ウォーター

第六十七部

 

そのまま観光客が通り過ぎるのを待つ。そして二人だけになった

時に、再びキスを始めた。しかし、またすぐに声がして、どうし

ても二人だけの時間が取れない。仕方なく二人は鍾乳洞を出た。

駐車場に戻ってくると、バスが一台到着しており、更に車もだい

ぶ増えていた。どうやら混み始めたようだ。

「それじゃ、森林公園の方に行こうか」

「はい」

そこから森林公園はすぐだった。まだこちらの方は駐車場に車も

少なく、比較的広いスペースはがらがらだ。宏一が車を止めると

、史恵が言った。

「少しだけ二人で居ましょう、ね?」

「うん」

そう言うと、宏一は車を駐車場の端の木の陰に移動させた。ここ

は周りに全然車が無いので覗かれる心配はほとんど無い。二人は

軽くシートを倒すと、再び唇を求め合った。宏一が史恵のブラウ

スのボタンに手をかけても史恵は嫌がらなかった。ただ、

「だめ、脱ぐのだけはだめよ。ね、触るだけにして、ね?」

と言いながら情熱的に唇を絡めてくる。宏一の手がブラウスのボ

タンを外し、その中の布地に包まれた小さな膨らみを愛撫し始め

ると史恵の声は一気に高くなった。

「はあっ、あうぅ、ああーっ、宏一さんっ、アンッ、いいっ」

史恵が喜んでいるので大胆になった宏一は、スカートの中に手を

入れた。史恵はその手を押さえて、

「だめ、それはだめ、それをされたら我慢できなくなる。だめ」

と嫌がる。

「触るだけって言ったでしょ?触らせて」

そう言いながら宏一は秘部に届いた手を振動させた。ストッキン

グの上からでも史恵の秘核が少し硬くなってきて飛び出してきた

のが分かる。

「あああああああーっ、だめぇぇぇぇぇ」

史恵は力を込めてどうにか宏一の手を外した。

「お願い、上だけにして、これ以上されたら全部放り出しても我

慢できなくなっちゃうの。上にして。ね?それなら許すから」

そう言って宏一を納得させようとする。宏一はそれを聞いて史恵

のブラウスを大きくはだけると、ブラジャーをぐっと上に押し上

げて乳房を丸出しにした。見慣れた膨らみが明るい日の下にさら

け出される。それをゆっくりと揉みながら、片方を口に含んだ。

「ああっ、あーーーっ、あうぁうっ、はうんっ、ああっ」

史恵は両足を擦り合わせながら宏一の愛撫に悶えた。内心では誰

かに見られるのではないかと心配だったが、ほんの少しの間だけ、

と自分を納得させて愛撫を受け入れる。イスを倒している史恵か

らは窓の外は空しか見えなかった。自分でも信じられないくらい

大胆に宏一を受け入れているのが不思議だった。

しかし、どうしても乳房だけでは我慢できない宏一はとうとう史

恵の乳房を片手で揉み、片方を舌で転がしながらもう一方の手を

スカートの中に入れてきた。

「だめぇっ、三カ所もされたらあっ、あうぅっ、ああぁぁぁーー

ーっ、はぁぁーーっ」

史恵は、もうどうにでもなればいいと思った。宏一が欲しいとい

うのなら許すつもりだった。自分だって愛して欲しくて仕方がな

いのだ。宏一が満足するまで愛してもらおうと思った。そして、

宏一が口を離した時に、

「宏一さん、今すぐホテルに連れてって」

と潤んだ目で言った。

「分かったよ。来る途中にどこかそんなところ、見た?」

「ううん、最初はガイドブックを見ていたし、途中からだけど見

なかった」

「国道まで戻って南に走れば見つかるかな?」

しかし、あの辺りの国道は山道なので、そんな雰囲気ではなかっ

た。たぶん、県境を越え延岡に近づかないと見つかりそうにない

。それまではかなり時間がかかるだろう。宏一がそんなことを言っ

て車を出そうとすると、

「宏一さん、それなら良いわ。ここで。お昼だって食べないとい

けないし」

と息を整えながら史恵が言ってイスを起こすと服装を直し始めた。

「いいの?」

「良いの。でも、こんなにしちゃって、私の身体、どうしてくれ

るの?もおう、後でちゃんと優しく責任取ってね」

史恵はそう言うと、宏一を優しく睨んだ。

史恵が準備が出来てから車を便利な場所に移動させ、森林公園の

