第 29 部
幸一は久美の視線がガウンから付きだしている肉棒に注がれていることに気が付くと、それを誇示するかのように久美の目の前でガウンを脱ぎ捨てた。
久美は慌てて目をそらしたが、一瞬で脳裏に幸一の肉棒の全貌が焼き付けられた。先週はガウンから突き出した部分だけを見ていたので全体が分からなかったが、今は薄暗い部屋でも巨大な肉棒の下に大きな袋があり、周りが剛毛に覆われているのがはっきりと分かった。『おっきい。凄い。あんなに・・・・』それが久美の頭に残った印象だった。
幸一の引き締まった筋肉質の身体が久美に近づいてくる。久美は逃げ出したくなったが、既にそうするには遅すぎた。
幸一はベッドに上り久美の小さな顎に手を掛け、そっとこっちを向かせるとねっとりとしたキスを始めた。久美の小さな舌に幸一の力強い舌が絡む。久美はこれからこの舌が自分の身体の敏感な部分を全て舐め回すのだと言うことに気が付くと、身体が熱くなってくるのを感じた。少しずつだが久美が怖々と舌を絡めてくる。久美の小さな舌はとても気持ち良かった。
幸一は首筋からゆっくりと胸へと下がっていく。幸一の唇が膨らみの端に来たとき、幸一の手が久美の手を軽く押し上げると、久美は教えられたようにそっと両手を挙げて枕を掴んだ。
「良い子だ。良く覚えていたね」
そう言いながら幸一は両手の指先で固く張った乳房の周りを撫で始めた。
「うっ・・・・んんっ・・・はっ・・・・」
久美の口から声が漏れ始めた。既に一度揉まれているのだが、リビングでは直ぐに止めてしまったので久美の身体は直ぐに幸一の手が恋しくて焦れ始めた。
「あん・・・・幸一さん・・・・はぅぅ・・・いや・・・」
久美がもう我慢できない、とばかりに身体を捻って何とか快感を得ようとする。
「久美ちゃん、『私のおっぱいをたっぷり揉んで下さい。乳首もお口と指で可愛がって』っておねだりしてごらん。上手に言えたらいっぱいしてあげるから」
幸一は指を乳房の周りに這わせながら優しく言った。
久美はまたおねだりしなくてはいけないことが嫌だったが、既に身体はそんなことを言っていられる状態ではなかった。とにかく焦れったくて我慢できない。久美は身体を捻って両足を擦り合わせながら恐る恐る教えられた言葉を口にした。
「私の・・・・オッ・・・オッ・・・・オッパィを・・・いやぁ・・・・・・・・たっぷり揉んでください。・・・・・・・・・乳首もお口と・・・・指で・・・・いやぁ・・・・指で・・可愛がって・・・・あぁぁ」
久美は恥ずかしさで顔を隠そうとしたが、それよりも幸一の動きの方が早かった。
「こうかな?」
幸一は両手で優しくパンパンに張りつめた乳房を、先端を残して裾野全体から揉み始めた。
「はうぅっ、ううっ、ああ、ああっ・・・」
今までで一番気持ち良いと思った。なんと言っても両手で揉まれるのはバランスが良い。その優しく揉まれる感触は恥ずかしさの代償として十分に価値のあるものだった。優しい快感が全身をくまなく走り抜けていく。幸一は十分に裾野の堅さを楽しんで揉み解してから徐々に先端へと刺激を移していった。
「そ、それはっ・・・・ああぁぁ・・・・だめ・・・そんなこと・・・・」
久美は快感の質が少しずつ変わり、敏感な先端を可愛がって貰えることを予感した。そして足を擦り合わせながらその時が来るのを声を抑えて待ち続けた。
幸一は久美の乳房をたっぷりと揉み、小降りながらも素晴らしい弾力の虜になっていた。久美の反応も良い。幸一は徐々に乳房全体を揉むようにしながら、最後に残った先端がプリプリと周りを揉まれるに従って動き回る様子を楽しんでいたが、
「さぁ、久美ちゃんが楽しみに待っていたところを可愛がってあげる」
と言うと、ゆっくりと口を開けて小さな乳首を含み、優しく舌で頃がし始めた。
「ぅぅぅううあああぁーっ、どうしてぇっ・・・・・」
久美は幸一に乳首を楽しみにしていたという秘密を暴かれて恥ずかしかったが、やっと心行くまで快感を楽しめるという本能的な安心感は何物にも代え難かった。暖かい舌がねっとりと乳首を可愛がるのはとにかく気持ち良い。
