ウォーター

第七十一部

 

そのまま二人はしばらくつながったまま動こうとしなかった。お

互い、最高の余韻が二人を包んでおり、動かなくても気持ち良かっ

た。二人とも汗でびっしょりになっていたが、宏一がディープな

キスをすると洋恵はそれに必死で応えようとする。しかし、洋恵

は上手く口を開けられず、唇がわなわなと震えていた。それを宏

一が一方的に貪る。しかし洋恵は嫌がっているわけではなく、最

高の満足感に包まれていた。

「可愛いよ。洋恵ちゃん。最高だよ。好きだよ」

「せんせ・・・・動かない・・・・ごめん・・・・なの・・・抱

いて・・・」

洋恵はふるえる唇でかすかに何か言ったが、最後まで聞き取れな

い。宏一は洋恵の身体を抱きしめながらゆっくりと腰を少しだけ

動かして、肉棒が抜けない程度に快感を楽しんでいた。肉壁はま

だ肉棒に絡みつき、小さくなっていくのを引き留めるかのように

快感を生み出そうとする。

「ああん、先生・・・まだ動いてる・・・」

「洋恵ちゃんの中が動いてるんだよ。気持ちいいな」

「せ・・・先生・・・また・・・あん・・・大きくなってきたよ

・・・ああん・・」

「とっても気持ちいいんだ・・・・最高だよ」

「ああん、先生、また来た・・・またおっきくなって・・・あ

うぅっ」

宏一の肉棒は洋恵の中で再びたくましくなってきた。それは宏一

自身が驚くほどのインターバルの短さだったが、確かに肉棒は本

来の姿を取り戻し、洋恵の身体を再び燃え上がらせた。洋恵自身

は疲れ切っていたが、幼い本能はさらに快感を求めようとしてお

り、洋恵は戸惑いながらもそれに従わざるを得ない。

「アアンッ、先生っ、まだするの?ああっ、いいっ、ああーっ、や

められない、はうぅっ、こんなにぃっ、ああーっ」

「やめたほうがいい?」

「いやぁっ、して、してぇっ、もっとぅ、ああぁーっ、死んじゃ

うぅっ」

洋恵は三度目の快感に全く衰えを見せずに反応した。洋恵の肉壁

はまたしっかりと閉まりはじめ、宏一の吐き出した精を自分自身

の液体と一緒に肉棒の出没に合わせてだらだらと流し出し、しっ

かりと肉棒を締め上げてざらっと撫で上げる。

「はうぅっ、くうっ、いいっ、ああっ、いいっ、ああぁーっ、あ

あぁーっ、はあぁーっ、あああぁっ」

洋恵は自分の感じ方から三度目の絶頂が直ぐ傍まで来ている事を

悟った。しかし、ほんの今精を放ったばかりの宏一にはさすがに

余裕がある。今度はじっくりと洋恵の身体を燃やすつもりだった。

「洋恵ちゃん、おねだりは?」

「ああっ、はああぁーっ、はあぁーっ、して、してぇっ」

「してるじゃないの、それだけなのかな?」

宏一は出没を続けながらもゆっくりと動きを浅くしていく。その

変化はたちまち洋恵に感づかれた。

「イヤあっ、抜かないで、お願い、もっとしてえっ」

「おちんちんでズボズボしてって言ってごらん」

「ああぁっ、おちんちんでぇっ、ズボズボっ、ああーっ、深いーっ」

洋恵はもうすぐいきそうだった。しかし、宏一はゆっくりと肉棒

を抜いていく。

「ちゃんと言えないのかな?」

「いやぁっ、抜いちゃいやぁっ、入れて、入れてえっ、おちんち

ん、はうぅっ」

宏一が再び肉棒を差し込むと洋恵は仰け反って喜ぶ。

「いきたいの?もうすぐなの?」

「うん、そう、そうなの、だからぁっ、アアンッ、抜いちゃだめ

えっ」

「こうやって入れて欲しいの?」

「はああーーーっ、いいっ、抜かないで、ああぁーっ」

「ちゃんといかせてって言ってごらん。おチンチンでズボズボし

ていかせてって」

洋恵には宏一が焦らしているのがよく分かったが、もう少しで頂