中に入る。最初に二人は蕎麦打ちの体験を頼んだ。まだ蕎麦道場

は混み始めていなかったのですぐに始めることが出来た。

二人とも初めてだったので、こわごわという感じで手つきが悪く、

どうにも上手く打てそうにない。宏一は、自分が上手くできない

ので史恵が真剣な表情で蕎麦を打っているのを見て感心してしまっ

た。そこでは名人が付きっきりで指導してくれたので最後にはど

うにか蕎麦を打つことが出来た。そして二人は打ちたての蕎麦を

味わい、自然の味を堪能する。宏一は二人分も食べてしまった。

「史恵ちゃん、凄く真剣に打ってたでしょ?感心したよ」

「だって、あんなにされたんだもの。真剣にやらないと我慢でき

なかったんだから」

「え?」

「結構身体を抑えるの、大変だったのよ。まだ身体がだるいんだ

から」

史恵はそう言って宏一を軽く睨んだ。実際、蕎麦打ちを始めた時

、史恵の身体は受け入れる準備が整っており、だるくて熱かった。

それを気力で抑えるのは結構しんどかったのだ。

「食べ終わったら出発しようね」

「はい」

「史恵ちゃんがどんなところが良いのか、選んでよ」

「そう言うのは宏一さんがするものでしょ?」

「いいの?」

「うん」

二人は静かに食べ終わると、史恵のお土産用に自分たちで打った

蕎麦の包みを手にして車に戻った。

「それじゃ、行こうか」

「はい」

「まだ、身体、だるいの?」

「そう、さっきほどじゃないけど」

「なるべく早く見つけるからね」

「でも、ちゃんとした所じゃないといやよ」

「分かってるよ」

宏一は来た道を戻り始めたが、やはり国道に戻るまでホテルは見

つからなかった。国道に出ると宏一は再び史恵に聞いた。

「国道沿いに行く?それとも佐伯の街まで戻って海沿いを行こう

か?」

「時間はどっちが早いの?」

「距離はそんなに変わらないけど、10号線の方が早いだろうね」

「もし、宏一さんが海を見ながら走りたいのなら海沿いでも良い

けど・・」

「ううん、そんなこと無いよ」

「それなら国道にしましょう。それでもいい?」

「うん、良いよ。早く二人っきりになろう」

二人とも残り少ない最後の時間を大切にしたかった。宏一は何度

か話しかけてきたが、史恵はあまり口を開かなかった。そしてお

互い、自然に黙り込んでしまった。史恵は今回の旅を思い返して

いた。そしてもう一度だけ宏一と一緒にいたいと思った。身体が

欲しがっていると言うよりも、史恵の心が宏一と向き合う時間を

望んでいた。今はそれほど宏一が好きだった。

宏一と日向の港で会った時は、好きと言うよりも単に懐かしいと

いう感じの方が強かった。夜を一緒に過ごし、身体を求められる

だろうとは思っていたが、それはそれ、と言う程度のものでしか

なかった。しかし、宏一と一緒に過ごしている間に、どんどん宏

一を好きになっていってしまった。

その気持に気づいた時、最初は高校生の時のように純粋に宏一が

好きだったうぶな自分を求めているのだろうと思った。だから、

思い出の中に浸って宏一に抱かれそうな自分が嫌だった。高千穂

峡で宏一の元を飛び出した時、とにかく一人になって考えたかっ

たから仲直りしなかった。

しかし、宏一と一緒に食事をし、バスターミナルまで送ってくれ

た宏一の心が史恵の中にどんどん入り込んできた。軽くキスをし

てバスが走り出した時に初めて、今の自分が宏一を好きだと言う

ことが分かった。時間が経てば冷めるかも知れないと思って実家

に向かったが、予想に反して実家に着いた時に心は宏一を追いか

けていた。今の自分は宏一の横にいないと何かを失ってしまう、

そんな気持から別府にいるはずの宏一を追いかけた。

別府行きの特急に乗って窓の景色を眺めている間、史恵は自分の

心がどんどん熱くなってくるのを感じていた。それは久しぶりの

感覚だった。島の家族棟で宏一に抱かれた時、自分でも不思議に

心の壁を感じなかった。今まで決して許さなかった大胆な行為を

平気でできた事に一番驚いたのは史恵自身だった。そしてその行

為の先で新しい自分を見つけることができた。別れる時間が近づ

いているのだからどんどん寂しくなっていくはずなのに、今の史