幸一は小さいながらもしっかりと固く尖っている乳首を交互に可愛がり、久美の身体に快感を教えこんでいった。それを久美は素直に受け止め、仰け反ったり身体を捻ったりしながら声を上げて喜んだ。しかし、久美が乳房で感じれば感じるほど秘核もまた焦れったさを増してしまう。
幸一が瑞々しい乳房に十分満足した時、久美の秘核はたっぷりと膨らんで次の愛撫を待ち侘びていた。久美自身、こんなにむず痒くなるのは初めてだった。幸一がゆっくりと下半身に移動し、そっと両足を開いた時、久美は全てを幸一に許す気になっていた。
幸一はもっと久美の秘部が濡れていると思っていたが、久美が恥ずかしそうに開いた中心部はまだやっとねっとりとしている程度だった。これでは口を使わないと触るだけでも痛がりそうだ。しかし、秘核は小さいながらもパンパンに膨らんでカバーから半分近く顔を出しており、久美が十分にその気になっていることを表している。どうやら、まだ経験が少ないので濡れるのに時間がかかるらしい。
幸一は久美の秘核を見た時、残酷な愛撫を思いついた。更にもっと濡れてくるのを見てみたくなったのだ。そこで久美の足を大きく開き、秘部が剥き出しになってからその直ぐ近くに顔を持って行って、息と声で刺激を始めた。
「久美ちゃん、まだ大切なところが十分に濡れていないね。これじゃぁ、直ぐにしたら痛くなっちゃうよ。もう少し濡れてこないとね」
「うううっ、いや、あううぅぅ、それは・・・いやぁ・・・あう・・」
「だって、まだやっとしめってきたところだよ。あれだけ感じてくれたんだから、もっと濡れているかと思ったけど、まだなんだよ。まだ身体が愛されることになれていないんだね。こうやってそっと刺激をしていれば濡れてくるから、もう少し待ってね」
幸一は目の前で久美の秘口がゆっくりと動いていることに気が付いた。時折だが僅かに萎んで中から液体が出ているようだ。
「ううぅぅ、だめぇ・・・・いやぁ・・・・」
「それとも直ぐに舐めて欲しいのかな?」
そんなことを言われても、自分から舐めて欲しいなどと言えるはずもない。そんなおねだりは強要されたことさえないのだ。
「いやぁぁぁ、はやくぅ・・・・・おねがい・・・・くううぅっ・・・・うううっ、おねがい・・・・」
久美は必死に枕を握りしめて耐えながら幸一が舐めてくれるのを待った。しかし、幸一はまだ何もしてくれない。
「ほら、中から何か出てきたよ。凄い、久美ちゃんのあそこが動いてる」
「いやあぁぁ、だめぇっ、それはいやぁ・・・」
しかし、久美の身体はまだ直ぐには濡れてこなかった。確かに液体は吐き出されているが、全体が濡れるには少ない量でしかない。そこで幸一は手を伸ばすと、
「それじゃ、こうしてあげるからね。感じてごらん」
と言うと、更に息を吹きかけながら両手で乳房を揉み始めた。
「ああぁぁぁーーっ、いやあああーーーっ」
久美は驚いた。あっという間に秘核のむず痒さが倍増する。それは乳房を揉まれた快感よりも遙かに強かった。
「いやあぁぁっ、それはだめぇっ、はううぅっ、いあーーっ」
はっきりと久美は嫌がっていた。そのむず痒さは我慢できる程度のものではなかったのだ。
その途端、幸一の目の前の秘口が強く窄まると、中からドクッと液体が吐き出された。少し白っぽい。『凄い。女の子ってこうなってるんだ』幸一は感動した。
しかし、久美にとっては残酷な拷問でしかない。幸一は自分の想像以上に過酷なことを久美に強いていたのだ。もう久美は逃げ出すしかなかった。
「いやぁぁぁぁぁ・・・」
久美は両手を思いっきり幸一の頭に当てて何とか押しやり、この地獄の責めから逃げだそうとし始めた。しかしここで逃げられたら久美に辛い思い出が残るだけだ。慌てて幸一はほんの少しだけ舌の先で秘核を舐め上げた。
「ああーーっ、いやーっ、ああっ、ああっ、あああっ・・・」
