ウォーター

第七部

 

「ああん、そんなにゆっくりとするなんて、だめ、はあっ、許し

て、三谷君、ねえ、お願い」

と言って、催促を始めた。

 「どこが気持ちいいの、いっぱいしてあげるから言ってごらん」

と言うと、

「全部、三谷君のしてくれるの、全部、ステキなの」

と言ってさらに体をくねらせながら催促する。そこで、左手で撫

でていた乳房は乳を搾るように揉み、右手は人差し指と中指の二

本を秘口にゆっくりと差し込む。

「ああーっ、いいっ、はぁーっ」

と明子は声を上げ、体を支えきれずに肘をついてしまう。尻を突

き出した格好になるので、右手で指を差し込むのは楽になったが、

左手は動かしにくくなるので動きが単調になってしまう。

しかし、明子はそんなことにはお構いなしに、

「ああーっ、あうっ、うっ、はっ」

と枕に顔を埋めて感じ続けている。

指を入れたままにしていると、明子の中は指をゆっくりと掴みな

がら中で動いているのが分かる。

「いやっ、そんなのいやっ、ちゃんと、お願い、我慢できない、

もっとしてっ」

明子は宏一のゆっくりとした動きにとうとうはっきりと催促を始

めた。

 

「ようし、こうしてあげる」

と一気に両手の動きを速いものに替え、口で腰のあたりに吸い付

くように愛撫する。

「あーっ、いいっ、すごいっ、あーっ、全部いいっ、いいわ、三

谷君、ステキ、三谷君」

と自分から両手を伸ばして再び四つん這いの姿勢をとり、背中を

思い切り反り上げて喜びを伝える。

 明子はしばらく喜びに浸っていたが、次が欲しくなったのか、

自分から体の向きを変えると膝立ちで明子の横にいる宏一の太股

に愛撫を始め、徐々に上がって自分から肉棒を含み、フェラチオ

を始めた。

大きい、明子は初めて口に含んだものの大きさに驚いていた。今

までふつうのつき合いだったのに、急に自分が宏一を求めてきた

ことを素直に受け入れてくれた宏一にお礼がしたくなって、初め

て自分から男性の肉棒を含んでみた。しかし、その大きさは想像

以上で、ほとんど口を全部埋め尽くされた感じで、とても含んで

いるなどと言うものではない。

 

 明子は、宏一の大きさに圧倒されていた。しかし、一生懸命口

でしごき続けて気持ちを伝えようとした。そして、これが自分の

中に入ることを想像して、体の心が熱くなるのを感じていた。

宏一は、そんな明子を見て感激した。あまり上手ではなくぎこち

ない動きだが、明子は感謝の気持ちを伝えたいのだと言うことは

よく分かったので、

「いいよ、僕がしてあげる。今度は仰向けになってごらん」

と再び寝かせると、両手で乳房を一気に揉み上げてやる。

「あーっ、三谷君、優しくして」

明子はそう言って宏一を抱き寄せると自分から体を開く。

「いやなことは全部忘れさせてあげる。好きなようにしてあげる

からわがままを言ってごらん」

そう言うと、宏一は肉棒を入り口にあてがい、軽くノックをする

感じで刺激した。

「アアン、いっぱいして、早くぅ、中までいっぱいして、ねぇ」

明子は、先程口いっぱいにほおばった宏一の肉棒が自分の中に入

る瞬間を想像し、とにかく入れて欲しくて仕方がなかった。

 テクニックなどはどうでもよかった。早く宏一に貫かれて思いっ

きり感じたかった。

「三谷君、来て、早くぅ、入って」

宏一の体を抱きしめるようにしてせがむ。ゆっくりと宏一が入っ

てくると体中の神経がすべて逆立つほどの感覚に思わず

「あーっ、おっきいーっ」

と声を上げ、宏一にしがみつく。宏一は焦らなかった。ゆっくり

と前後に動きながら明子が昇天していく様を見続けた。

 

