ウォーター

第四百七十九部

 
「そんな特権はいや」
「ダメ、ほらもう一度」
宏一は可愛らしい乳房を揉み寄せながら腰を少し動かした。
「あああぁぁぁぁぁぁぁ、いや、どうしても感じるぅ」
「結衣ちゃんの身体がどんどん大人になっていくって事だよ」
「そう?」
「うん、どんどん上手に感じるようになるね」
「だって、こんなに、されたら、きっと誰だって」
「そう?」
「ああああぁぁぁぁぁぁ、そんなに何度もしないで」
「いや?」
「ううん、いやじゃない」
「それじゃもう一度」
「あああぁぁぁぁぁぁ、ねぇ、見るのはもう良いでしょ?抱いて」
「もう、抱いてなんて中学生が言って良いのかな?」
「その中学生を裸にしてこんな事してる」
「そうだね」
「ああああぁぁぁぁぁぁ」
宏一は膝立ちから上体を結衣の上に被せて正常位に移った。結衣は喜んで宏一に抱きつき、長い両手両足を宏一に絡めてくる。宏一は結衣を抱きしめると、項を舐めながら出没のペースを上げた。
「あっあっあっあっあっあっ」
「もう感じる?」
「めちゃめちゃ感じる」
「それじゃもっとしてあげる」
「されたらいっちゃう」
「いきそうになってきたの?」
結衣はコクンと頷いた。
「教えてくれたんだね。ありがとう。ご褒美だよ」
そう言うと宏一は小さなストロークのまま出没を続けた。
「あああぁ、いきそう、ああ、あぁ、いきそう、あぁぁ、いきそう、あうぅぅっ」
結衣はいきそうな予感をはっきりと告げてからいった。細身の身体がぶるぶるっと震える。
「はぁぁぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」
「いったんだね。良い子だ。気持ち良かった?」
「・・・なんて素敵なの。こんなに・・・」
「何度でもしてあげるからね」
結衣は身体に残る絶頂の余韻にうっとりと身を任せていた。今は宏一と一つになっているという感覚がはっきり分かる。それに宏一に抱かれてから既に何度もいかせてもらっているが、抱かれる度にいく感覚が深く鋭くなっていくような気がする。結衣は身体の奥深くで力強く存在感を放っている肉棒を感じながら、『入れて欲しくて我慢できなくなったらどうしよう』とふと思った。
「気持ち良かった?」
宏一の声が優しく耳元で響いた。結衣はコクッと頷く。
「それじゃ、もう一回いかせてあげる」
宏一はそう言うと、ゆっくりと肉棒を動かし始めた。
「あ・・・また・・・・」
「そうだよ。おちんちんが動き始めたよ。感じる?」
結衣はコクンと頷く。『また気持ち良くなってきた』と思った。
「結衣ちゃん、大好きだよ」
宏一はそう言って結衣の項をたっぷりと舐め始めた。結衣はその言葉が嬉しかったが、なぜか少しわざとらしく感じた。しかし、宏一に抱かれて嬉しいし、安心できるし、気持ち良いのは変わらない。
宏一は結衣が感じ始めるまでゆっくりと肉棒を動かしてから、上下を入れ替えて騎乗位にした。
「あ・あ・あ・あ・ああ・・・・深い・・・」
結衣は挿入の深さに改めて驚いていた。お臍の上まで肉棒が刺さっている。
「ゆっくりと腰を前後に擦り付けて気持ち良くなりなさい」
そう言うと宏一は結衣の両足をきちんと開いて膝で身体をしっかりと支えさせると、前後の運動がしやすいようにした。結衣は言われたとおりにしたが、まだ動きがぎこちない。深く刺さっている肉棒が動きを邪魔しているのだ。
「上手く動けない」
「大丈夫。結衣ちゃんの身体がゆっくり教えてくれるからね。急がないで」
「私の身体が?」
「そうだよ。感じやすいように腰を動かせば自然と上手になるよ」
「ああぁぁ・・・・・でも、こんなに深いと・・・」
結衣は宏一に言われた通りにしようとしたが、刺さっている肉棒の先端が無理やり肉壁を押し伸ばしているのか、体重を掛けると少し痛い。だから身体が教えてくれるというのがよく分からない。それでもゆっくりと腰を動かしているとだんだん結衣は気持ち良くなってきた。腰を少しでも動かすと宏一の腰と擦れている入り口から快感が湧き上がってくる。結衣の動きはまだほんの小さなものだったが、宏一は敢えて大きく動くようには言わなかった。
「気持ち良い?」
