第 41 部
「私が上なんて、いやぁ」
「ダメ、こう言うのも覚えなきゃダメなの」
久美は『こう言うの』というのがどんなものなのか分からなかったが、幸一の口調からほんの少しだけ興味を引かれた。少なくとも今は、裸になって幸一の上に乗っていることは恥ずかしいが嫌ではない。自然に幸一の上で足を開いた久美の秘口を狙って幸一は肉棒の位置を想像し、久美の反応を探った。
「アンッ、幸一さん、当たってるっ」
「そう?」
「あうぅっ、そんなに充てたら入っちゃうっ」
「入口は合ってるの?」
その言葉から久美は幸一が挿入したがっていることを確信した。ただ、まだ鈍い痛みが腰全体に響くように広がっている。久美はあくまで幸一にじゃれつきたいから上に乗っているだけで、挿入を望んでいるわけではないのだが、幸一がそれを望むのであればもう一度受け入れてみようかな、と思い始めていた。
「もう少し下。あん、そっちじゃなくて・・・」
「こっち?」
「ううん、違う」
「久美ちゃんから合わせてくれる?」
久美は自分ばかりするのは反則だと思ったが、腰を軽く持ち上げてそっと入り口を合わせ、軽く押してみた。
「あ・・・大丈夫・・・・・来て・・・・」
「こうかな?」
幸一が腰に力を入れると、肉棒はさっきよりも簡単に久美の中に入っていった。二度目の久美の中はねっとりとした感じで、最初に入った時とは全然違った。ただ、ねっとりとしている方が挿入には好都合なようで、比較的スムースに半分近く入ってしまった。
「はぁぁぁぁッ、いきなりそんなに入れるなんて・・・・・、動けない・・・はぁぁぁ・・・・」
久美は自分が虫ピンで留められた長のような気がしていた。手足は自由なのに、身体の中心に刺さった肉棒のために動くことができない。幸一は二度目の挿入に満足すると、そっと久美をしたから抱きしめてキスをしたり背中を可愛がったりし始めた。
「どう?上になるのも良いでしょ?」
「動けないのにぃ、ああん、こんな格好でする何てぇ」
「久美ちゃんにはいろんな事を覚えて欲しいんだよ」
そう言いながら幸一は挿入をもう少し深くした。
「だめぇ、そんなに深く入れたら痛いぃ」
「ごめんね。少し抜く?」
「大丈夫。これくらいなら・・・ああぁん、また恥ずかしくなってきたの・・・」
「我慢できなくなってきた?」
「我慢はできるけど・・・・・あぁん、やっぱりいやぁぁ」
幸一は更に久美の身体をゆっくりと燃え上がらせていき、次第に久美を追い込んでいった。
「幸一さん、もう良いでしょ?ね?もう下ろして・・・。そろそろ疲れてきたの・・・アンッ、中で動かしちゃいやぁっ、あうっあうぅっ、ダメェッ、私の身体が、アアンッ、そんなに挑発しないでぇっ」
「何にもしてないよ」
「嘘ぉっ、幸一さんが中で動いてるぅッ」
「そうなの?久美ちゃんの中が動いてるんじゃないの?」
「違うぅっ、ああぁぁっ、そんなにしないで、お願いッ、本当に我慢できなくなるぅッ」
久美はとうとう本音を白状した。
「我慢できなくなったらどうすればいいか覚えてるでしょ?両手を突いて身体を起こすんだよ」
「私がする何てぇ、幸一さんに抱かれての方がいいの」
「こう言うのも覚えないとダメなの」
そう言いながら幸一は腰を微妙に動かした。もちろんゆっくりと動かしただけだが、久美にとっては十分すぎるくらいに大きな刺激だった。
「あぁぁぁぁっ、本当にこんなことさせられるなんてえっ、幸一さんの意地悪ぅっ」
久美はとうとう両手を突いて上体を起こした。すると今まで以上に体重が結合部にかかり、挿入が自然と深くなる。
更に幸一は目の前に差し出された久美の下向きに尖った三角の乳房を両手でそっと包んだ。久美が更に身体を起こして幸一の愛撫を受け入れやすくする。まっすぐに幸一を向いている二つの膨らみがとても可愛らしい。幸一は我慢できずにそれを両手で優しく揉み上げた。乳首の硬さが指の間で弾んでとても気持ちいい。
「はうぅーーーーーっ」
久美は幸一の与えた天国の入り口をたっぷりと味わい、そのまま自然に腰を少し動かし始めた。
「そのまま身体に任せてごらん」
乳房を可愛がりながら幸一が言うと、
「恥ずかしいッ、幸一さんの上に乗ってこんなことするなんてぇっ、アアンッ、初めてなのにぃッ、さっきまでみんなと同じだったのにぃッ」
久美は腰をほんの少しでも腰を動かすと快感が身体の奥底から湧き上がると言うことを覚えていった。久美の腰の動きはまだまだぎこちなかったが、久美は自分から動くというシチュエーションの刺激に夢中になり、自分から上になって肉棒を楽しむ、と言うことを覚え始めたのだ。