恵は何故か心が幸せだった。

車が山の中を抜け、どんどん平野が広がってくると、道路沿いが

にぎやかになってきた。大きな工場地帯の中を抜けていくと久し

ぶりの大きな街に出る。そこが延岡だった。少し混雑した道を抜

け、道路が海のすぐ近くまで来た辺りで一軒のホテルを見つけて

中に入った。

「もうここまで来れば日向までほんの少しだよ」

そう言って史恵と部屋を取る。昼間の休憩は割引になっていると

ころも多いが、このホテルは却って割高になっていた。しかし、

その分ほとんどの部屋が空いており、自由に選ぶことができた。

二人は明るそうな雰囲気の部屋を取ると部屋に入る。

二人は吸い寄せられるように抱き合うと、お互いの唇をむさぼり

ながら抱き合った。

「思ったより時間がかかっちゃったね、ごめん」

「どれ位いられるの?」

「出航が8時過ぎだけど、その前に史恵ちゃんが帰らなきゃ・・」

「私、出航まで一緒にいる」

「そうすると、夜中の高速を走ることになるよ」

「だって・・・」

宏一は史恵を優しくベッドに押し倒すと、キスをしながら史恵の

服のボタンを外し始めた。

「4時過ぎにはここを出た方が良いよ」

「ああん、いやぁ、ぎりぎりまで一緒にいるぅ」

服を脱がすのももどかしく、宏一は史恵の胸元に唇を這わせる。

「ああん、宏一さん、まだ帰っちゃいやぁ」

「好きだよ、史恵ちゃん」

「あぅぅ、あん、あんっ、そんなに乱暴しないで」

史恵は服を脱がされるまま、宏一の愛撫を受け止めるのに必死だっ

た。服のボタンを全て外すと、宏一は一気に服を脱がし始める。

史恵は自分で袖口のボタンを外しながら、

「私、汗くさくない?」

とシャワーを浴びていない身体を気にしている。

「大丈夫、汗の臭いなんかしないし、綺麗だよ」

そう言いながら宏一は手早く史恵を裸にしていった。スカートの

中に手が入ってきた時、宏一は史恵の秘核の上を撫で始めた。

「いやぁ、ちゃんと脱がしてからにして、ああん、こんなんじゃ

感じられない」

と言って史恵は自分からスカートのジッパーを下げ、ストッキン

グを脱ぎ始める。宏一もそれを手伝いながら、史恵の腹や腰にキ

スを続けていた。

「あん、あっという間に裸にされちゃった。もう、急ぐんだから」

下着だけになった史恵がそう言って布団の中に潜り込む。

「宏一さんも脱いで。早く来て」

宏一は手早く全裸になると、史恵の横に滑り込んだ。

「パンツまでいきなり脱がなくても良いのに」

そう言って笑いながら史恵の手が宏一に絡まる。宏一はその言葉

に応える前に史恵のブラジャーを外し、パンツを脱がせてしまっ

た。史恵も無言で協力する。

「こんなに急いで裸になったの、初めて」

「こんなに早く裸にしたの、初めてさ」

「いつもは誰かをもっとゆっくり脱がすの?」

「そんなこと気にしてるの?」

「してない」

史恵はそう言って再び唇を求めてきた。史恵には宏一が東京でど

んなことをしているかなどどうでも良いことだった。それよりも

今の時間を大切にしたかった。全裸の二人がお互いをしっかり抱

き合って唇を求め合う。それは心が解け合うかのように自然で暖

かい包容だった。お互いに満足するまで何度も唇を求め合い、身

体を探り合う。

やがて唇に満足した二人が身体を離すと、宏一はゆっくりと首筋

から史恵を愛し始めた。

「ああん、あうぅっ、はうっ、くっ、ああーっ」

もともと史恵は首筋が感じやすかった。そして今は感度が最高に

上がっていた。宏一の息がかかるだけで全身に快感が走り抜ける。

史恵は首筋を愛されるだけで生きの良い鮎のようにベッドの上で

跳ね、悶えた。

「あうぅ、首だけでこんなに感じてたら、あーっ、だめぇっ、こ

の先どうなっちゃうのっ、アアンッ」

「試してみようか」

宏一はそう言うと、史恵の小振りの乳房をゆっくりと揉み上げ始

めた。

「ああーーーっ、いいーっ、それいいーっ、ゆっくりしてーっ」

史恵は大きく仰け反りながら、乳房が揉み上げられていく感覚を

楽しむ。一気に揉み上げられるより、感度の良い今はゆっくりさ

