ウォーター

第四百九十六部

 
「んあああぁぁぁぁぁぁぁぁ」
結衣は壮絶な快感を貪りながら、とにかく気持ち良いとしか分からなかった。
すると、宏一の頭が離れようとした。しかし、結衣は足に更に力を込めてそれを許さなかった。
「まだっ」
結衣は宏一の頭を更にグイッと押し付けてゴシゴシと秘部を上下させる。宏一は結衣の細い太股が固くなって動かないことに驚いた。頭を全く動かすことができないのだ。
「んああぁぁぁぁぁぁぁぁ」
結衣はもう夢中だ。こうなっては、中途半端で終わりにするより先ず満足することの方が大切だ。結衣は更に快感を貪っている。とにかく気持ち良い。結衣は身体が満足するまで腰を動かし続けた。
やがて快感を欲しいだけ貪った結衣は、やっと宏一の頭を抑えていた手を離した。同時に首に巻き付いていた足の力も抜けた。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・」
結衣は息を弾ませながら、今自分に起こったことに唖然としていた。宏一が舌の先で秘核を舐め始めたのは覚えている。しかし、そこから後は焦れったかっただけでよく覚えていない。
ただ、自分がはっきりと『まだっ』と言って宏一の頭を秘部に押し付け直したのははっきり覚えていた。『あんなことするなんて・・・・・、いくら我慢できないからって、あんな事・・・』今までは性の喜びを求める自分を大人の女だと思って受け入れていた結衣だったが、さすがに今の出来事はショックだった。『あんなことしたなんて・・・・・・』まさか自分があれほど快感を欲しがるとは思ってもみなかった。宏一に舐められても上手に感じられると思っていたのだ。声を上げて仰け反って、更に宏一が優しく舐めてくれて・・・・。しかし、現実に起こったことは結衣の許容範囲を遥かに超えていた。余りの出来事に結衣は放心状態だったが、やがて猛烈に違う感情がわき上がってきた。
「う・・ううう・・・・ううぅ・・・・」
結衣は静かに泣き始めた。まだ大の字になって足を広げたままだ。まだ宏一は股間にいたが、結衣が泣き始めたことは分かった。宏一は起き上がると結衣に添い寝をして、そっと結衣を抱きしめて髪を優しく撫で始めた。結衣は全く反応せずに宏一に抱かれたまま、静かに泣き続けた。
結衣は泣いていたが、心のどこかで冷静に自分を見ていた。『私、どうして泣いてるんだろう?悲しいの?悲しいことなんて何も無いのに。きっと少しすれば落ち着くかな・・・』と思っていた。ただ、宏一に抱かれて髪を撫でられているのが心地よく、泣いている自分が落ち着くのを静かに待っていた。
宏一は結衣が泣いているが抱いても嫌がらないので嫌われているのでは無いことは分かっていた。だから特に心配はしていなかったが、結衣が泣き止んでから何を言うのかだけが気になっていた。
少しすると結衣がだんだん落ち着いてきた。真っ赤な目で宏一を見つめてくる。
「どう?少し落ち着いた?」
結衣はコクンと頷いた。
「急に泣き出したから驚いたよ」
「・・・・・・・よく分からなくて・・・」
「もうだいじょうぶ?」
結衣は再びコクンと頷いた。
「それじゃ、もう少しこうして居ようか」
結衣がコクンと頷いた。この時の結衣はほとんど感情も元に戻っており、だいぶ落ち着いていた。結衣は宏一の顔に押し付けて貪ったのを後悔して泣いたわけでも悲しくて泣いたわけでも無かった。ただ、激情と言えるほど強い感情で快感を欲しがったことに驚いただけだった。また身体の奥には少し喜びの火種が残っていたが、結衣は再び宏一に身体を任せることにして身体の力を抜いた。
宏一はいつの間にか結衣の身体が柔らかくなっていることに気が付いた。どうやら抱かれているのを嫌がっている雰囲気ではなかった。結衣がそう言うことなら、宏一がするべき事は決まっていた。優しく時間を掛けてキスをすると、最初は余り反応しなかったが、だんだんしっかりと舌を絡めてくるようになった。結衣の身体のスイッチも入ったのだ。
「さっきの続きをするよ?」
「まだするの?」
「うん、もう少し時間があるからね。いい?」
結衣はコクンと頷いた。
「でも、あんまり焦らさないでね」
結衣は少しだけ遠慮がちに言った。
「大丈夫。任せて」
宏一は再び結衣の股間に移動して舐め上げる体勢を作った。宏一はこのような場合、女の子が辛い記憶や失敗した記憶を作らないように、きちんとセックスがうまくいくように終わりまで仕上げるようにしていた。だから、焦らさないで直ぐに結衣の秘部を優しく舐め始め、同時に乳房も可愛がり始めた。
