ウォーター

第五百三十二部

 
宏一はここで一気に体位を変えることにした。肉棒を指したままお尻を突き上げているさとみの身体を横倒しにすると、両足を揃えて持ち上げてから足を開いて正常位に移り、そのままさとみを抱きしめて上下を入れ替えた。
「ああぁぁぁっ、そんなことぉっ、ああぁぁっ、ウソ、ああん、上はいやぁ」
さとみは一瞬嫌がったが、宏一の上に乗って被さっていれば肌が密着して安心するし、肉棒も入ったままだ。さとみはそのまま息が落ち着くまで宏一の上にいた。
「まだ入ってる。おっきいのが・・・・・」
「どうしたの?痛いの?」
「ううん、なんか・・・うれしい・・・」
さとみはいった直後で快感がほとんどないまま肉棒の大きさだけをしっかりと感じていた。そして『これが入ってるから私は女になれるんだ』と思った。そして『宏一さんのおちんちん、すっごく男らしい』と思った。宏一はさとみの身体を優しく撫でている。さとみは安心して身体を任せていられた。
しかし、そのつかの間の幸せな時間の後は、再びさとみは感じ始めた。
「ああん、また感じて・・・・もう、身体が持たない・・・・こんなに何度も激しいのをされたら・・・・ああん、いじわるぅ」
さとみは肉棒を感じながら宏一に甘えた。
「一度抜いたほうが良い?」
「一度って、まだするの?」
「まだ時間はあるし・・・・・でも、抜いた方が良ければ抜くよ」
そう言うと宏一は肉棒を抜き去った。さとみはやっと解放された喜びと、肉棒を抜かれた寂しさで複雑な気持ちだった。本当はもう一度くらいはできると思っていたからだ。身体に入ったままの肉棒の圧倒的ボリュームと固さは存在感がすごい。こうやっていても宏一と深く繋がって居るという実感が強い。ただ、お替わりをしたらその後が大変だろうとは思った。それでもまだ宏一と肌を合わせていたいと思った。
宏一はさとみの小柄な身体を乗せたまま、愛撫し続けた。
「こうされるの、とっても気持ち良いの」
「良かった。さとみさんも可愛いよ」
「ねぇ、もう一回、できる?」
さとみは気軽に言ってしまってから後悔した。まさか自分がこんなことを言うとは思っていなかった。しかし宏一は気にしていないようだ。
「うん、大丈夫。する?」
「それは・・・・・・・」
さとみは自分から聞いたのだから返事をしなければと思ったが、なかなかいい答が思いつかない。それでも、宏一の上でじっとしていると少しずつ肉棒から快感が湧き上がってくる。このままではまた直ぐに夢中になってしまうと思ったさとみは、少しの間肉棒を抜いていようと思いついた。
「ねぇ、一度抜いてもいい?」
「良いよ。もちろん、もう疲れたかな?」
「朝からこんなに激しくしたんだもの。ちょっと休憩」
さとみはそう言ってゆっくり肉棒を抜いた。まるで身体の中から内臓の一部が無くなっていくような感覚だ。さとみは抜き終わると、安心して宏一の上に被さってきた。
「ここで休憩。良いでしょ?」
「もちろんいいけど」
宏一はさとみをしたから受け止めると、優しく髪を撫で始めた。
「こんなに朝から濃いのをするなんて、出かけるのが嫌になっちゃうじゃないの」
「ごめんね。さとみさんが可愛くて、いっぱいしたくなったうんだ」
「またそう言うことをいう。だから女殺しなのよ」
「ごめん」
「謝らなくたって。あのね、朝からずっとやりっぱなしって、話で知ってはいたけど、こんな感じなんだって思った」
「それって嫌だってことじゃないよね?」
「それだったらこんな事してないのに、ばか」
「そうだね」
さとみは宏一との会話を楽しみながら、髪を優しく撫でられる感覚に心が安らぐ感覚を楽しんでいた。『あんなに激しいのをするくせに、こうやっているのも素敵だなんて、こう言う男もいるのね』さとみはこれでもう後戻りする心配がないことに心から安心した。別れ損なって元に戻ったカップルはたいてい失敗している。自分がその中に入らずに済むことが分かって、本当に嬉しい。『なんて自由な感覚なんだろう?どうして今までこれを選ぼうとしなかったんだろう?』そう思うくらい気持ちが軽かった。次第に宏一の軽い愛撫に身体が反応してくる。
「ねぇ、キスして」
さとみはそう言うと、少し上体を起こして自分からキスをしに言った。軽いキスから少しずつねっとりとしたキスに変わっていく。さとみはキスの気持ち良さにうっとりとしていた。
すると宏一はさとみの身体を引き上げた。
