ウォーター

第四百七十五部

 
「そう、私にお礼してるつもりなんです。でも、あくまでもお礼で、親しくなりすぎないようにって釘を刺したんですよ」
宏一は奈緒子の言うことが今一歩理解できなかったが、奈緒子が楽しそうに話しているので深追いはしなかった。しかし、奈緒子は更に続けた。
「三谷さん、心配してるでしょ?夜はどうやって寝るんだろうって」
奈緒子は初めてニヤッと笑った。それはゾクッとするほど色気があった。奈緒子は宏一より年上だが、舞よりも少し上という感じで中学生の母親にしてはかなり若い。思わず宏一の肉棒が反応してしまう。
「大丈夫。安心して。結衣と一緒に寝て下さい。お邪魔はしませんから。私も女ですから、それくらいは分かってます」
「え?それって・・・・・」
「私が隣にいると気になるとは思うけど、それは許して下さいね」
「ええっ?良いんですか?」
「はい、でも、今度は私が隣にいるんですから、結衣と宏一さんがくっついて、それを見ちゃっても覗いたことにはならないですよね。それは良いでしょう??まぁ、これは私から結衣へのお詫びって言うか、私への罰って言うか、そんなところかな?」
そう言うと奈緒子はニッコリ笑った。すごいことを言っている割には、涼しい顔で笑えるところが大人の女性らしいと思った。
さすがに宏一も、この奈緒子の言葉には返す言葉が見つからなかった。本当に、なんと言えば良いのか分からないのだ。奈緒子も年下の宏一をあまり虐めては可愛そうだと思ったらしい。
「まぁ、そう言うことで話も終わりましたから、私はこれから同級生のところに行ってお酒を飲んできます。同級生だと、また愚痴が出るんじゃ無いかなぁ。悪いお酒にならなければ良いんだけど。十時過ぎには帰ってきますからね。それまでには布団に入ってて下さいね。ふふふっ、それじゃ、行ってきまぁす。ごゆっくり。結衣をよろしくね」
そう言うと、奈緒子はリビングにいた結衣に何やら話しかけてから浴衣姿のまま宏一たちのいる離れを出て行った。
すると、直ぐに結衣が来た。
「ねぇ、こっちに来て」
「うん、どうしたんだい?」
宏一がリビングに行くと、結衣は宏一をソファに座らせた。そして直ぐ右隣にぴったりと座って宏一にくっついてくる。
「結衣ちゃん・・・・」
「ママはしばらく戻ってこないよ」
結衣はそう言うと、宏一の手を取って自分の背中に回した。宏一は自然に右手で結衣の肩を抱き寄せると、結衣は直ぐに脇を開けて宏一の手を脇から前に回して軽く抱きしめた。
「うん、10時頃って言ってた。結衣ちゃん、それじゃ俺はこれからお風呂に入るけど、結衣ちゃんも一緒に入る?」
宏一が耳元で囁くと、結衣はコクンと頷いた。結衣はもう心の準備が整っているらしい。
「それじゃ、その前に・・・・・」
そう言うと宏一は結衣をそっと膝の上に倒した。結衣は素直に膝の上に乗ると、じっと宏一を見つめていたが、ゆっくり横になるとそっと目を閉じた。宏一は結衣の首を支えている左手の指で結衣の項を優しく刺激しながらしばらく右手で髪を撫でていた。結衣は完全に安心してぐったりと身体の力を抜いている。
「結衣ちゃん、今日は呼んでくれてありがとう」
「私の方が会いたかったから」
結衣は目をつぶったまま小さな声で言った。
「結衣ちゃんはお母さんが好きなんだね。あんな事があったから喧嘩したのかと思ってたよ」
「見てたこと?もちろん怒ったけど、それでママを嫌いになったりしない」
「そうなんだ。本当に好きなんだね」
「宏一さんこそ、ママが覗いてごめんなさい。あの後、ママは謝ってた、心配だったからって。それは分かってた。だからここに宏一さんを呼びたいなって思ったの」
「それじゃ、前からこの旅行は決まってたの?」
「うん、最初はここじゃ無かったけど、宏一さんを呼ぶならここが良いって」
「そうか、ありがとう。結衣ちゃん、嬉しいよ」
宏一はそう言うと、ゆっくりと結衣にキスをしに言った。結衣は静かに受け入れ、そっと舌を絡めてきた。そのまましばらく二人はキスに時間を掛けた。結衣の可愛らしい舌が宏一の舌にあちこちから絡んでくる。その間に宏一はゆっくりと結衣の浴衣を解いていった。そしてキスが終わったとき、結衣は虹色グラデーションのブラキャミだけの姿になっていた。細身の結衣に似合っている。宏一は更にキスをしながら、ゆっくりと結衣の小さな膨らみを撫で始めた。まだ結衣は何も反応しない。やがてキスを終えると、結衣の目の下には小さな赤い斑点ができていた。経験の少ない少女がその気になったときだけ出るセックスフラッシュという奴だ。色白の結衣だからはっきりと分かる。セックスフラッシュは直ぐにセックスを始めてしまうと見えないので、宏一が見るのは二度目だ。どの子でも出るものではないのか、他には由美でしか見たことは無い。
