
宏一が聞いたが、もちろん香奈は何も言わなかった。ただ、香奈がどれだけ感じているかは二人共よく分かっていた。それに、香奈の息はだんだんはっきりと弾んできた。それが分かると、宏一は更にじっくりと香奈を感じさせていく。もちろん、香奈が何も言わない以上、宏一も余計なことは言わない。ゆっくりと幅広く香奈の秘唇の中を掻き回していく。
「・・・うう・・・・んん・・・」
香奈からとうとう喘ぎ声が漏れ始めた。宏一は茂みをすっぽりと包んでいる左手の中指を延ばして秘核の横をクイクイと可愛がりながら、お尻から差し込んだ右手の中指でゆっくりと全体を掻き回す。
「んんんん・・・・・んぁぁぁぁぁ」
とうとう香奈ははっきりと声を上げ始めた。なまじゆっくりとした愛撫なので、快感の持続時間が長く、どうやっても快感を無視できない。
「だいぶ濡れてきたみたいだね」
宏一はポツリと独り言のように言った。香奈はなんと言って良いのか分からずに、ただ快感に耐え、快感に翻弄されていく。更に宏一は中指で可愛がっていた秘唇の中から指を抜くと、秘口の周りを可愛がり始めた。香奈の身体に新しい快感が走り抜けた。
「ああっ、そこはだめっ」
香奈はそう言ったが、その時には既に指は元の位置に戻り、秘唇の中を再びゆっくりと掻き回していた。
「何がダメなのかな?」
「それは・・・・・・そこは・・・・・」
「どこ?」
言えるわけがなかった。香奈は、自分が言えないことを分かっていて宏一がわざと聞いてくるやり方に、宏一は卑怯だと思った。しかし、さっき宏一の視線を感じながら見せつけるだけ見せつけたので、自分にも負い目がある。『何も言わずに宏一さんに甘えた方が良かったのかも?』と思ったが、『洋恵にに置き去りにされて何も言わないし何も反撃しないなんてあり得ない』と思い直した。しかし、自分のやったことに間違いは無いと思っても、快感はどんどん香奈を夢中にしようとする。
宏一は時々スッと指を秘口周りに移し、秘口に指を差し込む振りをしてから直ぐにまた秘唇に戻した。そして、だんだん秘口の周りを可愛がる時間を長くしていった。そしてとうとう、秘唇の周りと入り口だけを可愛がり始めた。時々指を少しだけ入れ、香奈が期待に身体を固くすると指を抜いて秘唇を可愛がる。
「あぁぁぁん」
香奈は落胆の吐息を何度も発した。それでも宏一は秘唇をたっぷり可愛がってから指を飛行へと移動させ、少しだけ指を入れてから直ぐに抜き去る。今度こそはと身体を固くして待っていても、宏一の指は入り口を少しだけ押し開けてから抜かれてしまう。
とうとう香奈は我慢できなくなってきた。そしてはっきりと言った。
「指を・・・入れても良いから」
いつの間にか香奈のお尻は限界まで高く持ち上げられ、宏一に向かって突き出されている。すると宏一はまた聞いてきた。
「どこに?」
そう言いながら、指を再び秘口へと移動させる。
「そこ、そのまま」
「ここに?」
宏一は指を秘口に少しだけ入れ、肉門をわずかにこじ開けた。
「そこっ」
香奈ははっきり言ったのだから、今度こそはと期待に身を固くした。しかし、宏一は更に焦らした。
「入れても良いって事は、入れなくても良いって事じゃ無いのかな?」
「入れても良いからっ」
「入れなくても良いって事だろう?」
そう言いながら秘口の入り口を指で可愛がり、肉門まで出したり入れたりする。香奈はもう我慢できなくなっている。
「そのまま奥までっ、指でしてっ」
「香奈はおまんこに指を入れて欲しくて我慢できません、て言ってごらん?」