「どうしたの?」
「ううん、おっぱいも可愛がりたくなったから」
「もう、直ぐに我慢できなくなるんだから。宏一さん、そんなんじゃ女の子に嫌われるかもよ?」
さとみはそう言ってから全然説得力がないことに気が付いた。そしてリードされるままに右の乳房を宏一の口に押し当てた。
「そっとよ」
右の乳首が宏一の口の中に入ると、ゆっくりと舌が乳首に絡み付いてくる。ただ、とても軽い刺激で無理なことは何もしていないので痛くないし、舌の温かさが気持ちいい。
「あん、暖かくて気持ちいい」
さとみは宏一の顔の上で四つん這いになったまま、じっと乳首と乳房を可愛がられていた。そして満足すると、乳房を左に入れ替える。
「こっちも」
宏一は舌で優しく乳首の周りを舐め回したり、そっと口で乳房を揉んだりするので、だんだんさとみの方がその気になってきた。そして、茂みを宏一のお腹に押し付けたり擦り付けたりし始めた。
「ねぇ、もう、いい?」
さとみは乳房を宏一の口から取り去ると後ろに下がろうとした。
「だめ、もっと」
宏一はさとみが下に下がるのを許さず、逆に更にさとみを引き上げた。
「どうしたの?」
さとみはベッドのヘッドボードに手をついて身体を引き上げながら聞いた。
「こうしたいんだ」
そう言うと宏一は引き上げたさとみを自分の喉元に座らせた。もちろん、足を左右に開いて座ることになるので、さとみにしてみれば顔の前に座るようなものだ。宏一が舌を伸ばせば簡単に秘核や秘唇に届いてしまう。
「ああん、ちょっと、なんて事させるのよぉ。こんな格好でなんて」
さとみは宏一の口元で足を全開に開かされたことに驚いた。更に宏一がさとみの両膝を持ち上げた。
「ああっ、それはだめぇっ、こんな明るい部屋でなんて。それはいやぁ」
さとみははっきりと抗議したが、逃げ出そうともしなかったし、宏一から降りようともしなかった。だからさとみの秘部は宏一の口元で全開になった。さすがに秘唇の中は宏一から見えないが、由美に近い上付きなので茂みの下の秘唇の舌の秘核の辺りまで見えてしまう。
「うわ、凄い。こんなに嫌らしいところが丸見えなんて」
「それは私の台詞よぉっ、だめぇ」
「だって、さとみさんは舐められるの好きだろ?」
そう言うと宏一はさとみの秘唇に下を向いて舌を伸ばしてきた。
「あっ、あっ、あっ、ちょっと、あっ、こんな格好でしないで。ちゃんと横になって、あっ、あっ、だめ、力が抜ける、あっ、あっ」
さとみは宏一の舌先を秘唇に差し込まれて秘核に僅かに触れる度に声を上げた。更に宏一はさとみの太股を下から支えると、さとみの秘部をまるごと口の上に持ってくる。
「今度はこうするんだよ」
「だめっ、しゃべらないでっ」
さとみは真下から剥き出しの秘核と秘唇に声と息をかけられ、思わずぎゅっとヘッドボードを握った。更に宏一はツンツンと舌を秘唇に差し込んでさとみを狂わせていく。
「あっ、あっ、下からはだめっ」
さとみは足の力が抜けて宏一の顔の上に座り込んでしまいそうだ。しかし、その心配は杞憂だった。宏一がさとみの太股を下から支えているのだ。さとみが座り込みたくてもできない。さとみは恥ずかしさと焦れったい気持ち良さでどうすれば良いのか分からなくなった。
「ああん、こんなのはいやぁ、あんっ、あっ、あっ、それはっ、あっ」
さとみはツンツンと下から突き上げてくる宏一の舌に我慢できなくなった。そして自分が下に下がれないならと、自分からしゃがんで宏一の頭を掴むとグイッと引き上げて秘部に押し付けた。
「んああぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーっ」
さとみの秘唇が宏一の口の周りにベチャッとくっつき、さとみの身体を凄まじい快感が突き抜けた。宏一が諦めて両手の支えを解放すると、更にさとみは膝を上げたまま股間に宏一の顔を抱え込んで強く押し付けた。宏一の舌がペロペロと秘唇と秘核を舐め上げる。
「うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーっ」
さとみは股間に抱え込んだ宏一を離そうとしない。両手と腰でしっかりと頭を押さえ込んだままだ。すると宏一の手が伸びてきてさとみの可愛らしい乳房を優しく揉み回した。
「それまでするなんてぇぇーーーーーーっ」
さとみは思わず腰をグイッと突き出すと、秘唇がズリッと宏一の顔の上を滑った。
