「いつも終わってからお口でするの？」
と言うと、少し恥ずかしそうに、
「いつもは二人とも良くはなっても最後までいかないから、私が
手と口で出して上げるの」
と小さな声で言った。
「あんまり彼にしてもらわないの？」
「私から言った事なんてほとんど無いわ。いつも彼の言うとおり
だから。良く覚えてないけど、たぶん、あんな事言ったの初めて」
有紀が床に横座りしてベッドに両手を載せているので胸の膨らみ
がいかに飛び出しているかがよく分かる。
きゅっと締まった腰と張り出した尻を見ていると、宏一の中に再
び力がみなぎる。ゆっくりと近づいて、有紀の顔の後ろから肉棒
で有紀の頬の辺りを撫でながら、
「有紀ちゃんのお口はとっても気持ちいいね。またして欲しくなっ
ちゃった」
と言うと、
「え？ああ、もうこんなに・・・」
とだけ答えて再び肉棒をほおばった。慣れているので口の中で有
紀の舌が絡み、とても気持ち良い。口の中で再び充分な硬さにな
ると肉棒を抜き、そのまま有紀の後ろに回って肉棒の先端でうな
じから背中を撫でていく。
「あ、こんなこと・・・、んんっ、ああん」
「少し足を開いて腰を浮かせてごらん」
そう言いながら、ゆっくりと肉棒で腰の辺りから、尻の方へと撫
でる位置を変え、最後に尻から秘核の方へ差し込んでいく。
「アアッ、アーッ、またするの？アン、アン、また入り口で・・、
はあッ、いましたばかりなのに、はっ、そこ、そこから・・、入
れて・・」
宏一が少し有紀の腰を持ち上げて肉棒を後ろから少しずつ沈めて
いくと、
「くぅぅぅぅっ、後ろからなのに、こんなに奥までぇ」
と、有紀の方からも腰を沈めてくる。後ろから手を回して乳房を
下から揉み上げると、有紀は体を動かせないままじっと宏一の与
えてくれる快感を信じて声を上げる。硬さも残る乳房は両手で支
えても先端にやっと指が届くほど長さがある。
「さあ、言ってごらん、このまま最後までいきたいの？もっと他
の入れ方がいいの？」
ゆるゆると腰を動かし、両手で有紀の乳房を楽しみながら、うな
じに舌を這わせて有紀からおねだりの言葉を引き出す。
「はううぅ、これも、ああっ、素敵だけど、夢中になれない、三
谷さん、ベッドでして、三谷さんが見えない。早くぅ、早くベッ
ドで、もう我慢できないの、早くしないと、このままいっちゃう
からぁ、早くぅ」
有紀の腰は少しずつ左右に動き始め、暴走しそうになっているの
がよく分かる。
「じゃあ、ベッドに上がるから、上からおいで、いいね」
そう言うと、宏一は肉棒を抜いてベッドで有紀を待った。
「上はあんまりしたこと無いの。上手くできないかも知れない」
そう言いながらも有紀は宏一の上に上がり、肉棒に手を添えて自
分の中に導く。直前まで挿入していたので、比較的簡単に肉棒は
入ったが、有紀はそのまま上手く動けずに腰をもじもじと動かす
だけだ。
「ああーーっ、これ、深いッ、突き抜けちゃウッ、アアン、何と
かしてぇ」
「身体をこっちに倒してごらん。両手をここについて、そう、そ
うしてゆっくりと腰を前後に動かすんだ。好きなように動いてご
らん」
「あ、いい、これいい、アン、こんなの、いいのぉ」
有紀はゆっくりと宏一の上で動き始める。目の前で有紀の乳房が
揺れている。
「もう少し両手を開いてごらん」
有紀がその通りにすると、有紀の身体が少し下がったので乳首が
宏一の胸を擦るようになった。
「アアッ、これ素敵、アアン、三谷さん、いいわ、これいい。感
じるの、全部、あうん、はう、ウウン、いいっ」
有紀は夢中で宏一の上で新しい世界にのめり込んでいく。しかし、
有紀だけの動きでは最後まではたどり着けず、だんだん動きが鈍
くなってきた。
「ああ、もっとしたいのにぃ、はぁ、はあん、だるくて、アン、
もう少しぃ」
今まで目の前で有紀の乳房が揺れるのを楽しんでいた宏一は、最