れる方が気持ちよかった。上半身は背中が浮くほど仰け反ってい

るのに、史恵の足は小刻みに擦り合わされている。

史恵は自分の秘唇がドロドロに溶けているのが分かった。何度か

ゆっくり揉み上げられただけで我慢できないほど焦れったくなる。

史恵は乳首がゆっくり宏一の口の中に入っていくのを感じながら

宏一の手を取ると自分の茂みに導いた。

「アアンッ、はうぅっ、そんなあっ、アアンッ、お口、いいっ」

乳房を揉まれて乳首を舐められながら、史恵は宏一の手を更に茂

みの奥に引き入れ、自分からそっと足を開く。そこは既にねっと

りとしたもので溢れていた。

「ああーっ、そっと、そっとしてぇ」

「凄いよ、こんなになってるなんて」

宏一はねっとりとした秘部の中でゆっくり指を遊ばせる。

「ああんっ、そんな風にしないでぇ」

「感じやすくなってるね。嬉しいよ」

「ずっと我慢してたんだから、ずっとなのよ」

「こうすればいい?」

宏一は指3本で史恵の秘唇の中をそっと撫で上げ始めた。

「はうーっ、いいっ、な、中も・・・」

「こう?」

ゆっくりと宏一は指を2本、肉壁の中に進めた。

「はあーっ、そっと、そっと動かして」

「ほうら?どうかな?」

「いーーーっ」

史恵は思いっきり仰け反って宏一の愛撫を楽しんだ。そこを宏一

が乳房に吸い付き、揉みながら史恵を一気に満足させていく。

「はあぁぁーーっ、良すぎるぅっ、別れられなくなっちゃうぅっ」

「東京まで付いてくる?」

宏一はそう言いながら史恵の中に差し込んだ指の動きを大胆にし

た。

「だめぇーっ、あぁぁーーっ、夢中になっちゃうぅっ」

史恵はいつの間にか大胆に足を開き、宏一の指を奥まで迎え入れ

ようと腰を動かしていた。

「東京まで付いておいで、いっぱい愛してあげる」

「だめぇ、だめよぅ、帰らなきゃ、アアンッ、良すぎるのぅっ」

「このまま最後までいきたい?」

「いやあ、もっといっぱいしてぇ」

「それじゃ、シックスナイン、しようか?」

「ああん、私がこんな事覚えるなんてぇ」

史恵は身体を起こすと、宏一の上に反対に跨り、肉棒を口に入れ

た。

「おっきい、宏一さん、おっきいわ。ああっ、いいっ、口でされ

るの、いいっ」

宏一は史恵を満足させてやりたかったので、史恵の口があまり肉

棒を含まなくても積極的に秘核を舐め上げ続けた。途中で舐める

のを止めて舌を秘核の上に当てたままにすると、

「いやあっ、ちゃんと舐めて、ペロペロして」

と史恵が腰を上下させて宏一におねだりする。

「こっちはいいの?」

宏一が手を下に伸ばして史恵の下向きに三角に尖っている乳房を

挑発する。

「アアンッ、早くぅ、早くして」

「お口が止まってるよ。ちゃんとしないとだめ」

「いやあ、してくれたらするからぁ、早くぅっ」

「こう?」

「ああぁぁぁーーーっ、もっと、もっと強く」

「お口は?」

「んんっ、んぷっ、んぷっ、んぷっ、んああっ、強くぅっ」

史恵は喘ぎながらもなんとかフェラチオを続けようとするが、快

感が強いので、どうしても感じる方に夢中になってしまう。

「あん、ああん、そこ、強くしてぇ」

「強くどうして欲しいの?」

「んんぷっ、んんっ、んんっ、んんっ、ぷあっ、強く揉んでえっ」

「これくらい?」

「だめえっ、もっと、もっと強くっ」

「これは?」

「もっと強く揉んでえっ」

「これならどうだ?」

宏一は力を込めて史恵の乳房をぎゅっと握った。

「ああああああああああぁぁぁぁーーーーっ」

痛いのか気持ちいいのか分からない壮絶な感覚が史恵の中を走り

抜けた。史恵は宏一の茂みに顔を擦り付けながら悶絶する。する

と、

「欲しいの」

と、息も絶え絶えと言った史恵の口から小さな声が出た。

「入れて、おちんちんが欲しい」

「最初は上からおいで」

宏一がそう言うと、史恵は身体をのろのろと起こし、宏一の上に

被さって肉棒をあてがうと、腰を下げた。

「アアンッ、入れたわ、入ったの」

「動ける?」

「こうかな?ああんっ、あんっ、ああぅ、はあっ」

史恵は宏一の上で両手をついて身体を安定させると、ゆっくりと

