ウォーター

第八十部

 

宏一は友絵とたっぷりとキスを楽しんだ後、ゆっくりとTシャツ

を脱がせ始めた。手が薄い小麦色の肌を這っていくと、布地がめ

くり上げられて肌がゆっくりと現れる。

「だめ、ここはいやぁ、ベッドに連れていって」

「まだだよ。ゆっくりここで愛してあげるから、その後でね」

「ああん、ここで優しくされたら、お風呂にも入れなくなるぅ」

「お風呂に入ってからにするの?」

「ね?ベッドで待ってて、直ぐに済ませるから」

「もう、お風呂湧いているの?」

「分からない。令子が湧かしてくれてると思うの」

「そうかなぁ?そんな時間、合ったかなぁ」

「待ってて、直ぐに確かめてくるから」

そう言うと友絵は立ち上がって風呂場に行った。直ぐに水音がし

始めた所を見ると、これから支度をするようだ。少ししてから戻っ

てきた友絵は、

「ごめんなさい。今水を張って火を付けてきたから、直ぐ湧くと

思うけど・・・」

と言って再び宏一の膝の上に身体を倒してきた。

「それじゃ、湧くまでここで可愛がってあげる」

「だめぇ、そんなにされたら我慢できなくなるぅ」

「それじゃ、直ぐにベッドに入る?」

「イヤ、ちゃんとお風呂に入らないとダメ」

「それじゃ、ここでこうしてるしかないね」

「そっとよ。今は少しだけにしてね」

宏一は友絵のTシャツを再び捲り上げると、薄いピンク色のブラ

ジャーの上に指を這わせ始めた。ゆっくりと友絵の身体から力が

抜けていき、少しずつ息が大きくなっていく。

「友絵さんの身体って、本当に敏感なんだね」

「ううん、そんな事無いの。宏一さんが上手だから・・・うっ」

宏一の指が友絵の布地に包まれた奥にある膨らみの突起を探り当

て、そっとコリコリし始めると、友絵の声が甘く切ないものに替

わっていった。

「いいね、おねだりしてくれないと、ちゃんとしてあげないよ」

「おねだりするの?私、上手くできないから・・」

「それじゃ、覚えないとね。だんだん身体の方が我慢できなくなっ

てくるよ。ほら?」

宏一が手の中に包み込んだ小さな膨らみを一度だけ軽く揉み上げ

ると、

「はうっ」

と友絵から息が漏れるが、直ぐにまた元の愛撫に戻ってしまい、

先にはしてくれない。

「宏一さん、優しくして。おねだりはベッドで、ね?」

「ベッドでもして貰うけど、ここでもして」

「ああん、こんな明るい所じゃいやぁ」

「まだTシャツも脱いでないんだよ。どこでも一緒だよ」

「だってぇ・・・」

宏一の愛撫に身体の奥が熱くなってきた友絵は、少しずつ身体を

くねらせて愛撫に耐える姿勢をとった。軽い指の愛撫だけで自分

の身体がこれだけ燃え上がる事に驚きながら、

「もう少しだけ、して?」

と中途半端なおねだりを始める。

「ダメ、何をどうして欲しいの?」

「胸を・・・して・・・・」

「その前に脱がせて欲しいものがあるでしょ?」

「ああん、ここはいやぁ、明るいからぁ」

と愛撫の予感だけで友絵は焦らされ続けた。しかし、宏一の愛撫

がどんどん身体を燃え上がらせていくのに、愛撫は先に進まない。

何度も友絵は耐え続けたが、やがて耐えきれなくなる時がやってく

るのは何となく分かっていた。

「早くおねだりした方がいいよ。ちゃんと優しくしてあげるよ」

「はぁ、はぁ、はぁ、はあっ、ああん、早くぅ」

「早く、なあに?」

「いや、いや、ああん、もう、脱がせて」

友絵は目をつぶったままそっとおねだりした。

「じゃ、Tシャツを脱がせてあげるね」

宏一はそう言うと、ゆっくりとTシャツを脱がせた。

それから友絵は胸元に宏一の舌が這い回る感覚に声を上げ、何度も

宏一の頭を自分の胸に押しつける。しかし、布地に包まれた膨らみ

は、ある程度の快感しか友絵に与えなかった。

「あん、宏一さん、ねぇ、脱がせて、ね、して」

「何を脱がせて、どうして欲しいの?」

「ブラを、ブラを脱がせて、優しくして」

パチッと音がして、宏一が背中のホックを外した音がすると、友絵

は恥ずかしそうにしながらも自分からブラを取り去った。小さな膨

らみの上を宏一の指がゆっくりと這い回り始める。しかし、指は先

端の突起には決して触れず、ゆっくりと左右の突起の周りを回り続

けるだけだった。

「見ないで、お願い」

「可愛いよ。とっても」

明るい部屋の中では大胆になれないようで、友絵は宏一の視線を感

じながら恥ずかしがった。