明子の中は、柔らかく包んでくる感じだったが、明子が感じてい

る様を見ているとかなり興奮してきた。今、激しく動いたら自分

もすぐに終わってしまいそうだった。

「ああーっ、ねぇ、もっと、ああーっ、だめ、すぐにいっちゃう、

早くぅ、三谷君も、ねぇ、あーっ、だめ、我慢できない、いっちゃ

う、あーっ、あーっ、くぅーっ」

明子の体が硬直し、肉壁が、ぴくっ、ぴくっ、と肉棒をつかんで

くる度に、

「うっ、うっ」

と小さく声を上げ、やがて

「はーっ、はーっ」

と大きく息を始めた。

「私だけなんて恥ずかしいわ、あっという間にいっちゃった」

と言う明子に、肉棒を入れたままの宏一は、

「大丈夫、まだまだ感じさせてあげる、ほら、少しずつ感じてき

たろ」

そう言いながら再び少しずつ動き始めた。

「あっ、また、感じてきた。あーっ、もう一度してくれるの、あー

っ、いいっ」

明子は自分から足を大きく広げて膝を曲げ、足の裏で宏一の腰を

挟むようにした。今度の動きは先程よりも大きく、深く貫くよう

な動きだったので、

「あーっ、深いっ、突き抜けちゃう」

と言いながら明子は自分からさらに深く迎え入れようと大きく足

を開き、腰を動かし始めた。宏一は、深い動きを続け、一心にス

パートし始めた。

「あうっ、あうっ、いいっ、もっと、もっと、あうっ」

明子も遠慮のない動きに一心に体を合わせた。やがて、宏一に最

後の時が近づいてきた。このところ、少女ばかりを相手にしてい

たので、中に放出するのは久しぶりだった。

「出してもいいかい」

そう聞くと、

「大丈夫、うっ、一緒に、ね、一緒よ、ああっ、出してっ、い

いっ、」

と明子も絶頂が近づいてさらに腰を大きく動かす。やがて、宏一

の肉棒の傘が大きく開き、明子にさらに大きな喜びを与えると、

勢いよく噴出を始めた。

「はうっ、うっ、うっ」

と明子の小さな体が硬直し、宏一の全てを受け入れる。しばらく

二人は重なったままだった。宏一が明子から離れると、明子の中

から少しずつ白い液体が流れ出してきた。

明子はあわててだるそうな体を起こすとバスルームに入る。戻っ

てきた明子が宏一の横に滑り込んでくると、

「ありがとう、三谷君、私を慰めてくれたのね」

と、宏一の胸に顔を埋めてつぶやいた。結局、さらにバックから

一回した後で、小柄な明子を宏一の上に載せて騎上位で一回して

から二人は深い眠りについた。

  

 結局、二日間を明子と一緒に過ごし、日曜日の午後に明子を自

宅に送り届けた。明子がぽつりぽつりと語ったことは、言ってみ

ればどこにでもある話だった。明子は自分の職場の上司と不倫し

たあげく、上司に捨てられたのだ。

 さらに、上司は明子に長期間のつらい仕事ばかりを回し、暗に

退職を迫った。明子はこの仕事が好きだったので、すべてをぶち

まけて捨てぜりふとともに去るわけにもいかず、肉体も精神も疲

れていた。

「でも、三谷君みたいなステキなボーイフレンドがいるんだもん、

くよくよしてるのがバカみたいに思えてきたわ。元々旅行が好き

なんだから、いやな上司の顔も見ずに全国を旅行できるんだもの、

もっと楽しむことにするわ」

そう言って強がる明子に、別れ際に、

「電話するよ、がんばってね」

と励まして別れた。さすがに、それから月曜日の朝まではぐっす

りと眠った。

 

 月曜日に例によって早めに出社して仕事をこなし、十時頃一息

ついていると、木下部長が電話で謝っているのが聞こえた。

「・・・・申し訳ありません、家内が調子を悪くしまして付き添っ

ていたものですから・・・はぁ、次回は・・よろしくお願いいた

します・・・」

どうやらゴルフに行けずに相手を怒らせてしまったらしい。

当てにしていた資金が入ってこなかったからだ。盛んに電話口で

頭を下げている。

「やれやれ、次回はゴルフに行けるぐらいの横領はさせてやるか。

急に生活を変えるのも無理があるしな」

そう思い、部長の不正を監視するプログラムを呼び出し、部長の

ソフトが横領した額に、修正を加える割合を今回は低めに設定し

た。

 

