ウォーター

第八十三部

 

「いいよ。まだ友絵さんに慣れていないんだよ。気にしないで」

「ああん、私はこんなに好きなのに。宏一さん、私じゃダメ?」

「そんなことないよ」

「イヤ、私、手と口でするから」

そう言うと、友絵は宏一の胸から腹の上を滑って大きさを保った

ままの肉棒に手を添えて口に含み、手でしごき始めた。

「それならお尻をこっちに向けて」

「あん、それをされたら・・・・。ちゃんと私にさせて」

そう言いながらも友絵は大人しくシックスナインの体勢に入る。

宏一は友絵の奉仕を受けながら、時折優しく秘核の周りを舐め上

げ、友絵の身体に満足を与え続けた。

友絵は疲れ切っていたが、必死になって宏一の肉棒を愛し続ける。

それはとてもけなげで、宏一に精神的満足を与えた。

やがて宏一の肉棒は、友絵のテクニックと愛情で感覚が高まって

きた。

「友絵さん、そろそろ終わるよ。いい?」

友絵は腰の辺りから爆発しそうな快感に必死に絶え、最後の力を

振り絞って激しく頭を上下させ、宏一を放出に導いていく。

宏一も舌全体を使ってたっぷりと秘核と秘口の入り口を舐め上げ、

更に手を伸ばして友絵の堅く小さな乳房を揉み上げた。

「んぐっ、はあっ、くちゅっ」

友絵は吐き出しそうになりながらも必死に肉棒の先端を飲み込み、

最後は手でしごいて放出させた。

「友絵さんっ」

宏一の肉棒から精が噴出すると、友絵は強く吸い立ててそれを飲

み干した。そして、それを追うように友絵の身体も絶頂を極める。

「くあっ、はああっ、んんっ、はうぅっ、うっ、うっ、うっ」

友絵はそれでも肉棒を吐き出さず、最後の一滴まで精を飲み込ん

だ。そして自分の身体の痙攣が収まってからもチュパチュパと丁

寧に先端を舐め続ける。

身体の芯まで疲れ切っていた友絵は、宏一の肉棒を舐め続ける内

に疲れに飲み込まれて、そのまま深い眠りに落ちていった。

反対になったまま友絵に眠られてしまった宏一は、しばらくその

ままの姿勢で友絵の眠りが安定するまで待ってから、そっと友絵

を降ろして自分の隣に優しく寝かせてやった。

友絵は一瞬目を覚ましたようだったが、何も言わないまま再び眠っ

てしまった。

 

