第 68 部
久美は静かに幸一を受け入れることにした。いつの間にか、幸一の手であれば触られても違和感が無くなっている。
幸一はパンツの上から手を差し込もうとしても久美が嫌がらないので、そっと茂みの奥へと指を進めていった。ただ、幸一の首に回した久美の手に何かを予感したのか力が入ったのが分かる。
「アンッ」
久美が声を上げると同時に幸一の指が潤いに包まれた秘部に届いた。そっと指を微妙に動かして久美に愛情を伝え始めると、久美の身体に一気に快感が吹き上がる。『タクシーが来るまでだから』久美は自分にそう言い聞かせると、幸一の愛撫に心を許して夢中になっていった。
「はあぁっ、はぁっ、はっ、はっ、あうぅっ・・・・」
久美はキスをしていられなくなり、幸一の首筋に顔を押し付けて喘ぎ始めた。
「久美ちゃん、可愛いよ。感じてる?」
「はぁッ、はぁッ、あうぅ、帰らないと、でも、嬉しい・・・、はあんっ、そんな上手に・・・」
幸一は久美の中が既に潤っていることを確かめると、指だけでは我慢できなくなってきた。手をパンツから抜き取ると、久美に言った。
「久美ちゃん、一度降りて、椅子の背もたれに向かって座ってくれない?」
「え?どうするの?」
そう言って膝から久美が不思議そうに降りると、幸一が椅子から立ち上がり、代わりに久美にソファの背もたれを抱きしめるように座面に座らせる。
「幸一さん、もうタクシーが来ちゃう・・・」
「まだ数分あるから」
そう言うと幸一は可愛らしいお尻を幸一に向かって突き出している久美のスカートを捲り上げ、パンツを引き下ろしていった。
「幸一さんっ、それはっ・・・・」
「じっとしていて。時間がないから」
「でも・・・・」
久美は時間がない中で始めるのは嫌だったし、明るいリビングでするのも嫌だった。たぶん、何度も激しくベッドで貫かれていなかったら決して許さなかったろう。しかし、今の久美には不思議と余り嫌悪感がなかった。まだ身体のどこかに幸一の肉棒の感覚が残っているのだ。
たぶん、しっかりと制服を着ていたからかも知れないし、見られているのがお尻だけだからかも知れなかった。これが乳房や茂みだったら絶対嫌がっていたはずだ。
幸一はパンツを膝まで下げて剥き出しになった秘部を後ろから眺め、予想通りであることを喜んだ。今までは暗い部屋でしか見たことがないので分からなかったが、久美は足を閉じていても後ろから秘唇が見えるのだ。たぶん、両足の感覚が広めで両足をピッタリと閉じていても空間ができる身体で足が細いからなのだろうが、足を閉じてもはっきりと空間ができており、今は少しだけ秘唇が開いているのが見える。
「久美ちゃん、直ぐだからね」
そう言うと幸一は膝を突いて久美の尻の下の小さな空間に顔を埋め、グッと舌を伸ばしていきなり秘唇を後ろからヌメヌメと舌を這わせ始めた。
「ああぁぁっ、そんなあぁっ!、ああぁーーっ」
久美はいきなり幸一の舌が責めてきてので驚いた。まさか足を閉じているのにあそこを舐められるとは知らなかったのだ。いきなり強い快感が背筋を走り抜けて脳天まで突き抜ける。実はベッドでの最後の愛撫で久美の身体は再び愛される準備を始めていた。だからその小さな火が身体の中に残っており、幸一の舌に敏感に反応してしまった。
「ううぅぅっ、あふぅっ、はあんっ、あうぅーっ」
あまりの気持ち良さと恥ずかしさに、取り敢えずプリーツスカートを幸一の頭の上に掛けては見たものの、それ以外に何もすることがない。それに、スカートを掛けてしまえば、もう幸一が何をしても久美の手は届かない。