上に届くのだ。殆ど何も考えずに言われたとおりにおねだりをし

た。

「いかせて、おちんちんでいかせて、ね、もうすぐぅっ、ああっ、

ああぁーっ、それ、それぇーっ、たまんないーっ、いかせてぇーっ」

宏一は洋恵をぎりぎりまで連れて行っては引き戻し、そしてまた

連れて行った。しかし、洋恵の息が激しくなってきたのを感じ取

ると、最後の瞬間を許してやる。

「ほうら、いってごらん、いいよ、いきなさい」

「はああぁぁーーーーっ、はうぅーーーっ、あああああーーーっ」

宏一の許しを得た洋恵はたちまち身体を仰け反らせて硬直し、あっ

という間にいってしまった。そして、ぐったりとベッドに沈み込

むと一切反応しなくなる。それを見て、宏一は少しかわいそうに

なって肉棒を引き抜いたが、引き抜く瞬間にも全く反応しない。

まだ時折洋恵の身体はピクッと痙攣を繰り返していたが、洋恵は

そのまま気絶するように深い眠りの底に引き込まれていった。洋

恵が寝た後も秘唇がかすかに痙攣するたびに白い液体が流れ出し

ていた。

宏一は洋恵の身体に満足して、ベッドを降りると一服した。あの

中に入ったら虜になってしまうくらい最高の肉壁だと思った。こ

のまま洋恵の身体を開発し続けたらどうなるのだろうと想像して

みたが、宏一自身にも分からなかった。今日の洋恵の絶頂は、今

までにないくらい最高のものだったのは分かったが、これからも

洋恵を抱いていれば、さらに高いところに洋恵は上がっていくだ

ろうし、肉壁もざらざらした感じが薄れていくと同時に、よりしっ

かりと肉棒に絡みつくだろう。

そうなったらどんな感じになるのか、興味はあったが、のめり込

むのを止められない自分に少しだけ恐怖を感じた。やがて宏一の

呼吸が落ち着いて眠りが近づいてくると、宏一は自分のベッドに

入ってすっきりとした気分で目を閉じた。眠りに入る直前、恵美

はどうしているだろうかと思った。

翌日、宏一が起きても洋恵はまだ寝ていた。よほど疲れているら

しい。布団を蹴飛ばしていたのでそっと掛けてやる。宏一はシャ

ワーを浴びてからバスタオルを腰に巻いただけの格好で、窓際で

本を読み始めた。十時頃に大島の横を通る時、反対方向のフェリー

とすれ違い、船の汽笛が鳴った。部屋の中では小さな音だったが、

その音で洋恵は目を覚ました。

「せん・・せ・・い・・」

「疲れてるんだよ。まだ寝てていいよ」

「せんせい・・・」

「どうしたの?」

「おのどが渇いた・・・」

「分かったよ。売店で何か買ってきてあげる。お腹は?」

「空いた・・・」

「ちょっと待っててね」

宏一は服を着ると買い出しのために部屋を出た。売店は中途半端

な時間にもかかわらず結構混んでいた。休日なので全体的に朝が

遅いようで、ブランチにレストランで食べている人も結構いたし、

簡単に売店で買い物を済ませて自分の部屋で食べる人も多いよう

だった。

パンや飲み物を多めに買い込んで部屋に戻ると洋恵はベッドにお

らず、買ってきたものをテーブルに広げているとバスルームから

出てきた。バスタオル一枚の大胆な格好だ。洋恵はうれしそうに

宏一に駆け寄ってくると、キスをねだった。ねっとりと甘いキス

を心ゆくまで交わす。

「先生、おはようございます」

「おはよう、洋恵ちゃん。まだ疲れてる?」

「シャワーを浴びたらすっきりした。今何時?」

「十時過ぎかな?」

「もうそんな時間なんだ。大変。ねえ、先生、ねぇ」

洋恵は身体を擦りつけて宏一をベッドに誘った。

「洋恵ちゃん、起きたばっかりなのに、もう甘えたくなったの?」