宏一が聞くと結衣はコクンと頷いた。スラリとした身体に小さな乳房が可愛らしい。しかし、宏一はこのままでは満足しなかった。もっと結衣には徹底的な開発が必要だと思った。
「それじゃ、このままベッドに行こうか」
結衣はニッコリ笑うとコクンと頷く。宏一は起き上がると、結衣をお姫様抱っこにしてベッドへと向かった。結衣はベッドに運ばれる間、ふとこうやって抱き上げられるのは何回目だろうと思った。今ではもう普通のことのように感じるが、実は同級生の間でお姫様抱っこしてもらう子は少ないことを知っていたからだ。
結衣は学校で知恵を巡らせ、比較的仲の良い子にこう聞いてみたのだ。『お姫様抱っこって、恋人同士だけで言う言葉なの?』と。もちろんピンときた友達は結衣が彼に抱かれたのだと思って話が盛り上がったのだが、結衣は親と写真を整理していて親が良くお姫様抱っこしたのだと良いわけしてその場をやり過ごしたのだ。そうやって結衣は話題をお姫様抱っこにすることで同級生のお姫様抱っこ事情を探ったのだ。
すると、既に経験している子は何人かいたが、お姫様抱っこして貰った同級生は誰もいないことを知った。理由は簡単で、ゆっくりと広い場所で抱かれることがほぼ無いから、だった。たいていは自分か彼の部屋ですることになるが、一つの部屋とベッドだけだとお姫様抱っこされる機会がほとんど無いのだ。同級生は『結衣みたいに軽ければ簡単にしてもらえるけど、そんな子は少ないから』と言って笑った。
結衣は宏一に抱かれて浴室を出ると、真っ直ぐベッドルームに向かおうとする宏一に言った。
「脱いだ服を持って行かなきゃ」
「そうだね、お母さんに見られたら恥ずかしいものね」
宏一はそう言うと、リビングのソファに結衣を抱いていった。
「下ろして」
結衣はそう言って下ろして貰うと、周りに脱ぎ散らかされた浴衣や下着を宏一の分まで集めると、それを持ったままベッドルームに入った。
「結衣ちゃん、ちょっと喉が渇いたけど、何か飲む?」
宏一が聞くと、結衣はニッコリ笑った。
「オレンジジュースある?」
結衣は先ほどの会話を覚えていたのだ。そこで宏一は冷蔵庫からオレンジジュースと缶ビールを取り出し、自分はビールを飲むことにした。ベッドに戻ると、結衣は裸の上に浴衣だけ着ていた。そこで宏一も浴衣だけを羽織って二人でベッドに座る。結衣にオレンジジュースを渡して自分は缶ビールを開けると結衣に聞いてみた。
「さっきキスしたとき、お酒臭くなかった?」
「ちょっとお酒の臭いはしたけど、それほどじゃ無かった」
「良かった。お酒はこれまでにしておくね」
「きっと、後でママが帰ってきたら宏一さんと飲みたいって言うと思う」
「帰ってきてから?それじゃ、時間はだいぶ遅くなるね」
「うん、ママたちは遅い時間に飲んだりするから」
結衣が言うには、奈緒子は夜中に帰ってきてからお酒とつまみを準備して夜遅くまで飲むことがあるのだという。元々は夫婦で飲んでいたのだが、今は奈緒子一人で飲んだりするらしい。結衣は奈緒子の身体が心配だったが、それほどたくさん飲んでいるわけでは無さそうなので、黙って見ているのだそうだ。もちろん宏一は誘われれば一緒に飲むが、奈緒子が一人でも酒を飲むというのがちょっと不思議だった。きっとストレスの多い仕事なのだろうと予想した。
「後でママに誘われたら、少し一緒に飲んであげてね」
「そうだね。きっと奈緒子さんが帰ってきたときには結衣ちゃんとベッドにいると思うけど」
結衣はふふっと可愛らしく笑うと、小さな声で言った。
「きっとまだ裸ね」
「そうだね。結衣ちゃんが声を出してるかも知れないよ?」
「声を?」
「そう。結衣ちゃんの声は透き通ってるから良く通るよね」
「そう?」
結衣は宏一の言う意味を悟ると、真っ赤になって下を向いた。
「声なんて出さない」
「そう?我慢できる?」
「・・・・わかんない。宏一さんに色々教えて貰ったから・・・」
「結衣ちゃん、自分がどんな声を出してるか、知ってる?」
「え?・・・・・・わかんない・・・・」
「そうだよね。意識なんてしてないものね。それじゃ、少し自分の声に意識を向けていてね。どんな声を出してるのか・・・」
「・・・・・・・・」
