第 24 部
「あ・・あぁぁぁ・・・こ・・・幸一さん・・・・き・・・気持ち・・・良い・・・・なんか・・・とっても・・良いの・・・」
「こうしていて上げるから、ゆっくりと感じてごらん」
「中に・・・指が・・・入ってる・・・・」
「そうだよ。久美ちゃんの中に指が入ってるんだ。ほら」
「ああん、乱暴はしないで下さい。・・・あぁぁぁ、こんな事・・・」
幸一はそのままゆっくりと指を動かし、久美を新しい喜びの世界に連れて行った。15才の初々しい肉壁は幸一の指が痛くなるほど全体を強く締め付けており、ゆっくりと動かすだけでもかなり大変だったが、少しずつ締め付けられている指の周りに潤いが増してくるのが幸いした。久美が口を半開きに開けてあえぎ声を出す頃には最初よりもだいぶ動かし易くなってきたのだ。
「久美ちゃん、ほら、指が出たり入ったりしてるの、分かる?」
「幸一さんっ、そんなに・・・・しないで・・・」
「どうして?痛いの?」
久美は頭を左右に振った。
「それじゃぁ、こうしていた方が良いの?」
幸一は指をグッと入れたまま、中で止めた。
「はうぅっ、・・・・それは・・・・」
指を中で止められた途端、久美の身体の中からはもどかしさが溜まり始める。
「幸一さん・・・・・やっぱり動かして・・・・」
「久美ちゃん、おねだりはちゃんとそう言ってからじゃないとだめだよ」
「ご・・・ごめんなさい・・・」
「いきなりおねだりした罰だよ。少しこのままでいるからね」
「そんな・・・・」
久美はシーツを握りしめてもどかしさを我慢しようとした。しかし、じっとしていると幸一の指を突っ込まれていると言うことが実感として良く分かってくる。
ほんの少しだけ腰を動かしたとき、久美の身体にはじーんと甘い感覚が走り抜けた。久美はもう一度だけ、幸一に内緒で腰を動かしてみた。声を堪えるのが大変なくらい、『はあぁぁぁっ』深くて幅の広い快感が身体を走り抜ける。久美はしばらくの間、こっそりとその感覚を楽しむことにした。
幸一は久美がそうやってこっそりと快感を得ているのを最初から知っていた。久美の腰が時々クッと動くのだ。それを今指摘するのは簡単だが、久美がこっそりと楽しむ様を見ているのも楽しいものだ。幸一はもう少しだけ久美の好きにさせることにした。
久美はだんだんと快感が強くなってくることに戸惑っていた。最初はこっそりと楽しむ筈だったのに、どうしても少しずつ腰を大きく動かしたくなる。あまり動かして幸一にばれてしまうのが怖かった。しかし、久美の肉壁は少しずつ潤いを貯めてきたので、今ではあまり力を入れなくても簡単に出入りするようになってきた。だから久美が思っている以上に久美は腰を大きく動かして幸一の指を楽しんでいたのだ。
幸一はそろそろ秘密を暴くことにした。久美の顎を左手で持ち上げ、久美を再び四つん這いの姿勢にする。
「久美ちゃん、自分から腰を動かして楽しむなんて、いけない子だね」
「そっ、それはっ」
久美は秘密がばれてしまったことに驚いた。
「気持ち良くして欲しいときは、ちゃんと僕を呼んで、おねだりしても良いか聞けばいいのに、ん?ほら」
幸一は久美に刺さっている指を振動させた。
「はああぁぁぁーーーっ」
「ほうら、こっそりと楽しまなくたって、ちゃんと気持ち良くしてあげられるんだよ」
久美は恥ずかしいのと気持ち良いのでどうして良いのか分からなくなってきた。逃げ出したいような恥ずかしさなのだが、指が刺さっていてはどうしようもできない。
「久美ちゃん、こっそりとお尻を動かして自分で楽しんでたでしょ。正直に言いなさい」
「・・・・・あの・・・・」
「正直に言わないと・・・・」
「ごめんなさいっ。我慢・・できなくて・・・」
