ウォーター

第七十部

 

宏一は恵美が去っていった後もしばらくロビーに立って、恵美の

いなくなった廊下を見つめていた。不思議な魅力を持った子だっ

た。知的な美人と言うだけでなく、どこかお茶目で、もしかした

ら甘えん坊、そんな魅力があふれている。あんな素敵な子を振る

男がいるとは、とちょっと信じられなかった。

それから宏一は自分の部屋に戻った。部屋に入ると洋恵が布団を

すっぽり被って静かに寝ている。宏一は洋恵を起こさないように、

静かにベッドに入ろうとした。すると、

「先生、シャワーを浴びてきて」

と洋恵の声がした。

「あ、起きてたんだ。それとも、起こしちゃったかな?」

「良いの、先生、シャワー浴びてきて」

「ありがとう、でも、大浴場に入ってきたから」

「そう、寒くない?」

「ありがとう。大丈夫だよ」

「ねえ、先生、一緒に寝て」

「どうしたの?寂しくなった?」

「うん、一緒に寝て?」

「わかった」

宏一は洋恵のベッドの横で服を脱いで下着だけになると、そっと

布団を小さく持ち上げて洋恵の横に滑り込んだ。手を回して洋恵

をそっと抱き寄せると、洋恵は向こうを向いたまま、身体をすり

寄せてきた。すると、暖かい肌のぬくもりが宏一の手の中に入っ

てきた。

「洋恵ちゃん・・・・」

手の中の洋恵は生まれたままの姿だった。

「先生、私、中学生でこんな事して、やっぱり擦れてる?」

いきなり洋恵が聞いてきたので宏一は驚いた。

「どうして?そんな事無いよ。だって、だいたい洋恵ちゃんの年

くらいで経験するんじゃないの?中学一年とか言うと、早いかな

あって思うけど、15際なら全然早すぎないよ。どうしたの?誰

かに何か言われたの?」

「ううん、なんでもない・・・・」

洋恵は何気なく話していたが、向こうを向いたままなのは、きっ

とまだ心の傷が癒えていないからに違いない。宏一は、

「ちょっと待ってね」

と言って、ちょっと洋恵から少し離れて全部脱いで、再び洋恵を

抱き寄せる。

「洋恵ちゃん、セックスを経験するのって、好きって言う気持ち

を表す方法を覚えるだけじゃないんだ。ほら、こうしていると、

どんな感じがする?」

宏一はそうっと洋恵を後ろから抱きしめながら、できるだけ身体

をくっつけた。

「先生の足、少し冷たいよ」

ぽつっと洋恵が言った。

「ごめん、外に出たから冷えちゃったんだね。ごめん」

宏一は足を離した。

「宇うん、そのままが良いの。私の身体で暖めて、ね」

「いいの?寒くならない?」

「先生にくっついていたいの。なんか、気持ちが落ち着くの」

洋恵が嫌がっていないようなので、宏一は、

「それじゃ、腕枕をしてあげる」

と言って左手を洋恵の首の下に入れ、右手を洋恵の右手に重ねて

身体の前に回す。洋恵は素直に首を持ち上げて協力した。これで、

洋恵に密着した形なので、肉棒も洋恵の尻に押しつけられている

が、まだその本来の形にはなっておらず、その時を静かに待って

いる。宏一は洋恵の頭の直ぐ後ろから、うなじ越しにそっと話し

かけた。

「洋恵ちゃん、港で合った時から元気が無くて悲しそうだけど、

どうしたの?話してご覧」

「ううん、こうしている方がいいの」

洋恵は自分の前に回された宏一の手を取ると、自分の幼さの残る

乳房に押し当てた。十分に弾力があるが、まだ堅く膨らんではい

ない。宏一はほんの指先で触るか触らないかという微妙なタッチ

で乳房をゆっくり可愛がり始めた。それでも洋恵は全く嫌がらず

に、宏一の愛撫を受けている。

「洋恵ちゃん、悲しい事があったの?」

「うん、ちょっとね・・・・」

「大丈夫?立ち直れる?」

「たぶん、大丈夫。ちょっとびっくりしただけ」

宏一は何を言っていいのか分からなかったので、とりあえず思い

つく事だけを言った。

「洋恵ちゃんの年頃はいろんな子がいるから、きっと凄く個人差

があると思うんだ。洋恵ちゃんは洋恵ちゃん。他の子と比べない

で、自分らしくいて欲しいな」

「私らしくって、どんな事?」

「洋恵ちゃんがしたい事を思いっきりしてるって事じゃない