後はこのまま一気に導くことにした。両手で乳房を揉み上げ、仰
け反らせて帆掛け船の形にしてから腰を動かしてスパートをかけ
る。
「両手を後ろに伸ばして俺の足を掴んでごらん。いいかい、いく
よ」
そう言うと、有紀を載せたまま腰を上下にバウンドさせる。
「はあーーーっ、うううーーーっ、これ、いくぅーーーっ」
仰け反った有紀を見上げた姿は絶品だった。有紀のプロポーショ
ンが最高の姿で宏一の前に現れる。大きく仰け反っているので、
茂みの奥の秘唇に包まれて出入りしている肉棒までよく見える。
最後の瞬間、一度有紀の腰をグッと引きつけて一番奥まで貫き、
有紀の身体が硬直するのを確かめてから乳首を人差し指と中指で
挟みながら乳房を握ってやる。
「んんんーーーっ、んーーーーーっ」
言葉にならない最高の絶頂を迎えて、有紀の中は宏一の肉棒をしっ
かりと締め付けた。
絶頂が過ぎると、有紀は宏一の腕の中に崩れてきた。
「ありがとう、三谷さん、これで・・・忘れられる・・・」
そう言うと、宏一の胸に頬を擦り付けてきた。そのまましばらく
宏一は有紀の髪を撫でながら、どうして宏一自身はいかなかった
のか考えていた。
有紀の中は少し緩かったが、入り口の締め付けは絶品だった。あ
れだけしたのだから、当然放出してもいいはずだった。確かに気
持ち良かったが、それ以上の何かがなかったような気がした。し
かし、何が足りなかったのかは分からなかった。
しばらく宏一に抱かれて息を整えていた有紀は、少しすると甘え
るように宏一の胸に甘えてきた。
「三谷さんは終わらなかったのね。私を感じさせるばっかりで三
谷さんは楽しめなかった？」
「違うんだ。こんな綺麗な子とセックスして感じないわけ無いじゃ
ない。多分、調子が少し良くないのかもね」
「私は三谷さんにしてもらうばかりで。ごめんなさい」
「何言ってるの。そんなんじゃないよ」
「多分、身体じゃなくて、心の調子が良くないのよ。三谷さんの
分まで私がもらっちゃったから」
「そんなこと無いと思うけどな。有紀さんみたいな綺麗な身体、
初めて見たよ」
「ありがとう。だから今、私は凄く元気よ。少し疲れたけど、心
は元気満々。どれだけ元気になったか教えて上げる」
有紀はそう言うと、ベッドサイドの電話に手を伸ばした。
いくつかボタンを押すと、有紀は宏一などいないかのように話
し始めた。
「ああ、私。帰ってたの？そう、私はもうだいぶ前にもどってた
わ。楽しかった？・・・ふふ、そう、あの人と一緒よ。今もいる
のよ、ここに」
宏一の左側にいた有紀は左を向いて宏一に背を向けると宏一に背
中を押しつけてきた。そして、片手で宏一の右手を掴むと身体越
しに右の乳房にあてがう。
「うん、もうだいぶ・・・・、え？・・・そう？聞こえちゃった
の？そんなに大きな声だった？」
宏一は片手だけではなく、有紀の首の下から左手を差し込み、左
の乳房も可愛がってやる。
「康司は知ってるの？・・・何て言ってた？・・・そう・・・、
美樹は康司にしてもらったの？・・・・ん・・・あん・・・ごめ
ん・・・それで？・・・ああん」
どうやら有紀は彼の相手の女性と話をしているらしい。宏一の愛
撫に有紀の身体が再び反応を始める。
「・・・・アアン・・・そうよ、言ったでしょ、今もここにいる
の・・・はあッ、うう、う、ああっ、三谷さん、そんなにしたら
話せない、・・・あん」
そう言いながらも有紀は宏一の手をしっかりと乳房にあてがい、
腰を動かして肉棒を刺激する。
「・・・そんなの、お互い様じゃないの。でも、もういいの、ア
アッ、ごめん、ちょっと感じてきたから・・・ダメ、我慢できな
くなるぅ、・・・・怒らないでよ・・・美樹もしてもらえば？そ
こにいるんでしょ？」
宏一は肉棒が再び大きくなってきたので、美樹の右足を持ち上げ