 火曜日の夕方、ウィークリーマンションで由美のセーラー服の

裾から両手を入れ、ブラジャーの上からすでに堅く膨らんでいる

丸い乳房を愛撫しながら、宏一は由美に勉強を教えていた。

 もう、由美に宏一のもくろみはばれてしまっているのだから、

いきなりベッドに押し倒してもよかったのだが、宏一の良心が中

途半端な事をさせているのだ。由美へのせめてもの償いなのかも

しれなかった。そして、由美はおとなしく従っていた。

由美にとっても、短い時間ではあるが、ちゃんと勉強を見てくれ

る宏一は、ただの体を奪う男ではなかった。そして、由美自身へ

の言い訳にもなっていた。

 

宏一の愛情表現の形がこうなっているのだと思い込みたかった。

しばらく勉強を見ていた宏一は、愛撫をゆっくりとしたソフトな

ものに変えた。とたんに由美の体が反応を始めた。今までぎりぎ

りで我慢していたのに、弱くなった愛撫は少女の体の欲求を埋め

てはくれなくなり、頭の中を恥ずかしい言葉がぐるぐると回り始

めた。はぁ、はぁ、と息を荒くして我慢している由美の耳元で、

「さぁ、体の力を抜いて後ろに体を伸ばしてごらん」

とささやくと、由美は言われたとおりにした。セーラー服のジッ

パーを下げ、かわいらしい二つの膨らみを包むブラジャーを露わ

にすると、後ろから手を由美の肩越しに膨らみに伸ばし、ゆっく

りと指先だけで撫で回す。指が肌の上を這っているときは、

「うっ、あ、はあっ」

と喘いでいるが、ブラジャーの布の上を這い回ると、

「あっ、あっ、んんっ、んっ」

と息を飲み込むようにして必死に耐えている。特に、乳首の周り

を撫でてやると小さな声で

「はっ、そこは、うっ、だめっ、うっ」

と反応が激しくなる。

「どうして欲しいのか言ってごらん」

そう言いながら宏一は目をつぶって耐えている由美の表情を楽し

みながら、両手の指を巧みに動かしてじらし続けた。由美に我慢

の限界が近づいてきた。どうせ由美が言うまでじらされ続けるこ

とは分かっていた。

「さあ、何をどうして欲しいのかな、ちゃんと言ってごらん」

唇が細かくふるえている由美を見ながらそう言うと、

「はずかしい・・、私の、私のオッパイを、揉んで下さい」

と言い、

「早く」

と付け足した。

 

宏一がフロントホックをパチッと外し、半球形に膨らんでいる乳

房を解放すると、すでに乳首は膨らんで宏一の手を待ち望んでい

た。

「さあ、体を大きく伸ばしてごらん」

そう言って両手で二つの膨らみを鷲掴みにし、ゆっくりと揉み込

む。

「ああっ、はあっ」

由美は大きく体を後ろにのけ反らせ、足を小刻みにすり合わせて

いる。大きくのけ反っているので、丁度、二つの膨らみが一番上

にある。由美の膨らみは体が横になっても高さが全く変わらない。

十分な弾力を楽しみながら、

「ほうら、ちゃんと言ったから気持ちよくなれるんだよ」

と諭すように由美に言う。そして、手を離すと、

「ああっ、もっと・・・」

と喘ぎながらおねだりをするが、

「次に少しお勉強をしてからね」

と言い聞かせ、ベッドに腰を下ろして

「こっちにおいで」

と由美を自分の前に跪かせた。丁度由美の目の前には宏一の下腹

部がある。

 「さあ、由美ちゃんが今度は気持ちよくしてちょうだいね、そ

うしたらもっと気持ちよくしてあげるから」

と由美の手を自分のスラックスのジッパーに導く。由美がおそる

おそるジッパーを下げると、トランクスの中から肉棒が突き上げ

てくるのが分かった。

「外に引っぱり出してごらん」

そう宏一が催促するとおずおずとトランクスの中に手を入れ、こ

わごわ肉棒を握り、そっと引っぱり出そうとするが、すでに十分

勃起している肉棒は出ようとしない。

「こんな、大きくて外に出ません。引っかかって」

と半泣きに言う由美に、

「力を入れて出してごらん、大丈夫だから」

とさらに催促する。由美が思い切って外に引っぱり出すと、ぶる

んと肉棒が外に飛び出した。

 