朝になり、宏一が目を覚ました時、既に友絵は起きて朝食の支度

をしていた。朝食と言ってもパンとコーヒーに目玉焼きと言った

簡単なものだが、独り身の宏一にはありがたい。友絵は宏一が起

きあがってきた様子に気が付くと、

「宏一さん、昨日買ってきたシャツに着替えてくださいね」

とキッチンから声をかけてきた。宏一が言われた通りに着替えを

揃えてから下着姿でテーブルに付くと、友絵がそれを待っていた

かのように朝食を並べる。友絵は既に着替え終わっており、上着

を着ればいつでも出社できる格好をしていた。

「はい、簡単にしかできないけど、召し上がれ」

そう言ってコーヒーを入れてくれる。

「ありがとう、友絵さんはいつ起きたの?」

「まだ起きてそんなに時間、経ってないのよ。まだ少し眠いくら

いだから」

「眠れなかったの?」

「ぐっすり眠れたけど、あんなに・・・・・、もう」

友絵は少し恥ずかしそうだった。

「いつも何時くらいにここを出るの?」

「7時半くらいかな?」

「じゃあまだ少し時間があるね」

「ちょっと早めに起きちゃったから」

「ごめんね、眠りが浅かったんだ」

「違うの、嬉しくて。久しぶりにこんなに気持ちよく起きたから」

友絵は目を覚ました時のだるさを忘れたかのように明るく宏一に

言った。

いつもは横で寝ている令子を起こさないように、一人で起きて味

気ない朝食を食べる日が続いていたので嬉しかったのは本当だっ

た。そんなことを話ながら二人は朝食を食べた。

しかし簡単なものだったので食べ終わるまで時間はそんなにかか

らない。宏一は起きてから一回友絵を抱けると思っていたのでこ

のまま部屋を出るのはもったいないと思った。食べ終わってコー

ヒーを半分くらい飲み終わった頃、友絵の手を引いて宏一の膝の

上に横抱きにする。

「ああん、ダメよぅ、もう支度しちゃったんだから」

そう言いながらも友絵は自分から身体をすり寄せて宏一の膝の

上から見上げて笑顔を作る。その唇を奪い、服の上から優しく

身体を撫でて始めると、

「ダメ、そんな事したら止まらなくなるから・・・ね、やめて

・・・・お願い」

と言って嫌がるが、それほど強くは拒絶しない。宏一はブラウ

スのボタンを上から順に外すと、その中のブラジャーのカップ

をゆっくりと撫で始めた。

「ダメ、ここまでにして・・・ね、アン、本当に気持ちよくなっ

てきたの・・・ね・・・宏一さん・・・」

「少しだけだから、いいでしょ。ちょっとだけ、まだ部屋を出

るのには時間があるよ」

宏一はそう言うと、ブラの上から唇で挟むような愛撫を繰り返

し、右手をスカートの中に這わせた。友絵はパンストを履いて

いなかった。

「パンスト履いてないんだね」

「昨日脱ぐ時に伝線しちゃったから会社の途中で買おうと思っ

て・・・アン、だめぇ、だから感じちゃうのぅ」

宏一の指は的確に友絵の感じやすいスポットの周りを優しく撫

で続ける。

「ああっ、それ以上はダメ、お願い、ダメ、ああぅぅっ、宏一

さん、気持ち良くなっちゃう、ああん、だめぇ、欲しくなっちゃ

うから、はうぅっ、遅れちゃうっ」

「大丈夫だよ、何とかなるから」

宏一はすっかりその気になって友絵のパンツを少し下にずらす

と中に手を入れていった。茂みの上を通り過ぎて潤い始めた秘

唇の中に指を埋める。宏一の唇を胸元に受けながら友絵は一気

に身体が熱くなるのを感じた。

「ああーっ、だめっ、だめっ、ああん、今はダメ、あう、、は

あっ、もうこれ以上我慢できなくなるからぁっ」

友絵は最後の力を振り絞って身体をねじり、何とか宏一から逃れ

ると、手早く食器を集めて流しに素早く移動した。

「はぁ、はぁ、もう、ダメ、こんな事したら、遅れちゃうでしょ、

宏一さん」

宏一に嫌われるのが怖いのか、友絵は洗い物をしながら宏一に声

をかける。宏一は逃げられたのが少し残念だったが、仕方ないと

思って背後の友絵に声をかけようとして振り返った。

しかし、友絵が乱れた格好のまま流しに立っている姿を見た途端、

欲情が一気に燃え上がる。何も言わずに立ち上がると友絵の背後

に回り、スカートの中に手を入れて一気に膝までパンツを降ろす

と、トランクスを下げて肉棒を後ろから差し入れた。

「ああっ、だめっ、待ってっ」

友絵の身体が硬くなる。洗い物をしているのですぐには流しから

動けないため、宏一の肉棒を感じるしかなかった。

「友絵さん、ほら、中が濡れてきたよ」

宏一は肉棒の先端で友絵の秘心をゆっくりと擦り上げる。友絵は

水を止めるのが精一杯で、流しの縁を掴むと必死に快感に耐えた。

「ああーっ、いいっ、宏一さん、、こんな事してたら・・・・お

願いよぅ」

「大丈夫、今日は二人で直行にしよう。工事の打ち合わせが午後

から入ってたのを午前中に移して、二人で行ったことにすればい

いさ」

「だめぇ、そんなことしたらぁ、ああん、アンッ」

「勤務形態は俺の自由にしていいって言ったよね」

「そうだけど、ちゃんと・・・あん・・手続きしなくちゃいけな

いの」

「昨日の夕方に決まったから連絡できなかったって言えばいいさ」

「そんなこと、ああっ、そんなこと専務だってしないのに、もう、

アン、欲しくなって・・・あうぅ、許して・・・」

「明後日くらいからは忙しくなるからこんなことはできなくなる

し、ね?一回だけ、いいでしょ?」

友絵は宏一の話を聞いて、一回くらいはいいかな、と思った。何

より身体が宏一を欲しがっていて、このまま出社する気にはなれ

なかった。すっきりしようと思ってシャワーを浴びたりすれば、

結局遅刻になってしまう。


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