腰を使い始めた。史恵の腰は、まるでそれ自体が生き物であるか

のようにくねくねと宏一の上で動き回る。それは史恵にとってち

ょうど望んだ程度の快感を与えた。

「はうぅっ、ああん、これも良い、いいの、宏一さん、こんな事

まで教えるなんて、私に教え込む何てぇ、あぁぁーーっ、いいぃ

ーーっ」

「上手に動けるようになったね。ご褒美だよ」

宏一は史恵の乳房を揉み上げて快感を増してやった。挿入の時か

ら大きく尖って宏一の手を待ちわびながらぷるぷる震えていた乳

房から、一気に快感が沸き上がる。

「ああぁぁーっ、まだ教えるのーっ、はうぅーっ」

史恵が快感に飲み込まれて動かなくなったので、そのまま帆掛け

船の体勢に入って史恵の腰をグリグリと押しつける。史恵はもと

もと裸を見つめられるのを嫌がる。コンプレックスがあるのだ。

しかし、宏一が腰を抱え込んで押しつけているので逃げることが

できない。

「いやあ、見ないで、こんな格好、嫌あぁぁぁ」

腰からは更に強い快感が生まれてくるのに、乳房を揉んで貰えな

くなった史恵は、宏一の手を取ると自分の乳房に導いた。

「はうぅっ、はうぅっ、はあんっ、あんんっ」

乳房を揉まれると気持ちいいが、腰からの快感は弱くなる。もっ

と大胆に腰を動かせればよいのだが、そこまでこの体勢には慣れ

ていない。しかし、乳房を揉んでいる宏一の手を腰に下げれば、

上半身はまるまる宏一にさらさなくてはいけない。

「ああんっ、いやあっ、このままはいやあっ」

史恵はどうしていいか分からずにこの体勢から逃げ出そうとした。

「こうすればいいんだよ」

宏一は再び両手で史恵の腰をがっしりと掴むと、グリグリと押し

つけて肉棒を押し込む。先端がコリッとしたものに当たるように

なってきた。

史恵は宏一が自分の乳房が震えているのを見つめていることに気

が付くと、恥ずかしさで嫌がった。

「はうぅっ、嫌ああっ、見ないでえっ」

「いいだろ?これがいいだろ?」

更に宏一は腰を繰り口動かす。

「アアンッ、いいけど恥ずかしいからあっ」

「史恵ちゃん、おっぱいを好きなように揉んでごらん、きっと良

くなるよ」

「いやあ、じぶんでするなんて、こんな格好でするのはいやあぁ」

「でも、どんどん良くなってきてるよ。自分でも分かるでしょ?

早くしないと、これだけでもいっちゃうよ。ほうら、史恵ちゃん

の中が狭くなってきた」

「ああんっ、ああんっ、だめぇ、ああんっ、いやあっ、ああんっ、

だめえっ」

史恵の中がどんどん狭くなってきて肉棒をたっぷりとしごく。宏

一にはまだ余裕があったが、朝からずっと欲しがっていた史恵の

身体はもう待とうとしなかった。だんだん頂上が近づいてくるの

が史恵にもよく分かる。

「ほうら、もうすぐでしょ?いっちゃうの?」

「いやあ、まだいかせないでぇ、まだいやあ」

「もっと我慢してごらん、まだいっちゃだめだよ。いいね」

「いやあっ、腰から手を離してぇ、アアンッ、アアンッ、あぁんっ」

「もっと我慢しないと抜いちゃうよ」

「いやあっ、ちゃんとしてぇっ」

「それじゃ、これを我慢してごらん」

宏一は腰をグリグリ押しつけるだけでなく、自分の腰をバウンド

させ始めた。それは、ぎりぎりで悶えながら我慢していた史恵に

とどめを刺した。

「あああああ、だめぇっ、もうだめえっ、いかせて、お願いっ・

・ちゃうぅっ」

「おっぱいを揉みなさい。最高にいけるよ」

「もうだめえーっ、あああぁぁぁーーーーっ」

史恵はとうとう四つん這いの姿勢から身体を起こし、宏一の目の

前で自分の乳房を両手でぎゅっと握りしめ、最高の瞬間をむさぼ

り取った。宏一は史恵の腰を両手で安定させながら下から肉棒を

送り込み、その史恵の姿をしっかりと目に焼き付ける。

しばらく史恵は乳房を揉み上げたまま硬直していた。肉壁がぴくっ

ぴくっと痙攣を始め、史恵がいったことを証明する。宏一が史恵

の腰を離すと、ゆっくりと史恵は宏一の上に倒れてきた。それを

優しく抱き留めて史恵の背中を優しく撫でてやる。


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