由美は大きさに驚いた。こんな大きいなんて、こんなのが女の人

の体の中に入るなんて、と信じられない思いに圧倒されていた。

去年、同級生に初体験を許したときはこんな大きくはなかったは

ずだった。

あのときはよく分からなかったが、親指より少し太い程度だった

ような気がした。

 しかし、今、目の前にあるのはその倍近い太さがある。目を丸

くしている由美に、

「お口の中に入れたり出したりしてごらん、そうすると男の人は

とっても気持ちよくなるんだよ」

と言うと、かなり戸惑っていたが、意を決したようにやがてゆっ

くりと口に含み始めた。由美の顔は元々小さめなので口も小さい。

宏一の肉棒を含むと口の中がいっぱいになって顎も疲れてしまう。

しかし、宏一はかわいい由美の口の中に自分の肉棒が入っている

のを見て、十分に満足だった。さらに、小さい口の中はとても感

触がよかった。涙をこらえて必死にフェラチオの練習をする由美

を上から眺め、

「上手だよ、とっても気持ちいいよ」

と満足そうに言った。

 

 念願の由美の口をものにしたので、

「さあ、ベッドに上がって横になりなさい。今度は僕が気持ちよ

くしてあげる」

と言って由美の服を脱がせる。すでに乳房まではだけられている

ので上半身を脱がされても全く抵抗しなかったが、スカートに手

をかけられてもおとなしく脱がされるままになっていた。

 ショーツ一枚でベッドに横たわった由美の姿をゆっくりと眺め、

十分に楽しんでから自分も服を脱ぎ、トランクス一枚になると由

美に覆い被さった。

 首筋からゆっくりと下がりながら口で愛してやる。すでに頭が

ぼうっとなっていた由美は、舌がゆっくりと乳房の周りを回って

いるだけで敏感に反応した。

「ああっ、いやっ、じらさないで、あうっ、お願いです。宏一さ

ん、ああん、もっと、早く、我慢できません」

と体をねじって宏一の口の中に自分の乳首を入れようとする。し

かし、宏一は乳首をなめる寸前のところでかわし続けた。さらに、

ショーツの上から秘丘全体を軽く撫で回すと、

「はあっ、もうだめ、言いますから、今、言いますから」

と、足を開いて腰を動かして快感を得ようとする。

「じゃあ、さっきみたいにちゃんと言ってごらん」

と宏一が催促すると、

「ああっ、やっぱり言えません」

と抵抗する。しかし、宏一のテクニックの前には無駄な抵抗だっ

た。

 