「我慢できなくて、自分で腰を動かしたの?」
「それは・・・」
「我慢できなくて、こっそりと楽しもうとしたの?」
「ごめんなさい。あぁぁ、ごめんなさい・・・」
「こうして欲しかったの?」
「あああっ、そんな、一瞬だけなんて・・・」
「もっとして欲しい?」
「・・・・・はい」
「それじゃ、ちゃんとおねだりしなさい」
幸一は指をほんの少しだけ動かしたり、止めて焦らしたりしながら久美のおねだりを待った。久美は、またおねだりしなくてはいけないことが恥ずかしくて堪らなかったが、それよりもこの体勢を何とかしたかった。この恥ずかしくて仕方のない姿勢で焦らされ続けると、自分が自分でなくなってしまうような気がする。
「幸一さん・・・、指を・・・・指を入れたり・・・・あぁぁ、いやぁ」
「久美ちゃん、『我慢できません。指を入れたり出したりして気持ち良くして下さい』って言ってごらん」
幸一は指を断続的に振動させながら久美の身体を焦がしていった。まだ少女の身体の中の完納の火は小さかったが、それでも経験の少ない子には圧倒的だった。久美は言われたとおりに口を動かした。
「幸一さん、我慢できません。指を入れたり出したりして気持ち良くしてください」
「良い子だ」
「あああぁぁぁぁーーーーーーっ、あうあうううっ、うああういぃぃーーーっ」
久美は分けの分からない声を出しながら生まれて初めての肉壁からの快感に四つん這いのまま身体を左右に捻って悶えた。それほど強烈に気持ち良かった。乳房を揉まれたり、秘核を舐められたりする快感とは根本的に違う、身体の奥底から沸き上がる快感に久美は夢中になった。
更に幸一は下向きに尖っている乳房を左手で揉みしだいた。久美の頭の中で快感の火花が飛び散った。
「うあううぅーーっ、ああああああああああ、ああだめええーーっ、いああああぁぁっ」
久美には一瞬気持ち良いのかさえ分からなかった。しかしその一瞬後、快感の大波が身体中を走り抜けた。久美は本能的に身体を捻ってこの不自由な姿勢から抜け出そうとしたが、幸一はしっかりと久美の身体を支えて四つん這いから他の姿勢に変わることを許さなかった。そのため、久美は大きく仰け反って声を上げ、幸一に乳房を揉まれながら指を出し入れされる快感に全てを忘れてのめり込んでいった。
「久美ちゃん、気持ち良い?」
「うあぁぁああぁ、ああん、だめぇぇ」
「イヤなら止めちゃうよ。そしてまた最初からだよ」
「イヤあぁぁっ、止めないでええぇっ」
「気持ち良いの?」
「気持ち良いっ、超気持ち良いっ」
「もっと?」
「もっとしてえっ、もっとっ」
「良い子だ」
「あああぁぁぁーーーっ、くああぁぁぁうぅぅぅぅ、ふあぁぁっ」
久美は夢中になって幸一の与える快感を貪った。それは快感を与えている幸一自身にとっても意外なほど激しいものだった。ほんの少し前まで確かに久美は恥ずかしがり、恥じらい、幸一の目を楽しませていた。だから幸一は焦らしに焦らして久美に与える快感を控えめにしていた。しかし、今の久美は恥じらいを忘れてしまったかのように激しく求めている。それは幸一にとって驚きでしかなかった。
幸一は気が付いていなかった。こうして感じている瞬間だけが久美にとって本当に自由な時間なのだ。学校にも友達にも弟にも、そしてお金にも縛られず、快感の海に漂っている時は幸一にさえも気を遣わない、真に自由な瞬間だった。久美は今、それを手に入れてしまった。
いつの間にか久美の身体には汗がびっしりと浮き、指が刺さっている肉壁からはかなりの液体が出てきていた。もう指は何の抵抗もなく出入りできる。久美は力が尽き果てると尻を突き上げた姿勢のままべったりとシーツに顔を埋めてしまった。しかし、幸一はまだ指を動かしている。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・あああぁぁ、だめぇぇぇ、もうだめですぅぅぅ」
