ウォーター

第五百三十六部

 
「だから香奈はセンセのところに行きたければ勝手に行けば良いって。もし香奈が行きたくなったらそう言うからって」
「それで、洋恵ちゃんはその話を聞いてから来る気になったの?」
「ううん・・・・・本当はその前から・・・・・」
実は洋恵は水曜日から来たいと思っていたのだ。しかし、香奈に何て言えば良いか迷っていて遅くなってしまったのだ。だから、香奈にそう言われて驚いたと同時に、気持ちが軽くなった。これからは以前のように来たいときに来ればいいのだから。
「その前ってことは、何かあったの?」
「うん・・・・・・ちょっと友達と喧嘩しちゃって・・・・・」
「そうなんだ。それで落ち込んだの?」
「うん、ちょっとだけ言ったつもりなのに、いつの間にか本気の喧嘩になっちゃったの」
「そう・・・・洋恵ちゃんにそんなつもり無かったのなら、きっと相手も分かってくれると思うけどな?」
「でも・・・・・かなりズキッて刺さったみたい」
「それなら洋恵ちゃんから言わないと。そんなつもりじゃなかったの。ごめんなさいって」
「私はそんな刺さるようなこと言うつもりじゃなかったのに?」
「そう、相手にしてみれば、いきなり洋恵ちゃんから言われてショックだったんだと思うよ。洋恵ちゃんだって、きっとズキッとすることを急に言われたらショックでしょ?それと同じ。洋恵ちゃんから行ったほうが良いよ。その方が仲直りがすっきりするから。できる?」
洋恵は少し考えていたが、やがてコクンと頷いた。
「ちゃんと言える?」
「うん、言う。私から」
「良い子だね」
「へへへ」
洋恵は既に制服の上から撫でられている感覚から、乳房がブラジャーの中で準備ができている、つまり硬く膨らんでいることに気が付いていた。この焦れったいような甘い感覚の先には素晴らしい世界が待っている。洋恵は宏一に諭されたことで気持ちを切替えることができたし、友達にも謝る気になっていた。だから、余計今は宏一に優しくして欲しかった。
「センセ・・・・・」
「なんだい?」
「ね?・・・・・・・」
「まだだめ」
「・・・・・・・・・・」
「我慢できなくなったら言うんだよ」
宏一の声と息が洋恵の耳元を優しく刺激した。洋恵は宏一に言われた通り、ギリギリまで我慢することにした。宏一は我慢できなくなった自分を見たいのはよく知っているので、今日は宏一に喧嘩の仲直りを教えてくれたお礼のつもりでいつもより我慢してみることにした。
「洋恵ちゃん」
「なあに?」
「いつからここに来たいと思ってたの?」
「あのね・・・・・・・」
「うん」
「水曜日から」
「そうなんだ。ってことは、水曜日に喧嘩したんだ」
「うん」
「それじゃ、水曜日からずっとこうして欲しかった?」
「・・・・・・」
洋恵は何も言わなかったが、はっきりとコクンと頷いた。既に乳房はかなり我慢できなくなってきている。それでも洋恵は宏一の言うとおりに我慢していた。しかし、もう少ししか我慢できそうにない。
「それで、ここでどんな風にして欲しかったの?」
そう言うと宏一は洋恵の項をゆっくりと唇でなぞり上げた。
「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
洋恵は一瞬首をすくめようとしたが、直ぐに首筋を伸ばして宏一の愛撫をたっぷりと受け取って首を捻って更に広い面積を可愛がってもらった。
「気持ち良かった?」
洋恵は再びコクンと頷いた。
「それじゃ、もう少し我慢してごらん」
そう言うと宏一は乳房の撫で方を変えた。それまでは左右に撫でていたのだが、両手で包み込むように下から上へと撫で上げていく。それは宏一のお気に入りの膨らみのカーブをなぞると同時に洋恵には我慢できずに追い込んでいく仕上げの愛撫のやり方だ。もちろん洋恵は直ぐに気が付いた。
「ああ、それは・・・・・・」
「なあに?」
「・・・・・・・・・・・・」
洋恵は何も言えなかったが、乳房は確実に我慢できなくなってきた。裾野は優しく愛撫されるのに乳首の上は絶対に愛撫しないのだ。洋恵はこれをされると絶対に我慢できなくなる。それは二人共よく分かっていた。
「洋恵ちゃん、しっかり我慢してるね。偉いよ。もう一度ご褒美だ」
宏一は、今度は唇だけでなく舌も使って洋恵の首筋を丁寧に舐め上げていく。
「はうぅぅぅぅっ」
洋恵は久しぶりに首筋をたっぷりと舐められて声を堪えながら、今日の宏一はいつもと何かが違うと感じていた。ただ、洋恵自身も直ぐに入れられて声を上げるよりは、もっと宏一に甘えたいと思っていたし、できればそれは最初の挿入の前にしたかったので、洋恵自身にとっても良いことかも知れないと思った。