「まだ、ちゃんと言えないのかな、こうしたらどうかな」

と、チュッ、チュッ、と乳房の周りに軽いキスを繰り返す。由美

の我慢も、一瞬の快感しか得られない状態では一分と持たなかっ

た。思いっきり感じさせて欲しかった。

快感が体を突き抜ける寸前の状態で焦らされると、快感を覚えは

じめの少女の体には我慢などできるはずもなかった。とうとう我

慢できなくなると、

「あうっ、早く、私のオッパイを、食べてから、揉んで下さい、

下も、脱がせていっぱいして」

と白状した。まず、由美の言うとおりに、半球形の乳房を両手で

揉むと、

「はうっ、ああーっ、アン、はあっ」

と体を反らせて喜ぶ。小豆大に膨らんだ乳首を唇で挟み、乳房を

揉み込みながら甘咬みをしてやると、

「あうっ、やっと、やっと、いいわ、気持ちいいっ」

と言いながら、宏一の手を下に導く。そこで、宏一は一度愛撫を

中止し、由美から離れると

「そんな・・」

と驚いて宏一を見返す由美に、

「大丈夫、さあ、腰を浮かせて」

とショーツを脱がせ始める。

「いや、そんなに見ないで下さい、恥ずかしい」

と由美は両手で茂みを隠しながらも腰を浮かせて協力する。全裸

の由美を見ながら、宏一は素早くトランクスを脱いで裸になり、

由美の横に寝ると、

「さあ、もう一度お口でしてごらん、僕もしてあげるから」

と由美を自分の上で反対向きにして、シックスナインの形を取ら

せた。自分の秘部が宏一の目の前にあるので、

「見ないで下さい、こんな格好でするなんて」

といやがる由美に、

「お口に入れてごらん、すぐに由美ちゃんも気持ちよくしてあげ

るから」

と催促する。宏一の茂みからそそり立っている肉棒に圧倒されて

いた由美がやがておそるおそるフェラチオを始めると、かわいら

しい腰を抱え込んでゆっくりと宏一もクンニを始めた。

 

「ああっ、いいっ」

と由美が口を外すと宏一もやめてしまう。

「アアン、そんな、やめるなんて」

と宏一におねだりをする。すぐに由美には自分が気持ちよくなり

たければ、フェラチオを続けなければいけないと言うことが飲み

込めてきた。

「んんっ、はっ、ん、んん、はあっ」

と、一生懸命、快感をこらえて口で奉仕し続ける由美に満足した

宏一は、ご褒美に両手を由美の下に伸ばして、乳房を揉んでやる。

「ああっ、いいっ、気持ちいいっ、もっと」

と髪を振り乱して悶える由美に、さらに舌で秘核から秘口を舐め

回し、軽く吸い付いて一気に快感を与える。

 すさまじい快感にとうとう口に入れていられなくなったのか、

宏一の下腹部の茂みに顔をこすりつけ

「ああっ、もうできません、すごいっ、許して、やめないで、い

いっ」

と肉棒を握りしめて体を震わせる。それでも握りしめた肉棒は手

でしごき続けているので、乳房を揉んでいる両手で上半身を少し

持ち上げてやると

「ああっ、いいっ、変になるっ」

と体を反り返らせる。やがて、

「ああっ、待って、いやっ、変になるっ、ああっ、あっ、あーっ」

と声を上げ、宏一の肉棒をぎゅっと握りしめたまま、

「ううっ、くっ」

と硬直する。愛撫をやめるとぴくっ、ぴくっ、と体が軽いけいれ

んを起こし、目の前の秘口がきゅっ、きゅっとしぼむのが見えた。

 

「はあっ、はあ、はあ、アン、はぁ」

と息を荒げている由美を、

「こっちにおいで、抱いてあげる」

と反対を向かせ、左手で抱きながら右手で髪を撫でてやる。少し

息が収まった頃、

「イッたんだね、初めてなの?」

と聞いてみると、宏一の腕枕の中で少女はこっくりと頷いた。

 由美は、宏一の腕の中で呆然としていた。こんな格好で愛され

るなんて、それに、イクって言うことがこんなにすごい事なんて、

と自分のしたことが信じられない思いだった。しかし、宏一に優

しく髪を撫でられていると、少しずつこれが大人の愛し方なんだ

ということが分かってきてちょっぴり安心した。

 

「宏一さん、恥ずかしい、こんな私」

と小さな声でつぶやく。

「恥ずかしいことなんかないんだよ、由美ちゃんはとってもかわ

いいよ。由美ちゃんの恥ずかしい格好を見られてとってもうれし

いよ」

と言いながら、右手で横に抱いた由美の乳首を軽く弾くように再

び愛撫を始める。ちらっと時計を見ると、約束の二時間にはまだ

しばらく時間があった。

 「はあっ、まだ、体が、アン、だめです、また感じてきます。

もう少し待って、ああっ、体が勝手に、はあっ、宏一さん、許し

て」

と再び体に火がついてきた由美は体を宏一にこすりつけるように

して悶え始めた。

 