「あああぁぁ、ああぁぁ、あああぁぁぁぁぁ」
結衣の声が小さく部屋の中に響いた。宏一は結衣の足をM字にして膝を胸の脇に押し上げ、秘唇の周りが綺麗に口元に差し出される体勢を作って優しく舐め続けた。更に結衣の両手を取って自分の頭を押さえさせる。
「こんな事またさせるなんて、ああぁぁぁぁ、でも気持ち良い」
結衣は宏一が先ほどと同じようなことをさせたことに少し驚いたが、失敗したところからやり直すのだと思って素直にその通りにした。
宏一の頭を押し付けるのは確かに気持ち良い。結衣は宏一の頭を押し付けながら、『ふふふ、今、私がこんな事してるってママが知ったらびっくりするだろうな。あれだけきちんと約束したのに、私がもっとエッチなことしてるんだもの。でも、宏一さんに優しくしてもらったみたいだから分かってるかも知れない。ママは必死に隠してたけど、さっきはとっても嬉しそうだったもの。あんなママ見たの初めて』と思った。
リラックスして舐められたからか、結衣はゆっくりと駆け上がっていく。しかし、今度の結衣はこのまま駆け上がるつもりはなかった。
「ああぁぁん、気持ち良いのは分かったからぁ、ああぁ、ねぇ、だから、だからこっちに来て」
結衣はそう言って宏一の頭を持ち上げた。宏一は結衣の股間から顔を上げて結衣を見た。すると結衣は下を向いて宏一に言った。
「ねぇ、こっちに来て」
「このままいきたくないの?」
「今はこっちに来て、ね?お願い」
結衣がそう言うので、宏一は起き上がるとそのまま結衣の上に重なるようにして正常位へと移って行った。すると、結衣はしっかりと足を開いて膝を持ち上げ、宏一の肉棒を迎え入れる体勢に入った。
「入れて欲しいの?」
宏一が聞くと、結衣はコクンと頷いた。
「おねだりしないとだめ?」
「ううん、さっきしたからいいよ」
宏一はそう言うと肉棒を差し込んでいく。すると結衣は上手に位置を合わせてスムースに肉棒を飲み込んでいった。
「はぁぁぁぁぁぁぁぁっ・・・・・来た・・・・・そのまま」
「上手になったね。ほうら、これくらい入れれば良いかな?」
宏一は結衣の行き止まりまでゆっくりと肉棒を進めていく。
「あああぁぁぁぁぁ、いきなりこんなに奥まで」
「そうだよ。結衣ちゃんが欲しがったんだ。そうだろ?」
「そう、欲しかったの。あぁぁぁぁ、やっぱり凄い。ねぇ、どうしてこんなに感じるの?」
「しばらく時間を空けたから、感覚もリセットされてるし、結衣ちゃんのおまんこもリセットされたんだよ」
「わたしのも?」
「そう、ずっと入ってるとおちんちんの形に合わせて中が動くからね。それが抜かれるとまた元に戻るんだ」
「そうなんだ・・・・・私の中ってそうなってるんだ」
「そうだよ。ほら」
「ああん、話してるのに中で動かさないで」
「いや?」
「ああんっ、いやじゃ無いけど話せなくなる」
「話せなくなりたい?」
「それは・・・・・・・・ああん、宏一さんて嫌らしい」
「言わないだけの結衣ちゃんはどうなの?」
「言わなければ良いの。セーフ」
「それじゃ、じっとしてるほうが良いの?」
「じっとしてるって・・・・・・・」
「ほうら、結衣ちゃんの中が動き始めたよ。分かる?」
「ああぁ、何か変な感じが・・・・・これがそうなの?」
「感じてきた?」
「感じてきた・・・・・ああぁぁぁ、じっとしてるのは嫌」
結衣は身体の奥から沸き上がる感覚に身体を任せた。宏一は結衣の両手を上に上げて優しく乳房を揉み回しながらゆっくりと動き始める。同時にゆっくりと肉棒を出し入れして結衣に全身で喜びを感じさせる。
「ああぁぁぁぁぁ、こんな素敵なこと、ああああぁぁぁ、身体が溶けてくみたい」
結衣は愛される感覚を身体に刻みつけていく。宏一の視線が恥ずかしいのか、軽く横を向いたまま乳房を揉まれている結衣の項を宏一はたっぷりと舐め回した。
「んんんんん、んあぁぁ、だめ、あんまりしたらいっちゃう」
「うん、このままが良いのかな?」
「身体が、ああぁぁ、もっと欲しがって、ああん、いやぁ」
「もっと欲しくなったら言ってね」
「またおねだりさせるつもり?」
「ううん、今度はもうさせない」
「それなら、それならして」
「うん」
宏一は肉棒の出没を少し早くした。途端に結衣が反応する。
「んああぁぁぁぁぁ、やっぱりこれがぁ、ああぁぁぁっ、これ、ああぁっ」