ると横の体勢のままでゆっくりと有紀の秘唇にあてがい、少しず
つ挿入していった。
「あああ、ダメ、まだ入っちゃ、・・・あ、あああ、ああう、
アーッ、そんなに入れないでぇ、話ができないぃ・・・アン、
アン、アアッ、いいっ、深いの、美樹、突き抜けるぅ」
宏一は、この体勢でのみ余裕を持ってできることを有紀にしてやっ
た。右の乳房を放すと有紀の茂みに指を這わせ、秘核をゆっくり
と可愛がりながら出没運動も与える。
「アーーーッ、三谷さん、電話を切らせて、あう、あううん、イ
イッ、もっとぉ」
有紀は受話器を持った手を思い切り伸ばし、どうにかフックにお
くと、そのまま手を自分の乳房に手を当てた。
「あん、あん、あん、これッ、くうっ、あーーーっ」
有紀は一気にのめり込んでいく。このまま最後までいくかと思わ
れたが、宏一が出没運動を大きくし、有紀も腰を大きく使ったの
で肉棒が一度抜けてしまう。すると、有紀はくるっと宏一の方を
向くと、宏一を抱きしめて上に導いた。
そして、しっかり宏一を抱きしめたまま肉棒を再び受け入れ、一
気に腰を使う。宏一自身はほとんど動く必要がないほど激しい腰
の使い方だった。
「アアッ、三谷さん、このまま、このままよ、もうすぐ、いっちゃ
うから、んっ、んっ、最高ッ、あーーっ」
有紀は激しく腰を動かしながら、最後にグッと突き上げたまま硬
直した。宏一の身体が少し持ち上がったくらい激しい動きだった。
しばらくして宏一が離れると、有紀は、
「三谷さん、ありがとう。忘れない。今日のことは」
と、宏一を見つめながら言った。その顔は少し汗を掻いていたが
スッキリとした表情だった。しばらく宏一は有紀を抱いていたが、
やがてベッドから降りると服を着始めた。このまま泊まっていっ
ても有紀は何も言わない、いや、喜んで泊めてくれたかも知れな
かったが、何か自分の役目は終わったような気がしたのだ。
「帰るの？」
「うん、その方が良いと思って」
「私ならどっちでもいいのよ」
「うん、ありがとう。泊まって行きたい気もするけど、なんか帰っ
た方が良いような気がする。でも、有紀さんがもう少し俺にいて
欲しければ喜んで泊まって行くよ。別に帰っても誰が待っている
わけじゃないし」
「心配してくれるのね。嬉しいわ。・・・でも、私、これから一
人になってみたいの」
「分かった。これ、俺の名刺。東京に来ることがあったらいつで
も連絡して」
「ありがとう。一度東京に行って三谷さんに報告しなきゃね」
「待ってるよ」
宏一が服を着終わると、有紀はベッドから出てきて、宏一の頸に
手を回し、ゆっくりとキスをした。
「こんな出会いじゃなければ、このまま泊まっていってもらうの
に。三谷さんてとっても心が安まるの。そして・・・・感じるの
よ」
有紀はねっとりとキスをすると、宏一のスラックスの上から肉棒
を優しく撫で始めた。宏一は有紀の首筋に唇を這わせながら、
「ダメだよ、やっと治まったのに刺激しちゃ、また入れたくなる
だろ」
「三谷さん、まだ終わってないでしょ。いいのよ。欲しければ。
私だって・・３回もいったのに、まだ・・・」
全裸で宏一の前に立っている有紀の身体は強烈に宏一をそそった。
胸から大きく突きだした乳房、きゅっと締まった腰、肉棒への優
しい指使い。あれだけ激しく愛し合ったのに、まだ宏一の肉棒が
満足していなかったのは、やはりまだ放出していなかったからか
も知れない。宏一の肉棒がたちまち堅くなったので、有紀は、
「もう一回して上げる。お別れに」
と言うとベルトを外し、ジッパーを下げてトランクスを下げ、宏
一の肉棒を口に含む。舌を巧みに使って口の中の肉棒に絡みつか
せる。宏一は、このままベッドに入ると有紀を朝まで離せなくな
るような気がした。
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