かな?」

「こんな事してても?」

「もちろん、洋恵ちゃんがしたいなら、それが一番何じゃないか

な?」

「先生、私のこと、好き?」

「もちろん、大好きだよ。洋恵ちゃんと一緒にいたいからフェリー

にしたの、覚えてるでしょ?」

「うん」

「洋恵ちゃん、俺の事、好きじゃないの?」

「ううん、大好き」

「それなら何にも気にしなくていいんだよ」

洋恵は宏一と話をしている間に、ゆっくりと心が温まっていくの

を感じていた。宏一の話に納得したと言うよりは、宏一と肌を合

わせている事に安心したという感じだ。振り向いて宏一の胸に顔

を埋めようかとも思ったが、もう少しこのままでいる事にした。

それに、宏一に言わなくてはいけない事がある。きっと宏一なら

洋恵が他の人を受け入れた事を見破るだろうと思った。

「先生、私、しちゃったの・・・」

「え?しちゃった?」

「うん」

「そう・・・・・あの・・・・あの男の子?」

「うん・・・・怒った?」

洋恵は小さな声で探るように聞いてきた。宏一は驚いたので、何

と言っていいか分からない。しばらく黙り込んでしまう。しかし、

この沈黙は洋恵に酷だった。

「先生、何か言って・・・怒ってるの?」

「ちょっと驚いちゃって・・・」

「怒ってもいいよ・・・・・ごめんなさい・・・・」

「洋恵ちゃん・・・・怒らないけど・・・・」

「怒らないけど?」

「ちょっと悲しいな・・・」

「それだけ?」

「悲しいだけじゃ、だめ?」

「ううん、そんな事無い。でも、私・・・」

「洋恵ちゃんがその子を好きだから、そうしたんでしょ?」

「うん、たぶん・・・よくわかんないけど・・・」

「俺の事は忘れるくらい、その子が好きだったんだね」

「そうなのかなぁ、よくわかんないの」

「でも、今、俺は洋恵ちゃんが好きだよ」

「ほんと?」

「うん、そうだよ。分からない?ほら・・」

宏一の指は洋恵の乳首の周りをゆっくりとなぞっていた。そして、

洋恵の身体もそれに反応し始めており、可愛らしいピンク色の乳

首が頭を出し始めていた。洋恵の身体はすでに宏一に愛される準

備を始めていた。

「私の事、怒らないの?」

「過ぎた事を怒っても悲しくなるだけ。洋恵ちゃんはもう十分に

悲しんだから、それで良いんだよ。あとは優しくしてあげるから、

元気になって」

そう言うと、宏一は愛撫をはっきり分かるように少し強くした。

洋恵の身体にほんの少し快感が生まれ始める。

「先生、私の身体、嫌じゃないの?」

「全然。洋恵ちゃんの身体は大好きだよ」

「私、自分の身体が嫌で・・・なんか汚い感じがして・・・何度

も何度も洗ったの」

「分かるよ。洋恵ちゃんの髪からとっても良い匂いがするもの」

「私・・・・先生、ごめんなさい」

そう言うと洋恵は宏一の腕の中で泣き始めた。そのまましばらく

宏一は洋恵を無言で抱きしめてやる。洋恵は安心して泣けるよう

になって、初めて心の中が楽になっていくのを感じていた。

やがて、泣き終わった洋恵はしばらくじっとしていただけだった

が、宏一がふと気が付くと洋恵の抱き心地が少し変わっているの

に気が付いた。泣いている間は固くて抱きにくかったのに、今は

何というか、宏一の身体に馴染んでいるようだ。ふとした弾みで

宏一の手が乳首をかすかに擦ると、小さくピクンと反応する。洋

恵自身も次第に身体を宏一に擦り付けるようになってきた。

思い切ってうなじに吸い付いてみる。

「はうんっ」

洋恵の身体がクッと仰け反った。

「洋恵ちゃん」

「アン、そこで話さないで・・・、息がかかると・・・」

「洋恵ちゃん、うなじが感じるの?」

「はあん、だめぇ、今、感じやすくなってるみたいなの・・・」

安心して宏一の腕の中で泣いてすっきりした洋恵は、抱きしめら

れながら少しずつ身体が反応していたようだ。今は宏一に抱かれ

ても全然イヤではないので、抱かれれば抱かれるほど感じるよう

になっていた。そして、洋恵自身もそれを受け入れていた。宏一

は再び指の先でそうっと乳房をなぞり始める。