「そんなの良いから早く」
「ちゃんと言いなさい」
「いや、言えない。だから早く」
香奈は気が狂いそうだった。それでも宏一はほんの少し肉門を指でこじ開け、そのまま更に少しだけ指を入れ、そして抜いてしまう。
「ああぁぁ、そのまま入れてぇ、そこで抜いちゃいやぁぁ」
「さぁ、香奈はおまんこに指を入れて欲しくて我慢できません、て言いなさい」
「いや」
「指を入れたら、とっても気持ち良いよ。香奈ちゃんもよく知ってるでしょ?」
「それは・・・・だから・・・早く・・・」
「ほら、ここにこれだけ入れて、ここからもう少し入れたら一気に気持ち良くなるよ」
宏一は指を秘口に差し込み、更にその奥の肉門をこじ開けるかのように指を少しだけ入れて焦らす。
「いやぁぁ、そんなこと言わないで。我慢できなくなる」
「俺も早く指を入れたいんだ。早く言いなさい。ほら、ここまでじゃ嫌でしょ?それともまだ我慢する?焦らして欲しい?」
「もう我慢はいや、ああっ、お、お願い、そのまま奥まで入れてぇ」
「こう?」
宏一は更に少しだけ指を入れた。ひと関節ぐらいは肉門に入っている。
「ああんっ、ああっ、ああぁぁん、そのままぁっ、ああんっ、もっと入れてぇっ」
「あ、そうだ。先ずはちゃんと脱がさないとダメだね」
宏一は少し指を入れたのにまた抜いてしまい、香奈のパンツをゆっくりと脱がしてからブラジャーのホックも外した。その間、香奈は気が狂いそうになりながらもじっとしていた。待っているのが猛烈に辛い。半分泣きそうになって言った。
「こんな事、いつも洋恵にしてるの?」
しかし答は香奈の予想外の言葉だった。
「してないよ。香奈ちゃんだけ」
その言葉は香奈に複雑な気持ちを引き起こした。『洋恵にもしたこと無いことをしたんだ』『洋恵にはこんな事しないんだ。大切にしてるんだ』香奈は『言ってしまおうか』と真剣に思い始めた。
すると、宏一は香奈をそのままにして服を脱ぎ始めた。香奈はいよいよ宏一の焦らしが最終段階に入ってきたことを知り、無理やり言わされるのでは無いかと少し怖くなった。しかし、同時に心の奥には徹底的に焦らされて無理に言わされれば壮絶な快感が与えられるだろうと思った。それは香奈の主義には反するが、それだけに今までに感じたことのない凄い快感を与えられそうな気がする。
宏一は全裸になると、お尻を持ち上げたまま四つん這いでじっとしている香奈の後ろに回り、肉棒の先端を秘口に当てた。香奈の身体がビクッと硬くなった。
「さぁ、ちゃんと言えたらおちんちんを入れてあげるよ」
そう言ってほんの少しだけ先端を秘口に差し込んだ。
「あぁっ・・・それはっ」
香奈は指で焦らされるのとは次元の違う肉棒の先端の感触に驚いた。身体が凄く敏感になっている。こんな状態で肉棒を入れられたことなど無かった。おまけに宏一の肉棒は太さも長さも特大サイズだ。今入れられたらどれだけ気持ち良いだろうと思うと嫌がることができない。
「さぁ、香奈はおちんちんを入れて欲しくて我慢できません。早くおちんちんをおまんこに入れて下さい、って言うんだよ」
「そんなこと・・・・・んんんんん・・・・そんな風に焦らさないで。入れるなら直ぐに入れて」
「だめ」
「早く、入れて良いから」
「ダメだよ。香奈ちゃんがおねだりしないと入れてあげない。ほら、入れて欲しいだろ?」
そう言うと宏一は肉棒で少しだけ肉門をこじ開けた。
「ああっ」
それだけで大きな快感が香奈の身体を走り抜ける。そしてまた肉門の入り口に戻った。