久美は幸一の舌が秘核の辺りまでねじ込まれて動き回る度に必死に背もたれを掴んで声を上げた。猛烈に感じてしまう。幸一の舌は開きかけの秘唇の間をヌメヌメと掻き分けて奥まで達し、秘核の近くの敏感な部分を優しく舐め回し始めた。舌で掻き分けられる感覚は久美にとって初めてで、両足を開いてしっかり開いた秘唇や秘核の辺りを舐め回されたり指で愛された経験しかなかった久美には、柔らかい舌で秘唇を掻き分けられる感覚は初めてだった。
「ああぅぅぅ、嫌らしい・・・・、ああん、いやぁ、やっぱり恥ずかしい・・・」
久美はそう言ったが言葉以外ではいやがる風もなく、しっかりと幸一の愛撫を受け止めて感じていた。それはただ受け止めるだけしかない愛撫にしてはあまりに気持ち良く、嫌らしかった。自然と少しずつ久美の尻は突き出され始めた。身体がより強く、はっきりとした愛撫を求めているのだ。
しかし、やっと久美が恥ずかしい姿勢での愛撫に夢中になってきたのに幸一は2分かそこらで舌での愛撫を止めてしまった。
「ああん、幸一さぁん・・・・・」
久美は『もっとぉ』っと言おうとして慌てて言葉を飲み込んだ。実はそろそろおねだりしようと思ったのだが、幸一の様子からその必要がないことを悟ったので、じっとそれを待つことにした。
「久美ちゃん、いいね?」
そう言うと、久美は幸一の様子から欲しいものが与えられるらしいことが分かったので、じっとそれを待つ。すると直ぐに秘唇にあの先端があてがわれるのが分かった。思わず久美はギュッと革の背もたれを握りしめた。
それは最初からググッと入ってきた。初めての体勢にもかかわらず、幸一の挿入位置はピッタリと合っており、あっという間に肉門が押し広げられ、一番太い部分が入ってきた。
「ああぁっ、いきなりそんなにぃッ、ううっ、太いっ・・・」
「よかった。まだ中は濡れてるね。足を閉じているから普通より感じるんだよ。良いね、もっと入るよ」
「・・だいじょうぶ・・・もっと入って・・・来て・・。はあうぅぅっ、でも、そんなに早く入れたらっ・・」
「ごめんね。時間がないんだ。久美ちゃん、痛い?」
「ううんっ、大丈夫。入れて、もっと入れて」
「どう?これくらい入れても良い?」
「ああぁぁぁぁッ、凄いっ、ぐうぅぅっ、中身がせり上がってくるぅッ」
久美は身体が自然に背もたれの上の方に逃げようとするのを必死に堪えた。痛くはないが、挿入感が凄すぎる。
「良いかい?そっと動くよ」
「ああぁぁぁぁっ、はうぅぅっ、ううぅぅぅっ、ああぁぁっ・・」
久美はあまりの快感の凄さに翻弄されてしまった。幸一は久美の腰をしっかりと両手で掴み、久美の喜ぶペースでゆっくりと肉棒を出没してくる。とにかく挿入感が凄い。改めて久美は幸一の肉棒の長さと容積の巨大さに驚いた。肉棒が奥へと入る度に内蔵が押し上げられる感じがする。
「うぐぅぅっ、うううっ、はうぐぅっ、・・・」
幸一がゆっくりと腰を使い始めると、久美はただ歯を食いしばって快感に耐えるしかなかった。幸一の肉棒がゆっくりと出入りする様子がはっきりと分かる。とにかく大きくて長くて堅かった。
幸一は立ったままの姿勢で久美を貫くこの挿入に満足していた。肉壁の感覚もたっぷり楽しめるし、バックからの挿入は征服感を満足させる。更に今の久美は学校用の制服を着ているのだ。さっきまで着ていた制服でも可愛らしいことに違いはないが、目の前のこの制服を着て学校で勉強しているのだと思うといつもとは違った喜びがある。それに、学校用の制服は、いつもこの部屋で愛される時に着ている制服と違って少しゆったりしているので脇腹がよく見えるし、中に手を差し込むのも楽だ。