 由美の反応が予想よりも激しいので、今日はフェラチオまでで

やめておく予定だったが、もう少し喜ばせても良いだろうと考え

直し、由美を仰向けにすると右手で秘核の周りを撫でながら、口

で乳房の周りを舐め回し始めた。

再び体が喜びを要求し始めたのを感じた由美は、

「そんな、アアン、もう、許して下さい、はあっ、感じてきます。

もう一回、早く、早く食べて下さい、オッパイをいっぱい食べて」

と体をくねらせながらおねだりを再開した。宏一が乳房の周りに

吸い付くようにして要求に応えると、

「はあっ、いいっ、でも、そこだけじゃ、ちゃんと、ちゃんと乳

首も、食べて」

と胸の位置をずらせて宏一の口に乳首を入れようとする。

 

「こんなにおねだりが上手になって、悪い子だ」

と言いながら、ゆっくりと左の乳首を口に含んで中で転がしなが

ら、右の乳首を左手で摘んでやる。

「ううっ、いいっ、こんな体にするなんて、宏一さん、こんなに

感じるなんて」

と喜び続ける。さらに、由美は少しずつ足を開き、腰を動かしな

がら、

「下も、下ももっと、お願いします。中もかわいがって下さい」

と切なそうにねだる。そこで、宏一は自分の肉棒を由美に握らせ、

右手では秘核への愛撫をゆっくりと続けながら、

「どうして欲しいの?何を入れればいいのかな」

と、由美をじらした。由美は潤んだ目で宏一を見ながら、握らさ

れた肉棒をゆっくりとしごき始めたが、

「指でして下さい。こんなに大きいのは、無理です」

と少し宏一をがっかりさせた。しかし、

「それならこうしてあげる」

と由美の両足を大きく広げ、自分で挿入できる体勢を作ってから、

肉棒の先端で秘核や秘口をつつき始めた。

 

 すでに十分液体を溢れさせていた秘口は、軽くつつくだけでス

ルッと肉棒を迎え入れようとするが、肉棒が太いので入り口で止

まってしまう。

とたんに由美は激しく反応し始めた。

「はあっ、だめっ、そんな事されたら、いやっ、あっ、ああっ」

と体をねじって逃げようとするが、次第に

「ああっ、中に、入ります。許して、それだけは、ああっ、大き

いっ、だめです。うっ、はあっ、入ってくるっ」

と自然に足をあげて自分から迎え入れる体勢を作り、腰を無意識

に宏一に合わせようとする。最初はかたくなに閉じていた由美の

秘口も、軽い刺激を繰り返すうちに、肉棒の先端が、とぷっ、と

ぷっ、と由美の中に入り始めていた。

 

「ほら、少しずつ入っているんだよ、分かるだろ、これくらいの

方がいいのかな?」

と由美の表情を楽しみながら軽いジャブを繰り返していると、

「ああーっ、狂っちゃいます、こんなにされたら、イヤ、早く、

はあっ、早く、入ってきますっ、入れるなら入れてっ」

と自分から腰を突き上げようとする。しかし、宏一はもう少し

じらした。

「ほら、何を入れて欲しいの、ちゃんと言ってごらん」

と言いながら入りかけた肉棒をほかの場所に移してしまう。由美

は、もう正常な判断ができなくなっていた。我慢の限界はとうに

超えていた。ちゃんと言えと言われればそうするしかなかった。

「宏一さん、オチンチンを入れて下さい。早く中に入れてっ」

そう言いながら宏一を抱きしめた。

「よく言えたね、ご褒美をあげるよ」

由美の言葉に満足した宏一が腰をぐっと進めると肉棒は幼い少女

の中にゆっくりと入っていった。

 

「はうっ、おっきい、痛い、無理です、おっきすぎるっ、痛い、

だめっ、痛ーい」

由美が両手を突っ張って抵抗したときには、すでに半分近く入っ

ていた。小さい由美の中は、ぎゅっと肉棒を包み込んでこれ以上

は入れなかった。宏一は、それ以上入るのをやめ、しばらくじっ

と由美の感触を楽しんでいた。

 中学の時に二度ばかり男を受け入れたことがあると言っても、

中学生と宏一では大きさが倍近く違う。ほとんど処女に入れてい

るのと違いはないはずだった。宏一は処女特有のぶつぶつとした

感覚を楽しんでいた。まだ、男を本格的に迎え入れたことのない

肉壁は痺れるくらいに強く肉棒を締め付けた。動かない方が肉壁

自体が動いている感触がよく分かる。

 