「だって、2時過ぎには着いちゃうのよ、ねぇ、優しくして?」

洋恵は明るく甘えてきた。宏一は、

「それじゃぁ、まずお腹に入れなさい。俺は服を脱ぐから」

と言って服を脱ぎ始めた。洋恵は納得したようで、菓子パンにか

ぶりついてウーロン茶をごくごく飲み干した。もともと洋恵が買

い出しをねだったのだから、食べっぷりは見事なもので、あっと

いう間にパンが二つとお茶が二本無くなってしまった。

宏一は全裸になるとソファに座って本を開き洋恵を待つ。洋恵は

食べ終わるとうれしそうに宏一の元にやってきて、何も言われな

いのにソファの前に跪いて肉棒を含んだ。

宏一が片手でバスタオルを解くと、はらりと白いタオルが落ちて

全裸の身体が現れたが、洋恵は全く気にする様子が無く、熱心に

肉棒を口でしごいていた。

肉棒は熱心なフェラチオのおかげでたちまち堅くなり、洋恵は目

を見張って心をときめかせた。宏一は洋恵の奉仕に満足すると、

洋恵を膝の上に横抱きにした。目の前に膨らんだ乳房にゆっくり

と舌を這わせながら、左手で洋恵の背中を支え、右手は乳房の下

を這わせる。

「ああん、先生、早くベッドに連れてってぇ」

洋恵はくすぐったそうにしながら宏一に甘えた。

「連れてってあげるけど、その前に洋恵ちゃんの準備をしなきゃ」

「ベッドに入ったら準備できるからぁ、あん」

「もうすぐ準備ができるかな?」

「ああん、ダメェ、くすぐったいからぁ」

洋恵は宏一にベッドで抱きしめて欲しかったのだが、すでに愛撫

に感じ始めていた。

「ほうら、おっぱいが堅くなってきたよ」

宏一の言うとおり、洋恵の乳房は愛撫に反応して堅く突き出し始

めており、その先端も飛び出してきた。洋恵は感じ始めた身体を

正直に告白するかのように、少しずつ足を擦り合わせ始める。

「先生、もういいからぁ、ねえ、早くぅ」

「まだだよ。もう少しだね」

宏一は乳房の周りだけでなく、先端をそっと口に含む。

「あうぅ、ああん、気持ちいい・・・」

「これは?」

乳房を軽く揉み上げると洋恵の体がびくっと震えた。

「はあーっ、いい、ああん、もうこんなになったぁ」

洋恵はそのまま宏一の膝の上で感じさせられた。そして何度も乳

房を愛されているウチに、とうとう我慢できなくなって宏一の右

手を自分の茂みに導き、少し足を開く。

「こっちもして欲しくなったの?」

「はうぅ、先生、分かってる癖にぃ、優しくして」

「どうして欲しいの?」

「優しくかわいがって、ああっ、そう、それ、ああん、いい、先

生っ」

洋恵は宏一の巧みな愛撫に身体が燃え上がっていくのが分かった。

宏一が秘核の下の一番感じやすいところを微妙に指で刺激するの

で、どんどん身体が次を欲しがってくる。

「先生、ああっ、ああん、ねぇ、アアンッ、はううっ、あっ」

「ちゃんとおねだりしなさい」

「もう、私をこんなにしてぇ、ああん、おちんちんが欲しい、入

れてぇ」

「このまま正面からおいで」

宏一は洋恵を解放すると、正面からの結合を指示した。しかし宏

一は肘掛けのあるソファに座っているので、洋恵が正面から繋が

るためには両足を肘掛けの外に出さなければならない。

「ああん、こんなことさせるぅ」

洋恵はだいぶ苦労して無理矢理ソファ全体を跨ぐと、どうにか宏

一の上にやってきて腰をゆっくり下ろした。それを宏一がサポー

トして、堅くそそり立った肉棒の上に洋恵の腰の位置を合わせ、

串刺しするように一気に貫く。

「ああぁぁぁぁ、いきなり入ってくるぅぅっ」

しっかりと締まった肉家壁を押しのけて肉棒が洋恵の中に入り込

むと、洋恵は快感よりも圧倒的な挿入感に驚いた。まだ洋恵の肉