「あああああぁっ・・・そんなぁぁ・・・・いや、いや・・・・言うのは嫌」
「言ってごらん。香奈ちゃんの特別な言葉を聞きたいんだ。おねだりを聞かせて」
宏一の声はとても優しい。香奈は『言ってしまおうか』と真剣に考えた。そうすれば、後で洋恵に自慢できる。洋恵は経験していないのだから、これは香奈だけの体験だ。そう考えると香奈は誘惑に負けてしまいそうだ。
宏一は更に焦らすことにした。肉棒の先端を今度は完全に肉門に入れて、そして更に少し入れてから引き抜いたのだ。
「はあうぅぅーーーっ、ああああっ、やあぁぁぁぁ」
香奈は一瞬、宏一が焦らすのを止めて入れてくれたのかと思って喜びの声を上げた。しかし肉棒はゆっくり引き抜かれていく。入れられる快感は我慢できても、引き抜かれる時に弱くなっていく快感には我慢できなかった。香奈はもうどうでも良いと思った。とにかく今は入れて貰えば良いのだ。
「いやぁっ、抜いちゃいやっ、そのまま入れてぇっ」
宏一は先端を肉門に入れたまま言った。
「ちゃんと言ってごらん?」
そう言って先端を肉門の奥に入れたり戻したりする。
「あああ、そのまま、そのままぁっ、入れてぇっ」
「ちゃんと言えないんだ。それじゃ、仕方ないね」
そう言うと宏一は香奈の腰を掴んで肉棒を引き抜こうとした。
「いやあぁっ、言うから、いうからぁっ」
香奈は洋恵にどれだけ焦らされたのか自慢してやれば良いと思った。洋恵がどんな経験をしたのか知らないが、今の自分に比べれば絶対に大したことでは無いと思った。そして香奈は肉棒に屈した。
「香奈はおちんちんが欲しくて我慢できません」
宏一の肉棒がグッと肉門の奥に入ってきた。そして途中で止まった。
「はうぅっ・・・早く、そのままおまんこにおちんちんを入れて下さい」
肉棒がぐぐぐぅっと香奈の中に入ってきた。壮絶な快感だった。全身の毛が逆立つようなもの凄い快感だ。そのまま肉棒は香奈の奥まで一気に入ってくる。香奈はシーツを握り締めて凄まじい快感に耐え、快感を喜んだ。
「気持ち良いぃーーーーっ」
一方宏一は、香奈の中が今までに無くしっかりと締まっていることに驚いていた。これほどの締め付けは初めてだ。もちろん、洋恵に比べればずっと弱いのだが、それでも放出直後でなければ十分出せるくらいの締め付けだ。
「んあああぁぁぁぁぁぁ、すごいぃぃぃーーーっ」
香奈は余りに快感が強いので、直ぐにいってしまうだろうと思った。しかし、宏一はそれを許さなかった。
「香奈ちゃん、まだいっちゃだめだよ。直ぐにいっちゃったらお終いにするからね」
宏一の言葉に香奈は驚いた。宏一は今まではそんな要求をしなかったからだ。
「いやぁぁっ、このまま、このままぁっ」
「まだいっちゃだめ、その代わり、こうしてあげる」
そう言うと宏一は香奈の上体を後ろから引き起こすと、仰け反って突き出された乳房をたっぷりと両手で包んでワシワシと揉み始めた。今まで乳房は放っておかれて敏感になっていたので、香奈の身体に更に大きな快感が吹き上がった。宏一の手は、丁寧に香奈の乳首まで優しく揉み解してくる。
「んあああっ、いやぁぁぁぁぁ、ああぁぁんっ、だめぇぇぇっ」
香奈は上体を捻って逃げだそうとしたが、肉棒が深々と刺さっていて後ろから抱きしめられているので逃げることなどできない。
「そんなにしたらいっちゃうぅっ」
香奈は壮絶な快感の中でいくのを必死に我慢した。



トップ アイコン
トップ


ウォーター