結衣は静かに下着の上から宏一に胸を触らせていた。カップの中心がわずかに飛び出してくる頃には少し感じ始めたのか、わずかに足が軽く擦り合わされるように動いている。
宏一はゆっくりと結衣を起こし、肩に結衣の頭を寄りかからせると結衣の背中の紐を解き始めた。結衣のブラキャミはフォルム重視なので背中の何度も交差した紐を解かないと脱がすことができない。宏一は結衣の耳を唇で可愛がったり、キスをしたりを繰り返しながら、ゆっくりと時間を掛けて紐を解いていった。もちろん結衣は大人しくしている。
ただ、背中の紐を解くと小さく見えていた胸の谷間が無くなってしまう。だから結衣は宏一に胸をくっつけて谷間が見えないようにしていた。宏一はそんな結衣が可愛らしくて堪らない。
「恥ずかしい?」
結衣はコクンと頷いた。さすがに覚悟はできていても、明るい部屋で脱がされるのは何度やっても恥ずかしいのだ。そこで宏一は紐を解き終わると、今度は結衣の股間へと右手を伸ばしていった。結衣は嫌がらなかったが、またキスを求めてきた。既に熱い息を吐いている。
宏一がブラキャミの裾に手を入れていくと、結衣の足が静かに開いた。紺色のセミビキニのパンツを穿いているようだ。そのままパンツの上から優しく撫で始める。
結衣は全く不思議な子だ。由美のように美しいプロポーションを持つわけでも無く洋恵のようにパンパンに張りつめた乳房や最高の肉壁で宏一の肉棒を喜ばせるわけでも無いのに宏一を強力に引きつける。宏一は腕の中の結衣の平らな秘丘の奥に指を這わせながら、静かに目をつぶっている少女を見下ろしていた。
すると結衣の身体がピクッと反応した。
「ここが感じやすいのかな?」
宏一が同じ場所を指先で優しく探ると再び結衣がピクッと震えた。
「気持ち良い?」
結衣がコクンと頷いた。宏一が同じ場所を何度もゆっくりと刺激し始めると、結衣の小さな口が『あ』と小さく開いた。宏一は最初から強く刺激したりしない。特に結衣のように経験の浅い子なら尚更だ。丁寧に、ゆっくりと時間を掛けて結衣の身体をその気にしていく。
もちろん、今の結衣なら宏一がいきなり全てを脱がせることも可能だろうが、もともと宏一はゆっくりと進めていくのが好きだ。そして女の子が我慢できなくなるほど時間を掛けて焦らし、女の子が恥ずかしそうにおねだりしたくなるほど我慢できなくなるまで盛り上げていくのが最高の愛し方だと思っている。
「あ・・・・あ・・・・・」
結衣の口から小さな声が漏れ始めた。そして結衣の足が更に開かれていく。
「結衣ちゃんの身体、少しずつ気持ち良くなる方法を覚え始めてるんだね」
宏一が敢えて指摘すると、結衣の足は一度キュッと閉じられたが、直ぐにまたゆっくりと開き始めた。そして、宏一の左手で支えられている首を軽く左右に振りながら自分から首筋に当たっている宏一の指を楽しんでいるようだ。
「おっぱいを可愛がって欲しくなったら、結衣ちゃんがカップをずらしておっぱいを見せてね」
宏一がそう言うと結衣はいやいやをした。
「だってほら、俺は両手が塞がってるだろう?結衣ちゃんが協力してくれないと優しくできないよ。だから、おっぱいを可愛がって欲しくなったらおっぱいを見せて。良いね?」
結衣は再びいやいやをしたが、今度のは弱々しかった。
宏一の右手は結衣の股間を更にゆっくりと優しく探検していく。まだパンツの上からなので刺激そのものは弱いが、女の子をその気にさせるには強い刺激は禁物だ。結衣はだんだんはっきりと刺激を受け止めたくなり、自然に足を大きく開いて腰を軽く突き出した格好になってきた。結衣はお臍から秘部に掛けて一度緩やかに凹んでから少しだけ盛り上がっている。この絶妙なカーブは素晴らしいの一言だ。
「ここが気持ち良い?」
宏一がパンツの一点を優しくクリクリと刺激すると、結衣の顎がツンと突き出された。
「これが気持ち良いんだね?」
宏一が念を押すと、結衣はコクンと頷いた。宏一は結衣の感じやすいところを丁寧に刺激しながら、更に強弱を付けて結衣を喜ばせていく。最初は宏一に触らせているだけだった結衣も、いつの間にか自分から足を少し開いて積極的に触られる快感を受け入れ始めた。宏一はだんだん刺激を強くしていく。
そして更に宏一が刺激し続けると、とうとう結衣は自分の手をブラキャミのショルダーストラップに掛けた。
「まだだよ」
宏一は結衣を制した。結衣は思いきって自分から胸を晒そうとしたのに宏一に制されて思わず宏一を見つめた。
「もう少し我慢してごらん。もう少しなら我慢できるよね?」