「アンッ、宏一さん、ね?お願い、して・・ね?」

「ちゃんと、私のおっぱいをゆっくり揉んで下さいって言ってごら

ん」

「そんなぁ・・・・・、ああん、宏一さん」

「言ってごらん」

あくまで宏一は友絵におねだりをさせるつもりだった。会社ではさっ

そうと仕事をこなす友絵からこそ、腕の中では甘えながらおねだり

をさせてみたかったのだ。

「・・・・私の・・・・・おっぱいを・・・・・イヤあぁ・・・・

・・揉んで・・」

「ほうら、ご褒美だよ」

宏一が左側から小さな膨らみをゆっくり揉み始める。友絵の膨らみ

はとても堅く張っていたので、小ささが気にならないほど揉み心地

が良かった。

「ああーっ、ああーっ、ああんっ、あんっ」

友絵の声が熱く、切なく部屋の中に染み渡っていく。右の乳房を揉

み上げる時、友絵は大きく仰け反って足を激しく擦り合わせ始めた。

「はうっ、ああん、感じて・・、はあっ、もう、ああん、いやぁ」

「もっともっと感じてごらん。いっぱいしてあげるから」

「もう我慢できなくなるの。お願い、これ以上は許して」

何度も足を擦り合わせながら友絵は宏一の腕を掴んで必死に懇願し

た。もともと感度が上がっている所に中途半端な愛撫を与えられ、

焦れったさは頂点に達していた。乳房だけでは我慢できないのだ。

それは宏一にも分かっていた。友絵の乳房を揉む度に両足が激しく

擦り合わされ、友絵の声は快感に悶えていると言うよりは我慢して

いるという感じのくぐもった声だ。

「それじゃ、こっちの方をしてあげるからね」

そう言うと、宏一は友絵の足を開いてスカートの中に手を入れていっ

た。

「だめっ、そこはまだっ、あっ、イヤあっ、ああっ、ダメえっ、

ぁうっ、あーっ」

友絵はスカートの中を探ろうとする宏一の手を押さえて少し抵抗

したが、宏一の手は確実に快感のつぼを刺激してくる。身体の中

から我慢していたものが吹き出す度に友絵の身体は仰け反り、宏

一の手を押さえる力が抜けていった。

「ああん、まだお風呂にも入ってないの。お願いだからぁ、許し

て、お願い。これ以上は・・・ぁうぅっ、ああん、はあぁーっ、

ああぁぁーーっ」

友絵は何度か抵抗したが、身体は既に宏一の愛撫を受け入れてお

り、閉じかけた足も少しずつ開いてきた。既にストッキングを脱

いでいるので、薄い布地一枚の向こうは敏感な秘部が熱くたぎっ

ている。

「友絵さん、感じてくれて嬉しいよ。濡れているのが分かるから」

「いやぁ、もうビショビショになってるぅ」

「それじゃ、脱いじゃおうね」

「もう、こんなところでする何てぇ」

そう言いながらも、宏一がスカートの奥に手を入れてパンツを脱

がそうとすると、友絵は腰を浮かせて協力した。しかし、脱がさ

れたパンツは自分で横に投げ出してしまった。濡れているパンツ

は見られたくないらしい。

「あれ?」

「ダメ、見せない。私を見て」

「もう、仕方がない子だ」

宏一は首に手を回して引き寄せてきた友絵とたっぷりとキスをし

ながら、再び乳房を可愛がり始めた。軽く指で愛撫して敏感にし

ておいてから膨らみの裾野へとゆっくりと唇を這わせ始める。

友絵が感じ始めると、宏一は右手を友絵の左手に軽く絡め、乳首

の周りを重点的に舌を這わせた。宏一の愛撫の意味は直ぐに友絵

に伝わったようで、友絵は身体を捻って何とか宏一の口の中に乳

首を入れようとする。

「ああん、いやぁ、ちゃんとして、ちゃんと、ああん、焦らさな

いで」

「おっぱいを食べてって言ってごらん」

「食べて、早く、もう我慢の限界なの。食べて、胸を」

友絵のおねだりは満点とは言えなかった。それを宏一は愛撫で伝

える。唇で先端だけはさみ、その先だけ舌でペロペロと舐めてや

ると、

「ああーっ、もっと、もっとぉっ」

「ダメ、言われた通りにできない子には、これくらいしかしない

の」

「意地悪しないで。ね?食べて」

「ちゃんと言いなさい」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・おっパイ、食べて・・・」

宏一は大きく口を開き、全体を口の中に含んで舌全体で舐め回

し始めた。

「ああぁぁーーーーっ」

友絵は大きく仰け反り、初めて満足の声を上げた。


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