結衣は軽く仰け反って可愛らしい乳房を突き上げ、膝を引きつけて足を全開にして宏一に最大限愛されようとした。仰け反っていると乳房の膨らみはかなり緩やかで先端にちょこんと乗った乳首が可愛らしい。宏一は両手で優しく乳首を可愛がりながら出没を繰り返した。
結衣は身体を投げ出して宏一に全身を愛されながら、少しずつ頂上に登っていく自分を感じていた。自分で声を上げていたが、まるで他の人の声のようだと思った。しかし、だんだんと快感が強くなってくる。
「結衣ちゃんの中がだんだん締まってきたよ。おちんちんを締め付けてるんだ。俺も気持ち良くなってきたよ」
宏一の声で、自分の肉壁がだんだん肉棒をしっかり締め付けるから快感が強くなるのだと気が付いた。そしてふと『男の人に愛されてる最中に他のこと考えるってこう言うこと?』と思った。
しかし、他のことを考えていてもだんだん快感が強くなってくる。
「ああぁ、だんだん我慢できなくなってきた。どうすれば良いの?」
「いく準備をするんだよ。人によって一番気持ち良いいき方って言うのがあるんだ。結衣ちゃんもそれを見つけるんだよ。自分で探してごらん?」
「そんなこと言われても、ああぁ、だめぇ、いっちゃいそう」
「自分で見つけるんだよ。このままじっとしてても良いよ」
宏一は乳房を可愛がっていた両手を離し、結衣がいく瞬間をしっかりと目に焼き付けようとした。
「ああぁぁぁ、そんなこと言わないで、ああぁっ、ああっ」
もうギリギリまで来ていた結衣にはゆっくり考える時間など無かった。ただ、乳房を可愛がられていた手が無くなったことだけは分かった。だから今までの体験に従って結衣はそれを補った。それが引き金になった。
「はうぅぅーーーーーーっ」
結衣は両手で乳房を握り締め、指先で乳首を挟んだまま仰け反って絶頂した。頭の中が真っ白になり、快感が全ての感覚を流し去った。その姿は息を飲むほど妖艶で美しかった。
「ううーーーーーーーっ、はうっ・・・・・ううっ・・・・・ううっ・・・・」
結衣は乳房を握り締めたまま、更に何度か小さくいった。その度に頭の中に電流が走り抜けた。結衣は『気持ち良かった』と『おっぱいを揉むのを宏一に見られた』という二つの想いの中で最高の快感の後の余韻に浸っていた。
宏一は結衣が言われたのでは無く自分の意思で乳房を揉んで絶頂する瞬間をしっかりと目に焼き付けた。『凄い、中学生でもこんな事するんだ』と思った。もちろん宏一がたっぷり開発した洋恵なら宏一が一言言えばするし、由美は何度も自分から乳房を揉んで絶頂したのを見ている。しかし、まだ経験の浅い結衣が自分から乳房を揉み絞って仰け反り絶頂する姿は衝撃的だったし、美しいと思った。そして、肉棒を股間に差し込まれたまま大の字になって横を向いて息を弾ませている少女が心から愛しかった。『結衣ちゃんは本当に手と足が長いな』と思った。
結衣は宏一が自分を見下ろしているのがよく分かっていた。もちろん自分が凄い格好をしているのは良く分かっていたが、今はとにかく身体が怠い。手を動かすのさえ怠くて指がまだ時折ピクピクと動いているのを不思議そうに見ていた。もちろんまだ肉棒がしっかりと刺さっているのは感じていたが、今は快感もないし、宏一との一体感も弱くなっていた。
だから結衣は完全に満足していて、これで宏一が肉棒を抜けば終わりだと思った。
しかし、宏一は違っていた。肉壁に扱かれた肉棒はだいぶ良くなっていたし、少女が無防備に快感を貪って絶頂する姿を見せられ、この少女の中に放ちたいという欲望が急速に湧き上がってきた。
だから宏一は結衣の上に覆い被さると、再び出没を再開した。しかし結衣はそれをはっきりと嫌がった。
「いやっ、だめっ、抜いて、止めてっ、もうダメっ」
結衣は身体を捻って逃げだそうとした。
「どうしたの結衣ちゃん?もう一回するよ」
「いやっ、もうできないっ、早く抜いてっ」
結衣は本当にもう無理だと思っていた。今でさえ身体が怠くて嫌がるのも全力なのだ。これ以上されたら帰れなくなりそうだった。
宏一は結衣が本気で嫌がっていることをしぶしぶ理解した。
「わかった。ごめんね」
宏一が極大まで力強くそそり立った肉棒を抜き去ると、結衣は足を閉じて横向きになった。もう挿入を許さないという結衣の意思の表れだった。宏一は結衣の気持ちを理解すると、横に寄り添って結衣を引き寄せた。結衣は自然に宏一の腕の中に入ると、宏一の胸に顔を埋めた。


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