壁は十分に濡れておらず、挿入するのもやっとの状態で、快感を

生み出すほどにはなっていない。

宏一はとにかくまず挿入すると、目の前の洋恵の乳房を両手で可

愛がり始めた。無理やり足を全開にした姿勢で結合しているので、

洋恵は両手を宏一の方に置いて身体を安定させていて何もする事

ができない。

「ああんっ、あんっ、きついぃ、あうぅ、あんっ」

洋恵は最初少し嫌がっていたが、肘掛けに掛けた足に力を入れる

と身体が少し持ち上がる事に気がつくと、自分で微妙に結合を調

整して快感を生み出すように体を動かした。

その間宏一は、目の前に突き出された可愛らしい乳房を堪能する。

座った姿勢のまま洋恵の裸体を正面からじっくり見る機会は少な

かったので、宏一は少しふっくらした中にもしっかりと突き出し

た乳房を手と口を使って十分に味わった。

「ああっ、はうぅっ、あん、ああん、だめぇ、そんな・・はうっ」

洋恵は乳房を揉み上げられるたびに身体を仰け反らせ、乳首を舌

で転がされるたびに声を上げた。乳房を愛される感覚は肉壁を刺

激し、しっかりと肉棒を締め付けて撫で上げる時の快感に増幅さ

れて洋恵の身体の中を駆けめぐった。

「アアン、はあん、あんっ、いいっ、せんせ・・いいっ、下も良

いの、両方いいの」

洋恵は乳房を揉まれながら自然に腰をじわじわ動かし、生み出さ

れる快感をより強くしようとした。しかし次第に快感が強くなっ

てくると、自分の身体を支えているのが辛くなってくる。

まだすっぽりと肉棒全体を飲み込むには幼い洋恵は、どうしても

身体を自分から支えて腰の位置をちょうど良い範囲に入れておか

ないと痛くなってしまうのだが、それを続けるのがだんだん辛く

なってきた。

「ああーっ、あっ、はあーっ、先生、ベッドで、ベッドで入れて、

お願い、上手くできないの、ああーっ、もっと、ね、いいでしょ?」

宏一は、洋恵がだんだん身体を上手く動かせなくなってきたこと

に気が付いていた。宏一としても、この出没のできない姿勢での

セックスではフィニッシュできない。

「洋恵ちゃん、それじゃ、ベッドに行こうか」

宏一は洋恵の腰を持ち上げて肉棒を抜いてやると、洋恵は足に力

が入らないのか、崩れるように床に膝を突いて息を弾ませている。

宏一はその横に立ち上がると、そそり立った肉棒を洋恵の目の前

に突き出し、

「さあ、ベッドでいっぱい悪い子にしてあげる。ベッドにおいで、

オチンチンでズボズボして欲しいでしょ?」

と洋恵を挑発した。しかし、その『ズボズボ』と言う言葉を聞い

た途端、慎司に言われた『やり放題ズボズボやっとるとね。中学

生のくせにベテランばい。ガバガバになっとるばい』と言う言葉

を思い出した。さっと顔色が変わると、突然ベッドに駆け込んで

しまう。その表情が険しく、仕草があまりにも急だったので、宏

一は驚いた。

「洋恵ちゃん??」

「いやっ」

宏一が洋恵の横に寝て抱き寄せようとしても、洋恵は嫌がって逃

げてしまう。突然の洋恵の変化に宏一はどう対応して良いの分か

らなかった。しかし、無理にするとまた大変なことになる。

「どうしていやなの?洋恵ちゃんがベッドで入れてって言ったの

に・・・」

洋恵は何も答えない。それどころか、宏一から身体をガードする

かのように、俯せになって手をぎゅっと縮めてしまった。宏一が

背中を撫でると、嫌がるように身体を揺する。

「洋恵ちゃん、もう寝たいの?」

枕に顔を埋めていた洋恵はかすかに首を振った。

「それじゃ、そっとすればいい?」

そう言いながら背中に手を伸ばすと、ぶるっと嫌がる。

「どうして?」