ただ、乳房の周りだけ撫で回されながら首筋を愛撫されれば、どうしてももっと先をして欲しくなる。洋恵はなんと言えば良いのか迷いながら焦らしの炎に炙られていった。
「うううぅぅ・・・・・・・・早く・・・・・・」
洋恵は喘ぎ声になるのを我慢しながら宏一に我慢の限界に近づいたことを教えた。しかし、宏一はいつもの返事しか返さない。
「早く、なあに?」
「我慢できない」
洋恵は限界に来たときのいつもの言葉を呟いた。宏一も洋恵の反応からそろそろ限界に来たことに気が付いていた。
「最初は、おっぱいから可愛がって欲しい?」
宏一が耳元で囁くと、その行きに洋恵は首をすくめながら、はっきりと頷いた。
「うん、わかったよ。それじゃ最初はブラジャーの上からして、それからブラジャーを外すのと、最初からブラジャーを外しておっぱいを直接可愛がるのと、どっちが良い?」
「・・・・・・・・・・・・・」
洋恵にとってはそんなことはどうでも良かった。直ぐに優しくしてくれればそれで良かったのだ。しかし、宏一は敢えて洋恵に選択を迫った。
「どっちがいいのかな?言ってごらん?」
そう言いながらも宏一の手はゆっくりと洋恵の制服の上からパンパンに張ったブラジャーを撫でている。洋恵は今にも暴走しそうになっている乳房の感覚からどちらでも良いと思ったが、早く優しくして欲しい気持ちの方が強かった。それなら一択だ。
「直接・・・・・して」
洋恵は少し上擦った口調で囁いた。本当に限界に来ているのだ。本当は脇を締めて宏一の手が逃げ出さないようにしてから思いきり身体を激しく左右に捻る、つまりブンブンして快感を貪りたい。切実にそう思っていたが我慢したのだ。そして、もう宏一のために我慢をするのもこれが限界だと思った。
「わかったよ」
宏一はそう言うと、洋恵の制服のジッパーを下げていった。洋恵はじっとしたまま静かに待っている。宏一は制服の中に手を入れると、そのまま手を背中へと回して洋恵のブラジャーのホックをそっと外した。その小さな衝撃で洋恵の身体がピクッと震えた。
ほとんどホックを外した衝撃はなかったが、洋恵の身体が微かにピクンと震えた。そのまま宏一はブラジャーのバックストラップに沿ってゆっくりと手を入れて乳房へと伸ばしていく。
洋恵は宏一の手が肌の上を滑って脇から乳房へと回ってくるに従って、はっきりと快感を覚えた。
「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ」
洋恵はとうとう我慢できずに脇をぎゅっと締めてブンブンしようとした。しかし、宏一の手は脇にぴったりと貼り付いているのでブンブンできない。
「だめ、じっとしていなさい」
宏一は洋恵の耳元で囁き、更に耳と項をゆっくりと舐めた。
「んああぁぁぁぁぁぁぁ、や、や、ううぅぅぅぅっ」
洋恵は更になんとかブンブンしようとしたが、宏一の両手が身体を抑えていてできない。
「だめだよ。俺がしてあげるんだから」
そう言うと宏一は両手をブラジャーのカップの奥へと進めていった。
「はああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ」
洋恵は仰け反りながら乳房が宏一の手に包まれていく感触を味わった。
「ほうら、少しずつだよ」
宏一の手はブラジャーのカップの中の固い乳房をゆっくりと揉んでいくが乳首には絶対届かない。それでも今の洋恵にはかなりの快感が手に入った。
「はうううぅぅぅぅぅ」
しかしもっと快感が欲しい洋恵は、しっかりと後ろから抱きしめられているのに無理やり身体を捻って擬似的に揉まれている状態を作り出そうとした。腕の中でもがく洋恵に宏一は耳元で囁いた。
「だあめ、ブンブンは無しだよ」
そう言ってゆっくりと乳首ギリギリを指先でなぞっていく。
「あああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ、そんなにしちゃいやぁ」
乳房の快感に合せて秘核が強力に疼き始め、女の子座りしていた洋恵の膝が上がったり下がったりしてバタバタと床を叩いた。洋恵が宏一の手を脇に挟んだまま前のめりになって少しでも乳房を揉んで貰おうとするのを宏一が洋恵を引き寄せて阻止した。
「ちゃんと背筋を伸ばすんだよ」
「わかってるっ」
洋恵だって好きで前のめりになったのではない。身体がそう反応するのだ。更に宏一の両手がゆっくりと乳房全体を包んでいき、最後にやっと小さな乳首を優しく愛撫し始めた。