「んっ、ダメ、先生、そんなのいや、ちゃんとしてくれなきゃ・

・う・・んっ」

洋恵の身体は感じたがっているのだが、あまりに愛撫が瞬間的な

ので、上手く感じることができない。宏一は洋恵を俯せにすると

、ゆっくりとうなじから背中を指と唇でなぞっていった。

「ああううぅっ、はうぅ、あんっ、あう、くっ」

洋恵はじっと俯せになって快感に耐えた。足を閉じているので、

ゆっくりと秘唇が潤い始めるのが自分でも分かった。

「あうぅっ、ああっ、そこ、そこっ、くあっ」

洋恵は脇腹の裏側辺りを愛撫されると強く反応した。初めて知っ

た自分の性感帯だった。宏一はそこを撫で、つまみ、そしてゆっ

くりと舌で舐め上げる。

「ああーっ、だめぇーっ、はう、はうぅっ、息が、あうぅーっ」

洋恵は悶えながら宏一の愛撫に酔っていた。宏一は徹底的に洋恵

を感じさせ、新しい喜びを教え込む。更に手をゆっくりと尻から

右手を差し込んでいくと、

「ああぁぁっ、あんんっ、あーっ」

と声を上げ、自分から尻を突き上げて秘唇を可愛がってもらおう

と迎えに行く。脇腹の裏を左手で軽くひっかきながら腰、そして

尻の上辺りまでをベロベロと舌で大胆に舐め、更に尻に差し込ん

だ右手を軽く振動させてやると、洋恵は夢中になって尻を更に突

き上げながら悶え続けた。

「ああーーーっ、せんせっ、だめぇ、こんなにされたら、ああーっ、

悪い子になっちゃうーっ、ああうぅっ、アンッ」

「洋恵ちゃん、どうしたの?お尻が上がってきたよ。どうして?」

「ああうぅっ、だって、だって先生が、アアンッ、いやぁ、我慢

できないっ」

「あれぇ?こんなにお尻が高くなってきたよ。どうしてなの?」

「先生が、先生がっ、あうぅーっ、アン、アンッ、堪らないっ」

洋恵はとうとう尻を高く上げた姿勢になって、必死に枕を握りし

めていた。しかし、どうしても宏一は右手を秘唇の奥に浸そうと

はせず、洋恵に満足は与えない。

「どうしてお尻がこんなに高く上がったのかな?確かめて見なきゃ」

宏一はそう言うと、愛撫をやめて洋恵の後ろに回り、足を大きく

広げた。

小さな菊の下にはトロトロに溶けた秘唇が白っぽい液体でべっと

り濡れており、ゆっくりと収縮するたびにどんどん中から新しい

液体を吐き出している。宏一はそれを舐められるくらいまで顔を

近づけ、

「あれぇ?洋恵ちゃん、まだおっぱいも愛してないのに、どうし

てこんなになってるの?凄く濡れてるよ」

「いやぁ、そこで息をかけないで、アン、だめぇ、いやぁ」

「どうして欲しいの?言ってごらん」

「ダメ、今されたら・・・、いや、夢中になって覚えちゃうから、

あんっ」

「ほら、どんどん新しいのが出てくるよ。ほうら、トロトロになっ

てる」

「いやあ、言っちゃだめぇ」

「どうして言っちゃダメなの?」

「アンッ、我慢できなくなる。もう我慢できなくなるぅ」

洋恵は秘心と秘核に宏一の息がかかるたびに必死に我慢した。こ

れだけ距離が近いと、宏一の声の振動さえ敏感な秘核には強烈に

応えた。

「して欲しいこと、あるでしょ?洋恵ちゃん」

「ああんっ、もう、ああっ、だめぇーっ」

洋恵は自分がおねだりをしないと宏一が決して許してくれないこ

とを知っていた。洋恵自身はおねだりせずに、可愛らしく愛され

たかったのだが、宏一はどうしてもそれを許してくれない。既に

身体は焦らされ尽くして我慢の限界に来ている。今となってはお

ねだりする意外にどうしようもない。そして、とうとう洋恵は言

ってしまった。

「先生、舐めて」

「どこを?」

「ク、クリト・・・クリトリス」

「だけでいいの?」

洋恵は全部舐めて欲しかったが、それ以上を言うより、とにかく

舐めて欲しかった。

「そう、早く、ね・・・、あ、ああぁーっ、ああぁーっ、

ああぁーっ」

宏一は濡れそぼった全体ではなく、秘核だけをそっと舐め始めた。

洋恵の身体の中で快感が爆発する。しかし、それは洋恵が知って

いる最高のものではなかった。

「ああぁーっ、ああぁーっ、ああぁーっ」

宏一がゆっくり秘核だけをそっと舐め上げるたびに、洋恵の身体