宏一はそう言いながら優しく髪の毛を撫で始めた。それは確かに

効果があったようで、少しずつ洋恵の緊張がほぐれていく。やが

て、

「あんな事言わなくたって・・」

とポツンと小さな声で洋恵がつぶやいた。洋恵としては、優しく

してくれた結果としてのセックスのはずだったのに、まるでズボ

ズボして欲しくて堪らないかのように言われたので、慎司の言葉

を思い出してしまったのだ。

「ごめんよ。洋恵ちゃん、ごめん・・・」

宏一は何度も謝った。すると、だんだん洋恵の身体から力が抜け

ていくのが分かる。やがて、背中を撫でても嫌がらなくなってき

た。すると、宏一の性のハンターとしての本能がよみがえる。

少しずつ落ち着かせるために撫でていた手の動きを愛撫に近づけ

ていく。それでも洋恵はじっとしていたので、宏一は洋恵を再び

愛せると思って、うなじを唇で軽くつまむようにしてみた。ピ

クッと微かに身体が反応する。

「いやじゃない?」

洋恵は何も言わなかった。宏一は洋恵が受け入れたと判断して、

次第に愛撫をしっかりとしたものに変えていく。しかしこの時、

洋恵はまだ葛藤の最中にあった。まだ完全に宏一に抱かれる心の

準備ができていなかった。

しかし、身体は愛撫に正直に反応し始める。『少し待って』と宏

一に言いたかったが、何故かそれができなかった。その代わり、

再び両手をぎゅっと縮めて両足もピッタリ閉じて防御の体勢に入

る。

宏一はゆっくりと洋恵の背中を撫でていたが、やがて両手で身体

を支えると、洋恵の上に被さって、ゆっくりと背中を唇で愛撫し

始めた。それは洋恵の身体に再び火を付ける。宏一の唇が背中を

ゆっくりと這い回ると、洋恵は何度もピクッと身体を動かし、昨

夜教えられた敏感な部分を舌が丁寧に舐め回ると、

「くうっ」

と背筋を小さく反らせて感じていることを正直に告白する。しか

し、洋恵は感じていてもそれを喜んでいる様子はない。そこで宏

一はじっくりと時間をかけて背中から腰まで何度も丁寧に指で撫

で上げ、舌で味わった。

洋恵は拒絶している手前、声を上げて喜ぶこともできず、身体が

トロトロに溶けていくのを自分で感じているしかなかった。枕を

握りしめて必死に声をこらえる。今や、宏一の息がかかっても快

感が発生するくらいまで身体が敏感になってきた。洋恵の身体が

十分にできあがったのを確認すると、宏一は肉棒を洋恵の尻から

少しずつ差し込む。

「はあっ」

洋恵の尻が一気に固くなり、肉棒の進入を拒もうとするが、ほん

の秘唇の縁に当たっただけでも強い快感が生まれた。可愛らしい

尻は肉棒を喜んでくっと小さく突き上がろうとするが、洋恵の意

志がそれを押さえ込む。

宏一は洋恵の心の壁を解かしたかったので、一気に肉棒を進めず

に、入り口付近で止めたまま小さく秘唇をつつき、洋恵の尻が迎

えに来るのを待った。

しかし、洋恵には宏一がおねだりを強要するために焦らしている

としか思えず、必死に尻が動くのをこらえた。この状況で尻を突

き上げるのは、洋恵自身が『ズボズボ』して欲しいと告白するよ

うなものなので、絶対に嫌だった。

「洋恵ちゃん、入れても良いの?ほら、お尻が動いてるよ」

「くうっ・・・・くっ・・・・くっ・・・・はう・・・うぅ・・」

何度我慢しても洋恵の尻は肉棒を迎えに行こうとする。ほんの少

し突き上げるだけでとろけるような快感が走るので、一度持ち上

げた尻を降ろすのは大変だった。しかし、また肉棒が当たるとす

ぐに尻が上がろうとする。宏一はだんだん洋恵が我慢できなくなっ

てきているのを悟ると、肉棒を少しだけ奥に進めた。