幸一は腰を掴んでいた手を裾から差し込んでみたが、簡単にブラジャーまで確かめることができた。久美は全く嫌がらない。そこで幸一は出没運動を続けたまま久美の制服の前のジッパーを外した。久美がそれでも嫌がらないのでブラジャーの背中のホックまで一気に外す。ただ、姿勢の関係から乳房全部までは手が届かないので裾野の方を揉み始めた。
久美は圧倒的な挿入感に夢中で気を奪われており、幸一が制服に手を掛けていることには気が付かなかったが、いつの間にか制服のジッパーが外されており、乳房が幸一の手の中で揉まれる快感を感じて初めてブラジャーまで外されたことを知った。
「ああぁぁっ、幸一さんっ、幸一さんっ、許してっ、胸までされたら凄すぎるっ」
「止めて欲しいの?」
幸一がそんな意地悪を言ったことさえ、夢中になっている久美には気付かなかった。
「いやっ、止めちゃいやぁっ、でも、服がむちゃくちゃになっちゃうっ、ああんっ、おっぱいももっとっ、もっとぉっ、下だけはいやぁ、もっといっぱいッ」
久美は挿入されて乳房を揉まれる喜びに埋もれながら、『後で一度脱がないとダメだな』と、終わってから服を着直すことを覚悟した。
「ようし、ほうらっ、こうだっ」
「ああぁぁぁーーっ、そんなにしたらぁーっ」
幸一がペースを上げると久美は堪らずに大きく仰け反った。仰け反って前に突き出された乳房を幸一の力強い手がしっかりと包んで揉み上げ、指の間で乳首を挟む。
「ほうらっ、久美ちゃん、凄いよ。凄いんだッ」
「あぁぁぁーーっ、凄いぃーっ、服なんてどうでもいいっ」
久美は乳房の全体を全て揉んで貰えたので素晴らしい感覚に一気に夢中になった。
久美にとって挿入感が強いと言うことは、幸一にとっても同じ事だ。それに、これほど一気に出没を続けたのも初めてだった。強い挿入で休憩無しに一気に続ければ二人とも長く持つはずがなかった。
「久美ちゃん、好きだよ」
「私もっ、幸一さんっ」
「愛してるよ」
幸一のその言葉を聞いた途端、久美の中で一気に感覚が盛り上がってきた。
「ああぁっ、幸一さん、変になってきたぁっ、もうダメ、もうダメみたいッ」
「いく時はちゃんとそう言わないとダメだよっ」
「あんっ、いっちゃう、いっちゃう、いっちゃうぅぅっ」
「ちゃんと聞いてからじゃないとダメでしょ?」
そう言うと、幸一はこの状況でも腰の動きを小さくした。一気にいかせて貰えると思っていた久美には堪らなかった。
「いやぁぁっ、タクシーが来ちゃうぅっ、いやぁっ、もっとぉッ」
「ちゃんとおねだりしなさいっ」
「いかせて、幸一さん、オチンチンでいかせてぇっ、ああぁぁぁーーっ、それがいいっ、止めちゃいやあぁーーっ」
「いってごらん。ほうら、いけるかな?」
「ああぁぁっ、もうダメエッ、幸一さん、いっちゃうぅぅ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーっ、うううぅぅぅぅーっ」
「久美ちゃん、こっちもいくよぉっ、ほうらっ、ううっ、ううっ」
幸一は久美と殆ど同時に終わった。凄まじい感覚が二人を突き抜ける。二人はじっと繋がったまま、二人同時に達することができた喜びを味わっていた。幸一の方はさすがに殆ど精は出なかったが、肉壁に扱かれる感覚は物凄く、放出した後に強い痙攣で絞り上げられる感覚が痛いほどだった。
「うぅっ、ううぅっ、ううっ・・・・・」
久美の肉壁の痙攣が二人に鈍い快感と痛みを与える。
「こ・・・幸一さん、抜いて・・・・」
久美は一気に果ててしまい、体力を使い果たした。身体中に力が入らない。激しく息をしながら、身体がずり落ちないように何とか背もたれに掴まっているので精一杯だ。久美が弾んだ息の下から微かな声でそう言うと、幸一はまだしっかりと堅いままの肉棒をゆっくりと抜き去った。