に快感と同時に不満が溜まっていく。往きの船の中でしてくれた

ように、もっと全体をむさぼるように舐め、乳房も揉み上げて欲

しかった。しかし、宏一は洋恵の言ったことしかしてくれない。

「ああぁーーっ、せんせい、もっと、もっとして」

「洋恵ちゃんがして欲しいようにしたのに」

「意地悪しないで、もっとちゃんとして」

「洋恵ちゃんがちゃんと言えば、言ったようにするんだよ」

「ああぁーーっ、ああぁっ、意地悪ぅっ、全部舐めてっ」

「全部って?」

「ああぁっ、もうっ、クリトリスも小陰唇も全部っ」

「べろべろ舐めてって言ってごらん」

「全部・・・べろべろ・・・舐めて・・、あ、あああっ、

ああぁーーっ」

宏一が初めて全体をくまなく舐め始めた。待ちに待った強烈な快

感が洋恵の身体の中を走り回る。洋恵は猛烈な快感の中で、宏一

に一つずつ教え込まれていく自分の身体を感じていた。それは最

高の家庭教師だった。

やがて宏一が顔を話すと、洋恵の身体はぐったりとベッドに倒れ

る。しかし洋恵の燃えさかる身体は更に宏一を求めていた。

「先生、前から舐めて、ね?」

そう言うと、仰向けになって足を広げ、両手を伸ばして宏一の頭

を誘う。宏一が再び洋恵の両足の間に身体を埋めていくと、その

頭をかき抱いて自分の秘芯に押しつけた。洋恵が宏一の顔を秘唇

に擦りつけた時、ご褒美にいつもしているように、宏一は秘唇を

舐めながら両手を伸ばして乳房を揉み上げてやる。

「ああーーーーーーっ、はうぅっ、あぁーーーーっ」

洋恵の中で再び最高の快感が爆発した。洋恵の乳房は、宏一が驚

くほど固く膨らんでおり、本当のゴムまりのように固かった。洋

恵は夢中でごしごしと宏一の顔を秘芯に押しつける。もう、洋恵

は何もためらいのない、宏一の与える性の虜になりきっていた。

洋恵はすさまじい快感と同時に安心感にも、そして少しだけ引き

返せないと言う想いにも満たされ、その中を猛烈に進んでいく自

分に満足していた。

宏一はぷりぷりとした洋恵の秘部全体を舐め回し、堅い乳房を揉

み上げながら小さな乳首を転がし、まだ中学生の性を貪った。そ

れは大人になりきっていない若さと幼さを感じさせる新鮮なもの

だった。

やがて、宏一がびしょびしょになった顔を上げると、声を上げて

喜びを表していた洋恵は両手で宏一の顔を引き上げ、

「先生、一回・・・入れて・・・」

と息を弾ませながら、宏一を迎え入れる体勢でおねだりをした。

「欲しくなったの?」

「うん」

「それじゃ、ゆっくり入れるからね」

「焦らしちゃイヤ、ちゃんと入れて」

宏一は洋恵の上に被さり、挿入の体制に入った。最初は入り口に

当てるだけでいきなり入れたりはしない。

「あん、アアンッ、イヤ、早く、ね、入れて」

洋恵は自分から腰を突き上げて肉棒を迎えに行く。洋恵の中はたっ

ぷりと潤っていたが、強烈に締まっている肉壁は簡単には宏一を

受け入れようとはしなかった。

「あんっ、ああぁっ、ううん、アンッ、上手く入らないのぅ」

洋恵は焦れながら何度も腰を突き上げる。それでも、宏一が角度

を合わせていたので、洋恵の秘心の中に少しずつ肉棒が入っていっ

た。

「あん、ああっ、入ってきた、早くぅ、もっと、ねえっ、はうぅっ」

洋恵は待ちきれないと言うように何度も腰を突き上げる。

「もっと大胆に足を広げないと上手く入らないよ。膝を引き寄せて」

洋恵は言われた通りに足を大きく開いて膝を引き寄せて腰を突き

上げる。すると、ずるっと肉棒が大きく中に入った。

「はあぁーっ、来た、入ってきた」

洋恵は宏一に下から抱きつき、さらに何度も腰を突き上げて深く

肉棒を収めていく。すでに半分くらい飲み込まれた肉棒は、洋恵

の腰の動きとは別にぬめぬめと肉棒に絡みついて宏一に快感を与

え始めた。

「洋恵ちゃん、上手になったね。気持ちいいよ」

宏一はやっと最高の状態で手に入った洋恵の身体に満足していた。

しかし、肉棒が深く入れば入るほど洋恵自身には宏一の何倍もの

快感が与えられ、あまりの気持ち良さに上手く腰を突き上げられ