効果は絶大だった。頭を押しやろうと凄い力で両手を突っ張っていた久美は次の瞬間、全力で幸一の頭を押しつけたのだ。クニュッとしたものを顔に押しつけられ、そのまま何度も押し付けられた。幸一が頭を離そうとしたが、いつの間にか久美の足が幸一の首に絡み付いてそれを許さない。
「あああぁぁぁーーっ、だめぇぇーーーっ、やめちゃいやぁっ、あああぁーーっ」
久美は訳も分からずに突然快感の海の中で溺れていた。最初幸一の頭を押し付けた時、気持ち良いのかどうかも分からなかった。しかし、とにかく夢中になって幸一の頭を押し付けていた。そしてしばらくしてからそれがとてつもない快感だと言うことに気が付いた。
意識の中で何をしているのか分かっても、幸一を直ぐに解放する気にはならなかった。限界以上まで我慢させられたのだ。直ぐに解放などできる訳が無い。久美はそのままの姿勢でまず十分に満足するまで快感を味わった。それは少女に隠された本能が理性を飛び越えていた瞬間だった。
幸一はこれ以上は焦らそうとしても無駄だと観念し、たっぷりと乳房を揉んでやった。
「はああぁぁぁーーーっ、うううぅぅぅーーーっ」
一際大きな久美の声が響き、久美は胸を突き出して大きく仰け反りながら更に足に力を込めて幸一の頭を引き寄せた。それは少女とは思えないほどの力だ。
幸一は思わぬ困難に直面した。あまりに久美が強く押し付けるので、呼吸できずに苦しくなった。両足ががっしりと首の後ろから押さえつけているので呼吸するために顔を上げることすらできない。顔を少しだけ左右に振っても、口を開けて呼吸しようとしても、少女の弾力のある秘唇はそれを許さなかった。途中で何かの弾みに一回だけ呼吸できたが、直ぐにまた息ができなくなった。それは幸一が力を込めても外せないほどで、少女にこれほどの力があるというのは驚きだった。
久美は少しの間、全力を使って快感を貪った。我慢に我慢を重ねると、これほど快感が大きくなるとは知らなかった。快感が全身を突き抜ける。とにかく気持ち良い。いつの間にか久美の秘唇はたっぷりと濡れて幸一の顔にぴったりと張り付いているので、幸一の顔が少し動くだけで秘唇全体に快感が走った。幸一は息ができなくなって、一瞬意識が遠のきそうになったが、顔をグッと下に向けることで何とか呼吸だけはできることに気が付くと、久美の秘核を更に舐め上げなら快感のレッスンを続けた。
久美がやっと幸一を解放したとき、久美は完全に放心状態だった。秘唇全体が痺れており、手にも足にも力が入らない。正にぐったりとしたまま大の字になって息を弾ませている。
幸一もしばらくは呼吸を整えていた。息が辛くて仕方がない。まるで全速でマラソンをやったみたいだった。
久美はしばらくの間、息を弾ませながら大の字になっていたが、少しして呼吸が整ってくると幸一に背中を向けた。幸一もまだ息が弾んでいたが、どうしたのだろうと思っていると、久美の小さな肩が震え始めた。そして、久美は静かに泣き始めた。
久美は、幸一の頭を自分から押し付けて声を上げて感じたのが悲しく、快感の誘惑に負けてしまった自分が悲しく、そしてそんな自分を知ってしまったことが悲しかった。無垢で初心な少女には余りにも衝撃的な自分の性との出会いだった。
幸一に出会う前の久美の快感と言えば、他の少女と同様に、そっと自分で触って快感を楽しむ、そんな穏やかなものだった。『焦れったくしてから触ると気持ち良いよ』と教えてくれた友達もいたが、それは久美のスタイルではなかった。だから幸一のように徹底的に焦らすタイプの快感の起伏には全く免疫がなかった。
久美はそのまま十分以上も泣き続けた。幸一が肩に手を当てても、そっとこっちを向かせようとしても、向こうを向いたまま泣き続けた。
ただ、久美は幸一が想像していた以上にタフだった。しばらく泣いて泣いて、思いっきり泣いた後はなんだか気分がすっきりとしてきた。そして、腫れ物に触るように自分を大切にしている幸一がなんだか気の毒になってきた。だから、気分が直ったことを教えようと、久美はそっと自分から幸一に身体を寄せ、幸一の腕の中にそっと入った。