結衣は『そんなに声のことばかり言わないで』と思って黙り込んだ。結衣自身はそれほど声を出していると思っていなかったのだ。しかし、それが間違っていることを直ぐに思い知ることになった。
宏一は結衣を抱き寄せると、浴衣の上からゆっくりと可愛らしい乳房を撫で回し始めた。しかし、まだ乳房の周りだけだ。結衣はじっとしたまま何も言わない。宏一の手は優しく乳房の周りを撫でている。結衣は乳房から沸き上がってくる感覚に下を向いた。
「感じてきた?」
「・・・・・・・・・」
宏一はわざと乳首を避けて愛撫している。今まではどちらかと言うと乳首を積極的に可愛がることで乳首の感覚を開発してきたのだが、ここにきて乳首を焦らし始めたのだ。しかし、先程まで結衣は乳房を可愛がられて肉棒を身体の奥深くに受け入れていたのだ。まだ身体にはその時の感覚がうっすらと残っているのか、身体はどんどん敏感になっていく。
「感じてきたら声を出して良いんだよ」
宏一は結衣の細い首筋を唇で可愛がり始めた。
「んんっ・・・・んっ・・・・はぁぁぁぁぁ」
結衣は思わず首筋を伸ばして宏一の唇で可愛がられるのを受け入れてしまった。
「そうだよ、良い子だ。そうやって感じてごらん」
「・・・・・・・・・・・」
「声は出さないの?」
「・・・・・・出さない」
「そう」
結衣は宏一に何か言われるかと思ったが、宏一は何も言わなかった。宏一の息が掛かる首筋が焦れったくて気持ち良い。時々唇で首筋を舐め回すように可愛がられると強く感じるので声が出そうになる。
「結衣ちゃんは感じやすくなったね」
「・・・・・・そんなことない・・・」
結衣はやっとそれだけ言ったが、声が上擦りそうだ。
「そう?」
宏一は再度唇でなぞるように首筋を可愛がった。
「んんっ、んんん、んーっ」
「ほら、声が出そうになってる」
「・・・・・・・・・・・」
結衣は卑怯だと思った。首筋だけでも気持ち良いのに、乳房を撫でられながらなのだ。両方は絶対反則だと思った。それに、乳房の感覚がどんどん焦れったくなってくる。早く宏一が浴衣を脱がしてくれないかと思ったが、宏一の手は残酷に単調な愛撫を続けている。
「このままなの?」
「ん?感じてきたのかな?早く裸にして欲しい?」
そう言われては素直に『うん』とは言えない。結衣は黙り込んでしまった。しかし、それこそ宏一の狙っていることだった。
「早く裸にしてって言ってごらん?」
宏一はそう言って結衣がわざと何も言えないようにしておいてから、結衣の浴衣の襟を少し開いて両方の乳房の間をそっとなぞった。
「んっ」
「感じやすくなったね」
「・・・・・・・・・」
「大丈夫。もっともっと感じさせてあげる」
宏一はそう言うと、ゆっくりと浴衣を大きく左右に開いていった。結衣の細身の上半身が露わになってくる。結衣は、『さっきまでお風呂であんなに激しいことをしていたのに、今更こんな焦れったいことをするなんて』と思った。さっきは肉棒の太さと長さや硬さをたっぷりと身体に教え込まれたのに、今になってこんな単純な愛撫はずるいと思った。
宏一は結衣の上半身に舐め回すように視線をはわせながら結衣の乳房の周りに左右の指先をゆっくりと這わせていく。
「ん・・んん・・・・・んっ」
「どうしても声が出ちゃうよね」
「・・・・・・・・・・・・」
結衣は声とも吐息とも言えない声なのに、はっきりと指摘されて戸惑った。これを声だと言われると、呼吸すらできなくなる。それでも結衣は声を出すまいと必死に声を堪えた。
結衣が声を我慢することに意識を集中しているので宏一はたっぷりと結衣の上半身の裸を楽しむことができた。結衣の乳房はもともと小さいので、横になっても潰れたりはしないほど固いが、やはり起き上がっているときの方が横になっているときより膨らみがはっきりとしていて美しい。
それに、結衣の乳首は形良くポツッと飛び出していて洋恵のよりも、どちらかと言うと由美の乳首に近い。ただ由美のよりは少し子供っぽい感じで小さめだし色も少し薄い。宏一は『この可愛い乳首の感覚をどれだけ開発できるかな?』と思いながら指を這わせていた。



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