『我慢できるよね』と言われればできないとは言えない。結衣は仕方なくストラップに掛けた手を引っ込めた。
「良い子だ」
宏一はそう言うと、身体をかがめて結衣にキスをした。結衣は熱い息を弾ませながら熱心に舌を絡めてきた。まるで我慢できなくなっているのを忘れたいかのようだ。しかし、宏一の指は的確に結衣の感じやすい部分を刺激して結衣を追い込んでいく。宏一は結衣の足を更に開くと、指を奥までスライドさせながら結衣をたっぷり感じさせていく。
「宏一さん、まだ?」
今度は結衣の方から聞いてきた。結衣は宏一に言われた通り、我慢できなくなってから思いきってショルダーストラップに手を掛けたのだ。それを制されたので一気にペースが狂ってしまった。そして、今度は早く乳房を愛して欲しくなってきた。しかし宏一は更に過酷な要求を出した。
「良いかい、俺が良いって言ったら、両方のおっぱいを出してね」
結衣の細い目が驚きで一瞬大きく見開かれた。しかし、今の結衣には宏一の要求を拒絶する力は残っていなかった。本心を言えば、結衣だって宏一に股間を触って貰って嬉しいのだ。
「わかった?」
宏一が念を押すと、結衣は力なく頷くしか無かった。
「良い子だ。もうすぐだよ」
宏一はそう言うと、指の動きを一気に大きくした。そして秘口の下から秘核の上まで指での振動を変えながら結衣を喜ばせていく。
「はあぁぁっ、はぁぁっ、はぁっ、うはぁぁぁっ」
結衣の吐息がはっきりと聞こえるようになり、結衣は自分から更に足を開いた。もう、このままパンツの上から可愛がられるのは焦れったくて仕方が無いのだ。
「まだなのぉっ?」
結衣は切羽詰まった声で宏一に言った。もう限界に近いのははっきりしていた。すると宏一の優しい声が響いた。
「いいよ」
結衣は両方のショルダーストラップに手を掛けると、それをお腹までスッと下ろした。結衣の小さな胸の膨らみが二つとも露わになる。横になっているので膨らみの高さは余り分からない可愛らしい膨らみだが、先端は薄い色だがはっきりと形良く頂上に乗っている。
「良い子だ。今度はおっぱいを可愛がってあげるね」
宏一の優しい声が結衣を包むと宏一の右手が股間から乳房の裾野へと移動し、ゆっくりと円を描きながら裾野を探検し始めた。
「はぁぁーーーーーーーーっ」
結衣はいきなり熱い吐息を吐いた。宏一の指先がゆっくりと裾野から乳首へと円を描きながら近づき、そして乳首には触れないまま隣の乳房に移る愛撫に、身体が大きく反応しているのだ。同時に両足はキュッと閉じられて可愛らしく擦り合わされる。
「気持ち良い?焦れったい?」
宏一に聞かれたが、結衣に答えられるはずが無かった。ただ、宏一の指先が乳首に近づくと、明らかに吐息が高まった。宏一は結衣にできるかどうか自信が無かったが、結衣が感じているようなのでおねだりをさせてみることにした。
「結衣ちゃん、『私の乳首を可愛がって』って言ってごらん?そうしたらいっぱい可愛がってあげる」
宏一の中学生には過酷な要求に、結衣は可愛そうなくらい悲しげな顔になり、何度もいやいやをした。それは、恥ずかしいからできないとかプライドが許さないとかの問題では無く、そもそも結衣には全くあり得ない要求だと言うことだ。
しかし、宏一はもう少しだけ試してみることにした。
「女の子の方から言うのは恥ずかしいけど、きちんと伝えられるようになるのも大切だよ。だから、言えるように頑張ってごらん?」
宏一の優しい言葉に結衣は更にいやいやをしたが、宏一の指が乳首ギリギリをゆっくりと通り過ぎると自分から胸を左右に捻ってまで指を乳首に当てようとする。宏一はその結衣の仕草が可愛らしくて仕方なかった。
結衣は宏一の視線が嫌らしい欲望に満ちたものではなく、優しい愛情に溢れた眼差しであることに気が付いていた。そして、その眼差しを信じていた。だから結衣は宏一に言われた言葉を口にした。
「私の乳首を可愛がって」
結衣がその言葉を言い終わった途端、宏一の声が聞こえて指先が乳首に優しく触れた。
「良い子だ。大好きだよ」
乳首はそっと指先に触れただけだったが、その快感は少女の身体の中で吹き上がった。
「あぁーーん」
細身の少女の身体がグッと仰け反り、自ら乳房を突き出す格好になった。宏一の指が更に敏感になった乳首を優しく何度も可愛がる。
「ほうら、気持ち良いだろ?」
宏一の声が聞こえたが、結衣は気持ち良いことよりも自分の口から聞いたことの無い声が出たことに驚いていた。甘えたような艶っぽい声など自分でも聞いたことが無かったからだ。



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