「久美ちゃん、もう感じなくて良いの?」
「動けません・・・もうだめ・・・・ああん、もう許してください・・・」
「まだだよ。ほうら、もう少しだけ」
幸一は指を更に早く出し入れした。
「ああぁぁぁぁ、だめですぅぅぅ・・・ああああぁぁぁーーーっ、だめぇぇーーっ」
久美は最後の力を振り絞って手を伸ばし、四つん這いの姿勢を取って幸一に乳房を揉みしだかれた。
「もうだめええぇぇぇーーーーーっ」
そう言うと久美は今度こそぐったりとシーツに沈み込み、幸一が指を出没させても反応しなくなった。
「疲れたね。少しお休み」
幸一はそう言うと、人形のように動かない久美を優しく抱き寄せた。
久美は最初、自分が何をしたのか、何を言ったのか、記憶がはっきりとしなかった。しかし、幸一に静かに抱かれて息を整えているとだんだんと記憶がカーテンの向こうでの出来事のようにおぼろげながら蘇ってきた。『私、凄いこと言った、かも・・・』まさか幸一に確認するわけにもいかない。しかし、確かに久美は今まで言ったこともないどころか、自分がそんなことを言うとは想像すらしたこともないことを言った。しかし、性の饗宴の後の気怠い身体で幸一に抱かれていると、不思議にそれほどのこととは思えなかった。
幸一の手は久美の身体を優しく撫でており、こうしているだけでうっとりとするほど気持ちが良い。
「少し寝ると良いよ。後で起こしてあげる」
「でも・・・」
「大丈夫。必ず起こすから」
「私、起きなかったら・・・」
「もう何も言っちゃだめ、じっと目を閉じていなさい」
「・・・・・」
久美は5分もしないうちにすやすやと眠り始めた。
幸一は久美が完全に寝たと思うとそっと起き上がり、リビングに戻ってブランデーを取り出し、タバコに火を付けた。紫煙を燻らせながら先程のベッドの上での久美の姿を思い返してみる。久美は思ったよりも早く開発されているようだった。特に最初は指を入れるだけでも痛がったのに、ほんの少し指を中に入れていただけで驚くほど急速に指に慣れたことは驚きだった。『あんなに短時間であれほど激しく感じるものだろうか?』それが正直な感想だった。
しかし、久美にとって幸一が初めての男なのは絶対に間違いないし、最初、指を痛がったのも事実だ。幸一は少女の身体の不思議に思いを馳せながら琥珀色の液体を口に含んだ。
今日、久美の服を脱がせた時にはもっと穏やかに開発していくつもりだったのに、いつの間にか幸一自身が久美の身体に夢中になり、久美の身体の限界まで試してしまった。疲れ果てて寝ている久美のことを思うと、少し可愛そうになった。
久美は幸一に愛されて体力を使い果たし、しばらくの間ぐっすりと眠っていた。それはとても心地良い眠りだった。しかし、夜中になってふと目を覚ました。どうやらエアコンで身体が冷えたらしい。しかし、エアコンの寒さと言うよりは幸一の肌の暖かさが無くなったから目を覚ましたのかも知れなかった。誰もいない部屋のベッドの炭に制服が脱ぎ散らかされている。久美はそれを身に付けると幸一のいるリビングへと向かった。
どうもまだ足下がフラフラする。久美の頭の中では遠くで幸一に指を入れられ、乳房を揉まれて声を上げている自分の声が木霊していた。まだ夢の中にいるみたいだ。チラッと着替えて帰る支度をしようかとも思ったが、今はそれよりも幸一が恋しかった。身体の中にまだ先程燃え上がった炎がくすぶっているのかも知れない。とにかく幸一の近くに行きたかった。