幸一は久美のピンク色の乳首を指で軽く可愛がりながら久美が悶える様をたっぷりと楽しんだ。更に久美の肉壁はかなり潤いが溜まってきたので肉棒の扱かれる強さが陶酔するほど気持ち良い。久美の肉壁は固いのに柔らかく、絡み付きながら扱いてくる。
「久美ちゃん、気持ちいいよ」
「あぁんっ、幸一さん、こんなこと教えないで。恥ずかしいのに気持ち良くて、覚えちゃう、覚えちゃうぅっ」
久美は上体をグッと仰け反らせ、乳房を幸一に差し出すように仰け反った。そこを幸一が両手で乳房を揉み上げる。
「はあぁぁぁぁーーーーーっ」
久美の透き通るような声と共に久美の腰がグッと押し付けられ、肉棒がキュッと締め付けられた。その素晴らしい光景に幸一の視線は釘付けとなり、自分の上で処女を失ったばかりの少女の姿をたっぷりと楽しんだ。
しかし、慣れないことをした久美は体力の消耗が激しく、これ以上幸一を受け入れることはできなかった。久美の動きが鈍くなると、ゆっくり幸一の上に倒れ込んでくる。
「ごめんなさい。もうダメ、これ以上はダメなの・・・・・」
久美は幸一の上に横たわり、ぐったりと身体の力を抜いた。
幸一はこれから出没を楽しんで久美の中で思いっきり果てようと楽しみにしていたので、久美がそう言ったのはがっかりだった。
「もう動けないの?」
「ごめんなさい。抜いて・・・・一度抜いて・・・・」
そう言われては仕方がない。幸一は未練がたっぷりだったが、仕方なく久美から肉棒を引き抜いた。まだ肉棒は最大硬度を保ったままだ。幸一が久美を横たえ、黙って細い身体を引き寄せると、
「ごめんなさい・・・・・まだだったんでしょ?」
と久美は小さな声で言った。
「少し休んでごらん。疲れたろ?」
「寝ちゃいそうなの」
「少し寝なさい」
「幸一さん、抱いててくれます?」
「うん、抱いてるよ」
「良かった・・・・・少しだけ・・・・・目をつぶっていたら・・・・」
久美はそのまま目をつぶった。そして5分もしないうちに小さな寝息が聞こえてきた。
久美を抱いていた幸一は、久美がかなり汗をかいていることに気が付いた。今、その肌がどんどん冷たくなっている。幸一がエアコンで久美の身体が冷えないようにタオルケットを掛けてやると、久美は嬉しそうに寝返りを打った。
このままではしばらく久美は起きないだろう。幸一はそっとベッドを抜け出し、軽くシャワーを浴びることにした。温かい湯を浴びていると、想像以上に自分の身体も冷えていたことが分かる。幸一は頭の中に焼き付いている破瓜の瞬間を思い出し、久美の初めての男になった喜びをかみしめた。
思い出してみれば、最初、久美の服を脱がせた時、全く何も反応しなかった。しかし、何度も刺激を繰り返す内に少しずつ喜びを覚え始めた。『初めて声を上げたのはいつだったかな?』『初めておっぱいを揉まれた喜んだのは?』『指を入れられた時は痛がったっけ?』一つずつ思い出していると、シャワーを浴びているにもかかわらず肉棒が力を付けてくる。
『やっぱり久美ちゃんの中で終わろう』そう思った幸一は、シャワーから出るとそっとベットに戻った。
久美はベッドが少し揺れたような気がしてぼんやりと目を開けた。最初は自分の置かれている状況が分からない。誰かが隣にいる。『誰かいるの?』そう思った途端、ハッとした。「誰?」
さっと身体を引いてタオルケットで身体を隠す。
「え?久美ちゃん、起きたの?」
「幸一さん?」
「どうしたの?寝ぼけてるの?」
久美はやっと幸一のベッドで寝ていることを思い出した。
「あ・・・・」
「思い出した?」
「幸一さん。びっくりして・・・・」
幸一は久美を引き寄せ、タオルケットを改めてかけ直し、久美の身体を抱きしめた。少女の肌の感触がとても良い。久美は抱き寄せられるがままに身体を沿わせてきた。まだ寝ぼけ眼の久美に幸一は優しいキスをした。
「幸一さんたら、いきなりなんて・・・」
唇を離した久美は完全に寝起きモードになっている。久美が寝ていた時間はせいぜい小一時間だが、よほど眠りが深かったらしい。
「どう?」
「え?なに?」
「まだ痛い?」
「あぁ、その事・・・。知りたいですか?」
「うん、ちょっと気になって・・・・」
「あんまり痛くないけど、でもやっぱり普通じゃないの」
「そっか。早く痛みが引くと良いね」
「そして・・・・・ふふっ」
「ん?」
「ううん、早くもっと上手にできたらなぁって」
「もう一回試してみる?」
「もう?」
「いつならいい?」
「今」
二人は再び唇を合わせ、更に舌を差し出してお互いを絡め合った。久美は身体を幸一の手が這い回るのを感じ、『愛されるってこんな感じなのかな』と思った。そして、今度こそ幸一に自分の中で終わって欲しいと思った。