「ほうら、今まできちんと我慢したご褒美だよ」
「んああぁぁああぁぁぁああぁぁっ、んああぁぁんっ、あああああぁっ」
洋恵の声が大きくなると、洋恵自身が大きく仰け反り、我慢できずに女の子座りから膝を持ち上げて体育座りになるとさらに激しく膝をバタバタした。宏一は固く膨らんだ乳房と小さくて柔らかい乳首の感覚を楽しむようにゆっくりと乳首を撫でていく。乳房から乳首へと移ると指が柔らかい部分に沈み込んでいく感覚と、その瞬間に洋恵の表情に快感が走るのが堪らない。これは洋恵だからこそ楽しめるのだ。
「んあああぁぁぁんっ、ああぁぁっ、ああんんっ、んんんんんっ」
「そんなにバタバタしちゃ、だあめ」
宏一はそう言ったが、ブラジャーのカップの中でそっと愛撫される乳首からは膨大な快感が湧き上がって秘核を強力に刺激するので膝をバタバタしないと我慢できない。宏一の指先は小さな子供のような乳首が固くしこっていることを感じ取った。もちろん子供の乳首がこんな風になることはないので洋惠の乳首ならではの感触だ。
「分かってるけど我慢できないっ」
洋恵はゆっくりと丁寧に乳首を何度も愛撫され、とにかく気持ち良いのと秘核が強力に疼くことに膝をバタバタし続けた。
「ほうら、気持ちいいだろ?」
宏一は首筋をねっとりと愛撫しながら小さくて敏感な乳首を更に可愛がり続ける。洋恵の乳首は小さいのと乳房がパンパンに膨らんでいるので指先で可愛がる乳首はとても小さくて柔らかい。宏一は洋恵のほんの3ミリくらいしか飛び出していない小さな乳首を洋恵が満足するまで何度も何度もゆっくりと可愛がり続けた。
「あああぁっ、ああんっ、ああんっ、あっ、あぁぁぁあぁぁああぁぁぁぁぁ」
洋恵は声を上げて膝をバタバタしながら自然に仰向けに身体を伸ばしていった。仰け反っていくと自然にそうなってしまうのだ。すると、ある位置から宏一は乳房を揉んでいられなくなる。宏一はその洋恵の身体を膝の上に横たえた。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・」
洋恵は息を弾ませながらも潤んだ瞳で宏一を見つめている。宏一はそのままキスをしに言った。
「んん・・・んんんん・・・んんん・・・んんんんんん」
洋恵は宏一のねっとりしたキスに熱心に応じた。もともと洋恵は余りディープなキスを楽しまないのだが、今日は可愛らしい舌を一生懸命絡めてきた。身体が敏感になっているのでキスだけでとても気持ちいいのだ。宏一は膝の上の洋恵にキスをしながら、スカートの中へと手を伸ばし、パンツの上から敏感な部分を撫で始めた。
「んふ、んんん・・んふぅっ・・・・んんんん」
洋恵は敏感な部分をパンツの上から優しく撫でられ、最初は焦れったさが慰められて気持ち良かったが、直ぐにまた我慢できなくなってきた。パンツの上から撫でられるのは最近はされていなかったからだ。
「んんぁぁぁぁ、ああぁん、んんんんぁぁぁぁ、あああぁぁぁ」
「気持ちいいだろ?」
宏一にそう言われては違うとは言えない。しかし、それだけでは我慢できないのに良いとも言いたくない。
「気持ちいい?」
宏一は更に念を押してきた。洋恵は仕方なく自信なさげに頷いた。
「だんだん気持ち良くなるよ」
そう言うと宏一は少しだけ強く撫で始めた。洋恵の秘丘は所謂土手高なのでなめらかに大きく盛り上がっている。洋恵はスカートを直した手で捲れ上がらないようにしながらも、自然に腰を浮き上がらせて少しでもしっかり撫でて貰おうとした。
「はぁっ、あああん、はあぁぁぁぁぁぁぁぁ、ああああぁん」
洋恵の小さな吐息とも声とも言えない喘ぎが小さな口から漏れてくる。自然に足が開いていき、撫でられる面積を増やそうとする。しかし、だんだん声に満足できないもどかしさが混じってきた。
「はぁ、はぁ、はぁ、あああぁぁぁぁ、あああんっ」
パンツの上から撫でられるだけではなく、せめて優しく揉み解すように揉んでくれれば何倍もの快感が手に入るのに、撫でられるだけでは到底満足できない。いつもなら乳房の後には直ぐにパンツの中に手が入ってきて、吹き上がるような快感を与えてくれるのに今日は焦らしすぎだ。洋恵はじっと宏一を見つめてもっと強くして欲しいのを理解して貰おうとした。しかし、洋恵の身体は本人以上に我慢できなくなっていた。急に呼吸が乱れ始め、このままではいってしまいそうな感じになったのだ。



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