なくなる。まだまだ経験不足の洋恵には大胆な性の技は無理だっ

た。

「アアンッ、あうぅっ、はうっ、いいっ、いいの、先生、動いて

・・・お願いぃっ、ああーっ、もっとぅ」

洋恵は宏一の下で悶えながらおねだりを繰り返す。

「どうして欲しいの?」

「動いて、入れたり出したりして」

「何を?」

「アアンッ、おチンチンを入れたり出したりしてぇっ」

「まずは入れてから出すんだね。こうかな?」

「はうぅっ、奥、奥までぇっ・・・来た・・、アアンッ、凄いっ、

はうぅっ、こんな、ああんっ、ああーーっ、あうぅーっ、いーーっ、

あうっ」

洋恵は宏一の与える快感にのめり込んだ。たっぷりと焦らされた

身体は、洋恵自身が経験した事のないさらに高いところに洋恵を

連れて行く。宏一は、出没のスピードを上げると肉壁の絡まる快

感が少し弱くなる事に気がついた。これなら何とか持つかも知れ

ない。肘で身体を支えて堅く膨らんだ乳房を揉んでやると、さら

に洋恵は大きく仰け反って喜ぶ。

「ああっ、あうああっ、はう、はあっ、ああっ、あっ、ああーっ」

洋恵はもう何も分からなくなってきた。ただ猛烈な快感が身体の

隅々まで駆け抜けていく。

「洋恵ちゃん、どうなの?ちゃんと言いなさい」

「ああっ、あうぅっ、ああっ、ああっ、はうあっ、あうあう、あ

あんっ」

「言わないと・・・」

「イヤあっ、して、もっとしてえっ、あうぅっ、はうんっ、いい

の、凄くいいっ」

洋恵はだんだんと身体がふわふわと浮くような感覚になってきた。

今まで感じた事のない新しい感覚だ。口と手で愛されていた時に

は、もっと単純に感覚が盛り上がって突き抜けるような鋭い絶頂

を得ていたが、今はそれより遙かに複雑な深くて高い感覚だった。

「行きそうになったら、ちゃんと行くって言うんだよ。言わない

と・・・」

宏一は出没の深さを調節しながら洋恵をさらに追い込んでいく。

肉壁がさらに強く閉まってきて、だんだん出没が辛くなってきた。

宏一自身もあまり長くは持ちそうにない。

「ああっ、せんせっ、もう、もういく、いきそうっ」

「いっちゃうの?洋恵ちゃん、いっちゃうの?」

「ああっ、先生っ、やめちゃいや、そのまま、ああっ、ああっ、

あ、あああぁぁぁーーーっ」

洋恵はひときわ大きく体を仰け反らせるとぐっと硬直した。それ

に合わせて宏一はぐっと深く肉棒を差し込んでケリをつけてやる。

しかし、宏一の肉棒も限界に近づいていた。じっとしていると肉

壁が絡みつく快感でじわじわ最後の瞬間が近づいてくるのがよく

分かる。洋恵の肉壁は入り口のところがきゅっと何度も痙攣し、

それに合わせて洋恵の身体全体がピクッと反応しており、それと

同時に、

「あうぅっ・・・・・・・・はうぅっ・・・・・・・・あんっ」

と洋恵の身体に快感が突き抜けているのだが、肉壁の奥はそれと

は別の生き物であるかのようにざらっとした感覚とぬめぬめとし

た感覚が混じった何とも言えない快感を宏一に与えていた。特に

先端をざらっと撫で上げられるのが堪らなく気持ちいい。

「洋恵ちゃん、どうなの?」

「アアンッ・・・・・凄いの・・・・凄いのああっ、・・・いっ

ちゃったああっ・・・・・はうんっ」

洋恵はまだ余韻を楽しんでいたが、宏一はもう限界が来た事を

知った。再び出没を開始して最後の瞬間を貪る。

「ああっ、いああっ・・・先生っ、まだだめぇっ」

「行くよ、洋恵ちゃんっ、ああっ、もう出ちゃうよっ」

「だめぇっ、ああっ、はううっ、ああーーっ、ああうぅーーっ、

またきたぁっ、ああぁぁぁぁーーーっ」

肉棒の先端がぐっと張り出して肉壁を強烈に擦ると、洋恵は再び

絶頂に向けて駆け上がった。それは先ほどよりもさらに高く、鋭

いものだった。

「ほうらっ、ああっ、いいよ、ほうらっ」

「ああぁぁーーーっ」

肉棒の先端からどくっどくっと精が肉壁に注がれ、洋恵は限界ま

で仰け反った身体でそれを受けた。快感の中で何かが中に注がれ

る感覚を洋恵は初めて経験した。


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