「ああっ、・・・だめっ・・・・、ああぁっ・・・」

それに応えるかのように、洋恵の尻はより高く突き上げられる。

洋恵自身は尻を降ろそうとしているのだが、実際は次第に尻が高

く持ち上がり始めた。肉棒の先端が半分だけ秘口に埋まったまま、

宏一が肉棒を引いても尻はそれを追って持ち上がってきた。そし

て宏一が少しだけ腰を突き出すと、肉棒の先端はとぷっと幼い肉

壁の中に埋まってしまった。

「ああーっ、・・・・だめ・・・・・だめっ・・・」

洋恵は高く尻を突き上げた格好で枕に顔を埋めて悶えた。もう我

慢の限界だ。

「洋恵ちゃん、もっと入れてもいい?優しく奥まで入れてもいい?

優しくするから、そっとするよ」

宏一は何度も洋恵に入れてもいいかどうか聞きながら、肉棒の先

端を少しだけ奥に入れたり半分だけ抜いたりして洋恵に決断を迫っ

た。中途半端ながら強烈な快感に身体を焼かれ続け、とうとう最

後に洋恵は肉欲に屈した。洋恵の頭が小さく上下する。

「入れてもいいの?」

コクッと頭が下がった。宏一はそれを見ると、洋恵の腰を掴んで

ゆっくりと肉棒を奥まで差し込んでいく。

「ああぁぁぁーーーーっ、くぅぅぅーーーっ」

洋恵はやっと訪れた敗北に悲しみながら喜んだ。それは身体中の

毛が立つほどの強烈な快感で、『とうとう許しちゃった』と頭の

中では分かっていても、どうしようもない最高の快感だった。

しかし、宏一は直ぐに動こうとしなかった。洋恵は挿入されたま

ま、快感を自分で作り出さねばならない。

「ああん、先生、ああっ、ねえ、ねえっ」

洋恵は小刻みに尻を振りながら悶える。自分から動かなければと

ろけるような快感は次第に小さくなってしまう。しかし、ほんの

少しでも動けば、快感は強烈に身体を走り抜ける。肉壁の動きに

よって洋恵自身に継続的な快感が与えられるので、全く快感を無

視するのは不可能だったし、その肉壁の動きも自然に強弱が付け

られる。じっとしていても快感の波は襲ってくるし、動けば自分

から作り出せる。

「先生っ、こんな、ああん、動いて、動いて、ね、して、こんな、

アアンッ、して」

洋恵は堪らなくなって宏一におねだりをした。すでに貫かれてい

るので、今さら恥ずかしがっても仕方がないと自分を納得させる。

しかし宏一は、さらに洋恵に教え込むつもりだった。

「自分で体を前後に動かしてごらん」

「アアンッ、はうぅっ、ああーっ、こんな事、あーっ、教えない

で、ああっ、ああっ」

洋恵は少しずつだがひじをついて上体を軽く持ち上げて身体を前

後させ、バックで肉棒を味わう方法を覚え始めた。

「ああん、アン、あん、アン、アン、はうぅ、あん、アン」

快感自体はそれほど大きくないが、自分の好きなようにできるこ

の方法を洋恵は気に入ったようで、徐々に自分から動く喜びを覚

えていく。

「ああん、先生、上手く動けない・・・けど・・・アアンッ、い

いっ」

「洋恵ちゃんがしっかり締め付けてるから動きにくいんだよ」

「アン、そうなの?私、ガバガバじゃないの?」

「凄くきついよ。自分でも分かるでしょ?しっかり繋がってるか

ら洋恵ちゃんが動きにくいんだよ。でも、気持ちいいでしょ?」

その言葉は洋恵を楽にした。ガバガバじゃないと言う事が自分自

身で分かったのだ。確かに、快感に隠れていてわかりにくいが、

自分と宏一がかなり強い力で繋がっている事が分かった。まるで

尻が固定されているかのように動きにくいのだ。それは洋恵の快

感をさらに深いものにした。


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