「あぁーーーーーーーーーーーーーーっ」
さとみは今までと違った声を出した。本人は意識していなかったのだが、透き通ったハイトーンの綺麗な声だった。
「あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、舌を入れちゃだめ、あっ、あぁっ、こんな嫌らしいことしないで、ああぁっ、ああぁっ、いやぁ、夢中になる」
さとみは次第に宏一の舌で優しく秘核を探られて乳房を揉まれる気持ち良さに夢中になっていった。そしていつの間にか絶頂が近づいてきた。さとみはもう迷わなかった。
「全部食べてこのまま連れてってぇーーーーっ、ああっ、ああっ、ああぁぁっ、いっちゃいますぅっ」
その声も今までの声とは違っていた。そのままさとみは絶頂へと駆け上がっていった。
「もうだめぇぇっ、一緒に連れてってぇーーーーーっ、いっくぅーっ・・・・・ううっ・・・・・・ううっ・・・・」
さとみは宏一の顔の上で絶頂すると、痙攣を繰り返しながらゆっくりと宏一の上に崩れ落ちていった。そのさとみを宏一は下から優しく抱き留め、もう一度宏一の上に引き戻していく。
「ううっ・・・・・ううっ・・・・・うっ・・・・・はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、なんて事、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、私の、はぁ、はぁ、身体を、はぁ、はぁ、はぁ」
さとみは宏一の思い通りの恥ずかしい格好で凄まじい絶頂を与えられたことに驚きと満足に満たされながら再び宏一の上に抱かれていた。宏一の手がそっと髪を撫でてくれる。それがとてつもなく気持ち良く、身体がとろけるようだ。
「全部、見られちゃった・・・・はぁ、はぁ・・・・・はぁ、はぁ、はぁ・・・・もう、あんなことするなんて」
「うん、さとみさんのあそこ、全部バッチリ見ちゃったよ。それと感じるポイントも分かっちゃったよ」
「凄かった。口だけであんなになるなんて知らなかった。何言ったのか覚えてないけど、いっぱいなんか言ってたみたい」
「うん、最高だったよ」
「宏一さん、私が言ったこと、全部忘れて」
「だめ、全部バッチリ覚えてる」
「もう、そんなこと言うと嫌いになっちゃうわよ」
「えっ?」
「ウソよ。今更って感じだもの」
「よかったぁ」
「でも、まだ宏一さん入れてないでしょ?どうする?」
「入れても良いの?」
「良いけど・・・・最後よ」
さとみはその時は確かにそう思った。宏一の肉棒は凄く気持ち良いが、体力の消耗も激しいのだ。ただ、同時にちょっと『甘えられるのも最後かな?』と思ったことも確かだった。絶頂の後のけだるさの中で宏一に身体をすり寄せて甘えるのは何よりも心が気持ちいい。それだけがちょっと引っかかった。
さとみはそのまましばらくの間は宏一の上に乗っかったまま髪と身体を優しく撫でられていた。うっとりと撫でられていると、次第に愛撫に身体が反応してくる。『私、本当は何回できるんだろう?まだ身体が欲しがってる・・・・・』さとみは次第に反応してくる身体に素直に不思議に思った。今までこんなに何度も求めたことは無かったからだ。そして『今までのエッチって何だったんだろう?』と思った。
「身体が反応してきた?」
「うん、そうみたいね」
「入れてみようか?」
「そっとよ。ゆっくり」
「それなら、そのまま後ろに下がって自分で入れてごらん」
「私が上になったまま?」
さとみはほとんどしたことの無い体位にちょっと驚いたし自信が無かったが、急ぐ必要は無いし、自分で入れられなければ宏一にしてもらうだけなので試してみることにした。ゆっくりと身体を下げていくと、肉棒の先端が秘部に当たった。
「あっ・・・このまま・・・・・・ううっ・・・うっ・・・」
さとみはそのまま下がろうとしたが、入り口は合わせてあるのにうまく肉棒が入っていかない。
「ああん、はいらない・・・・んんっ・・・・だめみたい・・・・」
さとみがそう言うのを聞いて、宏一はさとみがこの体勢で入れることになれていないのだと分かった。明らかにさとみは肉棒の先端だけあわせていても肉棒の角度を無視していたからだ。



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