しばらくじっとしていると、最初は、

「宏一さん、きついです。動かないで下さい、痛い、痛い」

と言っていた由美の表情が、次第に、はぁ、はぁ、と上気したも

のになり、さらに、はっ、はっ、はっ、と息を荒くし始めた。

「何だか、少し、変です。はっ、はあっ」

と由美が小さな声で宏一に訴える。

「気持ちよくなってきたんだね、感じていいんだよ。今日はそっ

とするから」

そう言いながら、少しだけゆっくりと動くと

「ああっ、す、すごい、中で動いてる、ああっ、いいっ」

と感じ始める。由美が痛がらない程度にゆっくりと動き続ける宏

一に、

「はあっ、いいっ、中から、おっきいのが突き上げてきます。は

あっ、すごい、感じるっ」

と自分から腰を使い始める。宏一が腰の動きを小さくしても、自

分から腰を動かして大きく迎え入れようとする。

「あっ、だめ、腰が動いて、止まりません。恥ずかしい、でも気

持ちいいっ、あっ、あっ」

と勝手に由美の体は宏一の下で動き続けた。

 

 しばらくして、由美の体から離れると、しばらく由美は

「はぁ、はぁ、はぁ」

と息を整えていたが、不意にシーツに顔を埋めると、エッ、エッ、

と泣き出した。由美自身にもなぜ泣くのか分からなかった。宏一

にとうとう最後まで許してしまった悲しさなのかもしれなかった

し、少女から女になった訣別なのかもしれなかった。

由美がマンションを出たのは、約束の二時間を大きく超えた9

時近くになってからだった。しかし、なぜか前回ほど憂鬱ではな

かった。もう、許すところまで許してしまった、これ以上守るも

のはない、そんな思いが行動に現れていた。

 

しかし、自分が宏一の下で激しく動き続け、快楽をむさぼってし

まったことはやはりショックだった。宏一は優しく、

「とってもステキだったよ」

と言ってくれたが、15才の少女にとって異性の見ている前で激し

く乱れたことは、やはりショックだった。

 

初体験の時は痛いだけで、全く快感がなかったのに、宏一を受け

入れたときは最初、少し痛いだけで後は体の奥から何とも言えな

い快感が沸き上がり、その中にのめり込んでしまった。

 何となく、女性は男性を受け入れた後は、静かに男性が終わる

のを待ち続けるものだという風に思っていた由美には、自分の体

の反応が信じられない思いだった。宏一に脱がされた服を身に付

け、支度を整えている間も体の中は火照っていた。

 

 『もう遅いから』と言う由美の言葉をもし宏一が無視していた

ら、今頃はすべてを忘れて宏一をもう一度迎え入れていたであろ

う事は間違いなかった。帰り際に、宏一に抱きしめられて口づけ

をされたときも、最初は少し抵抗したが、結局、自分から舌を絡

め体をくねらせて、抱きしめられる快感に酔ってしまった。

 

そして、『今度、二人で旅行しようね』と言う言葉にすぐに頷い

てしまった。

「夏休みに入ったらね、どこに行きたいか考えておいてね、二泊

ぐらいで旅行しようよ」

と宏一は言った。しかし、夏休みに入る頃、自分がさらに開発さ

れているであろうと思うと、体の中にまた火が着きそうで怖かっ

た。

 

宏一は、一人残った部屋で今まで抱きしめていた由美の体を

思い出して満足そうに一服吹かしていた。恥ずかしそうに我慢す

る表情、こらえきれなくなって恥ずかしい言葉で宏一にねだる表

情、さらに、快楽に翻弄されて激しく乱れる肢体、全てが宏一の

理想といって良かった。

 

ちょっと先を急ぎすぎたか、と思ったりもしたが、まだまだ由美

の体は楽しませてくれる。そんな思いのほうが強く、由美に入っ

たときの締め付け具合を思い出していると自分の肉棒が再び堅く

なり、むずむずしてきた。思わず自分の手で抜いてやろうとしご

き始めたが、ふと、洋恵にしてもらおうと思い、手を止めた。明

日が楽しみだった。



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